「ダイガイアン1号」の版間の差分
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[[VTXユニオン]]の前社長[[ダイマ・ゴードウィン]]が、[[銀河統一計画]]のフラッグシップ機として密かに開発していた絶対決戦兵器。ダイマが現役時代に搭乗していたスーパーロボット「ガイアーン」の後継機に当たるマシンでもある。 | [[VTXユニオン]]の前社長[[ダイマ・ゴードウィン]]が、[[銀河統一計画]]のフラッグシップ機として密かに開発していた絶対決戦兵器。ダイマが現役時代に搭乗していたスーパーロボット「ガイアーン」の後継機に当たるマシンでもある。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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:近年のラストボスとしては珍しくHP回復がなく、特殊能力は[[オールキャンセラー]]とEN回復(小)のみと控えめ。耐久力もそこまで高くはないが、代わりに攻撃力が尋常でないレベル。ダイマの能力と相まり、直撃を喰らえば戦艦でも一撃で落とされかねない。 | :近年のラストボスとしては珍しくHP回復がなく、特殊能力は[[オールキャンセラー]]とEN回復(小)のみと控えめ。耐久力もそこまで高くはないが、代わりに攻撃力が尋常でないレベル。ダイマの能力と相まり、直撃を喰らえば戦艦でも一撃で落とされかねない。 | ||
:通常ルートの場合、それ以上に厄介なのはステージ構造の方。通常ルートでは[[ゾヌーダロボ]]との戦いで味方が離脱した状態かつダイマが'''気力300'''の状態であるため、序盤は苦戦する。幸い、30%ほど削ればイベントでダイマの気力が最低値に落ち込み、一気に弱体化する上に離脱した味方機も復帰する。なお、こちらのルートでは終始「ダイガイアン」名義となる。 | :通常ルートの場合、それ以上に厄介なのはステージ構造の方。通常ルートでは[[ゾヌーダロボ]]との戦いで味方が離脱した状態かつダイマが'''気力300'''の状態であるため、序盤は苦戦する。幸い、30%ほど削ればイベントでダイマの気力が最低値に落ち込み、一気に弱体化する上に離脱した味方機も復帰する。なお、こちらのルートでは終始「ダイガイアン」名義となる。 | ||
− | : | + | :激闘ルートの場合はHPを70%以下まで減らすと、途中増援として[[ダイガイアン2号]]が出現。2号のサポートにより一戦闘ごとにHPが全回復してしまうので、そちらを倒した後で1号を倒さねばならない。さらに[[ティランド]]が増援として毎ターン現れ、ティランドの数が合計30機を超えるとゲームオーバーという特殊ターン制限がある。ターンごとに増援の数は3機ずつ、最大で20機まで増えていく。こちらのルートでは2号が現れた際「ダイガイアン1号」名義となる<ref>正確に言えば「ダイガイアン」と「ダイガイアン1号」は内部的には別の機体として扱われており、イベントで入れ替わるため[[分析]]や[[かく乱]]が解除される。</ref>。なお最大HPは20万(ノーマル)~296000(スーパーエキスパート)と高いが、ユニットの強化次第では一戦闘で削りきることが可能であり、2号を倒さない限り復活し続けてその都度[[資金]]とTacPを得られるので、事前準備は必要なものの[[道場]]として活用することもできる。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:ウイングを分離・接続した錨型の大剣「VTXソード」を構え、空いた背部からビームマントをなびかせて突撃。敵機を横一線に切り裂いた後、至近距離からの星雲断光砲でトドメ。 | :ウイングを分離・接続した錨型の大剣「VTXソード」を構え、空いた背部からビームマントをなびかせて突撃。敵機を横一線に切り裂いた後、至近距離からの星雲断光砲でトドメ。 | ||
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− | : | + | :近接武器にも関わらず射程が1~8と隙がない。だが、『T』ではこれ以上のロングレンジ攻撃もその気になれば普通に可能なので、立ち回り次第ではサンドバッグにできる。 |
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;HP50%以下で、全ての武器の攻撃力+200、照準値・運動性+50 | ;HP50%以下で、全ての武器の攻撃力+200、照準値・運動性+50 | ||
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。エキスパートモードで取得。ダイマの底力&極&エースボーナスと相まって命中率が冗談のようなレベルに跳ね上がる。ここまで数値が伸びると、「集中」程度では焼け石に水である。 |
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;「暴虐の守護神」 | ;「暴虐の守護神」 | ||
:イベント前はこちら。ヒロイックな曲調だが、[[窮奇王|四凶の]][[饕餮王|超機人]]と同じく曲名に「暴虐」がついている。 | :イベント前はこちら。ヒロイックな曲調だが、[[窮奇王|四凶の]][[饕餮王|超機人]]と同じく曲名に「暴虐」がついている。 | ||
− | :''' | + | :'''侵略という野心に飢えて[[外宇宙]]を戦火で食らおうとする存在'''には御誂え向きの曲名といったところか。 |
;「Tread on the Tiger‘s Tail」 | ;「Tread on the Tiger‘s Tail」 | ||
:本作のオープニングテーマであり、イメージソング。イベント後はこちらになる。 | :本作のオープニングテーマであり、イメージソング。イベント後はこちらになる。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
*本機は全長300mの超巨大ロボでありながら重量は'''7500t'''とかなり軽い。歴代スーパーロボットが巨体ながらその重量が見合わないことのオマージュかと思われる。 | *本機は全長300mの超巨大ロボでありながら重量は'''7500t'''とかなり軽い。歴代スーパーロボットが巨体ながらその重量が見合わないことのオマージュかと思われる。 | ||
− | ** | + | **本機には宇宙戦艦への変形機構の実装が予定されていたため、ペイロードを確保するための分は軽くなっている可能性があるが、それでもやはり軽すぎる数値であろう。 |
*設定的にも「一部に外宇宙の技術を取り入れた地球製のヒロイックなスーパーロボット」という、異質なラスボスと言える。 | *設定的にも「一部に外宇宙の技術を取り入れた地球製のヒロイックなスーパーロボット」という、異質なラスボスと言える。 | ||
+ | **本機の開発元や、本作の主人公機の性質からして、本作のスーパー系主人公機(およびその成れの果て)と理解することも可能かもしれない。 | ||
*本機の名前及びベースとなったガイアーンの由来は地球を一種の生命体とみなした仮説「ガイア理論」からと思われる。 | *本機の名前及びベースとなったガイアーンの由来は地球を一種の生命体とみなした仮説「ガイア理論」からと思われる。 | ||
**本機が登場した『T』も由来が地球を意味する「Terra」からであり、作品に沿った名称と言える。 | **本機が登場した『T』も由来が地球を意味する「Terra」からであり、作品に沿った名称と言える。 |
2023年9月25日 (月) 19:12時点における最新版
ダイガイアン1号 | |
---|---|
登場作品 | |
デザイン | moi7[1] |
SRWでの分類 |
機体 ラストボス |
スペック | |
---|---|
分類 | 絶対決戦兵器 |
全長 | 300.0 m |
重量 | 7500.0 t |
動力 | クォーク・ドライブ×20 |
開発者 | ダイマ・ゴードウィン |
主なパイロット | ダイマ・ゴードウィン |
ダイガイアン1号は『スーパーロボット大戦T』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
VTXユニオンの前社長ダイマ・ゴードウィンが、銀河統一計画のフラッグシップ機として密かに開発していた絶対決戦兵器。ダイマが現役時代に搭乗していたスーパーロボット「ガイアーン」の後継機に当たるマシンでもある。
白と青、金のカラーリングが特徴で、全体的なフォルムはスタンダードなスーパーロボットのそれに近い。機体各所には「V」「T」「X」の意匠がちりばめられ、頭には日本の武将が身に着ける兜を思わせるディテールが目立つ。
20基ものクォーク・ドライブを搭載したことで爆発的な出力を実現しており、これにダイマの操縦技術が合わさった結果、その戦闘力たるや単機でUND第零番艦隊に匹敵するレベルという怪物。さらにGストーンやDG細胞をモデルとした出力増幅機構が搭載されており、継戦能力も非常に高い。
機動要塞VTXの制御ユニットとしての役割も兼任しており、この機体のコックピットからVTXの全機能の制御が可能。
完成時にオミットされた機能として宇宙戦艦への変形が計画されており、機体各部位にある砲身のようなパーツはその名残である[2]。
この機体の開発には、ダイマがスポンサー権限で手に入れたT3の戦闘データ、地球文明・太陽系先史文明・ラミィがもたらした異星文明を融合した科学技術に加え、VTXユニオンの資金が大量に流用されていた。つまり横領の産物である。
ネーミングはガイアーンを意識したもので、「全ての人間に覚えてもらうためにはわかりやすい方が良い」という考えによる。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
VXT三部作[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦T
- 初登場作品にして、本作のラストボス。どちらのルートでもダイマが搭乗して襲い掛かってくる。
- 近年のラストボスとしては珍しくHP回復がなく、特殊能力はオールキャンセラーとEN回復(小)のみと控えめ。耐久力もそこまで高くはないが、代わりに攻撃力が尋常でないレベル。ダイマの能力と相まり、直撃を喰らえば戦艦でも一撃で落とされかねない。
- 通常ルートの場合、それ以上に厄介なのはステージ構造の方。通常ルートではゾヌーダロボとの戦いで味方が離脱した状態かつダイマが気力300の状態であるため、序盤は苦戦する。幸い、30%ほど削ればイベントでダイマの気力が最低値に落ち込み、一気に弱体化する上に離脱した味方機も復帰する。なお、こちらのルートでは終始「ダイガイアン」名義となる。
- 激闘ルートの場合はHPを70%以下まで減らすと、途中増援としてダイガイアン2号が出現。2号のサポートにより一戦闘ごとにHPが全回復してしまうので、そちらを倒した後で1号を倒さねばならない。さらにティランドが増援として毎ターン現れ、ティランドの数が合計30機を超えるとゲームオーバーという特殊ターン制限がある。ターンごとに増援の数は3機ずつ、最大で20機まで増えていく。こちらのルートでは2号が現れた際「ダイガイアン1号」名義となる[3]。なお最大HPは20万(ノーマル)~296000(スーパーエキスパート)と高いが、ユニットの強化次第では一戦闘で削りきることが可能であり、2号を倒さない限り復活し続けてその都度資金とTacPを得られるので、事前準備は必要なものの道場として活用することもできる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武器は胸部の大口径ビームに大型剣と、オーソドックスな組み合わせ。
「断〇剣」「断〇砲」と、他の地球製スーパーロボットを連想させるネーミングである。
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
- 必殺星雲断光砲
- 胸部クリスタルから放つ大出力ビーム砲。方向指定型のMAP兵器。
- 必殺銀河断獄剣
- ウイングを分離・接続した錨型の大剣「VTXソード」を構え、空いた背部からビームマントをなびかせて突撃。敵機を横一線に切り裂いた後、至近距離からの星雲断光砲でトドメ。
- 攻撃の〆には「VTX社訓その六『やる気のないものは去れ!』 」という一喝と筆文字が入る。
- 近接武器にも関わらず射程が1~8と隙がない。だが、『T』ではこれ以上のロングレンジ攻撃もその気になれば普通に可能なので、立ち回り次第ではサンドバッグにできる。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- 2L
- スーパーロボットとしては大型の部類故にこの内容。
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- HP50%以下で、全ての武器の攻撃力+200、照準値・運動性+50
- 『T』で採用。エキスパートモードで取得。ダイマの底力&極&エースボーナスと相まって命中率が冗談のようなレベルに跳ね上がる。ここまで数値が伸びると、「集中」程度では焼け石に水である。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「暴虐の守護神」
- イベント前はこちら。ヒロイックな曲調だが、四凶の超機人と同じく曲名に「暴虐」がついている。
- 侵略という野心に飢えて外宇宙を戦火で食らおうとする存在には御誂え向きの曲名といったところか。
- 「Tread on the Tiger‘s Tail」
- 本作のオープニングテーマであり、イメージソング。イベント後はこちらになる。
- 皮肉なことに、この歌詞自体はダイガイアンの雄姿に酷く似合っているのがプレイヤーの苦笑いを誘う。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガイアーン
- 原型機。ダイマが軍人時代に乗っていたスーパーロボットだが、詳細は不明。
- ダイガイアン2号
- エイム・プレズバンド専用に調整された2号機。1号の支援機としての側面を持つ。
余談[編集 | ソースを編集]
- 本機は全長300mの超巨大ロボでありながら重量は7500tとかなり軽い。歴代スーパーロボットが巨体ながらその重量が見合わないことのオマージュかと思われる。
- 本機には宇宙戦艦への変形機構の実装が予定されていたため、ペイロードを確保するための分は軽くなっている可能性があるが、それでもやはり軽すぎる数値であろう。
- 設定的にも「一部に外宇宙の技術を取り入れた地球製のヒロイックなスーパーロボット」という、異質なラスボスと言える。
- 本機の開発元や、本作の主人公機の性質からして、本作のスーパー系主人公機(およびその成れの果て)と理解することも可能かもしれない。
- 本機の名前及びベースとなったガイアーンの由来は地球を一種の生命体とみなした仮説「ガイア理論」からと思われる。
- 本機が登場した『T』も由来が地球を意味する「Terra」からであり、作品に沿った名称と言える。