「バイカンフー」の版間の差分
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+ | :第1話より。ハイリビードを狙う[[ギャンドラー]]の襲撃により命を落としてしまう父キライ。ロムは形見となった剣狼を手に初のパイルフォーメーションを行う。[[ケンリュウ]]相手に劣勢となった[[グルジオス]]は合体した[[デビルサターン6]]を嗾けるが、ロムもまたバイカンフーへと合身、サンダーパンチの一撃で相手の合体を解除し撤退に追い込む。こうしてロム一行とギャンドラーとの戦いの火蓋は切って落とされた。 | ||
== 余談 == | == 余談 == |
2024年11月28日 (木) 04:01時点における最新版
バイカンフー | |
---|---|
漢字表記 | 倍功夫 |
登場作品 | マシンロボ クロノスの大逆襲 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
全高 | 5.79m |
重量 | 55.0t |
エネルギー | 自然エネルギー |
内蔵機体 | ケンリュウ |
パイロット | ロム・ストール |
バイカンフーは『マシンロボ クロノスの大逆襲』の主役メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
「ロムの意思を受け剣狼が空中で光になった時、時を超え、次元を超え、パイルフォーメイションは完成する。バイカンフーは地上全てのエネルギーとシンクロし自然現象さえも変えるパワーを出す事が可能となるのである」
剣狼の意思でバイカンフーを呼び出し、「パイル・フォーメイション」でケンリュウと合身した姿。天空宙心拳を用いて悪党に裁きの鉄槌を下す。
『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』にも記録映像で登場。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
ケンリュウ時にロムの気力130以上で使用可能になる『合身』コマンドを選択する事で、バイカンフーになる。合身後はマップクリアまでバイカンフーのまま。改造段階はケンリュウのものが反映される。
COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
- 初登場作品。リアル系並みの運動性とスーパー系並みのHPと装甲と攻撃力を持つ。射程も長く、必殺技も有しており強力なユニット。最強武器:ゴッドハンドスマッシュはクリティカル率50%と破格の高さ。サンダースマッシュとライトニングスマッシュは反撃に持ってこいだが、特にライトニングスマッシュは消費EN30と大きく、計画的に使用しないとゴッドハンドスマッシュ分のENがなくなってしまうので注意。
- スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
- 第2部から能力的な変化はない。ロムの攻撃力と相成って自軍のボスキラーとして活躍する。
- スーパーロボット大戦IMPACT
- Mサイズで登場、運動性も低下するので回避率ではケンリュウに劣る代わり、HP・装甲が大きく上昇する。ケンリュウの時に使えたシールドは無くなるので注意、切り払いはできるので特殊技能の防御を削除するほどではない。単体での最終的な攻撃力は特段高くはないが、補正に優れるしロム自身が強く、魂+統率を修得する上に合体攻撃もあるので気にならないだろう。無効化バリアのゴッドハンドファイナルを持つが、基本的に対ボス用形態のため大火力の相手には貫通されやすくENを無駄に消費してしまう。サンダースマッシュによって射程は最低限備えているものの燃費が悪く、ENが無いと殴る事しかできずゴッドハンドスマッシュの燃費は更に悪いので、EN管理に気を付けよう。
- なお資料がもらえなかったのか、ロボット大図鑑での説明が異様に簡潔。更にこの説明文はメディアワークス発行の「スーパーロボット大鑑」シリーズに記載されているものと一言一句同じである。
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦MX
- 今回はLサイズ。比較的細身のグラフィックだった『IMPACT』よりもスタイルがボリュームアップしている。今回からバイカンフーでもシールド防御が出来るようになり、軽減バリアとなったゴッドハンドファイナルとの併用で更に堅牢になった。「運命両断剣・ツインブレード」が後半のガデスとの決着時に追加されるが、追加前は射程2が穴となる点には注意が必要。ただし本作では反撃にも合体攻撃が使えるため、常にブルー・ジェットを同行させておけば射程2の穴も塞ぐことができる。
- 先述の堅牢さに加え、運命両断剣の追加による単機の攻撃力の高さ、更にロム自身の強さ……と、合体攻撃無しでも全く隙の無い強さになった。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年5月のイベント「三位一体!交えろ、その拳!」にて実装。SSRのアタッカー。後にSSRファイターが追加。
- アビリティによりボスWAVEおよび対ボスユニット戦で攻撃力が爆発的に増加する。さらに初期から「熱血」を持ち、一瞬で5ヒットコンボを叩き込む必殺スキル「ゴッドハンドスマッシュ」を持つ対ボス特化型の決戦ユニット。全属性軽減バリア「ゴッドハンドファイナル」も持つので数値以上に打たれ強い。
- アリーナでは当初凡庸さが否めない性能であったが、Vアビリティ調整により「味方が撃破されるほどパワーアップ」「通常攻撃で防御・分身無効&HP回復」という劇的な強化を施され、特定状況下であれば大器型ユニットとも肉薄しうる強力なユニットとなった。
- 2017年12月のイベント「聖夜の前のハプニング」にて、必殺スキルが「運命両断剣ツインブレード」となった大器型SSRディフェンダーが追加。
- 2018年5月のイベント「イカしたぶっちぎり野郎共!」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。
- 2020年7月のイベント「奮い立つ心」の報酬ユニットで大器型SSRアタッカーが登場。報酬専用パイロットパーツ対応ユニット。
- 2021年1月のイベント「勇者との友情」にてアビリティを一新した大器型SSRディフェンダーが追加。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
ケンリュウと比べると殆どの能力が上昇しており、特に攻撃力の上昇が顕著。一方、大型化したことで運動性や移動力は若干下がっている。全体的にスーパーロボット寄りの性能になる。
また、攻撃方法は天空宙心拳を用いた格闘攻撃をメインとしている。ケンリュウと同様に陸戦用の機体で、空は飛べない。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- パンチ
- とりあえずパンチ。
- ロムの即興のセリフで「サンダーパンチ」「サンダーボルトパンチ」「バーニングファイヤー」のバリエーションがある。残念ながら、『MX』ではキック共々削除された。
- キック
- 宙に舞い、相手目掛けて雷を纏った蹴りを喰らわせる。
- ロムの即興の台詞で「バーストキック」「サンダーサイクロン」「サンダーボルトスクリュー」「サンライズボンバー」「ストームキック」「バイカンフーボンバー」「ライジングスマッシュ」のバリエーションがある。原作でもこれらの蹴り技を使用しているが、どれも見た目は大差ない。
- 『IMPACT』では射程P5・超低燃費と使い勝手のいい武器である。本作以降はゴッドハンドスマッシュの演出でも使われる。『MX』ではキックは登場しないが、演出だけは残っている。
- 回し蹴り
- 『X-Ω』での通常攻撃。
武装[編集 | ソースを編集]
- 剣狼
- 剣技中心のケンリュウと異なり、格闘戦中心のバイカンフーでは使用機会はやや少ない。
- SRWでは単独版は無く各種必殺技で使用される。
- パイルガード / 正義の盾
- 基本的にはケンリュウ用の盾だが『MX』ではバイカンフーも使用可能。
- 余談だが放送当時発売されていた玩具ではバイカンフー用の装備とされ、サイズはかなり大きめになっていた。
流星 - 兄ガルディ・ストールの剣。運命両断剣・ツインブレードで使用。
必殺技[編集 | ソースを編集]
SRWではナレーションの「自然現象さえも変えるパワー」の通り、雷を使った技も多い。
- サンダースマッシュ
- 剣狼から雷を放つ。
- 『IMPACT』では「天空宙心拳・招雷」を剣狼に受けてから放つ技で、サンダーブレークなどに近い派手めの電撃であったが、『MX』ではその演出が無くなり刀身から雷の弾を放つ簡易化されたものになった。また、キックの削除された同作では遠距離戦は専らこの技を使うことになる。
- サンダークロー
- 「天空宙心拳・招雷」を右腕に受け、雷を纏った右腕で相手を掴んで雷エネルギーを流し込む。いわゆる雷属性のアイアンクローである(スパロボでは相手の頭を掴む事が多いため、よりそう見えるように)。
- ちなみに『IMPACT』ではサンダークローとサンダースマッシュで「天空宙心拳・招雷」のカットインが微妙に異なる。
- サンダースイング
- 相手を振り回し、雷を纏いて宙に上げ、サイクロンドライバーで真下へ叩きつける。ロムのセリフがサンダースイングではなくショルダースイングとなる事がある。
- ゴッドハンドスマッシュ
- 「天空宙心拳奥義」。宙に舞い、相手目掛けて蹴りを喰らわせ、(『IMPACT』ではさらにアッパー→膝蹴りで敵を吹き飛ばして)拳の連打から右腕で相手を砕く。決め台詞は「成敗!」(この台詞は原作ではほとんど使われていない、スパロボ限定の決め台詞)。本来は右腕のみでも相手を砕く。なお、MXから「成敗!」はトドメ演出となった。
- 『IMPACT』では射程2でロムが統率持ちなので射程1の必殺技を持つユニットとも連携し易かったが、『MX』では射程1になってしまった。
- 運命両断剣・ツインブレード
- 兄ガルディ・ストールの流星(ながせ)と剣狼の柄を繋げ合わせる「天空真剣極意・二刀一刃」を用いた必殺技。決め台詞は「これぞすべてを断つ一刀なり…成敗!」。
- 本来はロム本人が使う技でバイカンフーが使うという演出はスパロボオリジナル。更にスパロボでは連続回転斬りからキックに繋げ、突きとトドメの縦斬りとなるが、原作では2回しか斬っていない。『MX』で追加され、同作のPVでも披露していた。
- 使う形態が違う、複数の技や別の戦いでの演出を組み合わせる等のオリジナル演出はスパロボでは散見されるが、使う形態が違ううえに技の大半がオリジナル演出でしかもド派手な技と化すというのは当時としてはかなり珍しかった。
- ゴッドハンドファイナル
- バイカンフーの自然エネルギーが実体化し、身を守るバリアとなる。
- 余談だが『IMPACT』での発動ポーズは両手を広げ僅かに宙に浮いた形になるため、マブイエグリを食らうと丁度オニボサツ2体に捕獲されてしまったかのような構図になる。
合体攻撃[編集 | ソースを編集]
- 天空真剣奥義・重ね鎌鼬(かまいたち)
- ブルー・ジェットとの合体剣技で、ジェットのバルカン攻撃後に相手を前後から鎌鼬で切りつける技。決め台詞はジェットの「斬り捨て御免!」。元々がジェットの技なので、バイカンフー単体では鎌鼬を使わない。
- 『IMPACT』ではケンリュウ時も使えたが射程2非P属性とクセが強く、突撃を持つジェットでないと使い勝手がイマイチであった。『MX』ではバイカンフー時のみ使用可能となったが、射程はそのままP属性が付いたので扱いやすくなった。
- なお、シリーズ通して名称に誤字がある(正しくは「天空心剣」)が、そもそも原作ですら同じ誤字になっていた場面があるのである意味再現でもある。
- 稲妻サイクロン岩盤割り
- ロッド・ドリルとの合体技で、2体で代わる代わる敵を殴りつけた後、ロムがサイクロンドライバーで相手を地面に叩きつけるところに、岩盤を割って出現したドリルによる渾身の拳が打ち込まれる。威力は重ね鎌鼬より高いが、射程が1固定なので使いづらい。原作には無いスパロボオリジナル技。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- 盾装備
- シールド防御を発動する。『MX』で使用可能になった。軽減効果になったゴッドハンドファイナルとも効果が重なる為、防御能力が非常に高い。
- ゴッドハンドファイナル
- 『IMPACT』では全属性ダメージを1500まで無効化するのに対し、『MX』では同値だが軽減効果となりパワーアップした。
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- バイカンフーの唯一の死角と言ってよいのが、移動タイプ(および移動力)の弱さ。飛行用の強化パーツは固定扱いするくらいが必要だろう。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
- 『COMPACT』シリーズ、『X-Ω』。
- L
- 『MX』。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「マシンロボ・炎」
- 『IMPACT』で採用。
- 「勝利のマシンロボ」
- 『MX』で採用。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 巻き起これ嵐、正義の拳法
- 第1話より。ハイリビードを狙うギャンドラーの襲撃により命を落としてしまう父キライ。ロムは形見となった剣狼を手に初のパイルフォーメーションを行う。ケンリュウ相手に劣勢となったグルジオスは合体したデビルサターン6を嗾けるが、ロムもまたバイカンフーへと合身、サンダーパンチの一撃で相手の合体を解除し撤退に追い込む。こうしてロム一行とギャンドラーとの戦いの火蓋は切って落とされた。
余談[編集 | ソースを編集]
- 全高設定は周囲とのサイズ差(他のマシンロボやギャンドラー側も最大全高は5.0m前後)等から見れば5.79mが正確であると思われるが、他にも57.9m、12mと各雑誌ごとに違った数値が散見される。小数点の位置が違うだけの前者はともかく後者の数値は出所が完全に謎である。SRWでは周囲のロボットとの兼ね合いからか57.9m設定を採用している。ちなみに10倍もの誤差がある設定が否定しきれずに残っている原因は作画スタッフの誇張が原因(OPからして巨大なバイカンフーとその足元にいるロム達という構図が存在する)。
- プレミアムバンダイ限定で2020年2月発送の「スーパーミニプラ バイカンフー」ではスパロボでの知名度向上を考慮し、バイカンフーサイズの流星が付属する[2]。他にも原作各回での作画の違いを再現するためのパーツが付属するなど、バイカンフーの立体化では珍しい試みが行われている。
脚注[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]