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外見は漆黒の[[ラインバレル]]と言った印象だが、肩部などはプロトタイプや[[ヴァーダント]]に近く、頭部のデザインはラインバレルに近くはあるが、顎が張り出しているなど若干アンバランスな造りになっている。
 
外見は漆黒の[[ラインバレル]]と言った印象だが、肩部などはプロトタイプや[[ヴァーダント]]に近く、頭部のデザインはラインバレルに近くはあるが、顎が張り出しているなど若干アンバランスな造りになっている。
  
基本スペックはラインバレルと同等であるが、「マキナ殺し」として開発された同型機とは異なり、修復力・攻撃力はあくまで通常のマキナの域を出ず、オーバーライドも使用不可能。しかし、試作一号機であるがゆえ実験的な部分もかなり多く持っており、一部の性能は浩一そのものとなった現状のラインバレルをも凌ぐ。<br/>
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基本スペックはラインバレルと同等であるが、「マキナ殺し」として開発された同型機とは異なり、修復力・攻撃力はあくまで通常のマキナの域を出ず、オーバーライドも使用不可能。しかし、試作一号機であるがゆえ実験的な部分もかなり多く持っており、一部の性能は浩一そのものとなった現状のラインバレルをも凌ぐ。
主な武装は両脇にマウントされたビームソード。これはエグゼキューターの原型となった装備である。その本体であるテールスタビライザーには、開発元と思しき「ムラマツエンジニアリング」というローマ字表記が確認できる。<br/>
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また、人型のマキナ([[ヒトマキナ]]除く)でありながら単独で飛行可能で、20巻のイラストに北欧まで辿り着いている光景がある。
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主な武装は両脇にマウントされたビームソード。これはエグゼキューターの原型となった装備である。その本体であるテールスタビライザーには、開発元と思しき「ムラマツエンジニアリング」というローマ字表記が確認できる。
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また、人型のマキナ([[ヒトマキナ]]除く)でありながら単独で飛行可能で<ref>同じく飛行可能な人型のマキナであるラインバレルやヴァーダントは飛行時間に制限がある</ref>、20巻のイラストに北欧まで辿り着いている光景がある。飛行時にはテールスタビライザーをウイングのように展開する。
  
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=== 劇中での様相 ===
 
経緯は不明ながらシャングリラの第三艦橋に在るハンガーに[[ファクター]]不在のまま死蔵されていた。これは、真のオーバーライドのトリガーである「全マキナへのファクター生成」を防ぐための手段である。
 
経緯は不明ながらシャングリラの第三艦橋に在るハンガーに[[ファクター]]不在のまま死蔵されていた。これは、真のオーバーライドのトリガーである「全マキナへのファクター生成」を防ぐための手段である。
  
 
加藤機関が本格的に動き始めて以降、「マキナ狩り」以降に残ったマキナは久嵩のシャングリラ、当時はまだ「やり直された」世界に転移していなかったラインバレル、富士樹海に転送された[[ヴァーダント]]、石神が持ち出した[[ディスィーブ|2]][[ハインド・カインド|機]]、島根の黄泉平坂に眠っていた[[ペインキラー]]、加藤機関が所有していた[[プリテンダー]]と[[アパレシオン]]とマサキの[[グラン・ネイドル]]、石神の[[ジュダ]]、阿戸炉村に座していた宗美の[[タリスマン]]、そしてこのロストバレルの12機となっていた。この内プリテンダーは「想像力喪失を防ぐ」ための一環としてキリヤマ重工に譲渡され英治がファクターとなったため、ファクター不在のマキナはロストバレルのみとなっていた。
 
加藤機関が本格的に動き始めて以降、「マキナ狩り」以降に残ったマキナは久嵩のシャングリラ、当時はまだ「やり直された」世界に転移していなかったラインバレル、富士樹海に転送された[[ヴァーダント]]、石神が持ち出した[[ディスィーブ|2]][[ハインド・カインド|機]]、島根の黄泉平坂に眠っていた[[ペインキラー]]、加藤機関が所有していた[[プリテンダー]]と[[アパレシオン]]とマサキの[[グラン・ネイドル]]、石神の[[ジュダ]]、阿戸炉村に座していた宗美の[[タリスマン]]、そしてこのロストバレルの12機となっていた。この内プリテンダーは「想像力喪失を防ぐ」ための一環としてキリヤマ重工に譲渡され英治がファクターとなったため、ファクター不在のマキナはロストバレルのみとなっていた。
  
このため、久嵩はロストバレルを破壊するコトも出来ず(破壊しても「現存するマキナが一機減る」だけ)、シャングリラに封印するしか出来なかった。しかし、後に石神の策によって沢渡をファクターとして起動、ヒトマキナ襲来時に戦線を離脱して消息を絶った。<br/>
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このため、久嵩はロストバレルを破壊するコトも出来ず<ref>破壊しても「現存するマキナが一機減る」だけなので無意味。</ref>、シャングリラに封印するしか出来なかった。しかし、後に石神の策によって沢渡をファクターとして起動、ヒトマキナ襲来時に戦線を離脱して消息を絶った。
3年後を描いた最終章では、東欧を拠点とする地下組織の戦力となっており、沢渡を訪ねた[[九条美海|美海]]を殺害している。
 
  
なお正式な名称は存在せず、ラインバレルの存在が確認された後に久嵩によって「ロストバレル」と通称されている。
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3年後を描いた最終章では、東欧を拠点とする地下組織の戦力となっており、沢渡を訪ねた<ref>その際、地下組織のメンバーを皆殺しにしている。</ref>[[九条美海|美海]]を殺害、ペインキラーの随伴機を奪取している<ref>正確には、パルドとロックの方から制御系統を上書きしてきた。</ref>。
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そして、デウスエクスマキナ攻略のためオーバーライドを行おうとしたラインバレルの背後にいきなり現れ、不意打ちを食らわせた。
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しかし、浩一が完全に人を捨てて「正義の味方」となったことを確認したことで第四の原則が有効となったことで、他のマキナ共々ファクターの意志を無視してラインバレルの指揮下に入った。
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その後シャングリラに回収され、月面決戦にて華型ヒトマキナを撃墜すべく出撃。他の無人アルマ部隊が全滅する中、満身創痍となりながら中枢まで斬り込み、電脳の破壊に成功。華型の爆発に巻き込まれ、消滅した。
  
 
==登場作品と操縦者==
 
==登場作品と操縦者==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
:ユニットアイコンのみの登場。このため登場するマキナでは唯一戦うコトが出来ない。しかも、原作と違いデウス戦が決着するため、それに伴いこの機体も割を食う形で以後登場しなくなる。
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:初登場作品。ユニットアイコンのみの登場。このため登場するマキナでは唯一戦うコトが出来ない。しかも、原作と違いデウス戦が決着するため、それに伴いこの機体も割を食う形で以後登場しなくなる。
 
:エンディングでは新型サイコギア隊と海動&真上、さらには加藤機関の面々にまで追われている。
 
:エンディングでは新型サイコギア隊と海動&真上、さらには加藤機関の面々にまで追われている。
  
 
===単独作品===
 
===単独作品===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:ユニットとして登場。実質的な初登場作品。
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:ユニットとして初参戦。
  
 
==装備・機能==
 
==装備・機能==
===武装・[[必殺武器]]===
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=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;ビームソード
 
;ビームソード
 
:確認されている唯一の武器。両脇にある柄は単なる出力機であり、テールスタビライザーが本体である。そのためテールスタビライザーと有線で接続されている。
 
:確認されている唯一の武器。両脇にある柄は単なる出力機であり、テールスタビライザーが本体である。そのためテールスタビライザーと有線で接続されている。
 
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;オーバードライブ
===移動タイプ===
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:ロストバレル特有の秘匿機能。ラインバレルのオーバーライドと伍する高速移動を可能にし、また本機の周囲に転送フィールドを纏うことで触れるもの全てを転送させ、あらゆる攻撃を無効化してしまうという常軌を逸した能力を与える。
;[[空]]・[[陸]]
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:自機のシステムの奥深くに城崎天児によって何重にも鍵をかけて封印されていたが、沢渡が何らかの手<ref>この機能を最初に使用したのは第2次ニューヨーク奪還戦時のため、その前に入手したパルド、ロックとロストバレル自身の電脳を利用して封印を解除した可能性がある。</ref>によってその封印を解いた。
:「ユダ」での登場時に影があるため、飛行できると思われる。
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:ラインバレルのオーバーライドと異なり常時転送フィールドを展開できるが、テールスタビライザーにシステムが集約されているため、大きく破損すると使用できなくなる欠点がある。
  
 
==関連機体==
 
==関連機体==
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;[[ペインキラー]]
 
;[[ペインキラー]]
 
:交戦して一蹴した際、随伴機のパルドとロックを奪ってコントロール下に移す。
 
:交戦して一蹴した際、随伴機のパルドとロックを奪ってコントロール下に移す。
 
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== 脚注 ==
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{{DEFAULTSORT:ろすとはれる}}
 
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[[Category:登場メカら行]]
 
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[[Category:鉄のラインバレル]]
 
[[Category:鉄のラインバレル]]

2022年4月19日 (火) 06:57時点における最新版

ロストバレル
登場作品 鉄のラインバレル (原作漫画版)
デザイン 清水栄一
初登場SRW スーパーロボット大戦UX
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スペック
分類 マキナ・バレルシリーズ
頭頂高 20.2 m
全高 22 m
重量 53.3 t
エネルギー 電力
装甲材質 ニューロカーボン・ナノセラミック
MMI 電脳
意匠 左二つ巴
開発者 城崎天児
所属 加藤機関 ⇒ 某組織 ⇒ 単独行動
乗員人数 1名
ファクター 沢渡拓郎
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ロストバレルは『鉄のラインバレル (原作漫画版)』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

シャングリラ第三艦橋に封印されていた11体目のマキナ城崎天児の手によって世界で初めて完成した大型マキナであり、全てのマキナのベースとなった存在。正式な名称は存在せず、ラインバレルの存在が確認された後に久嵩によって「ロストバレル」と通称されている。

外見は漆黒のラインバレルと言った印象だが、肩部などはプロトタイプやヴァーダントに近く、頭部のデザインはラインバレルに近くはあるが、顎が張り出しているなど若干アンバランスな造りになっている。

基本スペックはラインバレルと同等であるが、「マキナ殺し」として開発された同型機とは異なり、修復力・攻撃力はあくまで通常のマキナの域を出ず、オーバーライドも使用不可能。しかし、試作一号機であるがゆえ実験的な部分もかなり多く持っており、一部の性能は浩一そのものとなった現状のラインバレルをも凌ぐ。

主な武装は両脇にマウントされたビームソード。これはエグゼキューターの原型となった装備である。その本体であるテールスタビライザーには、開発元と思しき「ムラマツエンジニアリング」というローマ字表記が確認できる。

また、人型のマキナ(ヒトマキナ除く)でありながら単独で飛行可能で[1]、20巻のイラストに北欧まで辿り着いている光景がある。飛行時にはテールスタビライザーをウイングのように展開する。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

経緯は不明ながらシャングリラの第三艦橋に在るハンガーにファクター不在のまま死蔵されていた。これは、真のオーバーライドのトリガーである「全マキナへのファクター生成」を防ぐための手段である。

加藤機関が本格的に動き始めて以降、「マキナ狩り」以降に残ったマキナは久嵩のシャングリラ、当時はまだ「やり直された」世界に転移していなかったラインバレル、富士樹海に転送されたヴァーダント、石神が持ち出した2、島根の黄泉平坂に眠っていたペインキラー、加藤機関が所有していたプリテンダーアパレシオンとマサキのグラン・ネイドル、石神のジュダ、阿戸炉村に座していた宗美のタリスマン、そしてこのロストバレルの12機となっていた。この内プリテンダーは「想像力喪失を防ぐ」ための一環としてキリヤマ重工に譲渡され英治がファクターとなったため、ファクター不在のマキナはロストバレルのみとなっていた。

このため、久嵩はロストバレルを破壊するコトも出来ず[2]、シャングリラに封印するしか出来なかった。しかし、後に石神の策によって沢渡をファクターとして起動、ヒトマキナ襲来時に戦線を離脱して消息を絶った。

3年後を描いた最終章では、東欧を拠点とする地下組織の戦力となっており、沢渡を訪ねた[3]美海を殺害、ペインキラーの随伴機を奪取している[4]。 そして、デウスエクスマキナ攻略のためオーバーライドを行おうとしたラインバレルの背後にいきなり現れ、不意打ちを食らわせた。

しかし、浩一が完全に人を捨てて「正義の味方」となったことを確認したことで第四の原則が有効となったことで、他のマキナ共々ファクターの意志を無視してラインバレルの指揮下に入った。

その後シャングリラに回収され、月面決戦にて華型ヒトマキナを撃墜すべく出撃。他の無人アルマ部隊が全滅する中、満身創痍となりながら中枢まで斬り込み、電脳の破壊に成功。華型の爆発に巻き込まれ、消滅した。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。ユニットアイコンのみの登場。このため登場するマキナでは唯一戦うコトが出来ない。しかも、原作と違いデウス戦が決着するため、それに伴いこの機体も割を食う形で以後登場しなくなる。
エンディングでは新型サイコギア隊と海動&真上、さらには加藤機関の面々にまで追われている。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
ユニットとして初参戦。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ビームソード
確認されている唯一の武器。両脇にある柄は単なる出力機であり、テールスタビライザーが本体である。そのためテールスタビライザーと有線で接続されている。
オーバードライブ
ロストバレル特有の秘匿機能。ラインバレルのオーバーライドと伍する高速移動を可能にし、また本機の周囲に転送フィールドを纏うことで触れるもの全てを転送させ、あらゆる攻撃を無効化してしまうという常軌を逸した能力を与える。
自機のシステムの奥深くに城崎天児によって何重にも鍵をかけて封印されていたが、沢渡が何らかの手[5]によってその封印を解いた。
ラインバレルのオーバーライドと異なり常時転送フィールドを展開できるが、テールスタビライザーにシステムが集約されているため、大きく破損すると使用できなくなる欠点がある。

関連機体[編集 | ソースを編集]

プロトタイプ・ラインバレル
直接の後継機。これに対して改修に改修を重ねた結果が現在のラインバレルである。
ヴァーダント
後継型その2。全体フォルムはこっちの方が似ている。
ペインキラー
交戦して一蹴した際、随伴機のパルドとロックを奪ってコントロール下に移す。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 同じく飛行可能な人型のマキナであるラインバレルやヴァーダントは飛行時間に制限がある
  2. 破壊しても「現存するマキナが一機減る」だけなので無意味。
  3. その際、地下組織のメンバーを皆殺しにしている。
  4. 正確には、パルドとロックの方から制御系統を上書きしてきた。
  5. この機能を最初に使用したのは第2次ニューヨーク奪還戦時のため、その前に入手したパルド、ロックとロストバレル自身の電脳を利用して封印を解除した可能性がある。