「マジンガーZERO」を編集中
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| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]] | | 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (メカ)|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}} | *{{登場作品 (メカ)|真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍}} | ||
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| エネルギー = [[エネルギー::光子力エネルギー]] | | エネルギー = [[エネルギー::光子力エネルギー]] | ||
| 装甲材質 = [[装甲材質::超合金Z]] | | 装甲材質 = [[装甲材質::超合金Z]] | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[漫画]] | + | [[漫画]]『[[真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍|真マジンガーZERO]]』に登場する[[マジンガー]]。別名「終焉の魔神」「究極の破界神」。 |
[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]が「魔神パワー」と呼ばれる力を全て解放した姿。自らの意志を持ち、マジンガーZEROという名称もマジンガーZERO自身が名乗ったもの。意思疎通の際には声を発さず、空中に光の文字を表示する。 | [[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]が「魔神パワー」と呼ばれる力を全て解放した姿。自らの意志を持ち、マジンガーZEROという名称もマジンガーZERO自身が名乗ったもの。意思疎通の際には声を発さず、空中に光の文字を表示する。 | ||
− | + | 操縦自体は甲児が引き続き行っているも、甲児自身はZEROと同調しているため実質的にZERO自体が自ら動いていることになる<ref>劇中ZEROに変貌した直後に甲児が一時的に自我を取り戻したため、放っていたブレストファイヤーの射軸を強引に動かしている。</ref>。 | |
− | デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなく[[マジンカイザー]] | + | デザインは元のマジンガーZに似ているが、全身が鋭角的にディティールアップされ、全体的にマッシブな体型はどことなく[[マジンカイザー]]を彷彿とさせる。目には黒目があり、口部は牙のように上下に開く等、まさしく「魔神」と呼ぶべき禍々しいデザインが特徴的である。 |
− | + | 『真マジンガーZERO』では存在を強調されているため回想等でしか登場していなかったが、『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』では[[グレートマジンガー]]の登場にZEROの意思が魔神化を発動し、戦闘獣3体を半壊状態の状態で圧倒し撃破、[[暗黒大将軍]]をも再生で完全修復した上で大破に追い込んだ。その後ブレストファイヤーとブレストバーンの撃ち合いでマジンパワー「強化」、「変態」で底上げされたブレストバーンアップに焼かれている際に本形態に変貌している。 | |
ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。 | ジェットスクランダーも変貌しており、アルファベットの「Z」や、数字の「0」の形状に変形する。その上に乗ることで空中での浮遊も可能。元々は後付け装備であるはずのスクランダーだが、この姿では魔神パワーの一つを使い、体の一部のように作り出していた。その戦闘力は世界を文字通り滅ぼすものであり、あらゆる存在を超越する。 | ||
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誕生の経緯としては、開発者である[[兜十蔵]]博士が、『[[真マジンガー 衝撃! Z編|Z編]]』の孫想いのファンキーな老人ではなく、'''世界最強の人造神を完成させ、世界制覇を成し遂げる野望'''の為なら自分の息子や孫すら抹殺しようとする極悪非道のマッドサイエンティストだったことによる。 | 誕生の経緯としては、開発者である[[兜十蔵]]博士が、『[[真マジンガー 衝撃! Z編|Z編]]』の孫想いのファンキーな老人ではなく、'''世界最強の人造神を完成させ、世界制覇を成し遂げる野望'''の為なら自分の息子や孫すら抹殺しようとする極悪非道のマッドサイエンティストだったことによる。 | ||
− | 天才的な頭脳を持っていた十蔵博士だったが老いた自分が生きている内に野望達成は不可能と悟った。しかしとある世界の博士が光子力による重力制御によって時空を歪ませ、過去の自分に自身の研究結果を送る事を可能とする光子加速器[[ | + | 天才的な頭脳を持っていた十蔵博士だったが老いた自分が生きている内に野望達成は不可能と悟った。しかしとある世界の博士が光子力による重力制御によって時空を歪ませ、過去の自分に自身の研究結果を送る事を可能とする光子加速器[[ミネルバX]]を開発。これによって自身の研究を濃縮し続けていった結果<ref>なおこの研究の濃縮の結果、ミネルバXも最初は格納庫一帯を占める程の大型マシンだったが、後に十蔵博士の手によって等身大のロボットを経て喜怒哀楽を有する美女型アンドロイドへと変貌していった。</ref>、完成したマジンガーZは人工知能を有した唯一無二のスーパーロボットとして各国の軍隊を蹂躙。世界各国の首脳陣を14日と10時間34分で平伏させるまでに至った。 |
だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。 | だがこの結果に博士は満足せず<ref>その際、「つまらんわい」と平伏させた各国の首脳陣をブレストファイヤーで焼き払っている。</ref>、より高みを目指すため「過去の自分に伝えることなく研究成果を各国にばら撒く」ことで世界にハンデを与え、自分の想像を超えた出来事を起こすことで更なるインスピレーションを得て研究を飛躍させることを目論んだ。そして次の世界で十蔵博士の研究結果を理解できた一握りの科学者の中に居た者こそがもう一人の世界征服を目論むマッドサイエンティスト、[[Dr.ヘル]]だった。Dr.ヘルは研究結果を利用し古代ミケーネの遺産を復活させ、[[機械獣]]による世界征服を目指した結果、十蔵博士と対立。やがて二人はマジンガーと機械獣によるデスマッチを展開する事となった<ref>この戦いは週1での指定された場所におけるマジンガーと機械獣の決闘という形で行われ、TVアニメの改良を繰り返しながら毎回異なる機械獣と戦うマジンガーZという構図を再現している。</ref>。激化した対決の中、遠隔操縦方式だったマジンガーの弱点を突いたDr.ヘルの操る[[バルガスV5]]との戦闘で十蔵博士は重症を負い、対抗するため人工知能を外したマジンガーに乗り込んだ甲児が直接操縦しこれを迎撃。 | ||
− | その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr. | + | その後搭乗型に改良したマジンガーと甲児の活躍を病院のベッドで観戦していくうちに十蔵博士は孫への愛情を得て改心し、Dr.ヘルとの戦いに終止符を打つべく真のマジンガーの完成の為の研究を病床の身体をおして進めていった。死の間際、マジンガーが破れる姿を見た十蔵博士は「自分より優れた知を持ち、自己進化し永遠の命を持つ新たな生命」の設計図を最後の研究成果として「世界を救い、甲児を守ってくれ」と願ってミネルバXに託した。 |
− | + | しかし次の世界の十蔵博士は改心する前のマッドサイエンティストだったため、ミネルバXが当初隠していた設計図を独自に解析しその悪魔的発想を組み込んで建造。結果出来上がってしまったのが7つのブラックボックスたる魔神パワーを有するようになった愛を知らない究極の魔神となったマジンガーであり、それが進化していった存在こそがZEROである。 | |
− | + | 最終的にマジンガーZのみで完結する因果律を紡ぎ出し、自らは神として世界を閉ざしたが、それゆえに深刻化した、因果律兵器の抜け穴である「'''マジンガーのいない世界を観測できない'''」という弱点を突かれ、甲児と鉄也に閉ざされた世界を脱出された。その後ZEROの体内から脱出する際に放ったZとグレートのダブルバーニングファイヤー<ref>SRW以外の媒体で初めて名称を甲児と鉄也が叫んでいる。</ref>により決定的に瓦解する。 | |
− | 甲児が直前のループで手を加えた光子力エンジン<ref>手を加えた甲児自身や開発中の光景を見ていた剣造から見ても'''モザイクで構成された立方体としか認識出来ない'''物。</ref> | + | 甲児が直前のループで手を加えた光子力エンジン<ref>手を加えた甲児自身や開発中の光景を見ていた剣造から見ても'''モザイクで構成された立方体としか認識出来ない'''物。</ref>から生み出された光子力の輝きを媒体に、ZEROの体内に無数に存在する以前のループで敗北したマジンガーZと甲児をスーパーロボット軍団に具現化したことで形勢が逆転。 |
光子力ビーム、サンダーブレークを筆頭に、スーパーロボットたちの総攻撃を受けて怯み、創造した世界が瓦解。それでも敗北を認められず因果律を再び紡ぎ出そうとしていたが、目の前にいるスーパーロボット達の全てが「原初の魔神」であるZERO=マジンガーZから生まれたものであり、彼らの存在そのものがマジンガーの勝利の証だと語る甲児の言葉を受け、可能性の彼方へ去って行った。 | 光子力ビーム、サンダーブレークを筆頭に、スーパーロボットたちの総攻撃を受けて怯み、創造した世界が瓦解。それでも敗北を認められず因果律を再び紡ぎ出そうとしていたが、目の前にいるスーパーロボット達の全てが「原初の魔神」であるZERO=マジンガーZから生まれたものであり、彼らの存在そのものがマジンガーの勝利の証だと語る甲児の言葉を受け、可能性の彼方へ去って行った。 | ||
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | === | + | === 単独作品 === |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | :初登場作品。寺田プロデューサー曰く「強すぎて無理(笑)」<ref>https://twitter.com/yogoyuki/status/431230716190261248</ref>とのことだったが、本作にて驚愕の参戦。 | + | :初登場作品。寺田プロデューサー曰く「強すぎて無理(笑)」<ref>https://twitter.com/yogoyuki/status/431230716190261248</ref>とのことだったが、本作にて驚愕の参戦。 |
:登場して間もなく原作に近い形で一時的に敵対するが、すぐ後の第39話にて「魔神パワー発動」によってマジンガーZから変容可能になる。後述する魔神パワーは、そのうち自己再生・強化・高次予測・変態に言及されるのみ。 | :登場して間もなく原作に近い形で一時的に敵対するが、すぐ後の第39話にて「魔神パワー発動」によってマジンガーZから変容可能になる。後述する魔神パワーは、そのうち自己再生・強化・高次予測・変態に言及されるのみ。 | ||
− | : | + | :原作ほどのトチ狂った性能はなく、HP・EN・装甲・海適正が向上すること以外は変容前のマジンガーZと比べても差はない。と言っても、マジンガーZ自体優秀なので運動性を除けば全体的にとても高性能な部類となる。 |
− | : | + | :しかし、武装面は大幅強化が行われており必殺技は'''初期値7000'''と使用制限が厳しい[[ヤマト]]の波動砲<ref>「初期値8700」だが、こちらは使用可能になるのは2ステージと少ない</ref>を除けば、高い数値をたたき出す。更にここに甲児のABや精神コマンドが乗るため、火力・耐久力共に非常に強力。フル改造を施し甲児に技能をしっかり養成しておけば、困難ルートの[[アーケイディア|ラスボス軍団]]とも単機で渡り合えてしまう。 |
− | + | :欠点は燃費。EN回復(小)があるとは言え枯渇しやすい。とはいえ、節約を重視して大技を使わなくても十分な威力は出せるので意識すれば問題ない。また、地味に全武器気力制限有りの制限がある。変化自体にも気力150が必要だが、気力低下に弱い点に注意。特に[[ELS]]は、文字通り手も足も出せずに撃墜される可能性もある天敵となる。 | |
− | : | + | :今回のZEROは原作漫画終了後の世界から下地の出来上がっているマジンガーZのいる世界に顕現した、と言う設定<ref>つまり、スパロボ登場キャラクターの基本である「IFの存在」ではなく'''原作に出てきた本物のZERO。ちなみに版権作品で「原作そのもの」が出演したのは史上初'''</ref>。原作漫画最終回で発生した可能性の光――世界を越えて集った数多のロボット達をもう一度見るが為に、そして甲児の意思を見守るべく彼の制御下に入った事になっている。とはいえ、性格は全くと言っていいほど変わっておらず「マジンガー(ZERO)こそ最強」のスタンスは保ったまま。ちなみに機械神としてのZEROではなく「'''ZEROの姿になったZに宿る謎の存在'''」という形での登場。 |
− | : | + | :イベントではあるが、双璧を成す[[ゲッターエンペラー|ゲッターロボの皇帝]]と一枚絵で共演するという[[闇の帝王|敵にとっては]][[トラウマイベント|悪夢でしかないクロスオーバー]]を成し遂げた。 |
− | : | + | ;[[スーパーロボット大戦X]] |
− | ; | + | :今作では、闇の帝王が[[アル・ワース]]に転移する際に並行世界から呼び寄せた存在で、闇の帝王曰く'''「自分以外のマジンガーの存在は許されない」'''との事で甲児と鉄也の排除を積極的に行う。シナリオ上では台詞が存在する<ref>原作での光子を虚空に浮かべる形で、自身の意志を他者に伝えている様子の再現。</ref>が、戦闘アニメでは無言となる。 |
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:困難ルート51話では、[[アンチスパイラル]]と[[エクスクロス]]の戦いに'''天元突破して乱入し'''、アンチスパイラルと共に版権勢力最後の敵となる。 | :困難ルート51話では、[[アンチスパイラル]]と[[エクスクロス]]の戦いに'''天元突破して乱入し'''、アンチスパイラルと共に版権勢力最後の敵となる。 | ||
− | : | + | :通常ルートでは終始敵のまま出番が終わるので、パイロットなし且つ1タイトルでの単独参戦は実に『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の[[フェイ・イェンHD]]以来で、'''敵だけ参戦に至ってはスパロボ史上初'''<ref>ちなみに、「OE」のズワウスがDLCを買ってサーバインを登場させなかった場合において1タイトル1ユニット敵のみとなる。パイロットはバーンが務めているのでパイロット無しというわけでは無いが作品的には「パイロットなし」である。</ref>という快挙を成し遂げている。困難ルートでは条件を満たすと隠しユニットとして入手可能で、困難ルート51話中に甲児がZEROに乗り換える形で入手するが、入手タイミングによっては事実上最終話限定の隠しユニットになる。[[マジンカイザー]]の改造値が反映される。最初からZEROで出撃する関係で、気力制限は若干緩くなっているが、やはり全武器に気力制限がある。 |
− | + | :隠しユニットなだけあり機体性能はマジンカイザーを上回り、最大火力はマジンカイザーの魔神双皇撃と同威力だが、当然合体攻撃ができなくなるので、エンペラー側の最大火力が落ちるのが難点。燃費も悪くなるため、この辺はかつての強化型Zとカイザーの関係に近い。しかし、エンペラーにしても魔神双皇撃とオレオールブースターGの威力差は200しかなく、よほど事前の位置取りをしっかりしてないと二機同時に合体攻撃を撃つということもないのでさほど問題はなく、最終的には好みの問題で決めてよい。 | |
− | + | :尚、入手条件は困難ルート51話で「MAP上に甲児がいる状態でZEROを撃墜する」という非常に簡単なものだが、同話では'''甲児は強制出撃ではない'''ことに注意。 | |
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
;格闘 | ;格闘 | ||
− | : | + | :左フックからの右ストレート。甲児曰くゲンコツとのことだが、ただの殴り飛ばす関わらず相手の装甲を抉り飛ばす程。 |
:なお、原作漫画ではZERO形態ではほぼ未使用。だが半壊したマジンガーの状態で半身を殴り潰す等ぶっ飛んだ力を見せた。 | :なお、原作漫画ではZERO形態ではほぼ未使用。だが半壊したマジンガーの状態で半身を殴り潰す等ぶっ飛んだ力を見せた。 | ||
− | : | + | :『V』では左右の拳で殴る。最弱武器にも関わらす機体カットインが入る。 |
==== 武装 ==== | ==== 武装 ==== | ||
;[[ジェットスクランダー]] | ;[[ジェットスクランダー]] | ||
− | : | + | :本来なら外付け装備だが、ZEROの場合は「魔神化」で変貌した際には機体の背部から生えるように展開する。また形状も翼部が節の付いた蝙蝠の物を思わせる形になっており場面によっては「Z」の形に変化することも有る他、本体も上部から伸びる長い突起物が存在し、ブースターや尾翼も大型化している。SRW未採用。 |
:;ZEROスクランダー | :;ZEROスクランダー | ||
::ジェットスクランダーが変化した、ZEROのシンボルというべき装備。数字の0の真ん中にスラッシュが走ったような独特の形状と、ZERO本体の倍以上というサイズが特徴。自ら「マジンガーZERO」と名乗る際に変貌しており、その後登場する際は殆どこの形状で固定されている。 | ::ジェットスクランダーが変化した、ZEROのシンボルというべき装備。数字の0の真ん中にスラッシュが走ったような独特の形状と、ZERO本体の倍以上というサイズが特徴。自ら「マジンガーZERO」と名乗る際に変貌しており、その後登場する際は殆どこの形状で固定されている。 | ||
::噴射口が存在せず、重力制御で飛行を可能にしていると思われ、背部から切り離して上に乗ることも可能。 | ::噴射口が存在せず、重力制御で飛行を可能にしていると思われ、背部から切り離して上に乗ることも可能。 | ||
;アイアンカッター | ;アイアンカッター | ||
− | : | + | :腕から生えたアイアンカッターの刃を巨大化させつつ弓状に変形させて打ち出す。 |
− | : | + | :そのサイズはZEROを遥かに上回っており、超合金ニューZですらいとも容易く両断してしまう。グレートですら逸らすのが精一杯と言う有様。 |
− | : | + | :『V』ではZERO唯一の弾数制の武器。ZEROはEN回復(小)を持っているが、燃費はやや悪めの為暴れ過ぎた際の自衛用として使う場面も。 |
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;サザンクロスナイフ | ;サザンクロスナイフ | ||
:無数の光の十字をZEROスクランダー周囲に形成し放つ。本来の物と異なり追尾弾になっている。 | :無数の光の十字をZEROスクランダー周囲に形成し放つ。本来の物と異なり追尾弾になっている。 | ||
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:口部を大きく開け、奥にある噴射口から放つ強烈な酸を含んだ巨大な竜巻。 | :口部を大きく開け、奥にある噴射口から放つ強烈な酸を含んだ巨大な竜巻。 | ||
:その威力は、富士山周辺を更地にした上で世界を崩壊させる天変地異を起こす程。 | :その威力は、富士山周辺を更地にした上で世界を崩壊させる天変地異を起こす程。 | ||
− | : | + | :『V』ではトドメ演出で敵を跡形も無く消滅させる(原作で[[ボスボロット]]の残骸が巻き込まれて朽ちていくコマの再現)。 |
;ブレストファイヤー | ;ブレストファイヤー | ||
:胸部の高熱版から放つ熱線。その威力はマジンガーZのそれとは月と鼈。文字通り触れた物を塵一つ残さず燃やし尽くす。 | :胸部の高熱版から放つ熱線。その威力はマジンガーZのそれとは月と鼈。文字通り触れた物を塵一つ残さず燃やし尽くす。 | ||
:原作では魔神化の初期段階で放った時点で「関東を溶かし東京湾を蒸発させ、ついでにミケーネ帝国の本拠地を消滅させる」程の威力となっている。 | :原作では魔神化の初期段階で放った時点で「関東を溶かし東京湾を蒸発させ、ついでにミケーネ帝国の本拠地を消滅させる」程の威力となっている。 | ||
− | : | + | :『V』では通常版の他にMAP兵器版が実装。通常版はブレストファイヤーのお約束として、これでも'''射程2'''と短い。 |
;ダイナミックファイヤー | ;ダイナミックファイヤー | ||
:ジェットスクランダー翼部を「魔神パワー」で超巨大化し、さらに放熱板に変化させて放つ熱線。 | :ジェットスクランダー翼部を「魔神パワー」で超巨大化し、さらに放熱板に変化させて放つ熱線。 | ||
− | : | + | :「ゴードンヘルを消滅させ、同時に地球を文字通り火の玉に変える」程の威力を誇った。SRW未採用。 |
;光子力ビーム | ;光子力ビーム | ||
:目から放たれる拡散する無数の光線。その一発一発が地球の裏側まで貫通する威力を持ち、[[超合金ニューZ]]ですら掠めただけで融解させる。 | :目から放たれる拡散する無数の光線。その一発一発が地球の裏側まで貫通する威力を持ち、[[超合金ニューZ]]ですら掠めただけで融解させる。 | ||
− | : | + | :『V』では射程8とZEROの最長射程武装として搭載。ただし、ENが70と高めなので連発するとガス欠を起こす。 |
− | : | + | :敵時においてはこれが最強武器になる。敵時のお約束として燃費が非常に良くなり、命中補正も高い。更に味方時と違って気力制限も無いので、余程のことがない限りZEROからはこれが飛んでくる。 |
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==== 必殺技 ==== | ==== 必殺技 ==== | ||
;ファイナルブレストノヴァ | ;ファイナルブレストノヴァ | ||
− | : | + | :SRWオリジナル技。甲児がZEROとの対話を行い魔神パワーの制御を行えるようになると同時に追加される。 |
− | : | + | :魔神パワー「因果律兵器」を発動して異空間に移動、相手を鷲掴みにして超高速で大地に叩きつける。その後スクランダーの上に乗った状態から掴み上、零距離ブレストファイヤーで焼き尽くす。 |
− | : | + | :トドメ演出では、下半身が熔解消滅した相手を投げ上げて、'''ルストハリケーンで塵一つ残さず消し飛ばす'''という、ZEROらしい非常に凶悪な攻撃…なのだが、甲児はカットインで爽やかな笑みを浮かべている。 |
− | + | :原作における[[超合金ニューZα]]製のグレートマジンカイザーの胸部から下を熔解させた攻撃をベースにした技。原作ではこの後上半身のみのグレートマジンカイザーに反撃されているため、スパロボのトドメ演出は原作での失態を挽回するものとなっている。 | |
− | : | + | :『V』では光子力ビーム同様、バリア貫通・サイズ差補正無視を持つが消費ENは100とかなり重め。ただし射程3なので援護も可能。 |
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==== 特筆機能 ==== | ==== 特筆機能 ==== | ||
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::[[如月ハニー|ハニー]]曰く、空中元素固定装置で引き起こされる物とは全く異なる現象が発揮されている(グレートに搭載され制御された物は空中元素固定装置の応用による物)。 | ::[[如月ハニー|ハニー]]曰く、空中元素固定装置で引き起こされる物とは全く異なる現象が発揮されている(グレートに搭載され制御された物は空中元素固定装置の応用による物)。 | ||
:;第二段階:吸収 | :;第二段階:吸収 | ||
− | ::あらゆるエネルギーを吸収し、自らのものとすることができる。ZEROに変貌した後は[[EVA初号機|敵を食らい取り込む]] | + | ::あらゆるエネルギーを吸収し、自らのものとすることができる。ZEROに変貌した後は[[EVA初号機|敵を食らい取り込む]]ことも可能になる。また自己再生との同時行使で敵の物理攻撃で機体を大きく損傷した状態から修復を行いつつ攻撃に使用された武器を取り込むことも可能。 |
:;第三段階:強化 | :;第三段階:強化 | ||
::マジンガーZの性能を飛躍的に向上させる。旧来の[[マジンパワー]]に近いが、こちらは出力のブーストアップだけに留まらず'''機体の性能から他の魔神パワーにまで恒久的に効果が発揮される'''上、重ねて発動することで、さらに強化することも可能。 | ::マジンガーZの性能を飛躍的に向上させる。旧来の[[マジンパワー]]に近いが、こちらは出力のブーストアップだけに留まらず'''機体の性能から他の魔神パワーにまで恒久的に効果が発揮される'''上、重ねて発動することで、さらに強化することも可能。 | ||
:;第四段階:高次予測 | :;第四段階:高次予測 | ||
− | ::[[ゼロシステム|未来予知にも匹敵する状況シミュレーションを可能とする]]他、''' | + | ::[[ゼロシステム|未来予知にも匹敵する状況シミュレーションを可能とする]]他、'''平行世界の観測さえ可能とする'''。劇中では解放されている時に甲児の瞳孔部にケーブルのような物が覆い被さっている。 |
::この力による平行世界観測はマジンガーZを起点とした干渉であるため、マジンガーの存在しない世界='''別の作品の世界を認識できない'''という根源的な点がある(この場合の認識とは単純に見聞きが出来ないと言うだけでなく、接触や物理的な破壊といった干渉も出来ない)<ref>劇中でもこの点が作用する形で、グレンダイザーを認識させないことに成功している。</ref>。 | ::この力による平行世界観測はマジンガーZを起点とした干渉であるため、マジンガーの存在しない世界='''別の作品の世界を認識できない'''という根源的な点がある(この場合の認識とは単純に見聞きが出来ないと言うだけでなく、接触や物理的な破壊といった干渉も出来ない)<ref>劇中でもこの点が作用する形で、グレンダイザーを認識させないことに成功している。</ref>。 | ||
− | ::更に限定的な点として、少なくとも作中での観測範囲はZEROを中心とした地球全域までのようで、範囲外の事象は予測不能に陥る可能性がある。終盤Zの世界に再び囚われそうになった甲児に排除される寸前の鉄也が言った[[UFOロボ グレンダイザー|「ミケーネ帝国を倒して得られた平和を脅かす新たな敵は何処から来るのか?」]]の問に甲児が言った[[ベガ星連合軍|「宇宙から現れる」]] | + | ::更に限定的な点として、少なくとも作中での観測範囲はZEROを中心とした地球全域までのようで、範囲外の事象は予測不能に陥る可能性がある。終盤Zの世界に再び囚われそうになった甲児に排除される寸前の鉄也が言った[[UFOロボ グレンダイザー|「ミケーネ帝国を倒して得られた平和を脅かす新たな敵は何処から来るのか?」]]の問に甲児が言った[[ベガ星連合軍|「宇宙から現れる」]]の答で無効化している。 |
:;第五段階:変態 | :;第五段階:変態 | ||
::物理法則の常識を超え、[[ゲッターロボ (兵器)|マジンガーZの形状・性能を変化させることができる。]]同作のマジンガーZは一部の追加武装が魔神パワーの効果が無くなった後も追加されたまま残されている。 | ::物理法則の常識を超え、[[ゲッターロボ (兵器)|マジンガーZの形状・性能を変化させることができる。]]同作のマジンガーZは一部の追加武装が魔神パワーの効果が無くなった後も追加されたまま残されている。 | ||
170行目: | 126行目: | ||
:;第七段階:魔神化 | :;第七段階:魔神化 | ||
::マジンガーZEROとしての意思と力の発現。第六段階まで魔神パワーを解放した状態と比較してさえ天と地ほどの力の差がある。この段階まで解放された時点でマジンガーZは暴走、甲児を吸収あるいは排除し、「終焉の魔神」と化してしまう。マジンガーZに[[人工知能]]を搭載した場合は、その時点で開放される。 | ::マジンガーZEROとしての意思と力の発現。第六段階まで魔神パワーを解放した状態と比較してさえ天と地ほどの力の差がある。この段階まで解放された時点でマジンガーZは暴走、甲児を吸収あるいは排除し、「終焉の魔神」と化してしまう。マジンガーZに[[人工知能]]を搭載した場合は、その時点で開放される。 | ||
− | :: | + | ::また、一瞬にして7つの段階が全て解放されることがあり、作中では「甲児がマジンガーZと同化する・[[弓さやか]]の死」の条件で覚醒している。他に「ZEROの意思で解放される」場合もあるが、こちらは魔神化の後に他の魔神パワーを開放してからZEROに変貌している。 |
::これが終わりであり、ある意味で始まりといえる形態である。終焉が確定しているこれを倒す方法は作中世界には存在しない。あるとすれば、マジンガーの想像を上回るものを見せつける他ない。 | ::これが終わりであり、ある意味で始まりといえる形態である。終焉が確定しているこれを倒す方法は作中世界には存在しない。あるとすれば、マジンガーの想像を上回るものを見せつける他ない。 | ||
::本来の魔神パワーは改心した十蔵が甲児達を守るために開発した機能なので、少なくとも甲児を吸収・排除してしまう特性は前述のマッドサイエンティストの十蔵によって改編されたものと思われる。 | ::本来の魔神パワーは改心した十蔵が甲児達を守るために開発した機能なので、少なくとも甲児を吸収・排除してしまう特性は前述のマッドサイエンティストの十蔵によって改編されたものと思われる。 | ||
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=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
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:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』のみ。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』のみ。 | ||
:気力150以上でZEROに変化可能になる。既に変化済みの為、実質飾り能力である。 | :気力150以上でZEROに変化可能になる。既に変化済みの為、実質飾り能力である。 | ||
− | ;[[対精神攻撃]] | + | ;[[対精神攻撃]]、[[オールキャンセラー]] |
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。敵専用。 | :『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。敵専用。 | ||
:最終決戦時にオールキャンセラーに強化される。 | :最終決戦時にオールキャンセラーに強化される。 | ||
205行目: | 156行目: | ||
;装甲値+300、最大EN+50。 | ;装甲値+300、最大EN+50。 | ||
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。 | ||
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;装甲値+200、EN回復(小)がEN回復(大)になる。 | ;装甲値+200、EN回復(小)がEN回復(大)になる。 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦X|X]] | + | :『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。前作に比べて装甲値の上昇値は下がったものの、元々の装甲値が非常に高いので頑強さに磨きがかかることには変わりない。更に最終決戦時には[[超合金ニューZ]]を装備するので、ZEROの高レベルの[[底力]]と合わせてラスボスにも匹敵する硬さを誇る。最強武器である光子力ビームの消費ENが20と燃費は良い方なので、超合金ニューZのEN10%回復と合わせて消耗戦にも期待できない。 |
+ | :味方時にも同じボーナスが設定されているが、元々の燃費が非常に悪いので(大)に強化されてもまだ心許ない。 | ||
+ | :尚、敵時はEN回復が(中)の関係かこのボーナス適用時はEN回復(大)が追加される形となっており、特殊能力欄に'''EN回復(中)と(大)が同時に記載される'''。 | ||
− | == | + | ==パイロットステータスの傾向== |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[ | + | ラスボスにも匹敵する極めて高い能力値を誇り、[[回避]]を除けば版権作品の敵としてはトップである。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦X|X]] | ;[[スーパーロボット大戦X|X]] | ||
:'''[[覚醒]]、[[集中]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | :'''[[覚醒]]、[[集中]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | ||
− | : | + | :ラスボスでもないのに全ての精神コマンドの消費SPが'''10'''である。 |
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦X|X]] | ;[[スーパーロボット大戦X|X]] | ||
− | :'''[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[ | + | :'''[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[気力]]+ボーナス、[[サイズ差補正無視]]L2、[[精神耐性]]、[[闘争心]]L3、[[気力限界突破]]L3、[[プレッシャー]]L4''' |
− | : | + | :初戦ではサイズ差補正無視以外のレベルが1下がる。 |
:高レベルの底力とプレッシャー、機体の装甲の高さも合わさり驚異的な硬さを発揮してくる。 | :高レベルの底力とプレッシャー、機体の装甲の高さも合わさり驚異的な硬さを発揮してくる。 | ||
− | === | + | ===固有エースボーナス=== |
− | ; | + | ;命中率70%以上の自分の攻撃は必ず命中し、命中率30%以下の敵の攻撃は必ず回避する。 |
: 『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。強化パーツ「[[因果律操作装置]]」と同じ効果で、上記の因果律兵器を再現したものと思われる。ただでさえ命中率が高い上に、このボーナスが加わるとなるともはや[[集中]]や[[かく乱]]では焼け石に水だろう。 | : 『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。強化パーツ「[[因果律操作装置]]」と同じ効果で、上記の因果律兵器を再現したものと思われる。ただでさえ命中率が高い上に、このボーナスが加わるとなるともはや[[集中]]や[[かく乱]]では焼け石に水だろう。 | ||
== 機体BGM == | == 機体BGM == | ||
;「守護神-the guardian」 | ;「守護神-the guardian」 | ||
− | :『[[真マジンガー 衝撃! Z編]] | + | :『[[真マジンガー 衝撃! Z編]]』後期OP曲。元々は悪役であるZEROに典型的ヒーローソングであるこの曲は似合わない…と思われるが、寧ろ歌詞としては「空が割れる、炎が舞う」とピッタリである。更に、ファイナルブレストノヴァのトドメ演出では甲児が「振りかざしたその手でお前は何を掴むのか」とばかりに拳を掲げている。 |
− | : | + | :ちなみに、『ZERO』無印作中ではこの曲や「感じてKnight」、その他のJAM PROJECTの楽曲(「SKILL」や「Crest Of Z's」等)の歌詞を引用するシーンも幾つかある。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
− | ;[[兜甲児 ( | + | ;[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]] |
:世界線によって関わり方は異なるが、いずれの世界でもZEROにとっては重要な要素となる人物。物語終盤では彼の姿を借りて「もう一人の兜甲児」として対話やメタ視点による狂言回しなどもしている。 | :世界線によって関わり方は異なるが、いずれの世界でもZEROにとっては重要な要素となる人物。物語終盤では彼の姿を借りて「もう一人の兜甲児」として対話やメタ視点による狂言回しなどもしている。 | ||
;[[剣鉄也 (真マジンガー)|剣鉄也]] | ;[[剣鉄也 (真マジンガー)|剣鉄也]] | ||
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;[[兜十蔵]] | ;[[兜十蔵]] | ||
:彼の手によって生み出された。 | :彼の手によって生み出された。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ミネルバX]] |
:ZEROのもたらす滅びの未来を変えようと行動していた。 | :ZEROのもたらす滅びの未来を変えようと行動していた。 | ||
;[[闇の帝王]] | ;[[闇の帝王]] | ||
:劇中のとある場面では彼を搭乗者に選んでいる。 | :劇中のとある場面では彼を搭乗者に選んでいる。 | ||
− | : | + | :『V』においては『真マジンガー』版の闇の帝王が敵対関係となっているが、最終決戦後にZEROによって「絶望」を見せられることに(後述)。 |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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:最終回において、光子力がまだ見ぬロボットたちの姿を具現化した。マジンガーではない未知のロボット。それら全ては、マジンガーから生まれたものだった。過去から現在、そして未来に羽ばたいていく綺羅星の如きロボット達を見て、マジンガーZEROは、その無限の可能性に確かな喜びを抱いた。そして可能性を閉ざした物語は終わりを迎え、新たなる始まりへと進み出す。多くのロボット達が生まれ、時に集う世界へ、ZEROは旅立っていくのであった。 | :最終回において、光子力がまだ見ぬロボットたちの姿を具現化した。マジンガーではない未知のロボット。それら全ては、マジンガーから生まれたものだった。過去から現在、そして未来に羽ばたいていく綺羅星の如きロボット達を見て、マジンガーZEROは、その無限の可能性に確かな喜びを抱いた。そして可能性を閉ざした物語は終わりを迎え、新たなる始まりへと進み出す。多くのロボット達が生まれ、時に集う世界へ、ZEROは旅立っていくのであった。 | ||
:ちなみに最終決戦の前、ZEROが神となった世界では、世界を変えられなかった甲児に対し「兜甲児はZEROを構成する重要な要素、この結果は君の負けではなくある意味で勝利だ」と、この会話の対になるシーンが存在している。 | :ちなみに最終決戦の前、ZEROが神となった世界では、世界を変えられなかった甲児に対し「兜甲児はZEROを構成する重要な要素、この結果は君の負けではなくある意味で勝利だ」と、この会話の対になるシーンが存在している。 | ||
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
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;「そうであって、そうではない…」<br/>「我は…無限の可能性…幾多の並行世界にまたがって存在するもの…可能性の交差する存在…抗う事の出来ない、その強大な力を人は魔神…または運命と呼ぶ」 | ;「そうであって、そうではない…」<br/>「我は…無限の可能性…幾多の並行世界にまたがって存在するもの…可能性の交差する存在…抗う事の出来ない、その強大な力を人は魔神…または運命と呼ぶ」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』39話「終焉への目覚め」にて、[[ゲッター線]]によって顕在化した意識が[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]と対話して。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』39話「終焉への目覚め」にて、[[ゲッター線]]によって顕在化した意識が[[兜甲児 (真マジンガー)|甲児]]と対話して。 | ||
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;「黙レ…」 | ;「黙レ…」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』において相手が喋っている時に[[ゼンガー・ゾンボルト|そう言って恫喝し、黙らせる]]。 | :『[[スーパーロボット大戦X|X]]』において相手が喋っている時に[[ゼンガー・ゾンボルト|そう言って恫喝し、黙らせる]]。 | ||
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== 名場面 == | == 名場面 == | ||
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:第3・4巻より。[[マジンガーZ (TV)|東映版]]最終回や[[劇場版マジンガーシリーズ|劇場版]]同様、スクラップ寸前までミケーネに痛めつけられた[[マジンガーZ]]。その窮地に現れた[[グレートマジンガー]]。しかし…グレートの活躍を見つめるZには異変が起きていた。甲児を取り込み、満身創痍の身でありながら[[戦闘獣]]軍団を蹴散らしていくZ。グレートに与えられたマジンガーブレードを「イラン!」と拒み、禁断の力である魔神パワーが解放されていく。最早「彼」はマジンガーZではなかった。禍々しい姿へと変貌した終焉の魔神は自らを「ZERO」と名乗る。 | :第3・4巻より。[[マジンガーZ (TV)|東映版]]最終回や[[劇場版マジンガーシリーズ|劇場版]]同様、スクラップ寸前までミケーネに痛めつけられた[[マジンガーZ]]。その窮地に現れた[[グレートマジンガー]]。しかし…グレートの活躍を見つめるZには異変が起きていた。甲児を取り込み、満身創痍の身でありながら[[戦闘獣]]軍団を蹴散らしていくZ。グレートに与えられたマジンガーブレードを「イラン!」と拒み、禁断の力である魔神パワーが解放されていく。最早「彼」はマジンガーZではなかった。禍々しい姿へと変貌した終焉の魔神は自らを「ZERO」と名乗る。 | ||
;スーパーロボット大戦ZERO | ;スーパーロボット大戦ZERO | ||
− | :最終回。最終決戦の最中、敗北の確定した戦いに甲児は一つの賭けに出ていた。マジンガーはマジンガーでは決して倒すことはできない――永遠不変の法則。この因果を打破するべく、とある世界で甲児が描いた、とあるマジンガーの物語。それは[[マジンガーZ (TV)|マジンガーが倒されようとする内容のもの]]<ref> | + | :最終回。最終決戦の最中、敗北の確定した戦いに甲児は一つの賭けに出ていた。マジンガーはマジンガーでは決して倒すことはできない――永遠不変の法則。この因果を打破するべく、とある世界で甲児が描いた、とあるマジンガーの物語。それは[[マジンガーZ (TV)|マジンガーが倒されようとする内容のもの]]<ref>その世界ではあらゆる創作物にマジンガーZが関わっている。ガンダムをはじめとするロボットが全てマジンガーに入れ替わり、他のアニメ映画すらも全てマジンガーになり、最後は必ず勝たなくてはならない。</ref>であり、人々が決して受け入れないものであった。罵倒の中、ある「誰か<ref>作中ではマジンガーZのお面で顔を隠されているが、何人かは[[流竜馬|どこかで]][[司馬宙|見たような]][[アムロ・レイ|恰好]]をしている。</ref>」が影響されて別の物語を描いた。さらに別の場所でも、別の「誰か」が同じように物語を描いた。その中にはマジンガーとは違う、全く新しいロボットの姿もあった。そして、光子力を媒介にして今世にそれら全てが具現する。兜甲児の意志が光子力を増大させ、誕生する可能性の光――未来に羽ばたくロボット達の姿。[[グレンダイザー|甲児が共に戦う日が来る事を待ち望んだ宇宙の王者]]。[[鋼鉄ジーグ|磁石の力を持つ世紀のマグネ・ロボット]]。[[コン・バトラーV|五台のメカの合体によって誕生する]][[ボルテスV|二体の超電磁ロボ]]。[[ダイモス|操縦者と人機一体となり、怒りの空手で悪に立ち向かう闘将]]。[[ダイターン3|日輪の力と]][[ザンボット3|月光の力を操る]][[無敵シリーズ|「無敵」の戦士]]。[[VF-1 バルキリー|三つの変形形態を持つ可変戦闘機]]。[[オーガス|別の可能性世界に生まれた可変戦闘機]]。[[スコープドッグ|遺伝確率約250億分の1の男が乗る鉄の棺桶]]。[[レイズナー|火星と地球を駆ける蒼き流星]]。[[ダンクーガ|人を、獣を、そして神をも超える野生の機神]]。[[ガンダム|時代と世界を超越し、造られ続ける二足歩行兵器]]。[[ガンバスター|宇宙怪獣を倒すべく造られたド根性で動くロボット]]。[[EVA初号機|ヒトの手によって造られし神]]。[[イデオン|無限力の巨神]]。[[ガオガイガー|黄金の鉄槌で全てを光に還す勇者の王]]。[[グレンラガン|ドリルの回転と共に進化を続けるロボット]]。[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%A0_(%E6%98%A0%E7%94%BB) 異界より襲来する怪獣を駆逐する鋼の巨人]。そして、[[ゲッターロボ (ロボット)|三つの心を一つにして無限の力を発揮する三位一体のロボット]]――遍く世界から集ったロボット達と'''[[マジンガーZ (真マジンガー)|二体の]][[グレートマジンガー|マジンガー]]'''から放たれた必殺技を受けて、遂にマジンガーZEROは自身の敗北を認めるのであった。――いや、それは敗けではなく、感嘆だったのかもしれない。何故なら、そこに広がり、今も拡がり続けるロボット達は全て自分から生まれたのだから。そしてそれらが集う現象を、人はこう呼ぶ――[[スーパーロボット大戦シリーズ|'''スーパーロボット大戦''']]、と。 |
== スパロボシリーズの名場面 == | == スパロボシリーズの名場面 == | ||
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:『V』第51話「因果の果てに」or「闇より暗き者」。[[地球艦隊・天駆]]に敗れ去る[[闇の帝王]]。しかし本当の意味での敗北を迎えた訳ではなくいずれまた復活する事を明言する。だが、その刹那、ある光景を見てしまう。 | :『V』第51話「因果の果てに」or「闇より暗き者」。[[地球艦隊・天駆]]に敗れ去る[[闇の帝王]]。しかし本当の意味での敗北を迎えた訳ではなくいずれまた復活する事を明言する。だが、その刹那、ある光景を見てしまう。 | ||
:それは'''最強の魔神と最強の皇帝'''。すなわち、'''真の神となったマジンガーZEROが、[[ゲッターエンペラー]]率いるゲッター艦隊と共に因果の果てで並び立つ光景であった'''。万物の理を呼吸するかのように簡単に捻じ曲げてしまうモノ達を直視した事で「どうあがいても勝つことは出来ない」と己の無力を悟ってしまった闇の帝王は完全に心を折られ、消滅したのであった。 | :それは'''最強の魔神と最強の皇帝'''。すなわち、'''真の神となったマジンガーZEROが、[[ゲッターエンペラー]]率いるゲッター艦隊と共に因果の果てで並び立つ光景であった'''。万物の理を呼吸するかのように簡単に捻じ曲げてしまうモノ達を直視した事で「どうあがいても勝つことは出来ない」と己の無力を悟ってしまった闇の帝王は完全に心を折られ、消滅したのであった。 | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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:劇中ではマジンガーZのZERO化には、この機体の存在が大きく関わっていたとされていた。 | :劇中ではマジンガーZのZERO化には、この機体の存在が大きく関わっていたとされていた。 | ||
;[[マジンカイザー]] | ;[[マジンカイザー]] | ||
− | : | + | :ゲーム展開から誕生したマジンガーZのオリジナル後継機体。このため、ZEROとは複雑な関係にある。 |
− | : | + | :ZEROにしてみればマジンガーの唯一性を犯す機体だが、メタ的にはカイザーがマジンガーシリーズそれ自体の再評価をしなければそもそもZEROは存在しなかった可能性が高い。 |
− | : | + | :その意味ではZEROの上位存在とも言え、『X』では因縁の対決となった。 |
;[[マジンエンペラーG]] | ;[[マジンエンペラーG]] | ||
:ある意味でのカウンター。[[オリジナル設定|可能性の光から生まれたZEROの想像を超える]]マジンガーであり、ZEROの求める可能性の化身。 | :ある意味でのカウンター。[[オリジナル設定|可能性の光から生まれたZEROの想像を超える]]マジンガーであり、ZEROの求める可能性の化身。 | ||
− | ; | + | ;グレートマジンカイザー |
− | : | + | :真マジンガーZEROvs暗黒大将軍に登場。ZEROに対抗するためにグレートブースターとドッキングしたグレートマジンガーが魔神パワーをフルブーストさせて変貌した機体。最終的には敗北したものの基本スペックはZEROと同等で、作中では唯一ZEROに対して'''真正面から傷を入れ'''、更に当初は因果律兵器の範囲外であったことからZEROですら'''因果を紡ぐ時間稼ぎのために逃げに徹するしかなかった'''。 |
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | *本機の登場以前に、マジンガーの[[アンソロジーコミック]]でも「ZERO」の名前を持つオリジナルマジンガーが登場した事がある。マジンガーZを大きく凌ぐ[[運動性]]と、猛毒ガスを散布する「ゼロテンペスト」など殺傷力の高い武装、ロケットパンチの誘導を乱す電波で兜甲児を苦しめたが、機動性を重視したことで[[超合金Z]]は攻撃に使う一部分にしか使われなかったため[[装甲]]が薄いという弱点を突かれ、最後は[[自爆]]同然の大技を放って自滅した。 | |
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− | *本機の登場以前に、マジンガーの[[アンソロジーコミック]]でも「ZERO」の名前を持つオリジナルマジンガーが登場した事がある。マジンガーZを大きく凌ぐ[[運動性]] | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |