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その正体は、頭脳(脳髄)のみを高度に発達させた寄生虫。肉体そのものは非常に脆弱であり、僅かな環境変化や外因性ショックに対しても抵抗力を持たない。その為、専ら他の知的生命体の体内に寄生し、その知的生命体の「脳」をラダムの強い「本能」で支配する事によって生態系の上位を維持してきた。詳しくは[[テッカマン]]の項を参照。 | その正体は、頭脳(脳髄)のみを高度に発達させた寄生虫。肉体そのものは非常に脆弱であり、僅かな環境変化や外因性ショックに対しても抵抗力を持たない。その為、専ら他の知的生命体の体内に寄生し、その知的生命体の「脳」をラダムの強い「本能」で支配する事によって生態系の上位を維持してきた。詳しくは[[テッカマン]]の項を参照。 | ||
− | + | 一度でもラダムに寄生された生物は死ぬまでラダムの操り人形として働かされることとなり、その生物の死を感知しラダムが抜け出すことでしか解放される手段は無い。実際、作中では[[相羽シンヤ]]が死の間際になってラダムが抜け出し支配から逃れたものの、解放から程なくして息を引き取っている。 | |
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+ | 飽く迄ラダムには悪意が無く生存本能のままに行動しているだけではあるが、存在するだけで他の惑星やその生物の運命を大きく狂わせ、周囲の生命体全てを侵してしまう”存在してはいけない生物”それこそがラダムなのである。 | ||
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
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:初登場作品。プレイヤー部隊がボソンジャンプで8カ月もの時間を飛び越えてる間に地球侵攻を開始し、原作通り[[ラダム樹]]の森を各地に生み出した。逆に原作とは異なりラダム母艦は廃棄コロニーを隠れ家にしており、そのコロニーをも取り込んでいる。 | :初登場作品。プレイヤー部隊がボソンジャンプで8カ月もの時間を飛び越えてる間に地球侵攻を開始し、原作通り[[ラダム樹]]の森を各地に生み出した。逆に原作とは異なりラダム母艦は廃棄コロニーを隠れ家にしており、そのコロニーをも取り込んでいる。 | ||
;[[スーパーロボット大戦W]] | ;[[スーパーロボット大戦W]] | ||
− | : | + | :オメガ達TV版の構成員と続編「II」の[[異星人テッカマン]]の軍団の双方が登場。自分達と類似点の多い[[ゾンダー]]や[[イバリューダー]]と何故か激しく敵対しているが、話が進む中でその意外な理由が明らかになっていく。 |
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− | : | + | :不気味な植物のようなもので、地上へと降下したラダム獣が変化する。その正体は、ラダム獣が人類をテッカマンへと作り替えた上で洗脳するための一種のフォーマット装置である。成長しきって完全体になると、周囲の人間を片端から取り込んでフォーマットしていく。フォーマットに適さない体質の人間は排除してしまうラダム母艦の即席装置に比べて、時間をかけてフォーマットを行うため、相手の体質に関係なくテッカマンへと作り変えることが可能。 |
+ | ;ラダム母艦 | ||
+ | :第一次ラダム戦役において太陽系へ侵攻してきたラダムの一派の母船。4~5km級というかなり巨大な宇宙船であり、ラダムの宇宙船は全てワープ航法による移動も可能となっている。内部にはテックシステムが存在し、知的生命体を捕獲してテッカマンへとフォーマットする。[[相羽孝三]]のアルゴス号の自爆によって月面裏へと不時着し、以後は修復が完了するまでラダムの本拠地となる。なお、この母船はあくまでラダムの移民船であるため、母艦自体に戦闘能力があるかは不明。 | ||
+ | :前述の通り、『J』でラダムが月面ではなく廃棄コロニーを拠点としていたが、これは『J』においては相羽孝三はアルゴス号を暴走させてラダム母艦を外宇宙へ飛ばそうとしたが、その進路上にあった廃棄コロニーに衝突してしまったためである。 | ||
+ | ;[[ラダム艦]] | ||
+ | :第二次ラダム戦役以降、太陽系へ侵攻してくるラダムの機動艦隊。 | ||
;[[ラダム獣]] | ;[[ラダム獣]] | ||
− | : | + | :ラダムの主戦力として用いられる戦闘生物。同時にラダム樹の素体ともなる。 |
;[[ラダムマザー]] | ;[[ラダムマザー]] | ||
− | : | + | :ラダム獣を生み出す上位個体。 |
;[[テッカマン]] | ;[[テッカマン]] | ||
− | : | + | :知的生命体を素体とする生体兵器。一連のラダムによる侵攻作戦は、全てこのテッカマンを増やすことに最大の目的がある。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | 名前の由来は「ノスト'''ラダム'''ス」とされており、いわゆる「恐怖の大王」をイメージしたものと思われる。 | + | *名前の由来は「ノスト'''ラダム'''ス」とされており、いわゆる「恐怖の大王」をイメージしたものと思われる。 |
+ | *鈴木典孝氏による[[漫画|漫画版]]では、若干違った解釈で描かれている。 | ||
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2024年11月16日 (土) 13:26時点における最新版
ラダムとは、『宇宙の騎士テッカマンブレード』及び『宇宙の騎士テッカマンブレードII』に登場する生物。
概要[編集 | ソースを編集]
連合宇宙歴192年に突如地球に飛来した謎の生物。巨大なダニやクマムシのような姿をしており、人類を無差別に殺戮し、軌道上に建設された宇宙ステーション「オービタルリング」を乗っ取った。オービタルリングから地球に降下し、地面に潜って自ら種となり、「ラダム樹」と呼ばれる植物を生やす。ラダム樹は人体には無害で、なぜ動物が植物の種となるのか、なぜ樹木を生やすのか、その行動原理は謎に包まれている。
その正体は、頭脳(脳髄)のみを高度に発達させた寄生虫。肉体そのものは非常に脆弱であり、僅かな環境変化や外因性ショックに対しても抵抗力を持たない。その為、専ら他の知的生命体の体内に寄生し、その知的生命体の「脳」をラダムの強い「本能」で支配する事によって生態系の上位を維持してきた。詳しくはテッカマンの項を参照。
一度でもラダムに寄生された生物は死ぬまでラダムの操り人形として働かされることとなり、その生物の死を感知しラダムが抜け出すことでしか解放される手段は無い。実際、作中では相羽シンヤが死の間際になってラダムが抜け出し支配から逃れたものの、解放から程なくして息を引き取っている。
Dボゥイの家族とアルゴス号の仲間を奪った敵であり、Dボゥイは激しい憎悪を抱いている。
ラダムは惑星の侵略が中途で失敗した場合、その惑星に対しテッカマンという最強の力を与えてしまう事になってしまうため、必ずその惑星を滅ぼす事となっている。現に『MISSING LING』においては地球どころか太陽系そのものを消滅させようとし、『宇宙の騎士テッカマンブレードII』では巨大なラダム艦隊を直接地球に衝突させようとするなど、手段を選ばない手法を用いている。
飽く迄ラダムには悪意が無く生存本能のままに行動しているだけではあるが、存在するだけで他の惑星やその生物の運命を大きく狂わせ、周囲の生命体全てを侵してしまう”存在してはいけない生物”それこそがラダムなのである。
登場作品[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。プレイヤー部隊がボソンジャンプで8カ月もの時間を飛び越えてる間に地球侵攻を開始し、原作通りラダム樹の森を各地に生み出した。逆に原作とは異なりラダム母艦は廃棄コロニーを隠れ家にしており、そのコロニーをも取り込んでいる。
- スーパーロボット大戦W
- オメガ達TV版の構成員と続編「II」の異星人テッカマンの軍団の双方が登場。自分達と類似点の多いゾンダーやイバリューダーと何故か激しく敵対しているが、話が進む中でその意外な理由が明らかになっていく。
関連用語[編集 | ソースを編集]
- ラダム樹
- 不気味な植物のようなもので、地上へと降下したラダム獣が変化する。その正体は、ラダム獣が人類をテッカマンへと作り替えた上で洗脳するための一種のフォーマット装置である。成長しきって完全体になると、周囲の人間を片端から取り込んでフォーマットしていく。フォーマットに適さない体質の人間は排除してしまうラダム母艦の即席装置に比べて、時間をかけてフォーマットを行うため、相手の体質に関係なくテッカマンへと作り変えることが可能。
- ラダム母艦
- 第一次ラダム戦役において太陽系へ侵攻してきたラダムの一派の母船。4~5km級というかなり巨大な宇宙船であり、ラダムの宇宙船は全てワープ航法による移動も可能となっている。内部にはテックシステムが存在し、知的生命体を捕獲してテッカマンへとフォーマットする。相羽孝三のアルゴス号の自爆によって月面裏へと不時着し、以後は修復が完了するまでラダムの本拠地となる。なお、この母船はあくまでラダムの移民船であるため、母艦自体に戦闘能力があるかは不明。
- 前述の通り、『J』でラダムが月面ではなく廃棄コロニーを拠点としていたが、これは『J』においては相羽孝三はアルゴス号を暴走させてラダム母艦を外宇宙へ飛ばそうとしたが、その進路上にあった廃棄コロニーに衝突してしまったためである。
- ラダム艦
- 第二次ラダム戦役以降、太陽系へ侵攻してくるラダムの機動艦隊。
- ラダム獣
- ラダムの主戦力として用いられる戦闘生物。同時にラダム樹の素体ともなる。
- ラダムマザー
- ラダム獣を生み出す上位個体。
- テッカマン
- 知的生命体を素体とする生体兵器。一連のラダムによる侵攻作戦は、全てこのテッカマンを増やすことに最大の目的がある。
余談[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来は「ノストラダムス」とされており、いわゆる「恐怖の大王」をイメージしたものと思われる。
- 鈴木典孝氏による漫画版では、若干違った解釈で描かれている。