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イスカンダル(Iskandar)とは、『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』に登場する惑星。
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イスカンダル(Iscandar)とは、『[[宇宙戦艦ヤマト2199]]』に登場する惑星。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球]]から16万8千光年離れたサレザー恒星系に位置する第4惑星で、非常に美しい外観を有する。
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[[地球]]から16万8千光年離れた大マゼラン銀河・サレザー恒星系に位置する第4惑星で、非常に美しい外観を有する。[[大ガミラス帝星]]とは双子星。
  
惑星の80%が海で覆われており、僅かな陸地がある。生態系は地球とよく似ている。
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惑星の80%が[[海]]で覆われており、僅かな陸地がある。動植物をはじめとする生態系は地球とよく似ており、そこに住むイスカンダル人も地球人と遜色無い。
  
「イスク・サン・アリア」という王都があり、その中心に「クリスタルパレス」という宮殿が存在する。「クリスタルパレス」には、女王[[スターシャ・イスカンダル|スターシャ]]が住んでいる。波動エネルギーを用いた兵器によって大マゼラン銀河に一大帝国を築き上げた歴史がある。
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「イスク・サン・アリア」という王都があり、その中心に「クリスタルパレス」という巨大な宮殿が存在する。クリスタルパレスには、女王[[スターシャ・イスカンダル|スターシャ]]が住んでいる。
  
[[大ガミラス帝星]]に汚染された惑星を浄化して再生させる「[[コスモリバースシステム]]」を保有しており、このシステムを受け取るべく[[沖田十三]]率いる[[ヤマト]]はイスカンダルを最終目的地として目指すことになる。
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波動エネルギーを用いた兵器によって、大マゼラン銀河に一大帝国を築き上げた歴史を持つが、その過程を恥じて現在では支配権を完全に放棄しており、「[[宇宙]]に住む人々の救済」と目して全宇宙に向けて特使を派遣していた。しかし提供した波動エネルギーの技術を兵器に転用した地球に対し、過去の過ちを繰り返すことを危惧し不快感を表した事も有る<ref>だが、ヤマトが波動砲を始めとした各種武装が無かったとして果たしてイスカンダルに辿り着けたかは、作中のガミラス側の猛攻もあってか怪しく、スターシャが兵器転用無しにどのような方法で地球の者たちがイスカンダルにまで辿り着く事が正解と考えていたかは、作中明かされず不明である。その為[[ミーゼラ・セレステラ|セレスレラ]]のようにイスカンダル側の救済を「動かずに試すだけ」と証した者もいる。</ref>。
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ガミラスによって汚染され滅亡に瀕した惑星を浄化して再生させる「[[コスモリバースシステム]]」を保有しており、このシステムを受け取るべく[[沖田十三]]率いる[[ヤマト]]は、イスカンダルのある大マゼラン銀河へ向けて出発することになる。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
:初登場作品。第1話から[[ヤマト]]の目的地として目指すことになる。
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:初登場作品。第1話から[[ヤマト]]の目的地として目指すことになるが、道中の次元断層を脱出した直後にヤマトが[[世界観/V#西暦世界|西暦世界]]に転移してしまう。その為、実際に訪れるのは物語が終盤に差し掛かった辺りである。
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:作中の3つの並行世界の地球を全て救うには、どちらにしてもコスモリバースシステムが必要ということが判明し、終盤ではイスカンダルへ向かう為に[[地球艦隊・天駆]]が結成される。転移を繰り返したためヤマトが地球圏を離れるのは原作に比べ大幅に遅れる事になるが、[[ボソンジャンプ]]など他の世界の技術を使用することによって超長距離ワープを可能とすることで解消している。
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:「かつてのイスカンダルは、大マゼラン銀河に戦争と破壊を巻き起こした軍事帝国だった」という恥ずべき過去が原作よりも強調されており、本編から3000年前に[[超文明ガーディム]]と大マゼラン銀河の覇権を賭けて戦争していたという設定になっている。
  
 
== 人物 ==
 
== 人物 ==
 
;[[スターシャ・イスカンダル]]
 
;[[スターシャ・イスカンダル]]
 
:イスカンダルの女王。
 
:イスカンダルの女王。
;サーシャ・イスカンダル
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;[[サーシャ・イスカンダル]]
:スターシャの妹。物語開始時に次元波動エンジンの核となる「波動コア」を携えて地球へ向かうが、脱出艇がガミラスの攻撃を受けてしまい、そのまま波動コアを手にしたまま脱出艇内で死亡してしまう。遺体と波動コアは[[古代進|古代]]と[[島大介|島]]が火星で発見した。
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:スターシャの妹。
:その姿は[[森雪]]と酷似している。
 
 
;[[ユリーシャ・イスカンダル]]
 
;[[ユリーシャ・イスカンダル]]
 
:スターシャとサーシャの妹。
 
:スターシャとサーシャの妹。
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== 関連用語 ==
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;[[コスモリバースシステム]]
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:イスカンダルが保有する汚染浄化システム。
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;イスカンドロイド
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:[[ガミロイド]]と同型のロボット。主にスターシャの身の回りの世話などを行う。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*名前の由来は、インド語の「アレキサンダー大王」から。
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*名前の由来は、若くして大帝国を築いた古代ギリシア(マケドニア王国)の英雄・アレクサンドロス大王のアラビア語およびペルシア語読みである「イスカンダル」から。アラビア語では定冠詞として「アル」を用いるため、綴りから「AL」を除いたものが名前だと勘違いされたのである。
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**ちなみにアレクサンドロス大王のライバルだったペルシャ皇帝ダレイオス3世を英語読みすると「[[ダリウス大帝|ダリウス]]」と、スパロボファンにはおなじみのワードになる。
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2021年8月30日 (月) 08:56時点における最新版

イスカンダル(Iscandar)とは、『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する惑星。

概要[編集 | ソースを編集]

地球から16万8千光年離れた大マゼラン銀河・サレザー恒星系に位置する第4惑星で、非常に美しい外観を有する。大ガミラス帝星とは双子星。

惑星の80%がで覆われており、僅かな陸地がある。動植物をはじめとする生態系は地球とよく似ており、そこに住むイスカンダル人も地球人と遜色無い。

「イスク・サン・アリア」という王都があり、その中心に「クリスタルパレス」という巨大な宮殿が存在する。クリスタルパレスには、女王スターシャが住んでいる。

波動エネルギーを用いた兵器によって、大マゼラン銀河に一大帝国を築き上げた歴史を持つが、その過程を恥じて現在では支配権を完全に放棄しており、「宇宙に住む人々の救済」と目して全宇宙に向けて特使を派遣していた。しかし提供した波動エネルギーの技術を兵器に転用した地球に対し、過去の過ちを繰り返すことを危惧し不快感を表した事も有る[1]

ガミラスによって汚染され滅亡に瀕した惑星を浄化して再生させる「コスモリバースシステム」を保有しており、このシステムを受け取るべく沖田十三率いるヤマトは、イスカンダルのある大マゼラン銀河へ向けて出発することになる。

登場作品[編集 | ソースを編集]

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
初登場作品。第1話からヤマトの目的地として目指すことになるが、道中の次元断層を脱出した直後にヤマトが西暦世界に転移してしまう。その為、実際に訪れるのは物語が終盤に差し掛かった辺りである。
作中の3つの並行世界の地球を全て救うには、どちらにしてもコスモリバースシステムが必要ということが判明し、終盤ではイスカンダルへ向かう為に地球艦隊・天駆が結成される。転移を繰り返したためヤマトが地球圏を離れるのは原作に比べ大幅に遅れる事になるが、ボソンジャンプなど他の世界の技術を使用することによって超長距離ワープを可能とすることで解消している。
「かつてのイスカンダルは、大マゼラン銀河に戦争と破壊を巻き起こした軍事帝国だった」という恥ずべき過去が原作よりも強調されており、本編から3000年前に超文明ガーディムと大マゼラン銀河の覇権を賭けて戦争していたという設定になっている。

人物[編集 | ソースを編集]

スターシャ・イスカンダル
イスカンダルの女王。
サーシャ・イスカンダル
スターシャの妹。
ユリーシャ・イスカンダル
スターシャとサーシャの妹。

関連用語[編集 | ソースを編集]

コスモリバースシステム
イスカンダルが保有する汚染浄化システム。
イスカンドロイド
ガミロイドと同型のロボット。主にスターシャの身の回りの世話などを行う。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名前の由来は、若くして大帝国を築いた古代ギリシア(マケドニア王国)の英雄・アレクサンドロス大王のアラビア語およびペルシア語読みである「イスカンダル」から。アラビア語では定冠詞として「アル」を用いるため、綴りから「AL」を除いたものが名前だと勘違いされたのである。
    • ちなみにアレクサンドロス大王のライバルだったペルシャ皇帝ダレイオス3世を英語読みすると「ダリウス」と、スパロボファンにはおなじみのワードになる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. だが、ヤマトが波動砲を始めとした各種武装が無かったとして果たしてイスカンダルに辿り着けたかは、作中のガミラス側の猛攻もあってか怪しく、スターシャが兵器転用無しにどのような方法で地球の者たちがイスカンダルにまで辿り着く事が正解と考えていたかは、作中明かされず不明である。その為セレスレラのようにイスカンダル側の救済を「動かずに試すだけ」と証した者もいる。