「ルキアーノ・ブラッドリー」の版間の差分

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*「殺戮を楽しむ外道」「敵を猿呼ばわりする」などの要素は『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の[[ゴステロ]]とも共通しており、谷口監督の高橋作品オマージュ要素のひとつとも取れる。
 
*「殺戮を楽しむ外道」「敵を猿呼ばわりする」などの要素は『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の[[ゴステロ]]とも共通しており、谷口監督の高橋作品オマージュ要素のひとつとも取れる。
 
*『R2』前半の中華連邦戦時点のキャラクターしか登場しない『Another Century's Episode:R』では、彼が作中最後のコードギアス敵キャラ。敵として登場のジノとアーニャと星刻もゼロらと共に帰還できるが、原作でも完全の敵役である彼だけが元の世界に帰ることなく戦死する。なお、ナイトオブゼロ時のスザク(『ACER』はナイトオブセブンのまま)の愛機である[[ランスロット・アルビオン]]と戦うのは同作だけ(原作ではルキアーノはすでに戦死している)。
 
*『R2』前半の中華連邦戦時点のキャラクターしか登場しない『Another Century's Episode:R』では、彼が作中最後のコードギアス敵キャラ。敵として登場のジノとアーニャと星刻もゼロらと共に帰還できるが、原作でも完全の敵役である彼だけが元の世界に帰ることなく戦死する。なお、ナイトオブゼロ時のスザク(『ACER』はナイトオブセブンのまま)の愛機である[[ランスロット・アルビオン]]と戦うのは同作だけ(原作ではルキアーノはすでに戦死している)。
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*『O2』にも登場し、レオンハルトから「血に飢えた殺人鬼に見えてその実冷徹な狩人」と評されており、わずかな情報からエリア24の暗部を見抜く勘の鋭さを見せた。また部下のマリーカがレオンハルトが援軍に来て気が緩んでいるのを鋭く見抜き、一喝するといった上司としての振る舞いも見せている。
  
 
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2015年12月29日 (火) 18:45時点における版

ルキアーノ・ブラッドリー(Lukiano Bradley)

皇帝直属部隊「ナイトオブラウンズ」の一人。マントの色はオレンジ。

非常に攻撃的でエキセントリックな性格で、功績よりも破壊と殺戮に快楽を見出す、極端なまでの快楽主義者でもある。本人曰く「人殺しの天才」で「ブリタニアの吸血鬼」の異名で恐れられている。「生命はこの世で最も尊いもの」だと嘯いているが、同時にそれを奪うことを至上の喜びとしている。

また、自身の直属であるグラウサム・ヴァルキリエ隊が10代後半から20代の美女・美少女で構成され、制服の露出度が高過ぎる事からも、非常に好色家である事が伺われる。

戦闘不能となった敵機KMFのコクピットをこじ開け、中のパイロットを乗機の武器で殺したり、さらに友軍機や友軍艦をも武器や盾にしたりと、ラウンズの立場をいい事にかなり好き勝手している。また、捕虜の身となって身動きが取れない紅月カレンに暴行を加えようとした事もあるが、同じラウンズ所属であるジノ・ヴァインベルグによって制止されている。

上記の性格と言動からか、同じラウンズの仲間からも快く思われておらず、また殺人を合法化する為にブリタニア軍にいる為、本心からブリタニアに忠誠を誓っている訳ではない模様。そんな彼がなぜラウンズになれたのかは全く以って不明(シャルルは世界の出来事を全て「俗事」の一言で片づけてしまうのでその線かもしれないが)。

第二次トウキョウ決戦の際に直属部隊であるヴァルキリエ隊と共にゼロを追い詰めるものの、紅蓮聖天八極式に乗り脱走したカレンにヴァルキリエ隊は全滅、自身も輻射波動砲をまともに喰らって戦死した。劇中におけるラウンズ最初の戦死者となったが、同じラウンズからの同情は得られなかった様である。

一言で言ってしまえば「ゲス野郎」、「かませ犬」、「色情魔」であるが、その扱いから少数ながらカルト人気を博したキャラでもある。セクシーなコスチュームを着た美女、美少女で構成されたヴァルキリエ隊の存在も、人気の理由の一つと言える。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。強さとしては中ボスクラス。概ね原作通りの扱いだが、原作とは異なりカレンを捕獲する見せ場がある。その凶暴性を様々な作品の人物から「下品」呼ばわりされるなど、下衆な人間性を強調されている感がある。本作ではヴァルキリエ隊は登場せず、連れてくる取り巻きは普通の雑魚となっている。
第49話にて撃墜すると戦死して退場となるが、このとき一緒に登場する他のラウンズ機が数ターン経過しなければ動かないのに対し、こいつだけ初手から一直線に突っ込んでくるので勝手に孤立してくれる。後にスザクビスマルクとの戦闘が待っているので、さっさと倒して彼らに備えよう。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

仮にもラウンズだけあって弱くはない。技量がそこそこ高い。

精神コマンド

第2次Z再世篇
偵察集中ひらめき必中気合直撃
なぜか「偵察」。人殺しのためには敵情視察は念入りに、ということか?

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z再世篇
底力L5、見切り気力+ボーナス闘争心サイズ差補正無視再攻撃援護攻撃L2
協調性皆無にもかかわらず援護攻撃持ち。人殺しのチャンスは見逃さない、ということか。

エースボーナス

自軍ユニットが撃墜されるとHP500回復
第2次Z再世篇』で採用。一風変わったエースボーナス。取り巻きを削るほど回復していくが、ルキアーノを先に叩いてしまえば無意味だし、取り巻きを全滅させるまでルキアーノに手を出さなくても無意味。そして、それ以前に習得しない

人間関係

マリーカ・ソレイシィ
直属部隊「グラウザム・ヴァルキリエ隊」の隊員で、第1期に登場したキューエル・ソレイシィの妹。彼女もカレンに倒されてしまった(小説版だと脱出した描写がある)。『R2』ではピンク色のヴィンセント、外伝漫画『コードギアス 双貌のオズ』ではトリスタンの試作機であるブラッドフォードに搭乗。
リーライナ・ヴェルガモン
同じく「グラウザム・ヴァルキリエ隊」の隊員。金髪でロングヘアー、さらに巨乳である。マリーカと同様カレンに倒された(小説版だと脱出した描写がある)。マリーカの士官学校時代の先輩。
枢木スザク
一応の同僚だが、スザクの事を「裏切り者」と呼ぶ他、劇中に初登場するなり本気で殺そうとした。『第2次Z再世篇』では絡み無しだが、前の出演作である『Another Century's Episode:R』では星刻解放の策を手助けとする彼(『ACER』では休戦という形でゼロと共闘)と対峙する。
ジノ・ヴァインベルグ
一応の同僚だが見下している。『第2次Z再世篇』ではルキアーノに静かに怒気を発した。
紅月カレン
最終的に部下ともども彼女に倒される事となる。
朝比奈省悟
『第2次Z』では彼に酷評された。ちなみに中の人が同じ。
マリーベル・メル・ブリタニア
彼女の苛烈な統治を見て、彼女とは気があいそうと評している。

他作品との人間関係

ヒイロ・ユイ
対峙した際に、その凶暴性を「下品」と評した。
クロウ・ブルースト
かつてブリタニア・ユニオン軍に所属していたためか、ルキアーノのことを知っていたが、彼に「吸血鬼殿がナイトオブラウンズになっていたとはな」と言われているあたり、ラウンズになる前も相当の凶事を働いていたことが伺えるほか、彼からは「エリア11もロクでもない奴を輸入した」と、まるで物のような言われ方をされている。
なお、ルキアーノのほうもクロウの搭乗機の挙動から彼がファイヤバグ出身であることを見抜き、「クズ」と罵倒する。…プレイヤーからすればルキアーノもファイヤバグもどっちもどっちという感じがしないでもないが。

名台詞

「質問、お前の大切な物は何だ…? …そうだ、命だぁ!」
戦闘での台詞。しかし、紅蓮に追いつめられた際にカレンから同じ言葉をぶつけられ…。
「さぁ、お前の大事なものを飛び散らせろぉっ!!」
蜃気楼を撃破寸前まで追いつめて。しかし……。
「奪われる…! 私の命が…! こ、こぉの猿がぁぁぁぁ……!!」
断末魔。人殺しに楽しみを見出した男の最期は、紅蓮の輻射波動を食らってパーシヴァル共々消滅する、という無様なものだった。『第2次Z再世篇』にて撃墜時の台詞として採用された。

スパロボシリーズの名台詞

「その口ぶり…貴様、ブリタニアの人間のようだな? わかったぞ!その独特の動き…貴様、ファイヤバグか!」
第2次Z再世篇』にて、クロウとの戦闘前会話。口ぶりや機体の挙動からクロウの素性を見抜くあたり、ただの狂人でないことが伺える。
「あのクズの生き残りがいるとはZEXISの程度も知れたものだ!」
「よかろう!ブリタニアのクズは、このナイトオブテンが責任をもって始末してやる!」
上記の会話の後、元ファイヤバグのクロウを「クズ」呼ばわりして襲いかかる。尤も、殺戮を楽しむ彼も人の言えた立場ではないのだが。

搭乗機体・関連機体

パーシヴァル
専用KMF。シールドは後にランスロット・フロンティアに転用する。
ヴィンセント
パーシヴァルのベース機。外伝漫画『双貌のオズO2』で搭乗していた事が語られている。

余談

  • 視聴者からは彼の称号である「ナイトオブテン」からとって「テンさん」という愛称で呼ばれている。
  • また、見た目が谷口悟朗作品である『スクライド』の登場人物「ストレイト・クーガー」に似ているという意見もある。クーガー役は『Gガンダム』のミケロ役でおなじみの津久井教生氏。義理人情に厚く、熱いクーガーのような性格なら、物語の方向は恐らくかなり変化していただろう。ちなみに『R2』が放送している時間帯において津久井氏は某局でマスコットキャラの声をあてている。
    • 発表当時のアニメ雑誌の紹介においてルキアーノは「ラウンズの頼れる兄貴分」という紹介の仕方をされていたが、何らかの事情により路線を大幅変更された経緯がある。谷口監督作品で兄貴、というクーガーを思わせる言葉から連想するに、彼の元々担当するはずだった声優は上記の津久井氏であった可能性が高い。キャスト陣もそれを示唆する発言をしており、時間帯の重複によって煽りを受けたとも取れる。
  • ルキアーノ役の私市淳氏は朝比奈省悟と兼ね役だが、ルキアーノも朝比奈も同じ回(第18話)で戦死している。
  • 「殺戮を楽しむ外道」「敵を猿呼ばわりする」などの要素は『蒼き流星SPTレイズナー』のゴステロとも共通しており、谷口監督の高橋作品オマージュ要素のひとつとも取れる。
  • 『R2』前半の中華連邦戦時点のキャラクターしか登場しない『Another Century's Episode:R』では、彼が作中最後のコードギアス敵キャラ。敵として登場のジノとアーニャと星刻もゼロらと共に帰還できるが、原作でも完全の敵役である彼だけが元の世界に帰ることなく戦死する。なお、ナイトオブゼロ時のスザク(『ACER』はナイトオブセブンのまま)の愛機であるランスロット・アルビオンと戦うのは同作だけ(原作ではルキアーノはすでに戦死している)。
  • 『O2』にも登場し、レオンハルトから「血に飢えた殺人鬼に見えてその実冷徹な狩人」と評されており、わずかな情報からエリア24の暗部を見抜く勘の鋭さを見せた。また部下のマリーカがレオンハルトが援軍に来て気が緩んでいるのを鋭く見抜き、一喝するといった上司としての振る舞いも見せている。