「ビッグガルーダ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[オレアナ]]が[[ガルーダ]]を開発する過程で作った戦闘ロボット。
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[[ガルーダ]]によって運用される、どれい獣とは異なる巨大戦闘ロボット。
  
何らかの理由で、開発途中で放置されていたが、ガルーダが完成させ、[[コン・バトラーV]]との決戦に使用した。
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開発途中であった所を自らの素性を知ったガルーダが発見し、完成させて宿敵[[コン・バトラーV]]と最後の死闘を繰り広げる。
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=== 機体概要 ===
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元々は[[オレアナ]]がアンドロイドのガルーダシリーズを開発する過程で作った物であるらしく、外見も何処となくガルーダに似ている。その為、アンドロイドのガルーダ達が1~16号(劇中でコンバトラーチームが死闘を繰り広げたガルーダは、廃棄された他の15体を合わせると16号となる)であるのに対し、本機は「'''ガルーダ0号'''」と呼べる存在である。何らかの理由から開発途中で地球攻略基地の工場内に放置されていたが、ガルーダ自らの手で独自に改造を施される形で完成を迎えた。
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オレアナが地球侵略作戦を開始する以前より開発された上に、コンセプトも不明なまま半ば間に合わせで完成を迎えたロボットであるにも拘らず、その性能やパワー出力は最新鋭のテクノロジーの塊と言えるコン・バトラーVと十分対等に渡り合える程高い。武装面に関しても、近距離戦用のウイングソードや遠距離戦用のビッグボウによって、距離を問わない柔軟に対応した戦いが可能となっており、更に機体の各部にもミサイルや火炎放射、チェーンソーといった内蔵武器が豊富に仕込まれている。
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=== 劇中の様相 ===
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自らが[[ミーア]]と同じアンドロイドであった真実を知り絶望に陥っていたガルーダが、基地の工場内を彷徨う中で完成途中で放置されていた本機を発見。ビッグガルーダをオレアナの都合で廃棄されてしまったアンドロイド達と同じく自分の「兄弟」であるとシンパシーを感じたガルーダは、自らの死に場所を得ようと執念で完成させる。
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ミーアの亡骸を抱えたガルーダの搭乗したビッグガルーダは、ナルマグネ光線によってコン・バトラーを強制分離させて追い詰めたオレアナの前に乱入し、ビッグボウの連射撃ちによってオレアナを破壊。邪魔者が居なくなった所で再コンバインしたコン・バトラーと最後の戦いに突入し、互いの攻撃手段を駆使した応酬戦を繰り広げる。ガルーダの執念によって、あと一歩の所までコン・バトラーを追い詰めるも、僅かな隙を突かれて形勢逆転となってしまい、両腕を破壊されてしまう。しかし、それでも諦めなかったガルーダの執念によって体当たりが敢行されるも、受け流される形で空高く投げ飛ばされてしまい、最後は超電磁スピンの一撃によって真っ二つにされる形で敗北。自らを「兄弟」と称し、潔く死を受け入れたガルーダと共に爆散した。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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:初参戦作品。コン・バトラーV初登場ステージが唯一の出番。能力はその時点では、それなりの性能。味方がコン・バトラーV一機のみなので、長々と戦っていると負けてしまう。
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:初登場作品。コン・バトラーV初登場ステージが唯一の出番。能力はその時点では、それなりの性能。味方がコン・バトラーV一機のみなので、長々と戦っていると負けてしまう。
 
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:シナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」に登場。HPが半分以下になると、ガルーダが1度だけ[[根性]]を使う。前作に比べHPが大幅に上昇した。
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:シナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」にのみ登場、コン・バトラーと一騎打ちを行う。
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:HPが半分以下になると、ガルーダが1度だけ[[根性]]を使う。前作に比べHPが大幅に上昇した。
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:一撃で仕留めるためには、超電磁スピンを予めある程度[[改造]]しておく必要がある。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
 
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::SFC版と同じ扱い。書籍『[[スーパーロボット大戦を一生楽しむ本|一生楽しむ本]]』では、「でかくなったガルーダ」と間違いが書かれている<ref>ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P24。</ref>。
 
::SFC版と同じ扱い。書籍『[[スーパーロボット大戦を一生楽しむ本|一生楽しむ本]]』では、「でかくなったガルーダ」と間違いが書かれている<ref>ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P24。</ref>。
 
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:ほぼ『第4次』と同様だがHPが半分以下になると使うのが[[ド根性]]になった。半分以上から一気に倒せば発動しない。放っておくと[[オレアナ]]を倒して[[ファティマ]]を奪ってしまう。
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:ほぼ『第4次』と同様だがHPが半分以下になると使うのが[[ド根性]]になった。半分以上から一気に倒せば発動しない。放っておくと[[オレアナ]]を倒して[[ファティマ]]を奪ってしまう。これで同じシチュエーションで3回目の登場であり、旧作では事実上毎回やっていることになる。
 
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:[[オープニング戦闘デモ]]にのみ登場。
 
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:今作では空を飛ばず、陸に降りている。攻撃力が高いので、援護も駆使して早めに仕留めたい。
 
:今作では空を飛ばず、陸に降りている。攻撃力が高いので、援護も駆使して早めに仕留めたい。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
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:出撃シーンから[[コン・バトラーV]]との対決までのイベントムービーが用意された。
 
:出撃シーンから[[コン・バトラーV]]との対決までのイベントムービーが用意された。
 
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:選択によってシーン1、もしくはシーン3で戦う。前座扱いで登場しているオレアナより能力が低く、味方の気力も上がっているのであっけなく倒せる。
  
 
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:胸部を展開してミサイルを発射。
 
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:大型の弓から射る矢。SRWでは「ミサイルアロー」名義のことも。
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:手にした大型の弓。矢筒で携帯するミサイルアローをつがえて放つ。作品によっては矢のほうの名義になっている場合もある。
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:『DD』では実弾属性の必殺技に採用。
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:;ミサイルアロー
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::ビッグボウから射る矢。普段は矢筒に入れている。連射とはいえオレアナを粉砕する威力があった。
 
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:腰に差した剣を引き抜いて斬りつける。劇中未使用。
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:腰に差した剣を引き抜いて斬りつける。割と印象的でありながら、実は劇中未使用。
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:『DD』では斬撃属性の通常攻撃に採用。
 
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:口から放射する。SRW未採用。
 
:口から放射する。SRW未採用。
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:[[切り払い]]を発動。
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:[[切り払い]]を発動。『F』の時点でコンバトラーよりも先に実装されている。原作では使用していない。
  
 
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:原作でも飛行している。作品によっては陸のみの場合もある。
  
 
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:作品によってはMサイズのことも。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*漫画『ゴッドバード』でもガルーダの乗機として登場。「似ていない」と評された顔は仮面で、その下に本来のガルーダのような顔が存在したり、鳥人形態への変形を見せたりと、ガルーダにより近い機体へとアレンジされている。
 
*漫画『ゴッドバード』でもガルーダの乗機として登場。「似ていない」と評された顔は仮面で、その下に本来のガルーダのような顔が存在したり、鳥人形態への変形を見せたりと、ガルーダにより近い機体へとアレンジされている。
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*京楽制作のパチンコ『ぱちんこ 超電磁ロボ コン・バトラーV』のアニメーションではデザインが変更され、黒い甲冑を纏った騎士の様な姿になっている。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年3月24日 (日) 10:54時点における最新版

ビッグガルーダ
登場作品 超電磁ロボ コン・バトラーV
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 戦闘ロボット
開発者 オレアナ
パイロット ガルーダ
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ビッグガルーダは『超電磁ロボ コン・バトラーV』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

ガルーダによって運用される、どれい獣とは異なる巨大戦闘ロボット。

開発途中であった所を自らの素性を知ったガルーダが発見し、完成させて宿敵コン・バトラーVと最後の死闘を繰り広げる。

機体概要 [編集 | ソースを編集]

元々はオレアナがアンドロイドのガルーダシリーズを開発する過程で作った物であるらしく、外見も何処となくガルーダに似ている。その為、アンドロイドのガルーダ達が1~16号(劇中でコンバトラーチームが死闘を繰り広げたガルーダは、廃棄された他の15体を合わせると16号となる)であるのに対し、本機は「ガルーダ0号」と呼べる存在である。何らかの理由から開発途中で地球攻略基地の工場内に放置されていたが、ガルーダ自らの手で独自に改造を施される形で完成を迎えた。

オレアナが地球侵略作戦を開始する以前より開発された上に、コンセプトも不明なまま半ば間に合わせで完成を迎えたロボットであるにも拘らず、その性能やパワー出力は最新鋭のテクノロジーの塊と言えるコン・バトラーVと十分対等に渡り合える程高い。武装面に関しても、近距離戦用のウイングソードや遠距離戦用のビッグボウによって、距離を問わない柔軟に対応した戦いが可能となっており、更に機体の各部にもミサイルや火炎放射、チェーンソーといった内蔵武器が豊富に仕込まれている。

劇中の様相 [編集 | ソースを編集]

自らがミーアと同じアンドロイドであった真実を知り絶望に陥っていたガルーダが、基地の工場内を彷徨う中で完成途中で放置されていた本機を発見。ビッグガルーダをオレアナの都合で廃棄されてしまったアンドロイド達と同じく自分の「兄弟」であるとシンパシーを感じたガルーダは、自らの死に場所を得ようと執念で完成させる。

ミーアの亡骸を抱えたガルーダの搭乗したビッグガルーダは、ナルマグネ光線によってコン・バトラーを強制分離させて追い詰めたオレアナの前に乱入し、ビッグボウの連射撃ちによってオレアナを破壊。邪魔者が居なくなった所で再コンバインしたコン・バトラーと最後の戦いに突入し、互いの攻撃手段を駆使した応酬戦を繰り広げる。ガルーダの執念によって、あと一歩の所までコン・バトラーを追い詰めるも、僅かな隙を突かれて形勢逆転となってしまい、両腕を破壊されてしまう。しかし、それでも諦めなかったガルーダの執念によって体当たりが敢行されるも、受け流される形で空高く投げ飛ばされてしまい、最後は超電磁スピンの一撃によって真っ二つにされる形で敗北。自らを「兄弟」と称し、潔く死を受け入れたガルーダと共に爆散した。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。コン・バトラーV初登場ステージが唯一の出番。能力はその時点では、それなりの性能。味方がコン・バトラーV一機のみなので、長々と戦っていると負けてしまう。
第4次スーパーロボット大戦
シナリオ「大将軍ガルーダの悲劇」にのみ登場、コン・バトラーと一騎打ちを行う。
HPが半分以下になると、ガルーダが1度だけ根性を使う。前作に比べHPが大幅に上昇した。
一撃で仕留めるためには、超電磁スピンを予めある程度改造しておく必要がある。
第4次スーパーロボット大戦S
SFC版と同じ扱い。書籍『一生楽しむ本』では、「でかくなったガルーダ」と間違いが書かれている[1]
スーパーロボット大戦F
ほぼ『第4次』と同様だがHPが半分以下になると使うのがド根性になった。半分以上から一気に倒せば発動しない。放っておくとオレアナを倒してファティマを奪ってしまう。これで同じシチュエーションで3回目の登場であり、旧作では事実上毎回やっていることになる。
スーパーロボット大戦F完結編
オープニング戦闘デモにのみ登場。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
ガルーダの試作体が複数登場し、量産されていた。

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
今作では空を飛ばず、陸に降りている。攻撃力が高いので、援護も駆使して早めに仕留めたい。
スーパーロボット大戦IMPACT
出撃シーンからコン・バトラーVとの対決までのイベントムービーが用意された。
スーパーロボット大戦COMPACT3
選択によってシーン1、もしくはシーン3で戦う。前座扱いで登場しているオレアナより能力が低く、味方の気力も上がっているのであっけなく倒せる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
記念すべき第一回イベント「大将軍ガルーダの逆襲」でボスユニットとして登場。最大HP420万というスパロボのHP記録を余裕でブチ抜く等、ある意味で歴代最強のビッグガルーダである。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド1より登場するボスユニット。原作再現は序盤から行われているが、ガルーダは最初からこちらに乗っている。

関連作品[編集 | ソースを編集]

シャッフルファイト
ザクバランクロイツ四天王の一員。第2章のステージボスとして、ケディックに構える要塞内で反乱軍を待ち受ける。
リアルロボットレジメント
ガルーダは死亡済みだが地獄大元帥により利用される。硬めの雑魚として複数体登場。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ミサイル
胸部を展開してミサイルを発射。
ビッグボウ
手にした大型の弓。矢筒で携帯するミサイルアローをつがえて放つ。作品によっては矢のほうの名義になっている場合もある。
『DD』では実弾属性の必殺技に採用。
ミサイルアロー
ビッグボウから射る矢。普段は矢筒に入れている。連射とはいえオレアナを粉砕する威力があった。
ウイングソード
腰に差した剣を引き抜いて斬りつける。割と印象的でありながら、実は劇中未使用。
『DD』では斬撃属性の通常攻撃に採用。
火炎
口から放射する。SRW未採用。
仕込みノコギリ
右腕に隠された回転ノコギリ。発射も可能。SRW未採用。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。『F』の時点でコンバトラーよりも先に実装されている。原作では使用していない。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

原作でも飛行している。作品によっては陸のみの場合もある。

サイズ[編集 | ソースを編集]

L
作品によってはMサイズのことも。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

コン・バトラーV

余談[編集 | ソースを編集]

  • 漫画『ゴッドバード』でもガルーダの乗機として登場。「似ていない」と評された顔は仮面で、その下に本来のガルーダのような顔が存在したり、鳥人形態への変形を見せたりと、ガルーダにより近い機体へとアレンジされている。
  • 京楽制作のパチンコ『ぱちんこ 超電磁ロボ コン・バトラーV』のアニメーションではデザインが変更され、黒い甲冑を纏った騎士の様な姿になっている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ケイブンシャ『プレイステーション必勝法スペシャル 第4次スーパーロボット大戦Sを一生楽しむ本』P24。