「ロール (ロックマン)」の版間の差分
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*名前の由来はロックと合わせて「ロックンロール」から。 | *名前の由来はロックと合わせて「ロックンロール」から。 | ||
+ | **ロールのドットデザインはディレクターの北村氏自身が行っていたが、当初は「ロール」という名前から髪型をロール状のカールにしようとしたところ、別の企画室の後輩がそれを見て「ロックンロールならポニーテールでしょ」と発言していたと北村氏は語っている<ref>[https://x.com/ak_blueprints/status/1820409349250130052 北村玲氏の2024年8月5日のポスト]より。</ref>ため、この出来事がロールのデザインに影響していると思われる。 | ||
*FCソフト『ロックマン』(第1作)から出演しているが、エンディングでライト博士と共にロックを出迎えるシーンのみの登場で、台詞も名前の紹介も無い。取扱説明書にも言及はなく(Dr.ライトナンバーズの中でNo.2だけは存在に触れられていない)、同作の時点では「エンディングに登場する謎の金髪少女」という扱いだった。 | *FCソフト『ロックマン』(第1作)から出演しているが、エンディングでライト博士と共にロックを出迎えるシーンのみの登場で、台詞も名前の紹介も無い。取扱説明書にも言及はなく(Dr.ライトナンバーズの中でNo.2だけは存在に触れられていない)、同作の時点では「エンディングに登場する謎の金髪少女」という扱いだった。 | ||
**続く『ロックマン2』ではゲーム本編にも説明書にも未登場だった([[プレイステーション|PS]]版『2』ではナビゲーターとして登場)。 | **続く『ロックマン2』ではゲーム本編にも説明書にも未登場だった([[プレイステーション|PS]]版『2』ではナビゲーターとして登場)。 |
2024年8月6日 (火) 10:38時点における最新版
ロール | |
---|---|
外国語表記 | ROLL[1] |
登場作品 | ロックマン |
声優 | |
メカニックデザイン |
北村玲(原案) 稲船敬二(初代デザイン)[2] |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | サポートユニット |
スペック | |
---|---|
愛称 | ロールちゃん |
分類 | お手伝いロボット |
型式番号 | DRN.002[3] |
開発者 | トーマス・ライト |
概要[編集 | ソースを編集]
ロックマン同様、ライト博士が開発した家庭用お手伝いロボット。ロックマンの次にナンバリングされているライトナンバーズであり、ロックマンの妹と言える存在。お手伝いロボットらしく、家事全般が得意で家庭的な性格。戦いに向かうロックマンを常に心配している。やや天然ボケな面もあり、『7』における特殊武器に対するコメントはロックマンを呆れさせていた。
当初はライト博士と共にロックマンの帰りを待っていたためエンディングくらいでしか出番がなかったが、『8』以降からはロックマンの集めたネジを使ってアイテムを作るサポートをするようになった。初期は揃えられた前髪とノースリーブの赤いワンピース姿がトレードマークだったが、『8』以降は多少大人びた容姿となるなど大幅にデザインが変更され、同時にキャラクターとしての出演も増えていった。オールスター作品に客演する際は初期デザインでの出演も見られている。
本来、戦う力は持っていないのだが携帯アプリ版や『ロックマンロックマン』他、クロスオーバー格闘ゲーム作品では戦う姿も披露している。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2018年1月のイベント「次元を超えた戦い!」期間限定参戦。デザインは『8』に準拠。SSRサポートユニット。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 箒
- 『ロックマンロックマン』や『タツノコ VS. CAPCOM』での武器。箒を使って目の前の敵を殴る。『タツカプ』ではジェットエンジンが内蔵されているため、ただの箒ではない模様。
- 『ロックマンロックマン』ではロールの衣装[4]に応じて外見が変化し、槍や大太刀、木槌に旗、果ては魚やチョコレートまでも武器になってしまう。
- ロールスウィング
- 『X DiVE』におけるスキル。モップを振り回したり、モップがけに敵を巻き込む。
- ロールバスター
- 携帯アプリ版や格闘ゲームでの武装。ロックマンのものと同質のバスターだが、外付け式になっており使用する度に装着する必要がある。
- チャージショット
- エネルギーを溜めて発射する強力なショット。携帯アプリ版ではチャージ完了すると自動的に発射されるため使い勝手に癖がある。
ステータス[編集 | ソースを編集]
サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]
- 家庭用女の子型お手伝いロボット
- SSR。WAVEが進むごとにHP回復。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ライトナンバーズ[編集 | ソースを編集]
- ロックマン
- 兄と言うべきロボット。本当の兄妹のように仲が良く、戦いに向かう彼を心配している。
- ブルース
- 長兄と言える存在だが、ロール自身はその事を知らない。
- カットマン、ガッツマン、ボンバーマン、アイスマン、エレキマン、オイルマン、タイムマン
- 初代『ロックマン』に登場した弟も言うべき存在。オイルマンとタイムマンはリメイク作『ロックマンロックマン』のみ登場。
- 『ロックマンロックマン』では基本的に「姐さん」と呼ばれ恐れられているが、好意を持つ者もおり、アイスマンは『バトル&チェイス』の専用EDでは自分とロールの氷像を作っている。
- ファイヤーマン
- 上記同様の初代『ロックマン』の登場ロボット。『ロックマンロックマン』では、目が血走り、「萌える」を連呼する異常な状態に対して逆にロールの方が恐れを抱く。ロール以外でファイヤーマンがこのような状態になるのはアイスマンのみ。
サポートメカ[編集 | ソースを編集]
- ライトット
- ライト博士の助手ロボットであり、ロールにとっては研究所の仲間。
- ラッシュ、ビート、エディー、タンゴ
- ロックマンのサポートロボット。自身のサポートをしてもらう事も。
人間[編集 | ソースを編集]
- トーマス・ライト
- 製作者。
- ミハイル・セルゲイビッチ・コサック、カリンカ・ミハイロヴナ・コサック
- 友人たち。カリンカとは女性同士仲が良い。
- アルバート・W・ワイリー
- 『10』で彼からロボットエンザの治療薬を受け取っている。しかし、そのロボットエンザ自体がワイリーの製作したコンピューターウイルスであるため、ワイリーのマッチポンプに利用されたのが真相である。
コラボレーション [編集 | ソースを編集]
- Dボゥイ / テッカマンブレード
- Wii用ゲーム『TATSUNOKO VS. CAPCOM ALLTIMET ALL-STARS』にて共演。
- 元祖テッカマンのEDでは彼とゼロ、ゴールドライタン、PTX-40Aと共に戦いに加勢する。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 獅子王凱、ソルダートJ、ルネ・カーディフ・獅子王、ロム・ストール、レイナ・ストール、ノノ、OVA、レオパルド、ハロ、ロペット、ジェレミア・ゴットバルト
- 『X-Ω』にて共演。ロックマン同様一通りのアンドロイド及びサイボーグキャラと面識を持っている。
- トリィ、ハロ
- 『X-Ω』にて共演。ノノ達の救出のために連れて来た。ロールによれば「みんなもやる気」らしい。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「がんばってね、ロック!」
- 『8』においてステージセレクト画面から「Dr.ライトのけんきゅうしょ」に戻り、再びステージセレクト画面に向かう際のロックマンへの激励。
- 『ロックマン&フォルテ』のデータベースにも表記されている。
- 「あなたたちも何かてつだったら? 戦いのとき以外は役立たずねェ…」
- 漫画版『6』第1話「ミスターXの野望」より。買い物帰りにやることがない、ビートとエディーに対して。ちなみに一緒にいたラッシュには買い物かごを銜えさせていた。しかし鳥型であるビートや、そもそも頭と足しかないエディーに買い物の手伝いをしろというのは些か酷ではないだろうか……。この後、ビートにゴミを集めさせ、エディに芝を捨てに行かせた。
- 余談だが、有賀ヒトシ氏の漫画版ではビートはペット扱いだが、エディーは炊飯器にされていた。
- 「わあ きれい! これで ブローチが つくれないかしら?」
- 『ロックマン7』に於ける特殊武器・フリーズクラッカー入手時のコメント。下記と比べると女の子らしいコメント。ロックマンも「きっと ロールちゃんに にあうとおもうよ」とポジティブなコメントを残している。
- 「…もし しょうじょうの重いロボットがはこばれて来たら そのロボットに このワクチンを あげようと思っていたの…」
「いいの。今のわたしには 何もできないけど ロックなら 世界のみんなを救うことが できるはずだから…」 - 『ロックマン10』に於いて、ロックマンを主役にして8大ボスを倒した際のイベントより。同作の元凶であるコンピューターウイルス・ロボットエンザを撒いたのが案の定Dr.ワイリーだと判明し、ワイリーはワクチンを交換条件に世界中のロボット達を配下に置こうとしていた。そしてロックマンも例外なくロボットエンザに感染し絶体絶命…と思いきや、そんなロックマンを救ったのがロールであった。既にロボットエンザに感染していたロールは、当初味方を装っていたワイリーに試供品のワクチンを提供されていたのだが、ロールは自分より他のロボットを救いたい一心でワクチンを使わなかった。自己犠牲のこの想いが結果としてロックマンを復活させ、ワイリーの野望を阻止する一因となった。
迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「あらちょうどよかった、はかせの つくったガラクタがいっぱいあって こまっていたの。まとめて ばくはして ちょうだい。」
「あらうれしい、これで でんきだいがせつやくできるわ!」
「そうじがたいへんだから いえではつかわないでね。」
「それじゃ、このごろ おにわのきがのびすぎているから きっておいてね。」
「あら、バネ? はかせの ベッドの しゅうりにつかえるかしら?」
「あら、それって ライトはかせのうたごえよりも すごいの?」
「あらちょうどよかった。こんやの ごはんは バーベキューにしようと おもってたの!」 - 『ロックマン7』に於ける上記以外の特殊武器のコメントの数々。生活観のにじみ出たものもあれば、ロックマンに仕事を押し付けたり、ライト博士絡みでさりげなく酷いことを言っている。この後、ロックマンを呆れるばかり。
- 「暴れるのをやめなさい! でないと…お~ し~ お~ き~ よ~!!」
「いいかげんにしなさい! みんな迷惑してるでしょ!? 本気で…怒るわよ?」
「やだぁ もう ボンバーマンたら正直なんだからっ! でも… 暴れるなら手かげんしないわよ?」
「あら アイスマン! あなたはいい子だからあたしといっしょに帰るわよ…ね?」
「い… いらないわよ! それより こんなことしてるとアンタ! 帰っても1週間 油ぬきですからね!」 - 『ロックマンロックマン』に於けるライトナンバーズとの戦闘前会話。基本的に強気な態度であり、中には恐怖を感じるものすらいる…。
- 「ロック…」
「私のコアが破壊され、わ…私が本当に消滅してしまっても…Dr.ワイリーを憎まないで…」
「憎しみからは、新たな憎しみしか生まれないわ…人の、いえ、ロボットも…意思あるものの、魂あるものの、愛を信じて…」 - 『スーパーアドベンチャーロックマン』Episode2の回想シーンにて、世界規模の電磁波攻撃で弱り切る中でロックマンに残した言葉。
- しかし、この回想シーンのタイミングが最悪で、回想シーンの後のボスがよりによって復讐に燃えるウッドマン。そして、ウッドマンに対して戦わない姿勢を取り続けると、割って入ったブルースに詰られて問答無用でゲームオーバーになるという、プレイヤーにとって罠のようなシーン。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「それが突然、山ごもりをしてくるって出かけちゃって…」
- 『X-Ω』イベント「次元を超えた戦い!」第1話「ロボット大集結!」より。平行世界のロボット祭典にライト博士が出ない理由を聞かれて。
- おそらく元ネタは『ロックマンX』の隠しイベントで、ライト博士が大瀑布に打たれる修行の果てに別の格闘ゲームの技を習得し、そのデータをロボット向けに残した逸話から。その隠し技習得時、ホログラムとはいえ胴着姿のライト博士が登場する[5]。
- 「みんなを連れ去って、どうするつもりなんだろう…」
「まさかカットマンたちの時のように、戦闘マシンに改造するつもりじゃ…!」 - 同イベント第3話「口笛と共に」より。ワイリーナンバーズに連れ去られた凱やロムたちを心配して。直後、ブルースからは「ワイリーといえど、別の世界のロボットたちを改造する技術は、まだないだろう」とフォローが入る。
- 「私…いつも待っているだけだから、ライト博士もいない今ぐらい、ロックの力になりたいの…」
「本当は怖いし…うまくいかないかもだけど…でも…それでもできることがあるなら…私も…」 - 同イベント第7話「ロールちゃん大活躍!?」より。ロックマン達の後を追って他の仲間達とワイリーの基地にやってきたロール。レオパルドからは引き返すよういわれるも、自分の思いを語る。レオパルドを怯ませ、ジェレミアからは「美しき忠義」と称される(直後、レオパルドから「忠義とは関係ないと思うぞ」と突っ込まれる)。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ハイパーロール
- 格闘ゲームにてラッシュ、ビート、エディーと合体した姿。巨大化して胸からミサイルを発射したりして攻撃する。
- ポップンビート
- ビートを改造した、『バトル&チェイス』での搭乗マシン。ハンドリング性能に優れ、ドリフト状態にならず、順位が下がるほど最高速が上がるなど、初心者向けのスペックを持つ。
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来はロックと合わせて「ロックンロール」から。
- ロールのドットデザインはディレクターの北村氏自身が行っていたが、当初は「ロール」という名前から髪型をロール状のカールにしようとしたところ、別の企画室の後輩がそれを見て「ロックンロールならポニーテールでしょ」と発言していたと北村氏は語っている[6]ため、この出来事がロールのデザインに影響していると思われる。
- FCソフト『ロックマン』(第1作)から出演しているが、エンディングでライト博士と共にロックを出迎えるシーンのみの登場で、台詞も名前の紹介も無い。取扱説明書にも言及はなく(Dr.ライトナンバーズの中でNo.2だけは存在に触れられていない)、同作の時点では「エンディングに登場する謎の金髪少女」という扱いだった。
- 続く『ロックマン2』ではゲーム本編にも説明書にも未登場だった(PS版『2』ではナビゲーターとして登場)。
- 『3』では説明書にイラストが載り、「ロールちゃん」という名前も明記されたが、それ以上の紹介は無し。同作のエンディングに「Dr.ライトナンバー2 ロールちゃん」「ロックとはまるできょうだいのようである」というファイルが登場したことで、ようやく具体的に何者なのかという設定が開示された。
- なお、ゲーム本編の初台詞は番外作を除くと、『7』からである。
- パチスロ『ロックマンAbility 史上最大の試練』では戦闘用ロボットとなっており、ロックマンと共にDr.ワイリーのロボット軍団と戦う。ある日ライト研究所の前に倒れていたところをライト博士に保護されていて、ライトナンバーズではない。その開発者は…
- 河田雄志×行徒の漫画作品『ロックマンちゃん』および『ロックマンさん』では共通してゲーム本編より大幅に大人びた容姿になっており、前者は特にロールの方が心身の成長度が高く、ロックマンより身長も高くなっているため、姉のような姿になっている。後者ではロックマン共々フレーム交換が行われているという設定で、前者よりバストサイズが明らかに大きくなっている。
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