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==人間関係==
 
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2024年2月17日 (土) 07:18時点における版

グラディオン
外国語表記 GLADION[1]
登場作品 電脳冒険記ウェブダイバー
声優 杉田智和
デザイン 鈴木藤雄(作画用設定)[2]
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
分類 異星人(クーリア人)→マスターウェブナイト
パイロット 結城ケント
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グラディオンは『電脳冒険記ウェブダイバー』の主役メカ

概要

コンピュータネットワーク「ワールドリンク」の中において、マジカルゲートを守護する存在「ウェブナイト[3]」のリーダー。『ウェブダイバー』におけるもう一人の主人公とも呼べる存在。

正々堂々とした性格であり、悪に屈しない強い心を持つ。

マスターウェブナイトの1体であり、グラディオン自身は他機体と合体するアタックモードに相当する形態を持たないが、他機体がグラディオンの武装となって前面に連結することで成り立つ「グラディオン〇〇モード」という合体攻撃用形態[4]を多数持つ。

本編当初、デリトロス襲来前にその存在を把握、危険視しており、ワールドリンクを管理する島ダイバーランドに住んでいた少年・結城ケントに声をかけ協力を求めていた。しかしケントがそれに気づく前にデリトロスはワールドリンク内を侵食。グラディオン以外の動けるウェブナイト達は残らずデリトロスによって洗脳されてしまい、全世界の子供達が幽閉された上に自身も孤立無援という窮地に陥ってしまった。しかしこの窮地に際し、デリトロスの侵略を受け弟が囚われてしまったケントと漸く真っ当に対話が可能となり、協力してデリトロスと戦うことを決意した。

グラディオンは純粋なプログラムではなく、その魂はアンドロメダ星雲第98恒星系惑星クーリアの戦士という過去生を持つ元異星人であった。しかし、同惑星で偶発的に誕生してしまったデリトロスとの死闘の果てに戦死、ネットワーク内で戦闘していたため肉体を失いながらも魂はデータとして残り、電脳世界を漂っていた。この魂として残ったデータがワールドリンクに漂着した結果、ウェブナイトに魂が宿り転生する形となった。

各形態

ビークルモード
移動用形態。蒸気機関車型。変形時にはファイターモードの首元から上が胴体から浮いており、グラディオンが自ら該当部分を着脱する必要がある。SRW未登場。
ファイターモード
戦闘用形態。グラディオンの場合は騎士型となる。本形態ではマスクの開閉ギミックを有しており、人間の顔のような意匠の顔面を覆い隠すことができる。また、気合を入れる時等に、瞳孔が人間同様のものから猫と同様の縦に長いものに変形する演出がある。
ビクトリーグラディオン
ファイターモードのグラディオンの背部に、ワイバリオンのウイングモードが合体した形態。
大多数のウェブナイトは前面から合体するのだが、ワイバリオンのみ背部からの合体となる。そのため、本形態からさらに別のウェブナイトと追加で合体し「○○モード」になったこともある。SRW未登場。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2023年1月のイベント「静かなる刻を共に感じて」にて期間限定参戦、後に2024年2月にイベントごと恒常化。攻撃特化タイプ。
イベント内では本編終盤におけるケント未搭乗状態での登場のため、グラディオン当人がパイロット扱い。ダークグラディオンとの決戦中にワールド2に転移し、その際データノイド(肉体を持ったデータ生命体)という形で実体化したという設定。期間限定参戦ながら、彼の存在は2章Part14にて示唆されており、彼の転移によりネオ・ジオン(袖付き)に想定外の戦闘が発生した結果ネェル・アーガマに搭乗していた面々が(速力補助を受けたモビルスーツとフルアーマー・ユニコーンガンダムだけだが)フル・フロンタルとの争奪戦に追いつくことができたという形になっている。
ユニットとしてはファイターモードで、基本的にマスクを閉じた状態。マスクを開放した素顔の状態は立ち絵とユニットアイコンで登場し、SSRユニットパーツ「ブレイク・ザーン」の〆でも作中を反映したマスクの開放演出が行われる。
また、恒常化に伴い前例に倣う形でイベント外ではサブパイロットとしてケントが追加、「ブレイク・ザーン」以外の演出で登場するようになる。
Lサイズながらスピードの遅さを配布オーブで緩和でき、攻撃特化ながらブレイク・ザーンのヒット時に根性が発動するためある程度の耐久力も備える。タイプ相応の単発火力の高さもあり、高火力を安定して出せる優秀なアタッカー。

装備・機能

武装・必殺武器

基本武装

グランバルカン
両肩に内蔵された連射可能な射撃武器。
『DD』ではグランマグナムの演出内で使用。
グランブラスター
右腕に装備された2連装ビーム砲。
『DD』では特殊属性のR必殺技。メインアビリティは「全力攻撃 I」で、サブアビリティは「攻撃力アップ I」。
グランパンチ
右拳にエネルギーを溜め、右拳状のエネルギーを放つ。拳自体が飛んでいくわけではない。
『DD』ではブレイク・シュートの演出内で使用。
グランブレード
メインウェポンとなる実体剣。変形機能を持つ。
『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「重装甲 I」で、サブアビリティは「防御力アップ I」。
グランマグナム
グランブレードがマグナムモードに変形した非実体弾の射撃武器。
『DD』ではビーム属性のSR必殺技。グランバルカンで牽制してからグランマグナムを放つ。メインアビリティは「アタッカー II」で、サブアビリティは「攻撃力アップ II」。
グランシールド
盾。ビークルモードの正面部が分離・変形したもの。グランブレードの懸架が可能。

必殺技

ブレイク・ザーン
グランブレードから放つ必殺の斬撃。
デリトロスに洗脳されたウェブナイトをこの必殺技で倒すことで、洗脳から解放することができる。
『DD』では斬撃属性のSSR必殺技。使用時には原作ほぼそのままの武装選択画面が映る。そして原作の要素を切り貼りした結果、原作を大きく上回る程によく動いている。ただし、期間限定参戦時に実装されたが故にケントは一切登場しない。
メインアビリティは「グランアーメット」で、移動力が1増加する。気力上限が増加し、気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値、ブレイク・ザーンの必殺技威力が増加する。ブレイク・ザーン命中時、自分に「根性」を発動する。攻撃命中時と被ダメージ時の気力上昇量が増加する。
サブアビリティは「タイプ強化III・攻撃・移動力プラス(攻撃)」。ゼンカイオージュラガオーンの「ジュラガオーン円月クラッシュ」の互換能力となる「攻撃特化タイプの移動力上昇」を持つサブアビリティ。昇格前は完全上位互換だが、こちらは昇格しても移動力上昇量は上がらない。2024年2月の限定解除に伴い、恒常的に入手可能となったため、こちらの方が入手難易度が低くなった。
ブレイク・シュート
グランマグナムから放つ必殺の射撃。ブレイク・ザーンと同様の機能を持つが、使用頻度は少ない。
『DD』ではビーム属性のSSR必殺技。グランパンチで怯ませた敵にブレイク・シュートで追撃する。
メインアビリティは「ファイターモード」で、HP・攻撃力・防御力・照準値が増加する。気力が10上昇する毎に、攻撃力・防御力・照準値・ブレイク・シュートの必殺技威力が増加する。斬撃・ビーム属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加し、ブレイク・シュート命中時、自分に「直撃」を発動する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。

他、解放したウェブナイトのアタックモードと合体することで、ウェブナイトを武装として扱うことができる。いずれもSRW未採用。

サイズ

L

パイロットステータス

精神コマンド

DD
気合必中信頼熱血友情

特殊スキル

DD
[+]ウェブナイト
攻撃力・防御力、HPが増加する。
覚悟(グラディオン)
気力が10上昇する毎に、照準値が増加する。
アタッカー(グラディオン)
攻撃力・照準値、スピードが増加する。
[+]ウェブダイバー
攻撃力・照準値が増加する。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。出撃後1度だけ、戦闘終了時にHP50%以下のとき、「熱血」(レベルが上がると「強靭」も追加される)がかかる(LV5で追加される)。

人間関係

結城ケント
グラディオンのパートナーとなった少年。『DD』のショートシナリオイベント「静かなる刻を共に感じて」では名前のみ語られる。

他作品との人間関係

アンギルオン
イレギュラーな転移をしたために彼に興味を抱かれる。一度は刃を交えるものの、成り行きで共闘したり対話を重ねるなど奇妙な縁に結ばれ、去り際に彼を「友」と呼んでいた。なお、声優が同じ上に登場イベントはその声優がシナリオプロット作成およびプロデュースを担当している。ついでに名称の法則(後述)も似ているが、これは単に偶然であろう。
フル・フロンタル
アンギルオンと共に交戦。自身を器と称する彼の姿を、グラディオンは自分とダークグラディオンの関係に重ね合わせていた。

名台詞

「テレビを見るときは、部屋をあかるくしてはなれて見てくれ!」
OPの開幕で流れる注意書き。『ウェブダイバー』ではグラディオン自身が視聴者の子供達に注意喚起を願う形となる。この台詞のタイミングではCGのグラディオンが登場するが、後期OPではカメラワークの回転と共に描かれ方が2Dに切り替わり、OPが始まる。
「ケント…ケント!」
「気を付けろケント…マジカルゲートは…狙われている…!」
DIVE01「Web騎士(ナイト)!グラディオン」。作業中のケントにPCを通じて呼びかけるファーストコンタクトの台詞。デリトロスによる本格的な侵略の前に、既にそれを把握していた。
「わかったようだな」
玩具「DXウェブナイトシリーズ グラディオン」の内蔵ゲームにおける操作説明内の台詞。説明のたびに区切りで繰り返される台詞であり、印象に残る。

迷台詞

「老けたな… ケント」
ケント「もうちょっとマシな言い方ってもんがあるだろう? 大きくなったなぁとか、立派になったなぁとか…」
「どうした、ケント?」
ブルーレイボックス付属のドラマCD「Web騎士(ウェブナイト)の帰還」より。本編から5年後、久方ぶりにケントと会った際の台詞。折角の再会にも関わらずこの調子なので、この件についてケントは諦めてしまった。
「こいつはそんなにつよくないぞ」
玩具「DXウェブナイトシリーズ グラディオン」ファイターモードの操作説明内で登場したウェブソルジャーに対しての説明。ご無体な。
「こうげきをうけるとわたしのライフがへる」
「ライフがなくなるとたたかいはおわってしまう」
「わかったかな?」
上記の続き。一通り敵を紹介し終えた後、敗北条件の説明…になるのだが、2行目まで説明したところで敵の集中砲火をひたすら受け続け、地道にライフを0まで削られて崩れ落ちる。そしてその後、何事もなかったかのようにプレイヤーに向き直って3行目の台詞を放つ。ルール説明のためとはいえ、わざわざ自分からやられに行くのはシュールな光景である。

スパロボシリーズの名台詞

「ゲームを遊ぶときは、部屋をあかるくして遊んでくれ!」
『DD』参戦PVの開幕で流れる注意書き。PV開始早々に原作再現が行われ、一切勿体ぶることなく開幕から参戦機体を明かしていく姿は視聴者を驚愕させた。
「独りの弱さと1人の強さ…今の私にはそれがわかる」
「そして、力と強さは違うのだ」
ショートシナリオイベント「静かなる刻を共に感じて」第1話。アンギルオンとの邂逅後身の上を話した時、「深い孤独の中にいる今デリトロスを倒せるのか」と訊かれた際の返し。グラディオンは孤独ではなく、ケントのように新たな縁を結んだからこそ、それを守るために独力で決戦に臨んでいる。孤独ではないからこそ戦うという終盤の彼の心境が表れた台詞。
「私とダークグラディオン…いや、ウェブナイトとデリトロスは正義と悪…対の存在…どちらか片方が消滅することはない」
「それは終わりなき闘いを意味しているが…私はその清濁全てを受け止める覚悟を持ち、戦っている…」
「ダークグラディオンは私と似た、違う可能性…ウェブナイトの形に囚われないもう1つの自分…」
「もしかしたら、シャア・アズナブルとフル・フロンタルもそうなのかも知れない…」
「そして、君とディーダリオンも…」
「それらは言わば、血の定めが運命の意思によって結ばれたいくつかの形…縁という名のネットワーク…」
「私はダークグラディオンという存在を受け入れた上で、奴が立ち塞がる度に倒す…!」
「そう、何度でも! 今、この時も! 縁が永劫に繰り返されようとも、私はそれを断ち切り続ける!」
同イベント第3話「友よ、夢の彼方に」。グラディオンと同じく飛ばされてきたダークグラディオンとの戦いの中で大きなダメージを負う中で、アンギルオンに向けての言葉。直前に交戦していたフル・フロンタルの姿に自身とダークグラディオンの関係を、そしてアンギルオンとその言葉の中で語られたディーダリオンを重ねあわせ、自らの答えを示す。

関連機体

ダークグラディオン
デリトロスが作り出したグラディオンのコピー機体

余談

  • アニメと連動して販売されたグラディオンの玩具は「プラグイット機能」を備えており、テレビに接続することでテレビゲームを遊ぶことが可能。グラディオン単独では内蔵武装しか使用できないが、別売りのグランブレードを使うことで主武装が解禁され[5]、「DXウェブナイトシリーズ」に属する他のウェブナイト達を合体させることでグラディオンの各形態をゲーム中に反映させることが可能。
    • ただし、プラグイット機能を備えるウェブナイトはグラディオンのみであり、機能もあってか定価7980円と割高。他の玩具と連携する場合、出費総計はさらに高額になる…と、商業的には重い負担になってしまった。
    • 連動玩具の大多数は赤外線通信によってグラディオンと連携する。合体形態の多くが前面に偏っているのは、この赤外線通信機能、および背部合体だとコントローラー部分のボタンが隠れてしまうことによる制約ではないかと推測される。
    • 作中の現実世界でも、玩具としてのグラディオンは、ケントがワールドリンク内にアクセスするためのロボット型のコントローラー「プラグコントローラー」として自作、第1話で完成させたという形で登場している。ファイターモードにおけるゲーム内容はデリトロスの尖兵ウェブソルジャーとの戦いであり、第1話の戦闘を再現できる。
  • グラディオン達ウェブナイツのデザインは、原型をスポンサーであるタカラ(現:タカラトミー)が起こし、そこからアニメスタッフとタカラ間で意見交換をしあって完成させている。鈴木藤雄氏によるグラディオンのデザインは、タカラやCGモデリング会社による決定稿の前、すべてを一度作画用のメカ設定に集中させる段階のもの[2]
  • ファイターモードにおける瞳孔の演出は、戦闘時はフェイスガードが出て口が見えなくなり、表情がわかりづらいことから加えられたもの[2]
  • 名称は「剣闘士(Gladiator)」を由来としていると思われる。また、ウェブナイツは殆どの機体の名称の末尾が「オン」という共通項がある。

脚注

  1. 本編武装選択画面より。アイキャッチではフォントの都合かAだけ小文字となっている。
  2. 2.0 2.1 2.2 『電脳冒険記ウェブダイバー』20thアニバーサリーSpecial Talk(前編)
  3. サブタイトル等では「Web騎士」表記。ほか、ウェブナイト達を総称して複数形の「ウェブナイツ」とも。
  4. 機体によっては直接合体せず、アタックモードになった機体をグラディオンが保持する形となる。余談になるが、このパターンの機体は後述の玩具内ゲームでは反映されない。
  5. ゲームの操作性は大幅に異なり、体感ゲームとなる。ちなみにグランマグナムでしか攻撃できず、グランブレードは切り払い専用形態扱い。