「デスザウラー」の版間の差分

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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::DEATH SAURER]]
 
 
| 登場作品 = [[ゾイドシリーズ]]
 
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| 生産形態 = 発掘
 
| 生産形態 = 発掘
 
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| 主なパイロット = [[ギュンター・プロイツェン]]<br />[[ヒルツ]](オリジナルデスザウラー)
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'''デスザウラー'''は『[[ゾイド -ZOIDS-]]』の登場メカ。
 
'''デスザウラー'''は『[[ゾイド -ZOIDS-]]』の登場メカ。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
トミー(タカラトミー)から展開されていた公式ストーリー「ゾイドバトルストーリー」においてはゼネバス帝国によって開発された決戦兵器として位置付けられる。「スーパーロボット大戦」シリーズに参戦したアニメ『[[ゾイド -ZOIDS-]]』ではゼネバス帝国が存在しない事や、バックボーンとなる世界観が異なるため、本項では主に同アニメのものを記載する。
+
[[ギュンター・プロイツェン]]がガリル遺跡から発掘した[[ゾイドコア]]から復元した大型[[ゾイド]]。その正体はかつて古代ゾイド人が長引く戦乱を終決させる為に作り上げた最終兵器。しかし、その強大な力と破壊衝動は古代ゾイド人にも牙を剥いて文明を壊滅状態にした為、生き残った古代ゾイド人達の手によって[[ゾイドコア]]とボディの2つに分断されて封印されていた。その恐怖は古代ゾイド人にとって拭いきれぬトラウマとなっており、[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]は「デスザウラー」という名前を聞いただけで卒倒している。
  
同アニメにおいては設定上の全長10倍以上になり遥かに巨大な姿で描かれている。長引く戦乱を終結させる為に古代ゾイド人が作り上げたものの、その強大な力と破壊衝動は古代ゾイド人にも牙を剥いて文明を壊滅状態にした為、生き残った古代ゾイド人達の手によって[[ゾイドコア]]とボディの2つに分断されて封印された。その恐怖は古代ゾイド人にとって拭いきれぬトラウマとなっており、[[フィーネ・エレシーヌ・リネ]]は「デスザウラー」という名前を聞いただけで卒倒している。
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プロイツェンが配下の[[レイヴン (ゾイド)|レイヴン]]を使い、他のゾイドから抜き取って集めた大量のゾイドコアから作り上げた[[クローン]]ボディを得て復活し、帝都ガイガロスでの最終決戦に投入された。
  
デスザウラーはアニメにおいて第一部で初登場。この時の個体はプロイツェンによってガリル遺跡からゾイドコアが発掘され、配下の[[レイヴン (ゾイド)|レイヴン]]が他のゾイドから抜き取って集めてきた大量のゾイドコアから完成させた[[クローン]]ボディを得て現世に復活、帝都ガイガロスでの最終決戦に投入された。ボディ部分が不完全なクローン体である為、かつてのオリジナルには及ばないが、それでも共和国軍の大部隊を一撃で消滅させる程の圧倒的な力を持ち、帝都を壊滅させるに至る。しかし、帝国と共和国の両軍の攻撃で唯一の弱点である荷電粒子吸入ファンを止められてしまい、その隙を突いた[[ブレードライガー]]によって胴体を貫かれ崩れ落ちた。こうした経緯から、ゾイド関連媒体では第一部で登場した個体を「プロイツェンデスザウラー」、「デスザウラーPrS(プロイツェンスペシャル)」、「デスザウラー(未完成体)」と呼ぶこともある。
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ボディ部分が不完全なクローン体である為、性能はかつてのオリジナルには及ばないが、それでも共和国軍の大部隊を一撃で消滅させる程の圧倒的な力を持ち、帝都を壊滅させるに至る。しかし、帝国と共和国の両軍の攻撃で唯一の弱点である荷電粒子吸入ファンを止められてしまい、その隙を突いた[[ブレードライガー]]によって胴体を貫かれ崩れ落ちた。しかし、ボディは失ったもののゾイドコアはプロイツェンと融合することで辛くも難を逃れ、2年の時を経て[[オリジナルデスザウラー]]復活の為に利用される。
  
ボディは失ったもののゾイドコアはプロイツェンと融合することで辛くも難を逃れ、2年の時を経て[[オリジナルデスザウラー]]復活の為に利用される。
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設定上の全長の10倍以上と言う遥かに巨大な姿で描かれており、ゾイド関連媒体では第一部で登場した個体を「プロイツェンデスザウラー」、「デスザウラーPrS(プロイツェンスペシャル)」、「デスザウラー(未完成体)」と呼ぶこともある。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
:初登場作品。第2章でその存在が示唆され、第3章メイン第13話-2「帝都炎上」にて戦うことになる。
 
:初登場作品。第2章でその存在が示唆され、第3章メイン第13話-2「帝都炎上」にて戦うことになる。
 
:通常攻撃はビームガンのみだが、他3つの武器は[[マップ兵器]](扇形、着弾指定型、直線型)で、中には「押出」特性付きやEN消費なしの厄介なものまである(更に、ゾイドコアによるEN回復も存在する為、[[K]]における同じ[[ゾイド]]シリーズのラスボスである[[バイオティラノ]]のようにEN切れを狙うのはほぼ不可能)。
 
:通常攻撃はビームガンのみだが、他3つの武器は[[マップ兵器]](扇形、着弾指定型、直線型)で、中には「押出」特性付きやEN消費なしの厄介なものまである(更に、ゾイドコアによるEN回復も存在する為、[[K]]における同じ[[ゾイド]]シリーズのラスボスである[[バイオティラノ]]のようにEN切れを狙うのはほぼ不可能)。
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;荷電粒子砲
 
;荷電粒子砲
 
:デスザウラーの象徴ともいうべき最強武装。背部の荷電粒子吸入ファンから大気中の荷電粒子を吸収し、体内でエネルギーに変換した後に首の粒子加速器で光速まで加速して口腔部から発射、あらゆる物質を原子レベルまで分解・消滅させる。
 
:デスザウラーの象徴ともいうべき最強武装。背部の荷電粒子吸入ファンから大気中の荷電粒子を吸収し、体内でエネルギーに変換した後に首の粒子加速器で光速まで加速して口腔部から発射、あらゆる物質を原子レベルまで分解・消滅させる。
:なお、荷電粒子吸入ファンが破壊されると使用不能になる上に各部のパワーも大幅にダウンする為、ほぼ唯一の弱点となっている(荷電粒子砲が装備された口腔部や装甲の隙間も一応の弱点)。しかしアニメのオリジナルデスザウラーでは(吸入用の隙間こそあるものの)装甲で覆われるようになって防御力が向上している(一部のファンからは「扇風機からクーラーにバージョンアップした」とも言われた)。
+
:なお、荷電粒子吸入ファンが破壊されると使用不能になる上に各部のパワーも大幅にダウンする為、ほぼ唯一の弱点となっている(荷電粒子砲が装備された口腔部や装甲の隙間も一応の弱点)。
 
:実は「荷電粒子砲」は昔(設定上は40年前)の名義であり、小型ゾイドのゴドスでさえも「小口径荷電粒子ビーム砲」を装備するようになったアニメ時代のバトルストーリーでは「大口径荷電粒子ビーム砲」が正式名称。『OE』ではこちらの名義で、直線型の[[マップ兵器]]。
 
:実は「荷電粒子砲」は昔(設定上は40年前)の名義であり、小型ゾイドのゴドスでさえも「小口径荷電粒子ビーム砲」を装備するようになったアニメ時代のバトルストーリーでは「大口径荷電粒子ビーム砲」が正式名称。『OE』ではこちらの名義で、直線型の[[マップ兵器]]。
 
;16連装ミサイルランチャー
 
;16連装ミサイルランチャー
:『OE』では着弾点指定型のマップ兵器。
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:尻尾の付け根(キットでは腰)から16発のミサイルを発射する。直接命中させるのではなく上空で爆発後に無数の鉄杭を降らせる仕様となっている。『OE』では着弾点指定型のマップ兵器。
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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:SRWオリジナル曲。
 
:SRWオリジナル曲。
  
== 関連機体 ==
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== 主な関連機体 ==
 
その高性能故に数多くの改造機やバリエーション機体が存在する他、対抗機や後継機も多数存在する。
 
その高性能故に数多くの改造機やバリエーション機体が存在する他、対抗機や後継機も多数存在する。
  
=== アニメにも登場 ===
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一覧に無い機体は[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC#バリエーション ウィキペディア]を参照。
;ジェノザウラー
+
;[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC ジェノザウラー](SRW未登場)
 
:[[ガイロス帝国]]が、デスザウラー復活計画の副産物として開発したT-REX型ゾイド。『[[ゾイド -ZOIDS-]]』に登場。
 
:[[ガイロス帝国]]が、デスザウラー復活計画の副産物として開発したT-REX型ゾイド。『[[ゾイド -ZOIDS-]]』に登場。
;ゴジュラスギガ
+
;[[オリジナルデスザウラー]]
:格闘戦に特化した共和国製ギガノトサウルス型ゾイド。『ゾイドフューザーズ』(SRW未参戦)に登場。
+
:オリジナルのボディを得て完全復活したデスザウラー。元々設定より巨大に描かれていたデスザウラーよりも更に大型の巨躯を持つ。
:古代チタニウム装甲とハイパーEシールドで大口径荷電粒子ビーム砲に耐え、デスザウラー以上の格闘能力で粉砕するとされている。実際にRZ-067アロザウラー付属のバトルストーリーで両者の対決が実現したが、この時はギガ側が負傷して動けなかったこともあり荷電粒子砲の三連射を受けてEシールドを破壊されるまで追い込まれている(最終的にはアロザウラーとの連携で勝利したが)。
+
== 名場面 ==
;セイスモサウルス
+
;破滅の魔獣
:ゴジュラスギガに対抗する為に開発された超長距離砲撃戦用の竜脚類型ゾイド。『ゾイドフューザーズ』に登場。
+
:第32話、古代遺跡に建てられた研究所にて巨大な培養槽の中で眠るデスザウラーが古代ゾイド人であるフィーネの存在を感知し覚醒。バンのブレードライガーだけでなく帝国軍のゾイドをも巻き込んで攻撃、荷電粒子砲をも放っていった。
:搭載された「超収束荷電粒子ビーム砲(ゼネバス砲)」は、デスザウラー用のものを強化・発展させたタイプであり、索敵外からの狙撃でゴジュラスギガの防御を易々と貫く事が出来る。
+
:レブラプターやブレードライガーをも軽々と踏み潰そうとするその圧倒的な巨体は見る者を驚愕させており、以後もアニメシリーズにおいて[[バイオティラノ|多くのラスボスゾイドは規格外の大きさを持つ]]事が定番となる。
:なおアニメ世界にゼネバス帝国が登場した事が無いのに「ゼネバス砲」の名前が使われたことにファンからは疑問を持たれている。またアニメ版はデスザウラーと同じく10倍の大きさになっている(それに伴い出力も上がっている)ので、副砲でもゴジュラスギガを倒せる。
+
;帝都炎上
 +
:第34話。帝都ガイガロスで起動したデスザウラーは荷電粒子砲により接近する共和国軍を一瞬で壊滅、さらに帝国市民がいるにも関わらず街を破壊し続ける。
 +
:その姿はまさに惑星Ziを滅ぼした悪魔の姿そのものであると同時に[[ゴジラ|元ネタ]]を強く彷彿とさせる。
  
=== アニメに未登場(旧シリーズ) ===
+
== 余談 ==
;マッドサンダー
+
*トミー(タカラトミー)から展開されていた公式ストーリー「ゾイドバトルストーリー」においてはゼネバス帝国によって開発された決戦兵器。決戦兵器でありながら'''量産を前提にした'''開発が行われており、ゼネバス帝国により'''数十機は製造されている'''。と言うか、バトルストーリーではアニメ版と同時代のガイロス帝国も50機を製造している(その内30機は20機のマッドサンダー(SRW未参戦)と相打ちになった)。
:対デスザウラー用に開発された共和国のトリケラトプス型ゾイド。「特殊セラミックス振動体」で大口径荷電粒子砲を吸収・無効化し、デスザウラーの装甲を貫けるドリル角「マグネーザー」及び「サンダーホーン」をデスザウラーの腹に突き立てると言う完全な対デスザウラー仕様。
+
**バトストで製造された50機は本来、プロイツェンが中央大陸(ヘリック共和国本土)へ進軍する鉄竜騎兵団へ餞別として配備する予定だったのだが、共和国と帝国が同盟を組んだ事と、共和国が対デスザウラー専用機であるマッドサンダーを再生産した事を知ると、予定を変更し帝国正規軍へと回し時間稼ぎを行った。
:当初は圧倒的な戦力差があり、デスザウラーは通常機はおろか改造機ですら全く歯が立たなかった。しかし、数十年後に復活を果たした時はデスザウラーが大幅に強化された上、マッドサンダーがわずかに弱体化したこともあり互角に勝負できるまでになっていた(逆にそれほど差があったということでもある)。
+
***この時、デスザウラーは頭数を揃えた事と、オーガノイドシステムを搭載し性能を向上させた事から、天敵であるマッドサンダー(幼体のコアを増殖・培養した事により、性能が低下していた)との決戦を引き分けに持ち込んでいる。
:『コンセプトアート』第3巻においても対デスザウラー用として開発され、荷電粒子砲の無力化には成功するがデスザウラーに致命傷を与えられず、逆にマグネーザーをへし折られ撤退している。
+
****因みにオーガノイドシステムを搭載したデスザウラーは有り得ない性能をしており、'''巨大ゾイドでありながらイエーガーユニットを装備したライガーゼロより早く動き'''(捕まったライガーゼロは頭を握り潰された)、マッドサンダーの反荷電粒子シールド(理論上は性能が低下した現行機でも耐えられる)を突破するなどしていた。だが、本当に恐ろしいのは、これでもバトストに登場したゾイドの中では「中の上」程度の性能と言う事実である。
;デスザウラー高機動タイプ
+
**量産性の高さもさることながら拡張性も高く、様々な改造機が作られた。実用性の高いもの(デスウイング、ギルザウラー)も多いが、技術者が暴走したような魔改造機(デスクラッシャー、デストゲラー)や、今のご時世なら問題になりそうな改造やネーミング(デスエイリアン)も存在する。
:トビー・ダンカンが使用した試作1号機。通常のデスザウラーと異なり、背部に[[アイアンコングMk-II]]用の高機動ブースターを装備している。
+
*1988~89年に小学館の児童誌『月刊コロコロコミック』に連載された漫画作品『特攻!ゾイド少年隊』には、本機の改造タイプという設定の'''デスダイバー'''なる敵機が登場した。
:荷電粒子砲の一撃で共和国の飛行ゾイド部隊を壊滅させると、その勢いで十数機のゴジュラス部隊を殲滅、遂にはウルトラザウルスをも撃破して共和国首都を事実上単機で陥落せしめるなど圧倒的なまでの強さを見せ付けた。稼働時間に難がある。
+
*ゴジュラス(SRW未参戦、OEでは名前のみの登場)がやらなかった[[ゴジラ|口からのビーム]]を初めて行ったゾイドである。
;デスバード
+
**なお後年のキングゴジュラス(SRW未参戦、と言うかアニメ未登場)が口から放つスーパーサウンドブラスターは超音波破砕砲という設定になっている(ただし、場面によっては青白い光線のような描写となっているものもある)。
:マイケル・ホバート少佐(ドン・ホバート博士の息子)によって爆撃機に改造されたデスザウラー。迎撃に向かったプテラスがまともに動けない高度3万mを超音速で飛行して爆撃を行う。空対地ミサイル、四連ミサイルポッド、可変翼など装備は豊富で可変翼の形状はB-1爆撃機に酷似している。
 
;デスシャドー
 
:駐機中のデスバードを護衛するためにホバート少佐が開発した[[改造]]バリエーションの一つ。腕は[[アイアンコング]]、ショルダーアーマーは1/60[[ザク]]のものを流用(そもそもバトルストーリーの改造ゾイドは色々なジャンクパーツで作られている)。
 
;デスファイター
 
:ホバート少佐が制作した改造デスザウラーの最終タイプ。大型のライフル銃や電磁剣「エクスカリバー」を持つ(ただし指はハイパーキラークローのまま)。更にマニューバスラスターも装備している。
 
;デッドボーダー
 
:ガイロス帝国のタルボサウルス型ゾイド。背部に装備する強力な重力砲(G-カノン)でデスザウラーを倒したこともある。
 
;デスウイング
 
:巨大な翼を装備したデスザウラー。ガイロス帝国に亡命したゼネバス帝国の科学者が開発したのだとか。後のギルベイダーやギルザウラーの開発に繋がることになった。
 
;デスエイリアン
 
:ガイロス帝国が造り上げたデスザウラー。巨大な角が特徴でその角から暗黒粒子を吸収し、それを口から暗黒粒子砲を放ち、攻撃する。
 
;デス・メテオ
 
:攻撃力を強化したデスザウラー。ゲームに登場する。
 
;ギル・ザウラー
 
:ガイロス皇帝専用の改造デスザウラー。ギルベイダーの主翼などを装備し、大量の武装と巨体に見合わない俊敏性を有している。ガイロス帝国首都でヘリック大統領のキングゴジュラスと激闘を繰り広げた。
 
 
 
=== アニメに未登場 ===
 
;ブラッディデーモン
 
:中盤に登場した「デスザウラー復活計画」の実験機で、ジェノザウラーのゾイドコアを使用した悪く言えば偽物。そのためか稼働時間が短いという欠点がある。
 
:両腕は[[アイアンコング]]でその両肩に[[ダークホーン]]のガトリング砲を装備している。
 
:名前の由来は「ブラッディ」+「デーモン(西洋文化やソロモン72柱などにおける[[天使・悪魔|悪魔]])」と思われる。
 
;ブラッディデスザウラー
 
:デスザウラーの亜種で、名前の通り血のような真紅のカラーリングを持つ。ネオゼネバス帝国皇帝[[ギュンター・プロイツェン]]・ムーロア専用機だったが、ガイロス帝国首都におびき寄せたへリック・ガイロス連合軍を巻き込んで自爆するためのゾイドコア爆弾に改造されている。
 
;メガデスザウラー
 
:[[企業|軍事企業]]「Zi-ARMS」によって作られた強化型。アイアンコングMk-Ⅱ用の高機動ブースターとパルスレーザーガン、さらに強化された荷電粒子吸入ファンを追加しており理論上は無限に大口径荷電粒子砲を撃てるというまさに悪魔のようなゾイド。
 
;メガザウラー
 
:キメラテクノロジーを使用して強化されたデスザウラー。体内各所にキメラコアと呼ばれる人工ゾイドコアを埋め込まれており、そのコアとゾイド自身の拒絶反応をエネルギーとする。…が、あまりにも強力すぎるため尻尾の付け根部分に拘束具を兼ねた荷電粒子エネルギー発生装置を取り付けられている。
 
:さらに起動したら最後、新陳代謝として歩くたびに荷電粒子ビームを吐き続けなければならないという危険極まりないゾイドである。ゲーム『ゾイドバーサスⅢ』に登場する。
 
;デスザウラーVF
 
:ゲーム『ゾイドサーガ』シリーズにて、ゲームオリジナルゾイド「ビクトリーレックス」と'''[[合体|ユニゾン]]した形態'''。ビクトリーレックスのパーツがデスザウラーの頭部・肩・背部に合体している。
 
:攻・防・速全てが強化されており、最高速度に至っては3倍以上で高機動型である'''ライガーゼロイェーガーを凌駕する'''(運動性はさすがに劣る)。
 
  
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== 資料リンク ==
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*[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%83%BC ウィキペディア]
 
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[[Category:登場メカた行]]
 
[[Category:登場メカた行]]
 
[[Category:ゾイドシリーズ]]
 
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2024年2月27日 (火) 19:31時点における最新版

デスザウラー
登場作品

ゾイドシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
異名 破滅の魔獣
分類 肉食恐竜型ゾイド
生産形態 発掘
型式番号 EZ-021
全長 測定不能
全高 測定不能
全幅 測定不能
重量 測定不能
動力 ゾイドコア
最高速度 測定不能
所属 ガイロス帝国
主なパイロット ギュンター・プロイツェン
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デスザウラーは『ゾイド -ZOIDS-』の登場メカ。

概要[編集 | ソースを編集]

ギュンター・プロイツェンがガリル遺跡から発掘したゾイドコアから復元した大型ゾイド。その正体はかつて古代ゾイド人が長引く戦乱を終決させる為に作り上げた最終兵器。しかし、その強大な力と破壊衝動は古代ゾイド人にも牙を剥いて文明を壊滅状態にした為、生き残った古代ゾイド人達の手によってゾイドコアとボディの2つに分断されて封印されていた。その恐怖は古代ゾイド人にとって拭いきれぬトラウマとなっており、フィーネ・エレシーヌ・リネは「デスザウラー」という名前を聞いただけで卒倒している。

プロイツェンが配下のレイヴンを使い、他のゾイドから抜き取って集めた大量のゾイドコアから作り上げたクローンボディを得て復活し、帝都ガイガロスでの最終決戦に投入された。

ボディ部分が不完全なクローン体である為、性能はかつてのオリジナルには及ばないが、それでも共和国軍の大部隊を一撃で消滅させる程の圧倒的な力を持ち、帝都を壊滅させるに至る。しかし、帝国と共和国の両軍の攻撃で唯一の弱点である荷電粒子吸入ファンを止められてしまい、その隙を突いたブレードライガーによって胴体を貫かれ崩れ落ちた。しかし、ボディは失ったもののゾイドコアはプロイツェンと融合することで辛くも難を逃れ、2年の時を経てオリジナルデスザウラー復活の為に利用される。

設定上の全長の10倍以上と言う遥かに巨大な姿で描かれており、ゾイド関連媒体では第一部で登場した個体を「プロイツェンデスザウラー」、「デスザウラーPrS(プロイツェンスペシャル)」、「デスザウラー(未完成体)」と呼ぶこともある。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。第2章でその存在が示唆され、第3章メイン第13話-2「帝都炎上」にて戦うことになる。
通常攻撃はビームガンのみだが、他3つの武器はマップ兵器(扇形、着弾指定型、直線型)で、中には「押出」特性付きやEN消費なしの厄介なものまである(更に、ゾイドコアによるEN回復も存在する為、Kにおける同じゾイドシリーズのラスボスであるバイオティラノのようにEN切れを狙うのはほぼ不可能)。
また、とにかく硬い(しかもイベントで何度もHPが回復する)ので、ガウェインのドルイドシステムで防御と回避を下げるのが有効。このミッションでは強制出撃ユニットが多く(ガウェインとランスロットは未改造)、自由出撃枠が2枠しかないので、どのユニットを出撃させるか迷いどころ。
第8章メイン第30話-3「破滅の魔獣デスザウラー」に登場するものはオリジナルデスザウラー名義の別ユニット扱いとなっている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ハイパーキラーバイトファング
口腔部に装備された牙で、大型ゾイドをも易々と噛み砕く破壊力を持つ。
ハイパーキラークロー
両手に装備された格闘用クロー。
加重力衝撃テイル
巨体を支える尻尾は、それだけで強力な格闘武器となる。
OEでは扇形範囲の「押出マップ兵器」。
荷電粒子砲
デスザウラーの象徴ともいうべき最強武装。背部の荷電粒子吸入ファンから大気中の荷電粒子を吸収し、体内でエネルギーに変換した後に首の粒子加速器で光速まで加速して口腔部から発射、あらゆる物質を原子レベルまで分解・消滅させる。
なお、荷電粒子吸入ファンが破壊されると使用不能になる上に各部のパワーも大幅にダウンする為、ほぼ唯一の弱点となっている(荷電粒子砲が装備された口腔部や装甲の隙間も一応の弱点)。
実は「荷電粒子砲」は昔(設定上は40年前)の名義であり、小型ゾイドのゴドスでさえも「小口径荷電粒子ビーム砲」を装備するようになったアニメ時代のバトルストーリーでは「大口径荷電粒子ビーム砲」が正式名称。『OE』ではこちらの名義で、直線型のマップ兵器
16連装ミサイルランチャー
尻尾の付け根(キットでは腰)から16発のミサイルを発射する。直接命中させるのではなく上空で爆発後に無数の鉄杭を降らせる仕様となっている。『OE』では着弾点指定型のマップ兵器。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

OE
ゾイドコア巨体

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

5Lまたは8

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「悪夢の灯火」
SRWオリジナル曲。

主な関連機体[編集 | ソースを編集]

その高性能故に数多くの改造機やバリエーション機体が存在する他、対抗機や後継機も多数存在する。

一覧に無い機体はウィキペディアを参照。

ジェノザウラー(SRW未登場)
ガイロス帝国が、デスザウラー復活計画の副産物として開発したT-REX型ゾイド。『ゾイド -ZOIDS-』に登場。
オリジナルデスザウラー
オリジナルのボディを得て完全復活したデスザウラー。元々設定より巨大に描かれていたデスザウラーよりも更に大型の巨躯を持つ。

名場面[編集 | ソースを編集]

破滅の魔獣
第32話、古代遺跡に建てられた研究所にて巨大な培養槽の中で眠るデスザウラーが古代ゾイド人であるフィーネの存在を感知し覚醒。バンのブレードライガーだけでなく帝国軍のゾイドをも巻き込んで攻撃、荷電粒子砲をも放っていった。
レブラプターやブレードライガーをも軽々と踏み潰そうとするその圧倒的な巨体は見る者を驚愕させており、以後もアニメシリーズにおいて多くのラスボスゾイドは規格外の大きさを持つ事が定番となる。
帝都炎上
第34話。帝都ガイガロスで起動したデスザウラーは荷電粒子砲により接近する共和国軍を一瞬で壊滅、さらに帝国市民がいるにも関わらず街を破壊し続ける。
その姿はまさに惑星Ziを滅ぼした悪魔の姿そのものであると同時に元ネタを強く彷彿とさせる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • トミー(タカラトミー)から展開されていた公式ストーリー「ゾイドバトルストーリー」においてはゼネバス帝国によって開発された決戦兵器。決戦兵器でありながら量産を前提にした開発が行われており、ゼネバス帝国により数十機は製造されている。と言うか、バトルストーリーではアニメ版と同時代のガイロス帝国も50機を製造している(その内30機は20機のマッドサンダー(SRW未参戦)と相打ちになった)。
    • バトストで製造された50機は本来、プロイツェンが中央大陸(ヘリック共和国本土)へ進軍する鉄竜騎兵団へ餞別として配備する予定だったのだが、共和国と帝国が同盟を組んだ事と、共和国が対デスザウラー専用機であるマッドサンダーを再生産した事を知ると、予定を変更し帝国正規軍へと回し時間稼ぎを行った。
      • この時、デスザウラーは頭数を揃えた事と、オーガノイドシステムを搭載し性能を向上させた事から、天敵であるマッドサンダー(幼体のコアを増殖・培養した事により、性能が低下していた)との決戦を引き分けに持ち込んでいる。
        • 因みにオーガノイドシステムを搭載したデスザウラーは有り得ない性能をしており、巨大ゾイドでありながらイエーガーユニットを装備したライガーゼロより早く動き(捕まったライガーゼロは頭を握り潰された)、マッドサンダーの反荷電粒子シールド(理論上は性能が低下した現行機でも耐えられる)を突破するなどしていた。だが、本当に恐ろしいのは、これでもバトストに登場したゾイドの中では「中の上」程度の性能と言う事実である。
    • 量産性の高さもさることながら拡張性も高く、様々な改造機が作られた。実用性の高いもの(デスウイング、ギルザウラー)も多いが、技術者が暴走したような魔改造機(デスクラッシャー、デストゲラー)や、今のご時世なら問題になりそうな改造やネーミング(デスエイリアン)も存在する。
  • 1988~89年に小学館の児童誌『月刊コロコロコミック』に連載された漫画作品『特攻!ゾイド少年隊』には、本機の改造タイプという設定のデスダイバーなる敵機が登場した。
  • ゴジュラス(SRW未参戦、OEでは名前のみの登場)がやらなかった口からのビームを初めて行ったゾイドである。
    • なお後年のキングゴジュラス(SRW未参戦、と言うかアニメ未登場)が口から放つスーパーサウンドブラスターは超音波破砕砲という設定になっている(ただし、場面によっては青白い光線のような描写となっているものもある)。

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