「ティトゥス」の版間の差分

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*キャラクターデザイン:Niθ(ゲーム版/アニメ版原案)、橋本秀樹、桜井正明(アニメ版)
 
*キャラクターデザイン:Niθ(ゲーム版/アニメ版原案)、橋本秀樹、桜井正明(アニメ版)
  
[[アンチクロス]]の一人であり、[[魔導書]]「屍食教典儀」を所有する[[魔術師]]。戦いに飢え、強者との戦いを望む生粋の戦士。
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[[アンチクロス]]の一人であり、[[魔導書]]「屍食教典儀」を所有する[[魔術師]]。戦いに飢え、強者との戦いを望む生粋の戦士。無益な殺生を好まず、力の無い者に撤退を勧めるなどの一面も持つが、求めるものの方向性が異なるだけで他のアンチクロス同様に自分の欲求を満たすために外法に手を染めた魔人に相違は無い。実際、忠節などの[[武士道]]的精神とは無縁であると自分で認めている(この辺りも、[[覇道瑠璃|瑠璃]]に絶対的な忠誠を誓っているウィンフィールドとは対照的)。
無益な殺生を好まず、力の無い者に撤退を勧めるなどの一面も持つが、求めるものの方向性が異なるだけで他のアンチクロス同様に自分の欲求を満たすために外法に手を染めた魔人に相違は無い。実際、忠節などの[[武士道]]的精神とは無縁であると自分で認めている(この辺りも、[[覇道瑠璃|瑠璃]]に絶対的な忠誠を誓っているウィンフィールドとは対照的)。
 
  
 
元々は戊辰戦争に幕府側で参加していた剣士で、終戦後に渡米、そこで「屍食教典儀」を手に入れ、さらにブラックロッジと邂逅して魔術師となった敬意がある。
 
元々は戊辰戦争に幕府側で参加していた剣士で、終戦後に渡米、そこで「屍食教典儀」を手に入れ、さらにブラックロッジと邂逅して魔術師となった敬意がある。
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「魔術師」と言う割には一見ただの剣客(失った刀を体から召還する等の魔術も一応使うが)だが、実は魔術によって合計四本の腕を持つ異形の存在となっている。
 
「魔術師」と言う割には一見ただの剣客(失った刀を体から召還する等の魔術も一応使うが)だが、実は魔術によって合計四本の腕を持つ異形の存在となっている。
  
別の可能性である鋼屋ジン氏の漫画「ダイン・フリークス」にも存在している。こちらの世界には「屍食教典儀」がなく、またブラックロッジも存在しないため、アメリカで大暴れしてそのまま日本に帰国し、そこで同門の若者・鳴神千影に出会い秘神流を教えている。が、その途中で己の限界に気づいたことで悟りの境地に至り、'''アンチクロスになるよりも遥かに強くなった'''。
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別の可能性である鋼屋ジン氏の漫画『ダイン・フリークス』にも存在している。こちらの世界には「屍食教典儀」がなく、またブラックロッジも存在しないため、アメリカで大暴れしてそのまま日本に帰国し、そこで同門の若者・鳴神千影に出会い秘神流を教えている。が、その途中で己の限界に気づいたことで悟りの境地に至り、'''アンチクロスになるよりも遥かに強くなった'''。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[ティベリウス]]
 
;[[ティベリウス]]
 
:[[アンチクロス]]の同志。初登場時は彼と共に行動していたが、好いてはいない様子。
 
:[[アンチクロス]]の同志。初登場時は彼と共に行動していたが、好いてはいない様子。
:[[漫画|コミック版]]では[[デモンベイン]]との決着後、背後からデモンベインに襲いかかろうとした彼を一撃で仕留め、'''九郎達を護りながら死んでいく'''という潔い一面を見せた。
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:[[漫画]]版では[[デモンベイン]]との決着後、背後からデモンベインに襲いかかろうとした彼を一撃で仕留め、'''九郎達を護りながら死んでいく'''という潔い一面を見せた。
 
;[[アウグストゥス]]、[[カリグラ]]、[[クラウディウス]]、[[ウェスパシアヌス]]
 
;[[アウグストゥス]]、[[カリグラ]]、[[クラウディウス]]、[[ウェスパシアヌス]]
 
:アンチクロスの同志。とはいえ上述のマスターテリオンやティベリウスと同様に、「寄り集まっている」だけで、仲間意識はそれほど持ち合わせていない。
 
:アンチクロスの同志。とはいえ上述のマスターテリオンやティベリウスと同様に、「寄り集まっている」だけで、仲間意識はそれほど持ち合わせていない。
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:別に組織内でも特段の接点や因縁があったわけではないが、[[ライカ・クルセイド|ライカ]]ルートにおいて、ハンティング・ホラーに騎乗し[[エルザ]]を引き連れたウェストと交戦した際、'''手負いの状態で「狂気の[[天才]]」ウェスト作の魔導兵器と2対1の戦いをするのは不利だと判断して撤退するなど'''、彼の[[科学者・技術者|科学者]]としての才能については軽視せず、一目置いているようである。
 
:別に組織内でも特段の接点や因縁があったわけではないが、[[ライカ・クルセイド|ライカ]]ルートにおいて、ハンティング・ホラーに騎乗し[[エルザ]]を引き連れたウェストと交戦した際、'''手負いの状態で「狂気の[[天才]]」ウェスト作の魔導兵器と2対1の戦いをするのは不利だと判断して撤退するなど'''、彼の[[科学者・技術者|科学者]]としての才能については軽視せず、一目置いているようである。
 
;鳴神千影
 
;鳴神千影
:「ダイン・フリークス」の登場人物で、その世界におけるティトゥスの弟子。
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:『ダイン・フリークス』の世界におけるティトゥスの弟子。
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「……そうか。 単純なことであったな」<br/>「ははははは……何たる間抜けよ」
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;「……そうか。 単純なことであったな」<br />「ははははは……何たる間抜けよ」
 
:[[アル・アジフ|アル]]ルートでの最期の台詞。渇きを癒すために戦いと力を求め、果てには正道に背いて人間を止めた。だが、人外の域に踏み込んだティトゥスに待っていたのは「更なる救い難い渇き」だった。
 
:[[アル・アジフ|アル]]ルートでの最期の台詞。渇きを癒すために戦いと力を求め、果てには正道に背いて人間を止めた。だが、人外の域に踏み込んだティトゥスに待っていたのは「更なる救い難い渇き」だった。
 
:その渇きを一瞬だけ潤す事が出来たのは[[ウィンフィールド]]――それは皮肉にも、ティトゥスが見下した「人間」。しかし、「人間のまま」人を超えた力を持ち、そして[[覇道瑠璃|大切な者]]のために「人間として」戦っていた男だった。
 
:その渇きを一瞬だけ潤す事が出来たのは[[ウィンフィールド]]――それは皮肉にも、ティトゥスが見下した「人間」。しかし、「人間のまま」人を超えた力を持ち、そして[[覇道瑠璃|大切な者]]のために「人間として」戦っていた男だった。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*原作者の鋼屋ジン氏は[[スーパーロボット大戦UX|UX]]の発売後に自身のtwitter上で、ティトゥスの[[武術・格闘技|剣術]]の原型と思わしき『秘神流』なる二刀剣術の設定(裏設定と言うよりもネタらしい)について幾度か呟かれている。
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*原作者の鋼屋ジン氏は『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の発売後に自身のtwitter上で、ティトゥスの[[武術・格闘技|剣術]]の原型と思わしき「秘神流」なる二刀剣術の設定(裏設定というよりもネタらしい)について幾度か呟かれている。
 
**その技の一つの名は「桜我(おうが)」。字こそ違うが、ティトゥスの操る[[鬼械神]]と同じ名前である。
 
**その技の一つの名は「桜我(おうが)」。字こそ違うが、ティトゥスの操る[[鬼械神]]と同じ名前である。
**また、ティトゥスはアメリカ合衆国の禁酒法時代において、この剣術を用いてギャングの用心棒として裏社会で悪名を轟かせ、'''「ブシドー」'''とも呼ばれていたと言う。
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**また、ティトゥスはアメリカ合衆国の禁酒法時代において、この剣術を用いてギャングの用心棒として裏社会で悪名を轟かせ、'''「ブシドー」'''とも呼ばれていたという。
  
 
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2016年1月1日 (金) 23:41時点における版

ティトゥス(Titus)

アンチクロスの一人であり、魔導書「屍食教典儀」を所有する魔術師。戦いに飢え、強者との戦いを望む生粋の戦士。無益な殺生を好まず、力の無い者に撤退を勧めるなどの一面も持つが、求めるものの方向性が異なるだけで他のアンチクロス同様に自分の欲求を満たすために外法に手を染めた魔人に相違は無い。実際、忠節などの武士道的精神とは無縁であると自分で認めている(この辺りも、瑠璃に絶対的な忠誠を誓っているウィンフィールドとは対照的)。

元々は戊辰戦争に幕府側で参加していた剣士で、終戦後に渡米、そこで「屍食教典儀」を手に入れ、さらにブラックロッジと邂逅して魔術師となった敬意がある。

ティベリウスと共に覇道邸襲撃に参加し、ウィンフィールドと刃を交えてその実力を認める。C計画後にウィンフィールドと再戦し、その後は最終決戦の最中でデモンベインに敗れる。原作ゲームにおいては他のアンチクロス同様、選ぶルートによってその最後に辿る経緯が異なる。

「魔術師」と言う割には一見ただの剣客(失った刀を体から召還する等の魔術も一応使うが)だが、実は魔術によって合計四本の腕を持つ異形の存在となっている。

別の可能性である鋼屋ジン氏の漫画『ダイン・フリークス』にも存在している。こちらの世界には「屍食教典儀」がなく、またブラックロッジも存在しないため、アメリカで大暴れしてそのまま日本に帰国し、そこで同門の若者・鳴神千影に出会い秘神流を教えている。が、その途中で己の限界に気づいたことで悟りの境地に至り、アンチクロスになるよりも遥かに強くなった

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
原作通り第15話アメリカルート「THE INVADERS」で白兵戦を行う。第32話「BIG“C”」の時点で対決可能。
第43話ユニオンルート「THE RETURN OF THE SORCERER」で撃破した後、ウィンフィールドと最後の決着を付けるという原作ゲーム版の熱い展開を見せることに(なお、両者の決着はアニメ版では再現されていない……というか、原作ゲーム版でも瑠璃ルート限定の展開であり、一つのサプライズと言える)。

パイロットステータス設定の傾向

特殊技能(特殊スキル)

UX
魔術師魔導書底力援護攻撃全体攻撃インファイト

パイロットBGM

「機神咆吼―交錯する刃金と刃金」
デフォルトBGMとして設定されている。

人間関係

ウィンフィールド
好敵手。超人レベルまで鍛えているが、「あくまでも人間、徒手空拳で戦う、主に忠誠を誓っている」など様々な面で対照的。
なお、彼と真の意味での決着を付けられるのは、ゲーム版の瑠璃ルートのみとなる。
ウィンフィールドからは「ミスター武士道」と呼ばれている。
マスターテリオン
ブラックロッジにおける(一応の)主君。ただ、彼我の実力や位階の差から彼の下についているだけであり、世間一般で言うところの忠誠心は持ち合わせていない。
ティベリウス
アンチクロスの同志。初登場時は彼と共に行動していたが、好いてはいない様子。
漫画版ではデモンベインとの決着後、背後からデモンベインに襲いかかろうとした彼を一撃で仕留め、九郎達を護りながら死んでいくという潔い一面を見せた。
アウグストゥスカリグラクラウディウスウェスパシアヌス
アンチクロスの同志。とはいえ上述のマスターテリオンやティベリウスと同様に、「寄り集まっている」だけで、仲間意識はそれほど持ち合わせていない。
ドクター・ウェスト
立場は違うが、同じブラックロッジにおける幹部同士。
別に組織内でも特段の接点や因縁があったわけではないが、ライカルートにおいて、ハンティング・ホラーに騎乗しエルザを引き連れたウェストと交戦した際、手負いの状態で「狂気の天才」ウェスト作の魔導兵器と2対1の戦いをするのは不利だと判断して撤退するなど、彼の科学者としての才能については軽視せず、一目置いているようである。
鳴神千影
『ダイン・フリークス』の世界におけるティトゥスの弟子。

他作品との人間関係

刹那・F・セイエイ
UX』では覇道邸襲撃の際、ティトゥスに遭遇するなり迷わずに発砲する。だが、彼の離れ業によって放たれた弾はすべて切り払われてしまう
森次玲二
『UX』では「C計画」発動の際、彼を凄腕の剣士と認識し、戦いを挑む。一方の森次は「侍かぶれは自惚れ屋が多いようだな」と呆れ、本物の剣術を叩き込む。
なお、声優ミスター・ブシドーと同じなためか、彼からも「ミスター武士道」と呼ばれた

名台詞

「……そうか。 単純なことであったな」
「ははははは……何たる間抜けよ」
アルルートでの最期の台詞。渇きを癒すために戦いと力を求め、果てには正道に背いて人間を止めた。だが、人外の域に踏み込んだティトゥスに待っていたのは「更なる救い難い渇き」だった。
その渇きを一瞬だけ潤す事が出来たのはウィンフィールド――それは皮肉にも、ティトゥスが見下した「人間」。しかし、「人間のまま」人を超えた力を持ち、そして大切な者のために「人間として」戦っていた男だった。
それを捨て去って異形の存在と化したティトゥスは己の過ちに気付き、自嘲した。だが、その表情はどこか穏やかなものだった――まるで自分を蝕んだ渇きから解き放たれるかのように……。

スパロボシリーズの名台詞

「これぞ武の極み!」
皇餓の背中に仕込まれた「隠し刀」を使用した時の戦闘時の台詞。「武の極み」と言いつつ、やっていることは不意討なのでよくネタにされている。
もっとも、武道において相手の意表を突くことは卑怯でも何でもないので、「武の極み」というのも間違っていないのだが…。しかし、初戦から惜しげもなく披露してくる上に、種が明かされた後も普通に使ってくるのでやっぱりネタにされる。

搭乗機体

皇餓
ティトゥス同様、刀剣を武器とする接近戦に特化した鬼械神

余談

  • 原作者の鋼屋ジン氏は『UX』の発売後に自身のtwitter上で、ティトゥスの剣術の原型と思わしき「秘神流」なる二刀剣術の設定(裏設定というよりもネタらしい)について幾度か呟かれている。
    • その技の一つの名は「桜我(おうが)」。字こそ違うが、ティトゥスの操る鬼械神と同じ名前である。
    • また、ティトゥスはアメリカ合衆国の禁酒法時代において、この剣術を用いてギャングの用心棒として裏社会で悪名を轟かせ、「ブシドー」とも呼ばれていたという。