「シュバルツ・ブルーダー」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Schwarz Bruder]] | ||
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動武闘伝Gガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動武闘伝Gガンダム}} | ||
| 声優 = {{声優|堀秀行|SRW=Y}} | | 声優 = {{声優|堀秀行|SRW=Y}} | ||
− | | キャラクターデザイン = | + | | キャラクターデザイン = 逢坂浩司 |
− | | 初登場SRW = | + | | 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦G]] |
− | | SRWでの分類 = [[ | + | | SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[機体]] |
}} | }} | ||
{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = [[DG細胞]][[アンドロイド]] | + | | 種族 = [[DG細胞]][[アンドロイド]](ベースは地球人) |
− | | 性別 = | + | | 性別 = 男 |
− | | 身長 = | + | | 身長 = 194cm |
− | | 体重 = | + | | 体重 = 81kg |
| 所属 = ネオドイツ | | 所属 = ネオドイツ | ||
| 役職 = [[役職::ガンダムファイター]] | | 役職 = [[役職::ガンダムファイター]] | ||
}} | }} | ||
'''シュバルツ・ブルーダー'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の登場人物。 | '''シュバルツ・ブルーダー'''は『[[機動武闘伝Gガンダム]]』の登場人物。 | ||
+ | == 概要 == | ||
+ | [[忍者|ゲルマン忍法]]なる武術を使うネオドイツの[[ガンダムファイター]]。乗機は[[ガンダムシュピーゲル]]。 | ||
− | + | 眼とその周り以外を覆うドイツ国旗の3色に彩られ、取り外して手裏剣のように使えるガンダムのブレードアンテナ状の2本の角が付いた覆面を常に着用している。その覆面とトレンチコートの風体は忍者というにはかなり異様。またサポートチームを組織せずに1人で[[ガンダムファイト]]に参加するスタイルのため、当のネオドイツのガンダムファイト委員会ですら素性がよく分かっていない。外見の異様さとは裏腹に格闘家としての技量は[[東方不敗マスター・アジア]]をして「できる、貴様何者!?」と言わせるほどの高いレベルを持ち、[[シャッフル同盟|新生シャッフル同盟]]を凌駕する。実際[[ガンダムファイト]]決勝戦でドモンに敗れるまでは無敗を誇っていた。 | |
− | [[ | ||
− | + | その行動は謎めいており、ライバルであるはずの[[ドモン・カッシュ]]の元に時折現れ、ドモンがスーパーモードを発動できない際に見せたような挑発的な言動を見せたかと思えば、時にはその窮地を救い、時には助言を与えるなど、彼の成長を促そうとしている行動が見られ、窮地の際にはドモンを思いやる行動すら見せていた。[[チボデー・クロケット]]や[[ジョルジュ・ド・サンド]]にも立ち直りのきっかけを与えている。 | |
− | + | それもそのはず、彼は正真正銘の「ネオドイツ代表のガンダムファイター、シュバルツ・ブルーダー」(以下「真シュバルツ」)ではなかった。真シュバルツは既に[[デビルガンダム]]と交戦して死亡しており、本編に登場するシュバルツは、真シュバルツの肉体に[[キョウジ・カッシュ]]が[[DG細胞]]を植付けて復活させた生体[[アンドロイド]]であった。キョウジはデビルガンダム事件の黒幕である[[ウルベ・イシカワ]]や[[ミカムラ博士]]が弟ドモンを騙し、ガンダムファイトを理由に追手として差し向けることを予測していた。そして暴走するデビルガンダムがキョウジ自身も生体ユニットとして取り込もうとしていることを悟ると、弟ならばデビルガンダムを止められるだろうと期待すると同時に、性格的に無茶をしかねない彼を自分に代わってサポートさせるべく、最後の力を振り絞ってデビルガンダムの前に敗死した覆面のガンダムファイター、すなわち真シュバルツをDG細胞で「復活」させたのだった。 | |
− | + | 元々真シュバルツとキョウジは'''別人である'''が、キョウジは自身の記憶・人格をコピーしたデータを組み込んだDG細胞によりシュバルツを復活させたため、劇中のシュバルツは覆面の下はキョウジと同じ顔の「キョウジの分身」「もう一人のキョウジ」と言える存在となった。同時に真シュバルツから受け継いだゲルマン忍術の技術も、DG細胞により強化されて高い身体能力を発揮する。優れた格闘家ならではの強靭な精神力<ref>DG細胞の最大の問題である「強靭な精神力を持たないものはデビルガンダムの支配下に入ってしまう」点を、東方不敗同様に食い止めている。</ref>に、キョウジの知性を生かした戦略能力を併せ持つのだから優れたファイターにならないわけがなかった。結果として、キョウジの期待通り弟ドモンの【第2の師匠】としての役割を果たすことになる。 | |
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− | + | なお登場してから早期に自身の正体や真実をドモンに教えず、ファイターとしての成長を促させる手段に出ていたのかは、感情的になって冷静さを失っているドモンに話しても信じてもらえない可能性と、冷凍刑に処された[[ライゾウ・カッシュ]]の命を救うにはドモンに優勝してもらう必要があった<ref>明言はしていないが、事件の黒幕であるウルベらに自分の素性が知られてはいけないという含みもあると推測される。実際ミカムラ博士は決勝後に病院に担ぎ込まれたシュバルツを襲った。</ref>、つまり「真実を話したくても話せない状況だった」とシュバルツ自身が劇中で明らかにしている。 | |
− | + | DG細胞の特性のうち「自己修復」については利用しており、ギアナ高地で東方不敗と交戦して死亡したかに思われた時も、ネオホンコンでの決勝大会開会式には平然と出席している。しかしオリジナルであるキョウジの衰弱が進んでいたために、決勝でドモンに敗れた際には再生が進まず、電気ショックによる荒療治で再生した。そしてウォン・ユンファによりランタオ島に出現したデビルガンダムを始末するため、コクピットに乗り込みキョウジを制止、ドモンの石破天驚拳によりキョウジとともに消滅する。 | |
− | + | シュバルツ・ブルーダー(Schwarz Brueder)という名前は[[ドイツ語]]でそれぞれ「黒」「兄弟」を意味する。なお「黒い兄弟」だとschwarzen Brueder。 | |
− | + | [[声優]]はキョウジ役の堀秀行氏であるが、シュバルツとキョウジが同時に登場することもあったため、『Gガンダム』放送当時は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[クワトロ・バジーナ]]や『[[聖戦士ダンバイン]]』の[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]、『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ミスター・ブシドー]]らのような明らかに同一人物だと分かるパターンとは異なり、視聴者側はキョウジとなんらかの関係があることは推測できるものの、詳細は謎に包まれた存在であった。 | |
− | + | ちなみに漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』ではドモンと出会うなり、「兄さんじゃないのか?」と疑われた。アニメ通りに亡くなるが、最終局面でイメージ(?)として登場。'''葛藤するドモンを励ますために非常に濃くて熱い言葉をキョウジやマスターアジアと共に浴びせるという役目を担う。''' | |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦G]] |
− | + | :初登場作品。[[ガンダムシュピーゲル]]が出ない為、パイロットとしては登場せず、イベント要員。顔グラフィックは、覆面が破れたものも用意されている。 | |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦F]] |
− | + | :[[スポット参戦]]。 | |
− | + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] | |
− | :ギアナ高地での修行イベント後に加入するが、後に永久離脱することになるので、[[経験値]] | + | :ギアナ高地での修行イベント後に加入するが、後に永久離脱することになるので、[[経験値]]は与えないほうがいい。[[激励]]を加入直後から使えるので、激励要員として出撃する機会はあるかもしれない。 |
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] |
− | : | + | :地上編最終話で条件を満たせば[[飛影]]に救出され、第3部から使えるようになる。恐らく最もシュバルツが輝くシリーズ。その[[技量]]値は全キャラ中でも東方不敗に次いで2番目に高い。高いレベルの[[忍者]]技能を持つようになったので、[[命中]]・[[回避]]・[[クリティカル]]率が高い。[[ガンダムシュピーゲル]]を[[改造]]すれば主力として扱える。キョウジも助かってるので、正体がバレてからもシュバルツとして覆面を付けている。 |
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦A]] |
:スポット参戦。最後は[[ランタオ島]]で原作通り[[デビルガンダム]]諸共死亡するのだが、案の定[[デビルガンダム]]は回収されてしまう。本作で回収したのはウルベではなくウォン。 | :スポット参戦。最後は[[ランタオ島]]で原作通り[[デビルガンダム]]諸共死亡するのだが、案の定[[デビルガンダム]]は回収されてしまう。本作で回収したのはウルベではなくウォン。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
:パイロットとしては登場せず、イベント要員。[[ハルカ・ミナト|ミナト]]からも「加勢してくれるんじゃなかったわけ?」と突っ込まれる。 | :パイロットとしては登場せず、イベント要員。[[ハルカ・ミナト|ミナト]]からも「加勢してくれるんじゃなかったわけ?」と突っ込まれる。 | ||
=== 単発作品 === | === 単発作品 === | ||
− | ; | + | ;[[新スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :地上編では[[ガンダムシュピーゲル]]に乗るが、撃墜されると本人がユニットとして戦う。本人のほうがシュピーゲルより強い。隠し最終シナリオでは[[サイボーグ]]化して復活。能力値はドモンより低く、シュピーゲルが改造できないので精神コマンド要員が無難。 |
− | :; | + | :;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]] |
::フリーバトルに登場。 | ::フリーバトルに登場。 | ||
: | : | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦64]] |
:本作ではスポット参戦・離脱が多く、独立軍ルートでは永久離脱する。OZルートでは、途中[[アラン・イゴール]]に同行し、仲間になる。選択肢でロームフェラに従っていた場合、財団の監視を看破し、自軍脱走の機会を作るといった見せ場がある。[[ランタオ島]]の決戦で[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を出撃させると生存フラグが成立し、最後まで味方ユニットとして使用可能。[[ゲッター線]]によりDG細胞が繁殖し、生き永らえたらしい。 | :本作ではスポット参戦・離脱が多く、独立軍ルートでは永久離脱する。OZルートでは、途中[[アラン・イゴール]]に同行し、仲間になる。選択肢でロームフェラに従っていた場合、財団の監視を看破し、自軍脱走の機会を作るといった見せ場がある。[[ランタオ島]]の決戦で[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]を出撃させると生存フラグが成立し、最後まで味方ユニットとして使用可能。[[ゲッター線]]によりDG細胞が繁殖し、生き永らえたらしい。 | ||
:能力値自体に問題はないが、愛機ガンダムシュピーゲルの射程が短いため、長射程高火力の敵ユニットが立ち並ぶ終盤はやや厳しい。 | :能力値自体に問題はないが、愛機ガンダムシュピーゲルの射程が短いため、長射程高火力の敵ユニットが立ち並ぶ終盤はやや厳しい。 | ||
;[[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) | ;[[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) | ||
:原作終了後の設定であるため、既に故人で名前のみの登場。作中では自身と同じくDG細胞で複製された新[[シャッフル同盟]](ドモンを除く)のコピーが登場しているが、シュバルツと違ってオリジナルとは別人同然の悪役であった。 | :原作終了後の設定であるため、既に故人で名前のみの登場。作中では自身と同じくDG細胞で複製された新[[シャッフル同盟]](ドモンを除く)のコピーが登場しているが、シュバルツと違ってオリジナルとは別人同然の悪役であった。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
− | : | + | : |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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:海適応もない。 | :海適応もない。 | ||
− | == | + | == パイロットステータスの傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[ | + | [[射撃]]が低い以外は全体的に能力が高い、特に[[技量]]値が高い。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
高い能力に関わらず、作品によって命中系の精神を覚えなかったり、[[熱血]]を覚えなかったりでちょっと使いにくい精神を覚える。作中における叱咤激励により[[応援]]や[[激励]]を覚えるのはわかるが……。 | 高い能力に関わらず、作品によって命中系の精神を覚えなかったり、[[熱血]]を覚えなかったりでちょっと使いにくい精神を覚える。作中における叱咤激励により[[応援]]や[[激励]]を覚えるのはわかるが……。 | ||
− | ;[[スーパーロボット大戦F|F]] | + | ;[[スーパーロボット大戦F|F]]・[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]] |
:'''[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[隠れ身]]、[[かく乱]]、[[気合]]、[[激励]]''' | :'''[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[隠れ身]]、[[かく乱]]、[[気合]]、[[激励]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ||
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]] | ||
:'''[[閃き]]、[[気合]]、[[奇襲]]''' | :'''[[閃き]]、[[気合]]、[[奇襲]]''' | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
− | ;[[スーパーロボット大戦F|F]] | + | ;[[スーパーロボット大戦F|F]]・[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]、[[スーパーロボット大戦64|64]] |
:'''[[切り払い]]L9''' | :'''[[切り払い]]L9''' | ||
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]] | ||
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;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]] | ;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]] | ||
:'''[[底力]]L9、[[切り払い]]L9、[[カウンター]]''' | :'''[[底力]]L9、[[切り払い]]L9、[[カウンター]]''' | ||
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== パイロットBGM == | == パイロットBGM == | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;シュバルツ・ブルーダー(真シュバルツ) | ;シュバルツ・ブルーダー(真シュバルツ) | ||
− | :新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となったガンダムファイター。素顔はキョウジとはまったく似ていない初老の男<ref> | + | :新宿でデビルガンダムと戦って戦死し、劇中のシュバルツの素体となったガンダムファイター。素顔はキョウジとはまったく似ていない初老の男<ref>だが、ネオドイツ代表がガンダムファイト委員会に提出した、恐らく真シュバルツが申告したと思われる生年月日は'''キョウジと同じ'''である。なぜ自分の素性を偽っていたのかは不明。</ref>。設定上でも正体は明らかにされていない。ただし本編では設定のみ存在するキャラクターで、本放送終了後の外伝に登場した第7回GF優勝者ウォルフ・ハインリッヒについて、外伝から本編の時間経過(28年)による外観の変容・作中での言動と戦法の一致・覆面で顔を隠しているという共通点があることから、彼が真シュバルツその人ではないかとも推測されている(ウォルフと面識のある[[東方不敗マスター・アジア]]が劇中で言及している場面が幾つかある)。 |
;[[キョウジ・カッシュ]] | ;[[キョウジ・カッシュ]] | ||
− | :もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの記憶と人格が移しこまれている。ただシュバルツは彼を一貫して「キョウジ」と3人称で呼んでおり、言動も上述の真シュバルツに由来すると思われるものが多く、あくまでも別の存在と認識しているのだろう。DG細胞で構成されたシュバルツの命はデビルガンダムのコアであるキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]] | + | :もう一人の自分。シュバルツにはキョウジの記憶と人格が移しこまれている。ただシュバルツは彼を一貫して「キョウジ」と3人称で呼んでおり、言動も上述の真シュバルツに由来すると思われるものが多く、あくまでも別の存在と認識しているのだろう。DG細胞で構成されたシュバルツの命はデビルガンダムのコアであるキョウジと共にあるため、[[ランタオ島]]の決戦では衰弱したキョウジの影響を受けていた。『[[IMPACT]]』では2人とも助かる。 |
− | |||
;[[ドモン・カッシュ]] | ;[[ドモン・カッシュ]] | ||
:コピー元の弟。キョウジの「デビルガンダムを止めてくれる存在」という期待を果たさせるため彼の成長を図る。終盤にシュバルツが正体を明かした際、ドモンとライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていたことを「私もつらかった」と吐露すると、ドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。 | :コピー元の弟。キョウジの「デビルガンダムを止めてくれる存在」という期待を果たさせるため彼の成長を図る。終盤にシュバルツが正体を明かした際、ドモンとライゾウのために心を鬼にして正体を隠し続けていたことを「私もつらかった」と吐露すると、ドモンはシュバルツを「俺の兄さん」と認める。 | ||
145行目: | 138行目: | ||
:コピー元の父親。ドモンの前では「父さん」と呼んでいる。 | :コピー元の父親。ドモンの前では「父さん」と呼んでいる。 | ||
;[[レイン・ミカムラ]] | ;[[レイン・ミカムラ]] | ||
− | : | + | :ドモンのパートナー。ドモンの元を離れたレインを一時ネオドイツのスタッフとしてスカウトしている(しかも覆面まで被らせた)。ちなみに先述の通り真シュバルツにはスタッフはいない。 |
;[[ウルベ・イシカワ]] | ;[[ウルベ・イシカワ]] | ||
:シュバルツ(キョウジ)にとって宿敵に当たるが、原作では対峙する事はない。 | :シュバルツ(キョウジ)にとって宿敵に当たるが、原作では対峙する事はない。 | ||
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;[[ミカムラ博士]] | ;[[ミカムラ博士]] | ||
:シュバルツ(キョウジ)にとっては彼も宿敵に当たり、デビルガンダム事件の口封じとして始末されかけた。 | :シュバルツ(キョウジ)にとっては彼も宿敵に当たり、デビルガンダム事件の口封じとして始末されかけた。 | ||
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:17話、マスターガンダムを追いかけ、がむしゃらに走るドモンの前に現れて。大木を両断した一振りの日本刀をドモンの前に残すが、その刀は錆びていた…。 | :17話、マスターガンダムを追いかけ、がむしゃらに走るドモンの前に現れて。大木を両断した一振りの日本刀をドモンの前に残すが、その刀は錆びていた…。 | ||
;「どうした、どうした、どうした!」 | ;「どうした、どうした、どうした!」 | ||
− | : | + | :ドモンを痛めつけるとき。「ご自慢のスーパーモードはどうしたぁぁぁ!」と続く。 |
− | |||
;「明鏡止水…」<br />「曇りの無い鏡のごとく、静かに湛えた水の如き心。それが勝つための唯一の方法だ」<br />「だが、今のお前には無理だろうがな!もう止めん!戦いたければ勝手に戦え!私は去る!…もし万に一つの命があれば、ネオホンコンで会おう!」 | ;「明鏡止水…」<br />「曇りの無い鏡のごとく、静かに湛えた水の如き心。それが勝つための唯一の方法だ」<br />「だが、今のお前には無理だろうがな!もう止めん!戦いたければ勝手に戦え!私は去る!…もし万に一つの命があれば、ネオホンコンで会おう!」 | ||
:第23話より。ドモンに向けて語った、明鏡止水の極意。 | :第23話より。ドモンに向けて語った、明鏡止水の極意。 | ||
− | |||
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;「地獄の亡者どもめぇぇっ!!」 | ;「地獄の亡者どもめぇぇっ!!」 | ||
− | : | + | :第34話より。ネオホンコンに運び込まれたデビルガンダムの秘密を探るために潜入した格納庫にて、ミケロと大立ち回りを演じながら。 |
;「ガンダァァァム!」 | ;「ガンダァァァム!」 | ||
:第42話より。指パッチンで[[ガンダムシュピーゲル]]を呼び寄せる。弟と同じ。 | :第42話より。指パッチンで[[ガンダムシュピーゲル]]を呼び寄せる。弟と同じ。 | ||
195行目: | 183行目: | ||
:第44話より。ランタオ島最終決戦にて、東方不敗によりドモンがデビルガンダムへと捧げられようとした時、それを食い止めんと瀕死の我が身に鞭打って、デビルガンダムの下へ向かう。 | :第44話より。ランタオ島最終決戦にて、東方不敗によりドモンがデビルガンダムへと捧げられようとした時、それを食い止めんと瀕死の我が身に鞭打って、デビルガンダムの下へ向かう。 | ||
;「甘ったれた事を言うなぁ!その手に刻まれたシャッフルの紋章の重さを忘れたか!」<br />「お前がこいつを倒すための礎となった仲間達の事を思い出せ!お前もキングオブハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん!それとも…こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのかぁっ!」<br />「やるんだ![[デビルガンダム]]の呪いから私達を解き放つためにもっ!」<br />「頼む、ドモン…デビルガンダムに最後の一撃をぉっ!!」 | ;「甘ったれた事を言うなぁ!その手に刻まれたシャッフルの紋章の重さを忘れたか!」<br />「お前がこいつを倒すための礎となった仲間達の事を思い出せ!お前もキングオブハートの紋章を持つ男なら、情に流され、目的を見失ってはならん!それとも…こんなキョウジのような悲劇が繰り返されてもいいのかぁっ!」<br />「やるんだ![[デビルガンダム]]の呪いから私達を解き放つためにもっ!」<br />「頼む、ドモン…デビルガンダムに最後の一撃をぉっ!!」 | ||
− | : | + | :同上。「僕には出来ない!」と嘆くドモンに対して叩き付けた叱咤激励。 |
− | ;「ありがとう…ドモン」 | + | ;「ありがとう…ドモン」 |
:最期。一瞬意識を取り戻したキョウジと共に、微笑みを遺して閃光の中に消えていった…。 | :最期。一瞬意識を取り戻したキョウジと共に、微笑みを遺して閃光の中に消えていった…。 | ||
;「忠告する…これ以上奴らに近づいてはならん!」<br />「今度は!助けてやれないかもしれん!!」 | ;「忠告する…これ以上奴らに近づいてはならん!」<br />「今度は!助けてやれないかもしれん!!」 | ||
202行目: | 190行目: | ||
;「ドモンよ……!」 | ;「ドモンよ……!」 | ||
:漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』にて東方不敗と対峙したドモンが「今の自分は兄が犯してしまった罪を償うためだけに生きている'''兄の影'''」と発言した際の台詞。ドモンの知っている真相と違うとは言え、デビルガンダムによってもたらされた被害、そしてこの漫画では'''デビルガンダムが暴走した原因の一つは母を殺されたキョウジが抱いた憎しみの感情'''と示唆されている事を考えるとあながち「罪を犯した」のは間違っていないだけに、シュバルツも思うところがあったようである。 | :漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』にて東方不敗と対峙したドモンが「今の自分は兄が犯してしまった罪を償うためだけに生きている'''兄の影'''」と発言した際の台詞。ドモンの知っている真相と違うとは言え、デビルガンダムによってもたらされた被害、そしてこの漫画では'''デビルガンダムが暴走した原因の一つは母を殺されたキョウジが抱いた憎しみの感情'''と示唆されている事を考えるとあながち「罪を犯した」のは間違っていないだけに、シュバルツも思うところがあったようである。 | ||
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
209行目: | 195行目: | ||
:第19話より。レインのスカートの中を見て赤面して狼狽するドモンに対して呟いた台詞。弟のうぶさにまで指摘する厳しいお言葉である。 | :第19話より。レインのスカートの中を見て赤面して狼狽するドモンに対して呟いた台詞。弟のうぶさにまで指摘する厳しいお言葉である。 | ||
;「おさげジジイに名乗るようなちゃちな名前は持ち合わせちゃいないが、それでも聞きたいと言うのなら…耳の穴かっぽじってよぉ~くお聞き…」<br />「俺の名は!謎の覆面ファイター・シュバルツ・ブルーダぁーだぁぁ~!!」 | ;「おさげジジイに名乗るようなちゃちな名前は持ち合わせちゃいないが、それでも聞きたいと言うのなら…耳の穴かっぽじってよぉ~くお聞き…」<br />「俺の名は!謎の覆面ファイター・シュバルツ・ブルーダぁーだぁぁ~!!」 | ||
− | : | + | :ドラマCD「世界高達骨牌拳」の劇中劇にて披露したシュバルツの名乗り。一人称が「俺」だったり、珍妙な言い回しや堀秀行氏の歌舞伎調なノリと相まって、聞いている人間の笑いを誘う。ちなみにこの時彼の登場に、映画館からは歓声が沸きあがっていた。 |
− | |||
;「寝ボケるな!いいか、今の貴様らではマスターアジアの薄皮一枚傷付けることはできんぞっ」<br />「一人一人がバラバラでは何もできん。この廃墟に吹く風で少しは頭を冷やすのだな」<br />「…と言ってシュバルツは消える」 | ;「寝ボケるな!いいか、今の貴様らではマスターアジアの薄皮一枚傷付けることはできんぞっ」<br />「一人一人がバラバラでは何もできん。この廃墟に吹く風で少しは頭を冷やすのだな」<br />「…と言ってシュバルツは消える」 | ||
:ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて。「マスターアジアは俺が倒す!余計な手出しをするな!」と突っかかるドモンを一喝する。この時は劇中の雰囲気に戻ったかの様な感じ…なのだが、最後の最後で台本のト書きを捨て台詞に消えてしまう。実にシュール。 | :ドラマCD「世界高達骨牌拳」にて。「マスターアジアは俺が倒す!余計な手出しをするな!」と突っかかるドモンを一喝する。この時は劇中の雰囲気に戻ったかの様な感じ…なのだが、最後の最後で台本のト書きを捨て台詞に消えてしまう。実にシュール。 | ||
;「違うっ!!」<br />「私は…お前の兄さんではない!!見たらわかるだろう!」 | ;「違うっ!!」<br />「私は…お前の兄さんではない!!見たらわかるだろう!」 | ||
− | :漫画『超級! | + | :漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』にてドモンにキョウジと勘違いされた際の台詞。いくら正体を隠す必要があるとはいえ、あの怪しげな外見でよく「見たらわかるだろう」などと断言できるものである。当然、ドモンから「見たらって言われても…そんな覆面被ってるし…」と困惑気味にツッコまれた。 |
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
+ | ;「うむ……ドイツ語ならなんとか……」 | ||
+ | :『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』「ギアナ高地の修行」にて[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]の残したスウェーデン語の手紙を読めないかと聞かれて。 | ||
+ | :何気に自称ドイツ人のくせにドイツ語が'''なんとか読める'''レベルである事は[[アンソロジーコミック|4コマ]]でも突っ込まれている<ref>光文社『スーパーロボット大戦F完結編 4コマギャグバトル』P58より。</ref>(まぁ、キョウジは日本人だからある意味当然かもしれないが…)。 | ||
+ | :ちなみにドイツ語とスウェーデン語は同じゲルマン語派に分類され、共通点もあったりはするが、かと言ってドイツ人がスウェーデン語を理解できるわけではない。 | ||
;「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」 | ;「フフフフ、ハハハハッ。修行が足りなかったようだな、少年たち」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』独立軍ルート「スウィートウォーター防衛戦」より、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、[[シャッフル同盟]]に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。 | :『[[スーパーロボット大戦64|64]]』独立軍ルート「スウィートウォーター防衛戦」より、モビルスーツ強奪を企んだシャングリラチルドレンが、[[シャッフル同盟]]に阻止された後の台詞。どんな修行をしろというのか…。 | ||
244行目: | 221行目: | ||
;「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」 | ;「果たしてお前のような未熟者にそれができるかな。まぁいい。お前たちの戦いぶり、しかと見せてもらおう」 | ||
:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第16話「ブレンパワード」にて、デビルガンダムを燻り出し、満を持して登場したシュバルツだが、いざ戦闘開始となるとこの台詞と共に去っていく。ミナトからも突っ込まれる。「お前も戦え」と思ったプレイヤーも多いだろう。 | :『[[スーパーロボット大戦J|J]]』第16話「ブレンパワード」にて、デビルガンダムを燻り出し、満を持して登場したシュバルツだが、いざ戦闘開始となるとこの台詞と共に去っていく。ミナトからも突っ込まれる。「お前も戦え」と思ったプレイヤーも多いだろう。 | ||
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
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;[[ゴッドガンダム]] | ;[[ゴッドガンダム]] | ||
:『ガンダム無双』で搭乗。 | :『ガンダム無双』で搭乗。 | ||
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== 脚注 == | == 脚注 == |