「ティエリア・アーデ」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Tieria Erde]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Tieria Erde]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}} | ||
*{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-}} | *{{登場作品 (人物)|劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-}} | ||
− | | 声優 = {{声優|神谷浩史 | + | | 声優 = {{声優|神谷浩史}}、{{声優|田中晶子}}(女装時) |
− | + | | 種族 = [[種族::地球人]]([[イノベイド]]) | |
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| 性別 = [[性別::中性]](表向きは男性として活動) | | 性別 = [[性別::中性]](表向きは男性として活動) | ||
| 年齢 = ファーストシーズン時で稼動年齢は推定2才以上~5才以下 | | 年齢 = ファーストシーズン時で稼動年齢は推定2才以上~5才以下 | ||
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| 身長 = [[身長::177 cm]] | | 身長 = [[身長::177 cm]] | ||
| 体重 = [[体重::61 kg]] | | 体重 = [[体重::61 kg]] | ||
− | | | + | | 所属 = {{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}} |
− | | | + | | 役職 = [[役職::ガンダムマイスター]] |
− | | | + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|千葉道徳}} |
}} | }} | ||
− | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
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一見は類い希な美貌を持つ中性的な少年であったが、その正体はソレスタルビーイングの行動の垣根を成す量子演算型コンピュータ「[[ヴェーダ]]」の作り出した「戦闘型[[イノベイド]]」であり、ヴェーダの示すプランを忠実に実行する存在であると共に、ヴェーダへの特殊なアクセス権も所有していた。 | 一見は類い希な美貌を持つ中性的な少年であったが、その正体はソレスタルビーイングの行動の垣根を成す量子演算型コンピュータ「[[ヴェーダ]]」の作り出した「戦闘型[[イノベイド]]」であり、ヴェーダの示すプランを忠実に実行する存在であると共に、ヴェーダへの特殊なアクセス権も所有していた。 | ||
− | 一人称は当初は「俺」だったが、心中の動揺によって人格の根幹がぶれる事により「僕」→「私」と弱く変化していく。「俺」は強いマイスターになるためにティエリアが自らに架していた偽りの一人称である<ref> | + | 一人称は当初は「俺」だったが、心中の動揺によって人格の根幹がぶれる事により「僕」→「私」と弱く変化していく。「俺」は強いマイスターになるためにティエリアが自らに架していた偽りの一人称である<ref>「私」は初期案の女性設定の名残でもある</ref>。2ndシーズンでは完全に「僕」で統一された。 |
ノベライズではトライアルシステムを持つ審判機体[[ガンダムナドレ]]が「人間には任せられないために、敢えて人間ではない専用パイロットの自分が造られた」という事実認識としてティエリアのアイデンティティを支えるものでもあったと明かされている。ナドレはヴェーダとのリンクが断たれるまで肉体を使わずに運用している。2期の序盤まで自身が敵と同じイノベイドである事を知らなかったために、ごく一部の書籍で「人間だと思っていた」と書かれる事があるが、ティエリアは「自身が人間に任せられない計画のために造られたヒトならざるモノである事を自認」しており、小説では自らで語っている。 | ノベライズではトライアルシステムを持つ審判機体[[ガンダムナドレ]]が「人間には任せられないために、敢えて人間ではない専用パイロットの自分が造られた」という事実認識としてティエリアのアイデンティティを支えるものでもあったと明かされている。ナドレはヴェーダとのリンクが断たれるまで肉体を使わずに運用している。2期の序盤まで自身が敵と同じイノベイドである事を知らなかったために、ごく一部の書籍で「人間だと思っていた」と書かれる事があるが、ティエリアは「自身が人間に任せられない計画のために造られたヒトならざるモノである事を自認」しており、小説では自らで語っている。 | ||
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「ヒトならざる存在」であるため「ヒトが判らない」が故に、当初は人間性の希薄な冷徹な人形のような存在であり、それが故に他のガンダムマイスター達(特に[[刹那・F・セイエイ|刹那]])と衝突する事が多かった。しかし、彼らと共に戦っていくうちに徐々に絆を深めていくことになり、クールでありながらも仲間の心情を理解して行動できる、ソレスタルビーイングにとって欠かせない存在へと成長していった。 | 「ヒトならざる存在」であるため「ヒトが判らない」が故に、当初は人間性の希薄な冷徹な人形のような存在であり、それが故に他のガンダムマイスター達(特に[[刹那・F・セイエイ|刹那]])と衝突する事が多かった。しかし、彼らと共に戦っていくうちに徐々に絆を深めていくことになり、クールでありながらも仲間の心情を理解して行動できる、ソレスタルビーイングにとって欠かせない存在へと成長していった。 | ||
− | 2ndシーズンでは、壊滅したCBにおいて仲間の生存を信じており、最も早く組織建て直しに動いた人物である。各ガンダム及び艦船の開発に従事したとされる。2ndで散見する仲間への労りの行動について「人間は弱さを助け合って生きていける種族」「[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の示した人間の良さを自分が正しいと証明したい」との認識による行動だと解説されている。また、イベント映像では過去の自分を受け止めており「一緒に戦う人を仲間と呼んでいる」と語るシーンが登場している。[[計画]]と自身の立場に悩む事もあったが、[[メメントモリ]]によるスイール消滅において非道な[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]] | + | 2ndシーズンでは、壊滅したCBにおいて仲間の生存を信じており、最も早く組織建て直しに動いた人物である。各ガンダム及び艦船の開発に従事したとされる。2ndで散見する仲間への労りの行動について「人間は弱さを助け合って生きていける種族」「[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の示した人間の良さを自分が正しいと証明したい」との認識による行動だと解説されている。また、イベント映像では過去の自分を受け止めており「一緒に戦う人を仲間と呼んでいる」と語るシーンが登場している。[[計画]]と自身の立場に悩む事もあったが、[[メメントモリ]]によるスイール消滅において非道な[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]達のやりかたに生理的に付いていけない事を確信。自分の信じた道を歩み人間側に立つことを宣言した。後にヴェーダを奪還してそのホスト権限を掌握、リボンズも見られなかった全ての秘匿領域を見る事となり劇場版に繋がる。 |
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なお、番組当初より「表向きを少年と装い活動する性別不明」と公開されていた戦闘型イノベイドであり、強いマイスターであろうと男装している。また語られている範囲では任務で2度ほど明確な[[女装]]をした事がある。これについて公式監修である[[小説|小説版]]では、[[スメラギ・李・ノリエガ]]の提案に「わずかばかり芽生えた困惑と羞恥心の念を使命感で押し殺した」とあるため、まれに[[女装]]に抵抗があると誤解される事があるが、精神にも偏った性別はない。公式により「人間に肌を見せるのが大嫌い」「ドレスの方向性は自分で選んだ」等が明かされており(前出の小説でも女装の肌に触れられる事を嫌悪している)ティエリアが男女装という概念それ自体に抵抗を持つ制作意図は存在しない。なお、特徴的なカーディガンについては「形が気に入っている」、ピンク色については「ティエリアなりの好みです」と監督。 | なお、番組当初より「表向きを少年と装い活動する性別不明」と公開されていた戦闘型イノベイドであり、強いマイスターであろうと男装している。また語られている範囲では任務で2度ほど明確な[[女装]]をした事がある。これについて公式監修である[[小説|小説版]]では、[[スメラギ・李・ノリエガ]]の提案に「わずかばかり芽生えた困惑と羞恥心の念を使命感で押し殺した」とあるため、まれに[[女装]]に抵抗があると誤解される事があるが、精神にも偏った性別はない。公式により「人間に肌を見せるのが大嫌い」「ドレスの方向性は自分で選んだ」等が明かされており(前出の小説でも女装の肌に触れられる事を嫌悪している)ティエリアが男女装という概念それ自体に抵抗を持つ制作意図は存在しない。なお、特徴的なカーディガンについては「形が気に入っている」、ピンク色については「ティエリアなりの好みです」と監督。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
− | : | + | :初登場作。担当声優の神谷浩史氏も当作品でスパロボ初参加となる。序盤は二言目には「[[ヴェーダ]]云々」という発言が多く、「なにかにつけ反対意見を出す」→「『ヴェーダの承認』で渋々従う」のパターンが多い。後半、[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]に助けられるイベントが発生してからは味方を信頼するようになり、戦闘時の台詞も変化する。 |
− | :[[援護防御]]を最初から持っており、[[ガンダムヴァーチェ]]も[[GNフィールド]]があるので壁役として活躍するのだが、ティエリア自身の[[防御]]は実は[[ガンダムマイスター]]どころか00勢の中でも最下位である。出来れば[[ガード]] | + | :[[援護防御]]を最初から持っており、[[ガンダムヴァーチェ]]も[[GNフィールド]]があるので壁役として活躍するのだが、ティエリア自身の[[防御]]は実は[[ガンダムマイスター]]どころか00勢の中でも最下位である。出来れば[[ガード]]が欲しいところ。 |
− | :なお、同じ声の[[ミハエル・ブラン|ミシェル]] | + | :なお、同じ声の[[ミハエル・ブラン|ミシェル]]は戦闘中は眼鏡を外したアイコンになるのに、ティエリアは眼鏡を外したアイコンが用意されていない。 |
− | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | |
:『2nd』の設定込みで参戦。今回は戦闘中は眼鏡を外したアイコンになっている。性格が丸くなった事については[[ZEXIS]]メンバーからは再会時に驚かれていた。終盤で原作通り[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]に撃たれそうになるが、[[エルガン・ローディック|エルガン]]に助けられるので最後まで使える。 | :『2nd』の設定込みで参戦。今回は戦闘中は眼鏡を外したアイコンになっている。性格が丸くなった事については[[ZEXIS]]メンバーからは再会時に驚かれていた。終盤で原作通り[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]に撃たれそうになるが、[[エルガン・ローディック|エルガン]]に助けられるので最後まで使える。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
:肉体が健在なので、外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号のラボにこもってヴェーダの奥のプロテクトを解析する傍ら[[ラファエルガンダム]]を開発し、後半のミスリルルートで参入する。シナリオ的には[[相良宗介|宗介]]に[[アル]]との対話を勧める場面が印象深い。 | :肉体が健在なので、外宇宙航行艦ソレスタルビーイング号のラボにこもってヴェーダの奥のプロテクトを解析する傍ら[[ラファエルガンダム]]を開発し、後半のミスリルルートで参入する。シナリオ的には[[相良宗介|宗介]]に[[アル]]との対話を勧める場面が印象深い。 | ||
:ラファエルガンダムの性能が今ひとつで、[[熱血]]を失った上に乗機にP武器がないのでサブ向き。メインパートナーで運用する場合には[[ヒット&アウェイ]]・[[集束攻撃|マルチターゲット]]・[[援護攻撃]]等を養成しよう。サブパートナーでは[[援護防御]]で打たれ弱いメインを守ることに適している。攻撃役としては今ひとつだが、サポートとしては優秀で、[[エースボーナス]]『気力130以上で、戦闘した相手チームに次の自軍フェイズ開始時まで「[[分析]]」が掛かる』が強力。積極的に撃墜数を上げておきたい。 | :ラファエルガンダムの性能が今ひとつで、[[熱血]]を失った上に乗機にP武器がないのでサブ向き。メインパートナーで運用する場合には[[ヒット&アウェイ]]・[[集束攻撃|マルチターゲット]]・[[援護攻撃]]等を養成しよう。サブパートナーでは[[援護防御]]で打たれ弱いメインを守ることに適している。攻撃役としては今ひとつだが、サポートとしては優秀で、[[エースボーナス]]『気力130以上で、戦闘した相手チームに次の自軍フェイズ開始時まで「[[分析]]」が掛かる』が強力。積極的に撃墜数を上げておきたい。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
:[[蒼の地球]]ルート第4話で加入。終盤、ELSとの戦闘にて刹那を救うために自爆するが、次シナリオにてリボンズが用意していた予備の肉体に意識を移して復帰するので離脱はほぼ無い。 | :[[蒼の地球]]ルート第4話で加入。終盤、ELSとの戦闘にて刹那を救うために自爆するが、次シナリオにてリボンズが用意していた予備の肉体に意識を移して復帰するので離脱はほぼ無い。 | ||
− | :ラファエルにGNクローやセラヴィー分離攻撃が追加された事でメインでも運用できるようになったが、今作では敵の攻撃が激しいので[[鉄壁]]を上手く活用しないと危険。また、前作では唯一だったエースボーナスもカスタムボーナスで[[チェインバー|同様の効果を習得する機体]] | + | :ラファエルにGNクローやセラヴィー分離攻撃が追加された事でメインでも運用できるようになったが、今作では敵の攻撃が激しいので[[鉄壁]]を上手く活用しないと危険。また、前作では唯一だったエースボーナスもカスタムボーナスで[[チェインバー|同様の効果を習得する機体]]がいるため、やや重要度が下がった。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
:初の劇場版設定で登場。正式参戦が第2部に入ってからになるのでガンダムマイスターの中では一番遅い。 | :初の劇場版設定で登場。正式参戦が第2部に入ってからになるのでガンダムマイスターの中では一番遅い。 | ||
:[[ELS]]との戦いで[[自爆]]を行わなかった為に、生身の身体を持ったまま同行し続けた。 | :[[ELS]]との戦いで[[自爆]]を行わなかった為に、生身の身体を持ったまま同行し続けた。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦BX]] |
− | :音声が新規収録された。原作での肉体は入れ物に過ぎないという設定が拾われ、[[ダブルオークアンタ]] | + | :音声が新規収録された。原作での肉体は入れ物に過ぎないという設定が拾われ、[[ダブルオークアンタ]]のサブパイロットとなる事も可能となった。シナリオ面では後述の通りこの設定を最大限に活かした活躍を与えられた。 |
:初登場は29話。同話にてELSを引き寄せた後、イノベイドの特性を活かし[[ナデシコ・Yユニット|ナデシコ]]の攻撃を敢えて受け、肉体を失う(当然彼を知らない面々は普通に死亡したと思っていた)という衝撃の登場を果たす。その後もAGEデバイスに潜り込みセカンドムーンで[[キオ・アスノ|キオ]]を手助けしたり、[[ドリス・ウェイブ|ドリス]]と[[チュルル]]らの手引きと命がけの陽動で小型艇から[[ネェル・アーガマ]]の艦内システムに潜入して自衛設備を作動させ、艦を占拠した[[袖付き]]を退却させるなど、原作以上の無茶をやってのけた。 | :初登場は29話。同話にてELSを引き寄せた後、イノベイドの特性を活かし[[ナデシコ・Yユニット|ナデシコ]]の攻撃を敢えて受け、肉体を失う(当然彼を知らない面々は普通に死亡したと思っていた)という衝撃の登場を果たす。その後もAGEデバイスに潜り込みセカンドムーンで[[キオ・アスノ|キオ]]を手助けしたり、[[ドリス・ウェイブ|ドリス]]と[[チュルル]]らの手引きと命がけの陽動で小型艇から[[ネェル・アーガマ]]の艦内システムに潜入して自衛設備を作動させ、艦を占拠した[[袖付き]]を退却させるなど、原作以上の無茶をやってのけた。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
:第19話「舞い降りる剣」では、[[アラスカ基地]]に仕掛けてある大量破壊兵器[[サイクロプス]]の存在を[[カイルス|自軍部隊]]である[[アークエンジェル隊]]に知らせ、[[ラクス・クライン|ラクス]]から託された[[フリーダムガンダム]]を[[キラ・ヤマト|キラ]]に届けるという見せ場がある。 | :第19話「舞い降りる剣」では、[[アラスカ基地]]に仕掛けてある大量破壊兵器[[サイクロプス]]の存在を[[カイルス|自軍部隊]]である[[アークエンジェル隊]]に知らせ、[[ラクス・クライン|ラクス]]から託された[[フリーダムガンダム]]を[[キラ・ヤマト|キラ]]に届けるという見せ場がある。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | : | + | :第7話で刹那とともに加入。終盤には[[ダブルオークアンタ|クアンタ]]のサブパイロットになるが、[[隠し要素/V|条件を満たせば]]ラファエルのパイロットとして使い続けることも可能となっている(無論、サブになる場合はラファエルの改造費やティエリアに使用したTacPは払い戻される)。『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』と違い、自由にサブかメインかを選択できないのが惜しい。 |
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− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | 砲戦主体の[[ガンダムヴァーチェ]]のパイロットらしく[[ | + | 砲戦主体の[[ガンダムヴァーチェ]]のパイロットらしく[[射撃]]が高い。ただし、防御面は[[防御]]が低く、ヴァーチェの性能とチグハグになっている。これは成長タイプが防御の上がらない「射撃系・回避型」であるため。もっともスパロボでは乗機が高い防御性能を有しているとパイロットの防御値が意外と低いということは珍しくない。再世篇では防御と[[格闘]]が微妙に上がった以外変化はない。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
95行目: | 74行目: | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]] | ||
:'''[[感応]]、[[不屈]]、[[鉄壁]]、[[友情]]、[[闘志]]''' | :'''[[感応]]、[[不屈]]、[[鉄壁]]、[[友情]]、[[闘志]]''' | ||
− | + | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | |
− | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX | ||
:'''[[不屈]]、[[必中]]、[[直撃]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]''' | :'''[[不屈]]、[[必中]]、[[直撃]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]''' | ||
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− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]] | ||
:'''[[気力+ (撃破)]]、[[ブロッキング]]、[[援護防御]]L2''' | :'''[[気力+ (撃破)]]、[[ブロッキング]]、[[援護防御]]L2''' | ||
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]、[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]、[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]] | ||
:'''[[ガード]]、[[見切り]]、[[援護防御]]L2''' | :'''[[ガード]]、[[見切り]]、[[援護防御]]L2''' | ||
− | :回避と守りに磨きがかかったが、[[セラヴィーガンダム]]の[[装甲]]が薄いのが問題。敵側の[[イノベイド]]達のものをダウングレードした様なラインナップだが、実は再世篇ではイノベイドの中でティエリアだけが唯一[[天才]]を持っていない。[[ヴェーダ]]との接続が切れていることと、後述の人間発言のせいか? | + | :回避と守りに磨きがかかったが、[[セラヴィーガンダム]]の[[装甲]]が薄いのが問題。敵側の[[イノベイド]]達のものをダウングレードした様なラインナップだが、実は再世篇ではイノベイドの中でティエリアだけが唯一[[天才]]を持っていない。[[ヴェーダ]]との接続が切れていることと、後述の人間発言のせいか? 尤も、持っていたら明らかに強すぎではあるし、原作のティエリアはイノベイド相手に苦戦していたので間違っていはいない。 |
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]、[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]、[[スーパーロボット大戦BX|BX]] | ||
:'''[[イノベイド]]、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L2、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L2''' | :'''[[イノベイド]]、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L2、[[ガード]]、[[全体攻撃]]L2''' | ||
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− | === [[エースボーナス]] === | + | === [[エースボーナス|固有エースボーナス]] === |
;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド[[直撃]]が掛かる | ;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド[[直撃]]が掛かる | ||
:『第2次Z破界篇』で採用。ティエリアは直撃を覚えない為、それなりに有用。 | :『第2次Z破界篇』で採用。ティエリアは直撃を覚えない為、それなりに有用。 | ||
;ヴェーダ支配下の機体に対し、与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.8倍 | ;ヴェーダ支配下の機体に対し、与ダメージ1.2倍、被ダメージ0.8倍 | ||
− | :『第2次Z再世篇』で採用。対象ユニットは[[ガデッサ]]、[[ガラッゾ]]、[[ガッデス (00)|ガッデス]]、[[エンプラス]]、[[レグナント]]、[[ガガ]]、[[アルケーガンダム]] | + | :『第2次Z再世篇』で採用。対象ユニットは[[ガデッサ]]、[[ガラッゾ]]、[[ガッデス (00)|ガッデス]]、[[エンプラス]]、[[レグナント]]、[[ガガ]]、[[アルケーガンダム]]、[[リボーンズガンダム]]。このうちリボーンズガンダムとは実際には戦えない上、ヴェーダ支配下ではないのだが。 |
− | |||
;気力130以上で、戦闘した相手チームに次の自軍フェイズ開始時まで「[[分析]]」が掛かる。 | ;気力130以上で、戦闘した相手チームに次の自軍フェイズ開始時まで「[[分析]]」が掛かる。 | ||
− | : | + | :『第3次Z時獄篇』で採用。精神コマンドからこちらに移動してきた。 |
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− | == | + | == パイロットBGM == |
− | ; | + | ;「DAYBREAK'S BELL」 |
− | : | + | :1stシーズン前期OPテーマ。 |
− | : | + | ;「FIGHT」 |
− | ; | + | :トランザム使用時、再世篇デフォルト。 |
− | + | ;「儚くも永久のカナシ」 | |
− | : | + | :2ndシーズンOPテーマ。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
171行目: | 125行目: | ||
:イノベイドの首魁で、ティエリアとは同胞にあたる。しかし、リボンズは人間を見下していたので、結局ティエリアは彼とは決別する道を選んだ。 | :イノベイドの首魁で、ティエリアとは同胞にあたる。しかし、リボンズは人間を見下していたので、結局ティエリアは彼とは決別する道を選んだ。 | ||
;[[オルソン]] | ;[[オルソン]] | ||
− | : | + | :映画『[[ソレスタルビーイング (劇中劇)|ソレスタルビーイング]]』に登場する、ティエリア相応の劇中人物。 |
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== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
225行目: | 177行目: | ||
;[[中原千秋]]、[[赤木駿介]] | ;[[中原千秋]]、[[赤木駿介]] | ||
:『第2次Z破界篇』序盤では[[ソレスタルビーイング|CB]]と行動を共にする事で、自分達も世間から[[テロリスト]]視されるのではと不安を抱く中原ら[[株式会社21世紀警備保障|21世紀警備保障]]の面々に不快感を抱き、仲裁に入った赤木とも一触即発の状況となる。 | :『第2次Z破界篇』序盤では[[ソレスタルビーイング|CB]]と行動を共にする事で、自分達も世間から[[テロリスト]]視されるのではと不安を抱く中原ら[[株式会社21世紀警備保障|21世紀警備保障]]の面々に不快感を抱き、仲裁に入った赤木とも一触即発の状況となる。 | ||
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;[[カミナ]] | ;[[カミナ]] | ||
− | :『第2次Z破界篇』序盤で[[グレン]] | + | :『第2次Z破界篇』序盤で[[グレン]]の初起動に手間取っていた彼へ「戦う気があるのなら前へ出ろ」と叱責するが、中盤での彼の死に対しては、後述のセリフで哀悼の意を述べた。 |
;[[竹尾ワッ太]] | ;[[竹尾ワッ太]] | ||
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートEDでは、彼からも「女装姿をもう一度みたい」とリクエストされてしまう。 | :『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートEDでは、彼からも「女装姿をもう一度みたい」とリクエストされてしまう。 | ||
250行目: | 201行目: | ||
:戦闘時の台詞。 | :戦闘時の台詞。 | ||
;「死んだかと思った」 | ;「死んだかと思った」 | ||
− | : | + | :第2話にて、合流時に遅れてやってきた[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に対して。この頃は仲間同士の関係について希薄だった印象があった。 |
;「わからないな……何故彼がガンダムマイスターなのか」 | ;「わからないな……何故彼がガンダムマイスターなのか」 | ||
− | : | + | :[[ガンダムマイスター]]として参戦したはずなのに動向に理解しがたい点が多い人間達に悩んでいた。 |
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;「なんという失態だ…! こんな早期に、ナドレの存在を晒してしまうなんて!! 計画を歪めてしまった!!」<br />「ああ、ヴェーダ……俺は…僕は…私は…!」 | ;「なんという失態だ…! こんな早期に、ナドレの存在を晒してしまうなんて!! 計画を歪めてしまった!!」<br />「ああ、ヴェーダ……俺は…僕は…私は…!」 | ||
− | : | + | :第10話にて。[[ヴェーダ]]の計画にそぐわない形で[[ガンダムナドレ]]の姿を晒した後悔を表現した台詞。 |
;「君(達)はガンダムマイスターに相応しくない」 | ;「君(達)はガンダムマイスターに相応しくない」 | ||
− | :ヴェーダの計画を優先するあまり、[[チームトリニティ]]だけでなく刹那や[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]] | + | :ヴェーダの計画を優先するあまり、[[チームトリニティ]]だけでなく刹那や[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]も彼にこの台詞を言われている。 |
;「''万死に値する!''」 | ;「''万死に値する!''」 | ||
− | : | + | :上記の台詞の直後にこのセリフが続く。 |
+ | :なお、ティエリア役の神谷氏は1st season終了後のイベントで'''「この台詞が番組スタッフの間で流行った」'''と語っている。また、[[声優ネタ]]として他作品でも使われている。 | ||
;「初めて意見が合ったな」 | ;「初めて意見が合ったな」 | ||
− | : | + | :第17話にて。[[チームトリニティ]]に不快感を抱いていた刹那に対して。その後、刹那は「何がだ?」とティエリアに問うたが、ティエリアは「口にしなくてもわかる!」と返すのであった。 |
:このやり取りを機に、ティエリアと刹那の関係は改善されていく事になった。 | :このやり取りを機に、ティエリアと刹那の関係は改善されていく事になった。 | ||
;「これが人間か……」 | ;「これが人間か……」 | ||
− | : | + | :第19話にて。刹那とロックオンが心を通わす光景を見て、ティエリアから初めて笑みがこぼれる。そんなティエリアもまた「人間」であろう。 |
;「嘘だ…!」 | ;「嘘だ…!」 | ||
− | :[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]] | + | :[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]の死亡を知った際の台詞。黒田洋介氏書き下ろし脚本のゲーム『ガンダムマイスターズ』では、[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]と戦うロックオンの後をずっと追って戦っており、こちらでは絶叫している。 |
− | |||
;「…これでいける…あなたの元へ…ロックオン…」 | ;「…これでいける…あなたの元へ…ロックオン…」 | ||
− | : | + | :最終話にて、大破したナドレから[[GNドライヴ|太陽炉]]を射出した直後、こう呟いた。2ndでの生存を絶望視するファンもいたが、実際には真っ先に登場することに。 |
− | : | + | :なお、劇場公開前に書かれた黒田洋介氏のティエリア[[小説]]では、改めてロックオンとの死後の再会を望むティエリアのささやかな独白が聞ける。 |
− | |||
=== 2nd === | === 2nd === | ||
279行目: | 226行目: | ||
:戦闘時に。 | :戦闘時に。 | ||
;「彼は来る。生きていれば必ず!」 | ;「彼は来る。生きていれば必ず!」 | ||
− | : | + | :第1話にて。プラウドに刹那が来ると確信しての台詞。小説版では、4年間連絡が取れないことからクルー全員が刹那は死亡したと思っていたが、ティエリアだけは生存を信じていた。 |
− | ; | + | ;「梃子でも動かん!!」 |
− | : | + | :第3話のアレルヤ奪還作戦にて、足止めを買って出た際に。 |
;「ふっ…変わらないな、君は」<br />「無理に変わる必要なんてないさ。おかえり、アレルヤ」 | ;「ふっ…変わらないな、君は」<br />「無理に変わる必要なんてないさ。おかえり、アレルヤ」 | ||
:2ndにおけるティエリアは個人個人の事情や個性を許容する姿勢を見せている。これは[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]に見た姿勢を肯定していると語られる。 | :2ndにおけるティエリアは個人個人の事情や個性を許容する姿勢を見せている。これは[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]に見た姿勢を肯定していると語られる。 | ||
− | ;「何という…何という愚かな事を…。」<br />「彼らの命を奪ったのは君だ!」<br /> | + | ;「何という…何という愚かな事を…。」<br />「彼らの命を奪ったのは君だ!」<br />「君の愚かな振る舞いだ。『自分は違う』『自分には関係ない』『違う世界の出来事だ』……そういう現実から目を背ける行為が無自覚な悪意と成り、このような結果を招く!」 |
− | : | + | :第6話にて。[[沙慈・クロスロード|沙慈]]の浅はかな行為によって[[カタロン]]のメンバーが殺害されたあと、その行為に対して彼に平手打ちしたのち、発言。 |
− | + | :ロックオンを失った際の自分を思い出し、沙慈の狼狽や自分が起因になった事実を受け入れられない気持ちを理解した上で、敢えて彼に今一番大切な物をと叱咤役を買ってでる。この後、カタロンから彼の身を守る意味で[[プトレマイオス2|トレミー]]に連れて帰っている。 | |
− | : | + | :後に沙慈は第12話にて[[オーライザー]]に乗って脱走しようとした際に、ティエリアのこの言葉を思い出して思い止まっているので、効果はあったようである。 |
;「ナドレの時とは違い、自らの意思でその姿を晒そう!」<br />「セラフィムガンダムッ!」 | ;「ナドレの時とは違い、自らの意思でその姿を晒そう!」<br />「セラフィムガンダムッ!」 | ||
− | : | + | :第14話、[[ブリング・スタビティ|ブリング]]の[[ガラッゾ]]の動きを封じ、[[セラヴィーガンダム]]から[[セラフィムガンダム]]を[[分離]]させて。 |
:1stの際の[[ガンダムナドレ]]起動の際の取り乱しっぷりから見ていると、ティエリアの確かな成長を感じさせてくれる。 | :1stの際の[[ガンダムナドレ]]起動の際の取り乱しっぷりから見ていると、ティエリアの確かな成長を感じさせてくれる。 | ||
− | ; | + | ;「違う! 僕は人間だ!!」 |
− | : | + | :同胞だと迫るブリングに対して言い放った台詞。小説版ではロックオンを想起し「それに、あの人が言ってくれた!」との言葉の後にこれが続く。この台詞が表すように、彼は人間としてイノベイター(イノベイド)と戦うことを選んだ。 |
− | |||
;「違う!」<br />「人類を導くのではなく、人類と共に未来を創る」<br />「それが僕達[[イノベイド]]のあるべき道だ…!」 | ;「違う!」<br />「人類を導くのではなく、人類と共に未来を創る」<br />「それが僕達[[イノベイド]]のあるべき道だ…!」 | ||
− | : | + | :最終話にて。刹那と[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]との最終決戦の激闘の最中に、リボンズに対して[[説得]]を試みる。 |
:[[ソレスタルビーイング]]の仲間達と心を通わせたことによって成長したティエリアを象徴する台詞。 | :[[ソレスタルビーイング]]の仲間達と心を通わせたことによって成長したティエリアを象徴する台詞。 | ||
;「そうやって人を見下し続けるから、わかり合えない!」 | ;「そうやって人を見下し続けるから、わかり合えない!」 | ||
301行目: | 247行目: | ||
:ティエリアとってはリボンズの姿が「かつての自分自身」と重なって見えたのだろう。それ故に、リボンズに対しては哀れみの感情が見られた。 | :ティエリアとってはリボンズの姿が「かつての自分自身」と重なって見えたのだろう。それ故に、リボンズに対しては哀れみの感情が見られた。 | ||
;「いつか、どこかで」 | ;「いつか、どこかで」 | ||
− | : | + | :最終話エピローグにて。[[ヴェーダ]]と一体化し基本的に不死となったティエリアが改めて亡き[[ロックオン・ストラトス|ニール]]へ綴った長いメッセージを締める最後の台詞。 |
:「貴方への想いを形容する言葉が見つからない、しかしそういう気持ちがぼくを人間にさせてくれる」と語り、「ありがとう。いつか、どこかで」と亡き彼のもとでの再会について述べている。 | :「貴方への想いを形容する言葉が見つからない、しかしそういう気持ちがぼくを人間にさせてくれる」と語り、「ありがとう。いつか、どこかで」と亡き彼のもとでの再会について述べている。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「今日から、皆様と一緒に勉学をさせて頂く事になりました、転入生のティエリア・アーデです。ごきげんよう。」 | ;「今日から、皆様と一緒に勉学をさせて頂く事になりました、転入生のティエリア・アーデです。ごきげんよう。」 | ||
:[[ドラマCD]]「MISSON-2306」にて[[女装]]して登場した際の初台詞。この台詞は[[イノベイド]]であるティエリアが声帯を調節して話している設定を反映し神谷氏本人が裏声で喋っているため、必聴である。 | :[[ドラマCD]]「MISSON-2306」にて[[女装]]して登場した際の初台詞。この台詞は[[イノベイド]]であるティエリアが声帯を調節して話している設定を反映し神谷氏本人が裏声で喋っているため、必聴である。 | ||
− | : | + | :ちなみに、TVシリーズ本編では水島監督の演出によってティエリアの裏声は、神谷氏の演技を真似て貰う形で女性声優が演じている。 |
;「ならば、エクシアを準備させておけ。いざとなれば使用しても構わない」<br />「俺の中にある何かが訴えてくる。あの男は、たとえガンダムを使ったとしても理不尽なまでに切り抜けてしまいそうな、そんな予感がする…」 | ;「ならば、エクシアを準備させておけ。いざとなれば使用しても構わない」<br />「俺の中にある何かが訴えてくる。あの男は、たとえガンダムを使ったとしても理不尽なまでに切り抜けてしまいそうな、そんな予感がする…」 | ||
:同作で[[グラハム・エーカー|グラハム]]の自宅に向かうと言った刹那に対して。 | :同作で[[グラハム・エーカー|グラハム]]の自宅に向かうと言った刹那に対して。 | ||
320行目: | 263行目: | ||
;「勝手に殺してもらっては困るな」 | ;「勝手に殺してもらっては困るな」 | ||
:2ndシーズン終盤で、ティエリアの遺体を発見した刹那が「仇は討つ!」と意気込んだ際に。確かに[[ヴェーダ]]と完全リンクして生きてたのだが、'''眉間を撃ち抜かれて瞳孔開いたまま漂ってた'''ら、刹那でなくても普通は死んだと思うだろう。 | :2ndシーズン終盤で、ティエリアの遺体を発見した刹那が「仇は討つ!」と意気込んだ際に。確かに[[ヴェーダ]]と完全リンクして生きてたのだが、'''眉間を撃ち抜かれて瞳孔開いたまま漂ってた'''ら、刹那でなくても普通は死んだと思うだろう。 | ||
+ | ;「僕にとって肉体は、入れ物にしかすぎない」<br />「それに、あの時はああする以外方法はなかった」 | ||
+ | :劇場版にて。我が身を犠牲にして刹那を救った後、まるで何事も無かったかのようにティエリアはいつもの冷静な口ぶりで語る。 | ||
+ | :そんなティエリアに対し、[[スメラギ・李・ノリエガ|スメラギ]]は「まったく、なんて無茶をするの…!」とあきれるのであった。小説版によれば、この自爆のときにミレイナは泣いていたそうな。 | ||
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
333行目: | 279行目: | ||
=== Zシリーズ === | === Zシリーズ === | ||
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;「がさつな男だった…」<br />「そして、優秀な戦士であり、無二のリーダーであった」 | ;「がさつな男だった…」<br />「そして、優秀な戦士であり、無二のリーダーであった」 | ||
− | : | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』第33話「天を突く命」より。[[カミナ]]死亡後に、在りし日の彼に思いを馳せて。 |
:性格は正反対で、ルート次第では絡みも少ない両者だったが、少なくとも彼はカミナの心身の強さとカリスマ性は強く認めていたようだ。 | :性格は正反対で、ルート次第では絡みも少ない両者だったが、少なくとも彼はカミナの心身の強さとカリスマ性は強く認めていたようだ。 | ||
;「では我々も帰ろう、ソレスタルビーイング……ZEXISに」 | ;「では我々も帰ろう、ソレスタルビーイング……ZEXISに」 | ||
360行目: | 304行目: | ||
;「未来を信じ、後生の人間たちに願いを託したイオリア・シュヘンベルグの遺産であるこのソレスタルビーイング号・・・」<br />「そこで未来を否定するお前のような男を僕は許さない!」<br />「エルガン・ローディック・・・!今こそあなたの教えてくれた機能を使う!」<br />「そして僕は、イオリアとあなたが信じた未来を担う者たちの力を信じる!」<br />「コード『CHRONO H』!」 | ;「未来を信じ、後生の人間たちに願いを託したイオリア・シュヘンベルグの遺産であるこのソレスタルビーイング号・・・」<br />「そこで未来を否定するお前のような男を僕は許さない!」<br />「エルガン・ローディック・・・!今こそあなたの教えてくれた機能を使う!」<br />「そして僕は、イオリアとあなたが信じた未来を担う者たちの力を信じる!」<br />「コード『CHRONO H』!」 | ||
:イオリアを初めとする人々が未来のために遺したソレスタルビーイング号内で未来を否定する[[フル・フロンタル|フロンタル]]の発言に対して激昂したティエリアは、ネオ・ジオンに占拠された現状を打破するためにかつて自身を呈して[[エルガン・ローディック|守ってくれた人]]が教えてくれたあのコードを発動する。そして事態は一気に加速する。 | :イオリアを初めとする人々が未来のために遺したソレスタルビーイング号内で未来を否定する[[フル・フロンタル|フロンタル]]の発言に対して激昂したティエリアは、ネオ・ジオンに占拠された現状を打破するためにかつて自身を呈して[[エルガン・ローディック|守ってくれた人]]が教えてくれたあのコードを発動する。そして事態は一気に加速する。 | ||
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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
;「自分の意見に従わない人間は、全て異端扱いというわけか」 | ;「自分の意見に従わない人間は、全て異端扱いというわけか」 | ||
− | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]] | + | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第2部第29話「燈火-ともしび-」より。異種との対話と共存を望む[[アルティメット・クロス|UX]]の考えを「呆れた考え」と一笑に付した[[ミツヒロ・バートランド|ミツヒロ]]の暴言を受けて、[[ショウ・ザマ|ショウ]]に続けてミツヒロに痛烈に皮肉を見舞う。 |
:頑迷とも言えるミツヒロの態度に、かつて[[ソレスタルビーイング]]に忠実であるあまり自分の信じるもの以外を受け入れようとしなかった頃の自分と重ねていたのかもしれない(もっとも、当時のティエリアは組織に愚直なまでに忠実だっただけで、ミツヒロのような下衆なエゴイストではなかったが)。 | :頑迷とも言えるミツヒロの態度に、かつて[[ソレスタルビーイング]]に忠実であるあまり自分の信じるもの以外を受け入れようとしなかった頃の自分と重ねていたのかもしれない(もっとも、当時のティエリアは組織に愚直なまでに忠実だっただけで、ミツヒロのような下衆なエゴイストではなかったが)。 | ||
;「ヴェーダの方でも解析をサポートする! こちらに転送してくれ!」 | ;「ヴェーダの方でも解析をサポートする! こちらに転送してくれ!」 | ||
372行目: | 315行目: | ||
;「外宇宙は、我々にとっては未知の世界だ。 [[ELS]]の助けを借りることもあるだろう」<br/>ロックオン「なんだ? ELSと融合して、金属生命体にでもなるってか?」<br/>「場合によっては、そういうこともあり得る」 | ;「外宇宙は、我々にとっては未知の世界だ。 [[ELS]]の助けを借りることもあるだろう」<br/>ロックオン「なんだ? ELSと融合して、金属生命体にでもなるってか?」<br/>「場合によっては、そういうこともあり得る」 | ||
:『UX』のEDにて、外宇宙に向けて出発する際のやりとり。劇場版でのエピローグの事を考えると、何とも意味深な発言である。そのあと、[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]の告白につながる。 | :『UX』のEDにて、外宇宙に向けて出発する際のやりとり。劇場版でのエピローグの事を考えると、何とも意味深な発言である。そのあと、[[ミレイナ・ヴァスティ|ミレイナ]]の告白につながる。 | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
385行目: | 324行目: | ||
;(ヴェーダが承認したミッションとはいえ、我々にこんな事をしている余裕があるのか) | ;(ヴェーダが承認したミッションとはいえ、我々にこんな事をしている余裕があるのか) | ||
:『第2次Z破界篇』序盤、[[暗黒大陸]]の探査で夜にキャンプファイヤーで盛り上がっている一行を見て。確かにはしゃぎすぎな気はするが、原作でも[[プトレマイオス|トレミー]]クルーはプールでバカンスをしていた(1st第14話より。ティエリアは当然参加せずに情報収集していたが)。 | :『第2次Z破界篇』序盤、[[暗黒大陸]]の探査で夜にキャンプファイヤーで盛り上がっている一行を見て。確かにはしゃぎすぎな気はするが、原作でも[[プトレマイオス|トレミー]]クルーはプールでバカンスをしていた(1st第14話より。ティエリアは当然参加せずに情報収集していたが)。 | ||
− | : | + | :というか、実のところ原作のトレミークルーはティエリア達が戦闘中なのに[[海]]でバカンスをしていた事がある(1st第8話)ので、もっとタチが悪い。 |
;ティエリア「何なんだ、あれは!? いったいどういう原理だ!?」<br />[[キラ・ヤマト|キラ]]「うまく説明できないけど、あれがアクエリオンなんだよ」<br />ティエリア「そんなもので納得はできない!」 | ;ティエリア「何なんだ、あれは!? いったいどういう原理だ!?」<br />[[キラ・ヤマト|キラ]]「うまく説明できないけど、あれがアクエリオンなんだよ」<br />ティエリア「そんなもので納得はできない!」 | ||
− | :『第2次Z破界篇』中盤、[[ソーラーアクエリオン]]の新必殺技・壱発逆転拳を見た直後の率直な感想。直後キラから[[アクエリオン]]という存在らしさを一言で言ったが、それでも驚きを隠さなかった。[[ZEUTH|似たような光景を見慣れている者達]]でもなければ、''' | + | :『第2次Z破界篇』中盤、[[ソーラーアクエリオン]]の新必殺技・壱発逆転拳を見た直後の率直な感想。直後キラから[[アクエリオン]]という存在らしさを一言で言ったが、それでも驚きを隠さなかった。[[ZEUTH|似たような光景を見慣れている者達]]でもなければ、'''ロボットの拳が巨大化したあげく、それが美しい花に変化する'''と言う物理的にありえないものを見れば、そう言いたくもなるが。 |
:珍しくティエリアが驚愕しているシーンだが、台詞から「らしさ」も溢れでている。(プレイ次第ではS.E.E.D発動によって目からハイライトの消えた)キラの返事も相まってシリアスな笑いが滲み出る場面である。 | :珍しくティエリアが驚愕しているシーンだが、台詞から「らしさ」も溢れでている。(プレイ次第ではS.E.E.D発動によって目からハイライトの消えた)キラの返事も相まってシリアスな笑いが滲み出る場面である。 | ||
:なお、『[[第3次Z時獄篇]]』においても[[アクエリオンEVOL]]のイベントで似たようなやり取りを[[相良宗介|宗介]]と[[ヒビキ・カミシロ|ヒビキ]]がしている。 | :なお、『[[第3次Z時獄篇]]』においても[[アクエリオンEVOL]]のイベントで似たようなやり取りを[[相良宗介|宗介]]と[[ヒビキ・カミシロ|ヒビキ]]がしている。 | ||
397行目: | 336行目: | ||
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第16話[[アルゼナル]]ルート「絆、再び」より。仲間割れが収まらない[[アルゼナル]]の[[パラメイル]]第一中隊を買い上げたスメラギの決断に困惑する[[アンジュ]]達に対しての一言。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第16話[[アルゼナル]]ルート「絆、再び」より。仲間割れが収まらない[[アルゼナル]]の[[パラメイル]]第一中隊を買い上げたスメラギの決断に困惑する[[アンジュ]]達に対しての一言。 | ||
:『[[機動戦士ガンダム00|00]]』2ndシーズン第3話におけるティエリアの名台詞を[[ギャグイベント|こんな流れ]]で持ってこられて、ニヤリとさせられたプレイヤーもいたであろう。 | :『[[機動戦士ガンダム00|00]]』2ndシーズン第3話におけるティエリアの名台詞を[[ギャグイベント|こんな流れ]]で持ってこられて、ニヤリとさせられたプレイヤーもいたであろう。 | ||
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== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
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;[[ダブルオーガンダム]] | ;[[ダブルオーガンダム]] | ||
:ツインドライヴ稼動試験の為に一時搭乗。 | :ツインドライヴ稼動試験の為に一時搭乗。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *初期案では'''「ティエリア・アーデは重装甲ガンダムに乗る男装の美少女」'''で企画が進められていた。 |
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*[[セラヴィーガンダム]]の背中に背負わせたガンダムフェイスは[[ソレスタルビーイング|CB]]の象徴であり、2ndシーズンのティエリアに背負わせた事が『[[機動戦士ガンダム00]]』の脚本家・黒田洋介氏のインタビューで語られている。 | *[[セラヴィーガンダム]]の背中に背負わせたガンダムフェイスは[[ソレスタルビーイング|CB]]の象徴であり、2ndシーズンのティエリアに背負わせた事が『[[機動戦士ガンダム00]]』の脚本家・黒田洋介氏のインタビューで語られている。 | ||
*[[漫画]]『さよなら絶望先生』がアニメ化された際に、ティエリア・アーデ役の神谷浩史氏が同作品の主人公「糸色望」を演じた事から、二次創作関連や神谷氏がパーソナリティーを務めるWebラジオ『さよなら絶望放送』等でネタにされていた事がある(同じメガネキャラ繋がりでもある)。 | *[[漫画]]『さよなら絶望先生』がアニメ化された際に、ティエリア・アーデ役の神谷浩史氏が同作品の主人公「糸色望」を演じた事から、二次創作関連や神谷氏がパーソナリティーを務めるWebラジオ『さよなら絶望放送』等でネタにされていた事がある(同じメガネキャラ繋がりでもある)。 | ||
− | **なお、同番組では神谷氏の誕生日プレゼントとしてティエリアとお揃いの'''ピンクのカーディガン''' | + | **なお、同番組では神谷氏の誕生日プレゼントとしてティエリアとお揃いの'''ピンクのカーディガン'''が贈られ、神谷氏を絶望させた経緯がある。 |
*神谷氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の放送時期に[[ウッソ・エヴィン|阪口氏]]、[[ヒイロ・ユイ|緑川氏]]、[[トレーズ・クシュリナーダ|置鮎氏]]との雑誌対談で「『ガンダム』の主役になれたらいいな」と語っていたが、実際に神谷氏は『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)では主役のキャプテンガンダムを演じており、'''「[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より先にガンダムになっていた」'''とネタにされることがある。 | *神谷氏は『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の放送時期に[[ウッソ・エヴィン|阪口氏]]、[[ヒイロ・ユイ|緑川氏]]、[[トレーズ・クシュリナーダ|置鮎氏]]との雑誌対談で「『ガンダム』の主役になれたらいいな」と語っていたが、実際に神谷氏は『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)では主役のキャプテンガンダムを演じており、'''「[[刹那・F・セイエイ|刹那]]より先にガンダムになっていた」'''とネタにされることがある。 | ||
**また、この対談では「次のガンダムは『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』とか?」「[[ロックオン・ストラトス|お供にハロがつけられるようなキャラ]]に」等と、妙な所でニアミスしている。 | **また、この対談では「次のガンダムは『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q|Q]]』とか?」「[[ロックオン・ストラトス|お供にハロがつけられるようなキャラ]]に」等と、妙な所でニアミスしている。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |