「ケロロ軍曹 (TV)」の版間の差分

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**2004年4月3日~2011年4月2日(全357話)
 
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**2010年4月4日~2011年4月3日:「ケロロ軍曹乙」(全51話)
 
**2010年4月4日~2011年4月3日:「ケロロ軍曹乙」(全51話)
*連載「月刊少年エース」(角川書店・刊) 1999年~連載中
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*連載「月刊少年エース」(角川書店・刊) 1999年~連載中
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦Operation Extend]](PSP)
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*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦Operation Extend]](PSP)
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
吉崎観音氏の人気SFギャグ漫画をアニメ化した作品。幅広い層からの支持を受け放送時間の変更を複数回挟みながらも丸7年のロングラン放送となった。これは単独タイトルとしてみた場合はスパロボ参戦作品の中でも断トツの最長記録である(次点は全92話で約2年間放送された『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』)。<br/>
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吉崎観音氏の人気SFギャグ漫画をアニメ化した作品。ケロン星から地球を侵略するべくやってきた、カエルに似た宇宙人ケロロ軍曹とその仲間達や周囲の人々の織り成す日常と巻き起こる騒動や冒険を描いたドタバタSFコメディ。
ケロン星から地球を侵略するべくやってきたカエルに似た宇宙人ケロロ軍曹とその仲間達や周囲の人々の織り成す日常と巻き起こる騒動や冒険を描いたドタバタSFコメディ。<br/>
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幅広い層からの支持を受け、放送時間の変更を複数回挟みながらも丸7年のロングラン放送となった。これは単独タイトルとしてみた場合は、スパロボ参戦作品の中でも断トツの最長記録である(次点は全92話で約2年間放送された『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』)。
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登場人物や登場するメカニックのプラモデル、外伝コミック、単独ゲーム作品など各メディアのタイアップも多く行われ、劇場用長編作品も5本作られた。
 
登場人物や登場するメカニックのプラモデル、外伝コミック、単独ゲーム作品など各メディアのタイアップも多く行われ、劇場用長編作品も5本作られた。
  
 
スパロボ参戦作品では『[[フルメタル・パニック?ふもっふ]]』と同系統の「日常系」作品。バンダイナムコゲームスのクロスオーバー作品としては『ヒーローズファンタジア』にも参戦している。<br/>
 
スパロボ参戦作品では『[[フルメタル・パニック?ふもっふ]]』と同系統の「日常系」作品。バンダイナムコゲームスのクロスオーバー作品としては『ヒーローズファンタジア』にも参戦している。<br/>
作中では様々な作品のパロディが豊富に盛り込まれているが、アニメ版では特に[[ガンダムシリーズ]]([[宇宙世紀]]作品)関連のネタが頻繁に登場している。これはアニメ版の製作がガンダムシリーズでお馴染みのサンライズであり、番組スポンサーもバンダイが努めていたことが大きい。また、ガンダムシリーズにおける主要キャストの殆どがケロロ軍曹にも様々な役どころで参加している。
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作中では様々な作品のパロディが豊富に盛り込まれているが、アニメ版では特に[[ガンダムシリーズ]]([[宇宙世紀]]作品)関連のネタが頻繁に登場している。これはアニメ版の製作がガンダムシリーズでお馴染みのサンライズであり、番組スポンサーもバンダイが務めていたことが大きい。また、ガンダムシリーズにおける主要キャストの殆どがケロロ軍曹にも様々な役どころで参加している。
  
作品の性格上、ロボットやメカに乗っての戦闘シーンは多数存在するがそれが主体の作品というわけではないため、本作品のスパロボ参戦発表は驚きを持って迎えられた。
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作品の性格上、ロボットやメカに乗っての戦闘シーンは多数存在するが、いわゆるロボットアニメとはみなされていない作品であるため、本作品のスパロボ参戦発表は驚きを持って迎えられた。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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=== ケロロ小隊 ===
 
=== ケロロ小隊 ===
 
;[[ケロロ軍曹]]
 
;[[ケロロ軍曹]]
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:隊長。隊長の素質があるとケロン軍から認められているが、その一方で適当な性格。夏美には頭が上がらない。ガンプラを心から偏愛する。
 
;[[ギロロ伍長]]
 
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:機動歩兵。普段はストイックな軍人だが、頭に血が上りやすい。夏美に惚れている。
 
;[[タママ二等兵]]
 
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:突撃兵。二面性のある性格。ケロロを慕っており、モアに嫉妬をむき出しにすることも。
 
;[[クルル曹長]]
 
;[[クルル曹長]]
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:作戦通信参謀。様々なメカを発明している優秀な技術者だが、陰険な性格。ケロロより階級は上だが、資質無しとして隊長にはなっていない。
 
;[[ドロロ兵長]]
 
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:暗殺兵。常識人だが影が薄い。個体としての戦闘力では小隊一。小雪との出会いで侵略に否定的となり、心機一転するために改名しドロロとなった。
 
=== 日向家 ===
 
=== 日向家 ===
 
;[[日向冬樹]]
 
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:ケロロが居候している日向家の長男(夏美の弟)。温厚な性格でケロロと仲がよく、彼のことを心から友達だと思っている。オカルトマニアの一面がある。
 
;[[日向夏美]]
 
;[[日向夏美]]
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:日向家の長女。直情的な性格で、ケロロたちにお仕置きすることもしばしば。ケロロ小隊を侵略者として認識してはいるものの、必ずしも仲は悪くない。身体能力が高く、パワードスーツを着込んで戦闘したこともある。
 
;[[日向秋]]
 
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:夏美・冬樹の母。漫画の編集者。
 
=== その他の登場人物 ===
 
=== その他の登場人物 ===
 
;[[アンゴル=モア]]
 
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:惑星の断罪者の一種「アンゴル族」出身。過去の経緯からケロロと親しく、主にオペレーターとして小隊の手伝いをしている。
 
;[[西澤桃華]]
 
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:タママが居候をしている大富豪・西澤家の令嬢。タママと同じく二面的な性格。
 
;[[サブロー]]
 
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:北城睦実のアニメでの呼び名。
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:芸能人の中学生(原作では高校生で、名前も北城睦実という別の名)。クルルが居候をしている。
 
;[[東谷小雪]]
 
;[[東谷小雪]]
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:ドロロと暮らしているくノ一。ドロロ(元はゼロロ)が心変わりするきっかけとなった。
 
;[[アリサ=サザンクロス]]
 
;[[アリサ=サザンクロス]]
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:「闇に潜むもの」を狩る謎の人物。ある事情から冬樹に執着している。
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
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== [[BGM|主題歌]] ==
 
== [[BGM|主題歌]] ==
7年間という長さのためオープニングやエンディングのみでも各10曲以上存在する。またお笑い芸人などとのタイアップ曲が多いのも特徴。
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7年間という長さのため、オープニングやエンディングのみでも各10曲以上存在する。またお笑い芸人などとのタイアップ曲が多いのも特徴。
 
;『ケロッ!とマーチ』
 
;『ケロッ!とマーチ』
 
:(作詞:もりちよこ 作曲・編曲:沢田完 歌:角田信朗&いはたじゅり)<br />1stシーズンオープニング。ケロロを代表する曲で財津一郎&小倉優子の歌う『帰ってきたケロッ!とマーチ』、超劇場版で使用された『KERO`T MARCH〜ソラミミングリッシュであります!〜』『ケロッ!とマーチ 2008』、ケロロ小隊全員の歌う『ケロッ!とマーチ <小隊Ver.>』など多くのバージョンが存在する。
 
:(作詞:もりちよこ 作曲・編曲:沢田完 歌:角田信朗&いはたじゅり)<br />1stシーズンオープニング。ケロロを代表する曲で財津一郎&小倉優子の歌う『帰ってきたケロッ!とマーチ』、超劇場版で使用された『KERO`T MARCH〜ソラミミングリッシュであります!〜』『ケロッ!とマーチ 2008』、ケロロ小隊全員の歌う『ケロッ!とマーチ <小隊Ver.>』など多くのバージョンが存在する。
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:鈴木さえ子
 
:鈴木さえ子
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*藤子・F・不二雄が開拓した「不思議な同居人もの」へのストレートなリスペクトとして作られた作品。アニメ版はガンダムのパロディが多いことで知られているが、原作版ではむしろ国民的漫画作品『ドラえもん』のパロディの方が顕著である(ただし、不思議な同居人が複数の家庭にいる構造と、彼らの少しマヌケな性格づけは『オバケのQ太郎』の影響の方が大きいようだ)。
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*藤子・F・不二雄が開拓した「不思議な同居人もの」へのストレートなリスペクトとして作られた作品。アニメ版はガンダムや特撮のパロディが多いことで知られているが、原作版ではむしろ国民的漫画作品『ドラえもん』のパロディの方が顕著である(ただし、不思議な同居人が複数の家庭にいる構造と、彼らの少しマヌケな性格づけは『オバケのQ太郎』の影響の方が大きいようだ)。
 
*7thシーズンではそれまで30分放送だったのが15分に短縮され(残りの15分は『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』が放送された)、深夜に30分の完全版『ケロロ軍曹乙』を放送するという珍しい手法が使われた。
 
*7thシーズンではそれまで30分放送だったのが15分に短縮され(残りの15分は『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』が放送された)、深夜に30分の完全版『ケロロ軍曹乙』を放送するという珍しい手法が使われた。
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2013年8月19日 (月) 17:20時点における版

  • 放送局:テレビ東京ほか
    • 2004年4月3日~2011年4月2日(全357話)
    • 2010年4月4日~2011年4月3日:「ケロロ軍曹乙」(全51話)
  • 連載「月刊少年エース」(角川書店・刊) 1999年~連載中
  • 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦Operation Extend(PSP)

概要

吉崎観音氏の人気SFギャグ漫画をアニメ化した作品。ケロン星から地球を侵略するべくやってきた、カエルに似た宇宙人ケロロ軍曹とその仲間達や周囲の人々の織り成す日常と巻き起こる騒動や冒険を描いたドタバタSFコメディ。

幅広い層からの支持を受け、放送時間の変更を複数回挟みながらも丸7年のロングラン放送となった。これは単独タイトルとしてみた場合は、スパロボ参戦作品の中でも断トツの最長記録である(次点は全92話で約2年間放送された『マジンガーZ』)。
登場人物や登場するメカニックのプラモデル、外伝コミック、単独ゲーム作品など各メディアのタイアップも多く行われ、劇場用長編作品も5本作られた。

スパロボ参戦作品では『フルメタル・パニック?ふもっふ』と同系統の「日常系」作品。バンダイナムコゲームスのクロスオーバー作品としては『ヒーローズファンタジア』にも参戦している。
作中では様々な作品のパロディが豊富に盛り込まれているが、アニメ版では特にガンダムシリーズ宇宙世紀作品)関連のネタが頻繁に登場している。これはアニメ版の製作がガンダムシリーズでお馴染みのサンライズであり、番組スポンサーもバンダイが務めていたことが大きい。また、ガンダムシリーズにおける主要キャストの殆どがケロロ軍曹にも様々な役どころで参加している。

作品の性格上、ロボットやメカに乗っての戦闘シーンは多数存在するが、いわゆるロボットアニメとはみなされていない作品であるため、本作品のスパロボ参戦発表は驚きを持って迎えられた。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ケロロ小隊

ケロロ軍曹
隊長。隊長の素質があるとケロン軍から認められているが、その一方で適当な性格。夏美には頭が上がらない。ガンプラを心から偏愛する。
ギロロ伍長
機動歩兵。普段はストイックな軍人だが、頭に血が上りやすい。夏美に惚れている。
タママ二等兵
突撃兵。二面性のある性格。ケロロを慕っており、モアに嫉妬をむき出しにすることも。
クルル曹長
作戦通信参謀。様々なメカを発明している優秀な技術者だが、陰険な性格。ケロロより階級は上だが、資質無しとして隊長にはなっていない。
ドロロ兵長
暗殺兵。常識人だが影が薄い。個体としての戦闘力では小隊一。小雪との出会いで侵略に否定的となり、心機一転するために改名しドロロとなった。

日向家

日向冬樹
ケロロが居候している日向家の長男(夏美の弟)。温厚な性格でケロロと仲がよく、彼のことを心から友達だと思っている。オカルトマニアの一面がある。
日向夏美
日向家の長女。直情的な性格で、ケロロたちにお仕置きすることもしばしば。ケロロ小隊を侵略者として認識してはいるものの、必ずしも仲は悪くない。身体能力が高く、パワードスーツを着込んで戦闘したこともある。
日向秋
夏美・冬樹の母。漫画の編集者。

その他の登場人物

アンゴル=モア
惑星の断罪者の一種「アンゴル族」出身。過去の経緯からケロロと親しく、主にオペレーターとして小隊の手伝いをしている。
西澤桃華
タママが居候をしている大富豪・西澤家の令嬢。タママと同じく二面的な性格。
サブロー
芸能人の中学生(原作では高校生で、名前も北城睦実という別の名)。クルルが居候をしている。
東谷小雪
ドロロと暮らしているくノ一。ドロロ(元はゼロロ)が心変わりするきっかけとなった。
アリサ=サザンクロス
「闇に潜むもの」を狩る謎の人物。ある事情から冬樹に執着している。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ゴッドケロン
下記Mk-IIシリーズが合体した姿。
ケロロロボMk-II
ギロロロボMk-II
タママロボMk-II
クルルロボMk-II
ドロロロボMk-II
リアルPGガンダム
バンダイのプラモデル「パーフェクトグレート RX-78-2 ガンダム」を戦闘用に改造したもの。劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-に先駆けて、初めて映像作品で異星人勢力と戦ったガンダムである。なお、ネタ元は劇場版3であるが、劇場版でケロロが兵器化したのはパーフェクトグレードではなくマスターグレードのガンプラ(作中でもケロロの口から「100分の1」スケールであることが明言されている(PGは60分の1))である。

登場作と扱われ方

スーパーロボット大戦Operation Extend
初参戦作品。ゴッドケロンの戦闘アニメが確認されている他、集合絵にはケロロロボMk-IIを駆るケロロがセンターを飾っている。また、パワード夏美もケロロロボMk-IIの武装として出演している(実際に使えるのはOE第2章以降)。
更にリアルPGガンダムも登場しており、全8章パック&ダウンロードカード版購入特典によりケロロの参戦とともに使用可能になる(この特典が無くてもOE第2章のイベントで入手可能)。ケロロが歴代ガンダムと共演するのでどう絡むのかが気になるところである。

主題歌

7年間という長さのため、オープニングやエンディングのみでも各10曲以上存在する。またお笑い芸人などとのタイアップ曲が多いのも特徴。

『ケロッ!とマーチ』
(作詞:もりちよこ 作曲・編曲:沢田完 歌:角田信朗&いはたじゅり)
1stシーズンオープニング。ケロロを代表する曲で財津一郎&小倉優子の歌う『帰ってきたケロッ!とマーチ』、超劇場版で使用された『KERO`T MARCH〜ソラミミングリッシュであります!〜』『ケロッ!とマーチ 2008』、ケロロ小隊全員の歌う『ケロッ!とマーチ <小隊Ver.>』など多くのバージョンが存在する。

主要スタッフ

制作
サンライズ(第6スタジオ)
総監督
佐藤順一
シリーズ構成
池田眞美子(1~103話)
横谷昌宏(104~358話)
キャラクターデザイン
迫崎史敏
音楽
鈴木さえ子

余談

  • 藤子・F・不二雄が開拓した「不思議な同居人もの」へのストレートなリスペクトとして作られた作品。アニメ版はガンダムや特撮のパロディが多いことで知られているが、原作版ではむしろ国民的漫画作品『ドラえもん』のパロディの方が顕著である(ただし、不思議な同居人が複数の家庭にいる構造と、彼らの少しマヌケな性格づけは『オバケのQ太郎』の影響の方が大きいようだ)。
  • 7thシーズンではそれまで30分放送だったのが15分に短縮され(残りの15分は『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』が放送された)、深夜に30分の完全版『ケロロ軍曹乙』を放送するという珍しい手法が使われた。

商品情報

DVD

TVシリーズ

超劇場版ケロロ軍曹シリーズ

DVDBOX

書籍

資料リンク