「ドルメン大帝」の版間の差分
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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+ | :本作では[[クロッペン]]の重要イベントがカットされ悪辣さが少し薄れており、悲惨な境遇を同情されてはいるが、それでも「憎しみで銀河に戦乱をもたらした」暴挙を一部の他作品の主人公達から戦闘前会話などで非難されている。 | ||
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:部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。 | :部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。 | ||
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+ | :クロッペンをパルミオン皇帝の後継者に仕立てた共犯者。告発を恐れてクロッペンに暗殺させる。SRW未登場。 | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | ;「うろたえるなクロッペン!お前はハーリンの体から芽生えた、生体部品に過ぎぬ!」 | ||
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+ | :第41話。ナミール博士の告発により、己の正体を知ってうろたえるクロッペンに投げかけた言葉。 | ||
;「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」<br />「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」<br />「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」<br />「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」<br />「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」 | ;「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」<br />「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」<br />「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」<br />「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」<br />「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」 | ||
:最終話、圧倒的な[[ベムボーグ]]の力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦の土壇場で明かされた真実は、諸悪の根源であるドルメンが実はエリオス側の被害者だったという衝撃的なものだった。血を吐くような言葉と共に回想される少年時代のドルメンはクローンとして非人道的な虐待を受け続け、目を背けたくなるような残酷さを訴えていた。 | :最終話、圧倒的な[[ベムボーグ]]の力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦の土壇場で明かされた真実は、諸悪の根源であるドルメンが実はエリオス側の被害者だったという衝撃的なものだった。血を吐くような言葉と共に回想される少年時代のドルメンはクローンとして非人道的な虐待を受け続け、目を背けたくなるような残酷さを訴えていた。 | ||
− | : | + | :作中にはザール・エリオス双方にクローンを迫害する人物が多数登場し、ドルメンの怒りは決して間違っていないが、多くの命を奪った罪を肯定する理由にはならない。ドルメン自身もまた、クローンであるクロッペンをエリオス帝国同様に道具として使い捨てている<ref>『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』における戦闘前会話では、光珠に「あなたがやってる事はあなたの言うエリオスの人と同じ」と非難されている。</ref><ref>あえてドルメンを擁護すると、この時点で彼はクローン差別が蔓延る世界に絶望し、クローンを差別する部下達には諦観していた。ドルメンに限りなく近い存在でありながらパルミオン皇帝の後継者として養育したクロッペンがクローンを差別する姿に、内心穏やかではなかったとしてもおかしくはない。</ref>。 |
;「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」<br />剣人「なっ…何だとっ!?」<br />「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」<br />「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」 | ;「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」<br />剣人「なっ…何だとっ!?」<br />「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」<br />「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」 | ||
− | : | + | :最終話、ダルタニアスに敗れた時の断末魔。これからもクローンを必要とする世界は変わらないと信じるドルメンは、剣人に壮絶な呪詛の言葉を叫び、「悲劇の大帝」として宇宙に燃え尽きた。 |
− | :これまでの[[長浜ロマンロボシリーズ]]の[[女帝ジャネラ|ラスボス]][[ズ・ザンバジル|キャラ]][[オルバン大元帥|クター]] | + | :これまでの[[長浜ロマンロボシリーズ]]の[[女帝ジャネラ|ラスボス]][[ズ・ザンバジル|キャラ]][[オルバン大元帥|クター]]も何らかのコンプレックスを抱えた「卑劣な権力者」であり、相応の惨めな結末を迎えたが、「元弱者の復讐鬼」という背景を持つドルメンの最期は演じる藤本氏の鬼気迫る熱演も手伝い、悲劇的な印象を与える。 |
:『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では[[DVE]]再現された。 | :『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』では[[DVE]]再現された。 | ||
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
+ | ;ドルメン専用ベムボーグ | ||
+ | :第46話・最終話にて登場。城内部から出現した紫の機体と、ドルメンの城が変形したものが存在する。 | ||
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+ | === SRWでの搭乗機体 === | ||
;[[移動要塞 (ダルタニアス)|移動要塞]] | ;[[移動要塞 (ダルタニアス)|移動要塞]] | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == | ||
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2023年1月17日 (火) 21:18時点における最新版
ドルメン | |
---|---|
登場作品 | 未来ロボ ダルタニアス |
声優 | 藤本譲 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦GC |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | エリオス星人(クローン) |
性別 | 男 |
所属 | ザール星間帝国 |
称号 | 大帝 |
ドルメン大帝は『未来ロボ ダルタニアス』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
ザール星間帝国の大帝。その正体はエリオス帝国の皇帝であるパルミオン皇帝のクローン。
エリオス星人によって、歴代皇帝の生体部品であり影武者として生み出された内の一人で、クローンであることを理由に家畜以下の待遇を受けて育つ。次第に世の中全てを憎むようになり、エリオス帝国を滅ぼした後は銀河中を支配しようとした。
最終決戦でようやく姿を現し、最終話にて彼自身の正体も遂に暴かれることになるが、私怨で大勢の命を奪ったため楯剣人の怒りを買い、最後は「クローン人間に対する差別が続く限り必ず自分の遺志を継ぐものが現れる」と不吉な言葉を残して人工太陽に飛び込み自決を遂げた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 初登場作品。終盤に同盟者であり客分のガバール帝国のザクロンと共に自軍部隊を迎え撃つ。搭乗機は移動要塞のみで、原作の最終決戦にて搭乗した専用のベムボーグは登場しない。顔グラフィックは2種類用意されており、1回戦闘すると顔の色が変化する。
- 本作ではクロッペンの重要イベントがカットされ悪辣さが少し薄れており、悲惨な境遇を同情されてはいるが、それでも「憎しみで銀河に戦乱をもたらした」暴挙を一部の他作品の主人公達から戦闘前会話などで非難されている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- クロッペン
- 部下。パルミオン皇帝の後継者と偽って育てたクローンで、遺伝子上の息子。彼の正体が告発されると突き放した末に殺害命令を下し、反逆される。
- ネシア、カブト、ボイダー、ミズカ、プロザルス
- 部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。
- パルミオン皇帝
- オリジナル。憎しみの対象。彼の影武者であり生体部品として生まれた。SRW未登場。
- 楯隼人
- パルミオン皇帝の後継者であり憎しみの対象。エリオスの愚行を悔やみ、第二のドルメンを出さないためにも王位継承権を捨てて銀河連邦共和国を興すことに。
- 楯剣人
- 隼人同様憎しみの対象。クローン迫害に一石を投じた存在だが、彼個人の人格には興味を持っていないと思われる。
- ナミール博士
- クロッペンをパルミオン皇帝の後継者に仕立てた共犯者。告発を恐れてクロッペンに暗殺させる。SRW未登場。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ズール皇帝
- 今のところ共演はしていないが、『D』ではドルメンと役割が統合された。
- ザクロン
- 『GC(XO)』での同盟国ガバール帝国の司令官。彼をクロッペンの後任とする。
- カミーユ・ビダン
- 『GC(XO)』にて、自身ののやり方を彼にも強く非難されることになる。
- シュテッケン・ラドクリフ
- 『GC(XO)』にて、ドルメンが本当は弱い人間だった事を悟った。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「うろたえるなクロッペン!お前はハーリンの体から芽生えた、生体部品に過ぎぬ!」
- 「クローンに人間の価値などはない!命令通りハーリンを殺してさえいれば、秘密が知られる事もなかったろう!」
- 「全てはお前が無能だからだ!正体が割れたお前は、ザールにとって最早何の価値もない!下がれ、下がれ下がれ!」
- 第41話。ナミール博士の告発により、己の正体を知ってうろたえるクロッペンに投げかけた言葉。
- 「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」
「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」
「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」
「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」
「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」 - 最終話、圧倒的なベムボーグの力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦の土壇場で明かされた真実は、諸悪の根源であるドルメンが実はエリオス側の被害者だったという衝撃的なものだった。血を吐くような言葉と共に回想される少年時代のドルメンはクローンとして非人道的な虐待を受け続け、目を背けたくなるような残酷さを訴えていた。
- 作中にはザール・エリオス双方にクローンを迫害する人物が多数登場し、ドルメンの怒りは決して間違っていないが、多くの命を奪った罪を肯定する理由にはならない。ドルメン自身もまた、クローンであるクロッペンをエリオス帝国同様に道具として使い捨てている[1][2]。
- 「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」
剣人「なっ…何だとっ!?」
「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」
「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」 - 最終話、ダルタニアスに敗れた時の断末魔。これからもクローンを必要とする世界は変わらないと信じるドルメンは、剣人に壮絶な呪詛の言葉を叫び、「悲劇の大帝」として宇宙に燃え尽きた。
- これまでの長浜ロマンロボシリーズのラスボスキャラクターも何らかのコンプレックスを抱えた「卑劣な権力者」であり、相応の惨めな結末を迎えたが、「元弱者の復讐鬼」という背景を持つドルメンの最期は演じる藤本氏の鬼気迫る熱演も手伝い、悲劇的な印象を与える。
- 『GC(XO)』ではDVE再現された。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- ドルメン専用ベムボーグ
- 第46話・最終話にて登場。城内部から出現した紫の機体と、ドルメンの城が変形したものが存在する。