「アルトアイゼン」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記:: | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Alt Eisen]] |
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | | 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[OGシリーズ]]) | ||
*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2}} | *{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2}} | ||
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| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
| 分類 = [[分類::パーソナルトルーパー]]([[ATX計画]]) | | 分類 = [[分類::パーソナルトルーパー]]([[ATX計画]]) | ||
− | | 生産形態 = | + | | 生産形態 = 試作機 |
| 型式番号 = [[型式番号::PTX-003-001]](COMPACT2)、[[型式番号::PTX-003C]] | | 型式番号 = [[型式番号::PTX-003-001]](COMPACT2)、[[型式番号::PTX-003C]] | ||
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| 重量 = [[重量::85.4 t]] | | 重量 = [[重量::85.4 t]] | ||
| 基本OS = [[TC-OS]] | | 基本OS = [[TC-OS]] | ||
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| 開発者 = [[開発::マリオン・ラドム]] | | 開発者 = [[開発::マリオン・ラドム]] | ||
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'''アルトアイゼン'''は『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』および『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』の[[登場メカ|主役メカ]]。 | '''アルトアイゼン'''は『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』および『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』の[[登場メカ|主役メカ]]。 | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
初出の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』では量産が行われなかった'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''の試作機として登場。その後、『[[スーパーロボット大戦α]]』で[[パーソナルトルーパー]]関連の詳細な設定が発表され、その流れを受けて制作された、『[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]』やそれ以降の作品では、[[ゲシュペンスト]]の3号機<ref>[[OGシリーズ]]ではタイプT</ref>の改造機で、'''ゲシュペンストMk-III'''の異名を持つ機体に設定が変更された。 | 初出の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]』では量産が行われなかった'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''の試作機として登場。その後、『[[スーパーロボット大戦α]]』で[[パーソナルトルーパー]]関連の詳細な設定が発表され、その流れを受けて制作された、『[[スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY]]』やそれ以降の作品では、[[ゲシュペンスト]]の3号機<ref>[[OGシリーズ]]ではタイプT</ref>の改造機で、'''ゲシュペンストMk-III'''の異名を持つ機体に設定が変更された。 | ||
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『α ORIGINAL STORY』以降は、ATX計画により誕生した砲戦用PT、[[ヴァイスリッター]]とセットでの運用を前提として設計されている。OGシリーズでは設計・改修を担当した[[マリオン・ラドム]]博士の意向によって、不安定要素の多い異星人の超技術[[EOT]]は使用されておらず、機体の信頼性は高い。また、EOTを使用していない故に高レベルの軍事機密がなく、Rシリーズと比較して一般への露出が多い旨が語られている<ref>ブリット曰く「基地祭では人気がある」らしい。</ref>。 | 『α ORIGINAL STORY』以降は、ATX計画により誕生した砲戦用PT、[[ヴァイスリッター]]とセットでの運用を前提として設計されている。OGシリーズでは設計・改修を担当した[[マリオン・ラドム]]博士の意向によって、不安定要素の多い異星人の超技術[[EOT]]は使用されておらず、機体の信頼性は高い。また、EOTを使用していない故に高レベルの軍事機密がなく、Rシリーズと比較して一般への露出が多い旨が語られている<ref>ブリット曰く「基地祭では人気がある」らしい。</ref>。 | ||
− | 本機は「'''絶対的な火力を以て正面突破を可能とする機体'''」をコンセプトとした、言わば強攻型の機体である。武装のほとんどを近接~中距離戦用の実体(実弾)兵器としており、分厚い装甲と陸戦機にあるまじきハイパワーブースター<ref>通常型の高出力スラスターですら過剰なまでの数を搭載していることに加え、陸戦機であるにもかかわらずアフターバーナー(現実の戦闘機に使われているものではなく、水素燃料などを使用した宇宙空間での使用に対応したもの)や過給機まで搭載されている。初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』第4巻本編と、ブックレットの用語解説。</ref>を搭載し、その出鱈目な重量比推力による爆発的な加速とで非常に高い近接戦闘能力を持つ。そのすさまじい加速能力は、本機より軽いとはいえ出力では本機以上であろう、[[ヴァルシオン改・タイプCF]]を押してしまうほど。「Record of ATX」ではキョウスケですら初操縦時にその加速性<ref>ちょっとアクセルを踏んだら'''一瞬で敵機の目の前に移動した'''。</ref> | + | 本機は「'''絶対的な火力を以て正面突破を可能とする機体'''」をコンセプトとした、言わば強攻型の機体である。武装のほとんどを近接~中距離戦用の実体(実弾)兵器としており、分厚い装甲と陸戦機にあるまじきハイパワーブースター<ref>通常型の高出力スラスターですら過剰なまでの数を搭載していることに加え、陸戦機であるにもかかわらずアフターバーナー(現実の戦闘機に使われているものではなく、水素燃料などを使用した宇宙空間での使用に対応したもの)や過給機まで搭載されている。初出はドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』第4巻本編と、ブックレットの用語解説。</ref>を搭載し、その出鱈目な重量比推力による爆発的な加速とで非常に高い近接戦闘能力を持つ。そのすさまじい加速能力は、本機より軽いとはいえ出力では本機以上であろう、[[ヴァルシオン改・タイプCF]]を押してしまうほど。「Record of ATX」ではキョウスケですら初操縦時にその加速性<ref>ちょっとアクセルを踏んだら'''一瞬で敵機の目の前に移動した'''。</ref>に驚き、ステークのトリガーを引き損ねてしまったほど。そもそもコンセプトを文章通り解釈するなら「実弾を撃ち尽くし正面突破を果たしたら仕事は終わり」、「機体自体が弾丸」早い話が有人特攻兵器<ref>EOTを用いた防御力と機動力の両立に重火器による火力の増強がトレンドとなっているOG世界に於いてもそういう面でも時代に逆行していると言える。</ref>。 |
反面、機体バランスの悪さゆえに非常に繊細かつ大胆な操作技術が必要となってしまった<ref>「Record of ATX」ではゼンガーが駆るカスタムガーリオンとの戦闘を通じて、アルトの性能を引き出しきるためにはOSだけに頼らず、機体各部をマニュアル操縦でコントロールする必要があるとパイロットのキョウスケは結論づけている。</ref>。特にその暴力的な加速度はパイロットにも相当のGがかかるようで、キョウスケは平然としているが、「Record of ATX」にてブリットはキョウスケが「大した事がない」というシミュレーターだけで体調を崩した。キョウスケ自身もアルトで無茶な駆動を行った際、吐血したり、骨にヒビが入ったりしている。その為武装と合わせて「時代に逆行している」とされ、量産機としての採用はされなかった。[[アラド・バランガ]]は同作では本機のシミュレーターで接近戦を繰り広げている光景を目にしたマリオンによって、[[ビルトビルガー]]のパイロットに選出されている。OGシリーズでは採用機となった暁には'''ゲシュペンストMk-III'''となるはずだった名称も、テスト時のコードネームである'''アルトアイゼン'''<ref>[[ドイツ語]]で'''古い鉄'''。意訳するなら'''クズ鉄'''だろう。</ref>という蔑称で定着してしまった。尤も、キョウスケはこの名を気に入っていたようである。 | 反面、機体バランスの悪さゆえに非常に繊細かつ大胆な操作技術が必要となってしまった<ref>「Record of ATX」ではゼンガーが駆るカスタムガーリオンとの戦闘を通じて、アルトの性能を引き出しきるためにはOSだけに頼らず、機体各部をマニュアル操縦でコントロールする必要があるとパイロットのキョウスケは結論づけている。</ref>。特にその暴力的な加速度はパイロットにも相当のGがかかるようで、キョウスケは平然としているが、「Record of ATX」にてブリットはキョウスケが「大した事がない」というシミュレーターだけで体調を崩した。キョウスケ自身もアルトで無茶な駆動を行った際、吐血したり、骨にヒビが入ったりしている。その為武装と合わせて「時代に逆行している」とされ、量産機としての採用はされなかった。[[アラド・バランガ]]は同作では本機のシミュレーターで接近戦を繰り広げている光景を目にしたマリオンによって、[[ビルトビルガー]]のパイロットに選出されている。OGシリーズでは採用機となった暁には'''ゲシュペンストMk-III'''となるはずだった名称も、テスト時のコードネームである'''アルトアイゼン'''<ref>[[ドイツ語]]で'''古い鉄'''。意訳するなら'''クズ鉄'''だろう。</ref>という蔑称で定着してしまった。尤も、キョウスケはこの名を気に入っていたようである。 | ||
− | + | 赤と白をが基調としたカラーリングが特徴。夜間迷彩仕様として赤部分を青に塗ったカラーリングもあり、'''[[アルトアイゼン・ナハト]]'''と呼ばれる。 | |
作中では「'''[[アルト]]'''」と略して呼ばれることが多く、[[エクセレン・ブロウニング]]からは「'''アルトちゃん'''」と呼ばれる。ラドム博士は長らくアルトアイゼンの名を気に入らず、量産機候補から脱落した後も本機をMk-IIIだと言い張っていたが、最終的にはアルトと呼ぶようになった。 | 作中では「'''[[アルト]]'''」と略して呼ばれることが多く、[[エクセレン・ブロウニング]]からは「'''アルトちゃん'''」と呼ばれる。ラドム博士は長らくアルトアイゼンの名を気に入らず、量産機候補から脱落した後も本機をMk-IIIだと言い張っていたが、最終的にはアルトと呼ぶようになった。 | ||
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この機体の真の弱点は'''接近戦'''。そもそもアルトアイゼンという機体は、武装こそ接近戦タイプであるものの、その真の力は「'''加速によって距離を詰め、かつ威力を高めた実弾による攻撃'''」である。そのため、[[ソウルゲイン]]のような'''ショートレンジでの接近戦専門'''の機体を相手取った場合、加速のための「距離」が得られず一方的に殴られることになる。 | この機体の真の弱点は'''接近戦'''。そもそもアルトアイゼンという機体は、武装こそ接近戦タイプであるものの、その真の力は「'''加速によって距離を詰め、かつ威力を高めた実弾による攻撃'''」である。そのため、[[ソウルゲイン]]のような'''ショートレンジでの接近戦専門'''の機体を相手取った場合、加速のための「距離」が得られず一方的に殴られることになる。 | ||
− | + | また、対空戦闘はヴァイスリッター任せなせいか苦手。ただし、『Record of ATX』でキョウスケは「真上に直進する」だけなら問題ないとしている。 | |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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:アルト、初の宇宙戦。高いCT率を生かした援護攻撃主体の戦い方は、第1部と変わらない。物語後半に[[アルトアイゼン・リーゼ]]に改造されるため、EN以外はどんどん改造しよう。改造しておかないと敵も強化されている第3部では、強制出撃ステージなどで大変な目に遭ってしまう。 | :アルト、初の宇宙戦。高いCT率を生かした援護攻撃主体の戦い方は、第1部と変わらない。物語後半に[[アルトアイゼン・リーゼ]]に改造されるため、EN以外はどんどん改造しよう。改造しておかないと敵も強化されている第3部では、強制出撃ステージなどで大変な目に遭ってしまう。 | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦IMPACT}} | ||
− | :第1部及び第3部で主人公機として登場。[[キョウスケ・ナンブ]] | + | :第1部及び第3部で主人公機として登場。[[キョウスケ・ナンブ]]の専用ユニット。性能はスーパー系寄りになった。物語後半、リーゼに改造される。 |
− | :スクエア・クレイモアが格闘になり、射程1・移動後攻撃不可・弾数1の必殺武器『切り札』が追加。援護主体は変わらないがアタッカーもこなせるようになった。キョウスケとアルトの基本はここで固まったと言える。『切り札』に空適応がなく、リボルビング・ステークも空Bであるため、[[ミノフスキークラフト]] | + | :スクエア・クレイモアが格闘になり、射程1・移動後攻撃不可・弾数1の必殺武器『切り札』が追加。援護主体は変わらないがアタッカーもこなせるようになった。キョウスケとアルトの基本はここで固まったと言える。『切り札』に空適応がなく、リボルビング・ステークも空Bであるため、[[ミノフスキークラフト]]を装備したい。改造上限も高く伸びが良いので有射程クレイモアによる援護は変わらず優秀。第一部のバイストンウェルルートではオーラバリアを容易に貫通できる貴重な火力源となる。 |
− | :キョウスケは装甲の硬さをアピールするが無改造状態での装甲値は[[ゲッター2]]程度でしかなく、[[鉄壁]] | + | :キョウスケは装甲の硬さをアピールするが無改造状態での装甲値は[[ゲッター2]]程度でしかなく、[[鉄壁]]を持たない本機が敵陣で耐久型の戦法を取るのは(特に後半は)無謀に近い。その防御性能は援護陣形で互いに守りあってこそ活きるようになっている。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
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:リリース時から開催されていた第1回制圧戦「遙かなる戦い、開幕」の報酬機体。攻撃&防御タイプ。アニメ『ジ・インスペクター』仕様となっており、演出でアニメ版のモーションが再現されている。 | :リリース時から開催されていた第1回制圧戦「遙かなる戦い、開幕」の報酬機体。攻撃&防御タイプ。アニメ『ジ・インスペクター』仕様となっており、演出でアニメ版のモーションが再現されている。 | ||
:制圧戦の報酬機体は入手しても装備ユニットパーツは付いてこないため注意が必要。 | :制圧戦の報酬機体は入手しても装備ユニットパーツは付いてこないため注意が必要。 | ||
− | : | + | :『リボルビング・ステーク(OS)』は敵に近づけば近づくほど攻撃力と命中に補正が得られるのだが、オート戦闘をさせると通常攻撃も必殺技も妙に引き撃ちして射程2~3を維持する事が多く、あまり恩恵を受けられない。ここぞという時は自分で操作したほうが良い。 |
− | : | + | :期間限定の『スクエア・クレイモア』は攻撃面が大幅強化される。また実装に伴い『リボルビング・ステーク(OS)』にエクセレンと同時に出撃させれば攻撃・防御共に強化される効果が追加された。 |
=== [[OGシリーズ]] === | === [[OGシリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}} | ||
− | :ATX計画の機体として登場。デフォルトパイロットは[[キョウスケ・ナンブ]]。OGシリーズでは汎用機扱いになり、他のパイロットも[[乗り換え]]られるようになっているが合体攻撃はパイロット固定。[[換装武器]] | + | :ATX計画の機体として登場。デフォルトパイロットは[[キョウスケ・ナンブ]]。OGシリーズでは汎用機扱いになり、他のパイロットも[[乗り換え]]られるようになっているが合体攻撃はパイロット固定。[[換装武器]]の登場により、武器の癖の強さをある程度カバーできるようになった。本作ではリーゼが登場しないので最後までこの機体のまま。物語中盤に機体性能が強化され『[[切り札]]』『ランページ・ゴースト』が追加、ビームコートがABフィールドに強化。無印アルトと[[ヴァイスリッター]]の[[合体攻撃]]は本作が初出。 |
− | : | + | :なお、精神コマンドの関係上、カチーナとの相性も悪くないが、彼女は射撃の方が高いのに注意。 |
− | |||
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2}} | ||
− | : | + | :前作から引き続き、キョウスケ・ナンブの機体として登場。敵味方問わず全体的な火力インフレが顕著な本作では、アルトの中途半端なHPや装甲では中盤以降耐えるのが難しい。OG1と比べランページ・ゴーストの消費ENが半分近くまで下がったので、これを主力として確実に敵機を潰していくこと。物語後半、OGシリーズでは初めてリーゼに改造される。 |
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}} | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}} | ||
:OG1&2のリメイクである本作でも、やはりキョウスケ・ナンブの機体として登場。基本的な扱いは元の作品に準ずる。OG2序盤新規シナリオのごく僅かな時期だが、夜間迷彩仕様として[[アルトアイゼン・ナハト]]も登場した。 | :OG1&2のリメイクである本作でも、やはりキョウスケ・ナンブの機体として登場。基本的な扱いは元の作品に準ずる。OG2序盤新規シナリオのごく僅かな時期だが、夜間迷彩仕様として[[アルトアイゼン・ナハト]]も登場した。 | ||
− | |||
− | |||
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]] | ;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]] | ||
:リュウセイ編がベースなので、アルトアイゼンはそれほど目立った動きはしない。リボルビング・ステークの撃ち込みのシーンに重厚なイメージがない。[[R-GUN]]との戦いが最大の見せ場。 | :リュウセイ編がベースなので、アルトアイゼンはそれほど目立った動きはしない。リボルビング・ステークの撃ち込みのシーンに重厚なイメージがない。[[R-GUN]]との戦いが最大の見せ場。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
− | + | 全ての武装が近~中距離向きに特化されている。 | |
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
100行目: | 95行目: | ||
;3連マシンキャノン | ;3連マシンキャノン | ||
:左手に装備された固定火器。中射程P属性で弾数も多いため、接近戦主体で弾切れし易いアルトには貴重な武器だが、キョウスケは射撃戦に不向きなため主に牽制に用いられる。射撃武器全般に言えることだが、キョウスケが使うと射撃が苦手な事をぼやく事がある。 | :左手に装備された固定火器。中射程P属性で弾数も多いため、接近戦主体で弾切れし易いアルトには貴重な武器だが、キョウスケは射撃戦に不向きなため主に牽制に用いられる。射撃武器全般に言えることだが、キョウスケが使うと射撃が苦手な事をぼやく事がある。 | ||
− | : | + | :『DD』では実弾属性の通常攻撃に使用。 |
;ヒートホーン | ;ヒートホーン | ||
:頭部に装備された角。高熱を帯びさせ、頭突きの要領で敵機を焼き切る。主に正面から加速して突っ込んだり、上空から強襲したりする。機体コンセプトが正面突破なため、本来は腕や武装などの破損率(あるいは弾切れ)を考慮した補助的な兵装。キョウスケ曰く「伊達や酔狂でこんな頭をしている訳ではないぞ…!」との事。これのおかげで「赤いカブトムシ」と[[テンザン・ナカジマ|テンザン]]に揶揄されたり、エクセレン搭乗時に使うと「カブトムシブレード!」と言われたりする。作品によっては、これで[[切り払い]]を行うことがあるが、リアル体型の設定画などを見てコレで攻撃するのには無理があるとしばしば突っ込まれることも。 | :頭部に装備された角。高熱を帯びさせ、頭突きの要領で敵機を焼き切る。主に正面から加速して突っ込んだり、上空から強襲したりする。機体コンセプトが正面突破なため、本来は腕や武装などの破損率(あるいは弾切れ)を考慮した補助的な兵装。キョウスケ曰く「伊達や酔狂でこんな頭をしている訳ではないぞ…!」との事。これのおかげで「赤いカブトムシ」と[[テンザン・ナカジマ|テンザン]]に揶揄されたり、エクセレン搭乗時に使うと「カブトムシブレード!」と言われたりする。作品によっては、これで[[切り払い]]を行うことがあるが、リアル体型の設定画などを見てコレで攻撃するのには無理があるとしばしば突っ込まれることも。 | ||
− | : | + | :『DD』では斬撃属性のR必殺技として採用。メインアビリティは「[[底力]]I」で、HPが25%減少する毎に、攻撃力と防御力が増加する。サブアビリティは「ダメージアップI(実弾)」。 |
;リボルビング・ステーク | ;リボルビング・ステーク | ||
− | : | + | :右腕に装備されたリボルバー式の杭打ち機。この機体を象徴する武装と言える。威力はそこそこ高めだが、命中率が悪く弾数が6発と少ないのが難点。『IMPACT』以降は射程1~2となり多少改善された。「OGシリーズ」では[[ヴァイスリッター]]との[[合体攻撃]]ランページ・ゴーストの威力に反映されるため、早めにフル改造しておくとゲーム進行が楽になる。なおアルトの切り札のトドメでは、必ずステークを1発目で突き刺して持ち上げそのまま全6発撃ち込んでいる。 |
− | : | + | :『DD』では実弾属性のSR必殺技として採用。メインアビリティは「全力攻撃II」で、気力120以上の時、与ダメージが増加する。サブアビリティは「防御力アップII」。 |
:なお、このステーク部分は異様なほど頑丈であり、漫画版でスレードゲルミルの斬艦刀を受け流した際、右腕のサーボモーター<ref>SRXに流用されており、トロニウム・エンジンの出力にも耐える</ref>が焼き切れるほどの負荷を受けたにも関わらず折れずに曲がっただけで終わっている。また、上記のトリガーを引き損ねたケースでも相手の機体は撃墜できているため、鈍器として使えなくはない。 | :なお、このステーク部分は異様なほど頑丈であり、漫画版でスレードゲルミルの斬艦刀を受け流した際、右腕のサーボモーター<ref>SRXに流用されており、トロニウム・エンジンの出力にも耐える</ref>が焼き切れるほどの負荷を受けたにも関わらず折れずに曲がっただけで終わっている。また、上記のトリガーを引き損ねたケースでも相手の機体は撃墜できているため、鈍器として使えなくはない。 | ||
:2017年3月10日配信の「生スパロボチャンネル」にて寺田貴信氏が「火薬を使っているのかはわからないが、この構造ではステークに伸縮機能でもないと暴発する」と指摘したところ、森住惣一郎氏は「衝撃波を発生させるビーム的なカートリッジかもしれない。あんな短いところに伸縮機能が入ってるわけがない」と答えた。 | :2017年3月10日配信の「生スパロボチャンネル」にて寺田貴信氏が「火薬を使っているのかはわからないが、この構造ではステークに伸縮機能でもないと暴発する」と指摘したところ、森住惣一郎氏は「衝撃波を発生させるビーム的なカートリッジかもしれない。あんな短いところに伸縮機能が入ってるわけがない」と答えた。 | ||
:その後、2021年12月に発売された「HG アルトアイゼン」の説明書では「機体フレーム側に杭をピストン運動させる機構があり、敵機に杭を突き刺すと杭が後退し、それをシリンダー内の実包を撃発させて撃ち出す武装」と説明され、2021年12月10日配信の「生スパロボチャンネル」において寺田貴信氏が監修したことが語られた(森住惣一朗氏確認済み)。 | :その後、2021年12月に発売された「HG アルトアイゼン」の説明書では「機体フレーム側に杭をピストン運動させる機構があり、敵機に杭を突き刺すと杭が後退し、それをシリンダー内の実包を撃発させて撃ち出す武装」と説明され、2021年12月10日配信の「生スパロボチャンネル」において寺田貴信氏が監修したことが語られた(森住惣一朗氏確認済み)。 | ||
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:なお『Record of ATX』においても、カイが「機体内部への衝撃伝搬が大きい」と発言しているほか、アラドがシミュレータでアルトを操縦しているのを見たイルムにブリットが「装甲を貫通させる時と内臓を破壊する時で(ステークの)撃発のタイミングが違う」と解説し、更に使い分けはどうしているのかと返された際には「(キョウスケ中尉は)マニュアルでやってますね」と答えている。『COMPACT2』の戦闘アニメでもステークを突き刺した後で爆発が起きている。 | :なお『Record of ATX』においても、カイが「機体内部への衝撃伝搬が大きい」と発言しているほか、アラドがシミュレータでアルトを操縦しているのを見たイルムにブリットが「装甲を貫通させる時と内臓を破壊する時で(ステークの)撃発のタイミングが違う」と解説し、更に使い分けはどうしているのかと返された際には「(キョウスケ中尉は)マニュアルでやってますね」と答えている。『COMPACT2』の戦闘アニメでもステークを突き刺した後で爆発が起きている。 | ||
:またリボルバー式であるためかシリンダー部が回転できなければステークの撃発が出来ず、『Record of ATX』では[[ソウルゲイン]]との戦闘時にステークを打ち込もうとするもシリンダーを鷲掴みにされて不発になり、そのまま反撃を受けそうになる場面も見られた。 | :またリボルバー式であるためかシリンダー部が回転できなければステークの撃発が出来ず、『Record of ATX』では[[ソウルゲイン]]との戦闘時にステークを打ち込もうとするもシリンダーを鷲掴みにされて不発になり、そのまま反撃を受けそうになる場面も見られた。 | ||
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:本来タングステンや劣化ウランのような重量金属の方が威力は稼げるのだが、軽量金属のチタン製。流石に重量金属では弾薬重量がアルトの出力でも相殺しきれないのか、弾頭威力よりも弾頭速度重視かのどちらか。 | :本来タングステンや劣化ウランのような重量金属の方が威力は稼げるのだが、軽量金属のチタン製。流石に重量金属では弾薬重量がアルトの出力でも相殺しきれないのか、弾頭威力よりも弾頭速度重視かのどちらか。 | ||
:なお、Record of ATXでは3連マシンキャノンと両手に持ったM13ショットガン、そしてスクエア・クレイモアを全弾発射する[[SRX|アルトアイゼン・]][[バンプレイオス|フルバースト]]とも言うべき攻撃を[[セプタギン]]との決戦で使っている。 | :なお、Record of ATXでは3連マシンキャノンと両手に持ったM13ショットガン、そしてスクエア・クレイモアを全弾発射する[[SRX|アルトアイゼン・]][[バンプレイオス|フルバースト]]とも言うべき攻撃を[[セプタギン]]との決戦で使っている。 | ||
− | : | + | :『DD』では期間限定排出の実弾属性のSSR必殺技として採用。メインアビリティは「TC-OS(アサルト)」でアルトアイゼン装備時、移動力が増加し、戦闘回数に応じて攻撃力が増加する。気力120以上のとき、戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力を減少させる。一定の確率で新たに受けるアビリティによる弱体効果を無力化する。実弾属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「ダメージアップIII(実弾)」。 |
==== 必殺技 ==== | ==== 必殺技 ==== | ||
− | ; | + | ;[[切り札]] |
− | : | + | :IMPACTから使用可能になった必殺技。爆発的な瞬間加速力を最大限に発揮させ、アルトアイゼンの全武装<ref>『IMPACT』のみスクエア・クレイモアを使っていない。</ref>を敵機に叩き込む。攻撃力・命中率・[[クリティカル]]率が軒並み高い反面「[[射程]]1なのに非P武器」「弾数が1発限り」「空中の敵に届かない<ref>OG2では空Bだが届く。</ref>」など非常にクセが強く、使いどころを選ぶ文字通りの「切り札」となっている。これらの欠点は、射程が1で対空性の無いヒートホーン、移動後に使えないスクエア・クレイモア、全弾叩き込まれるリボルビングステークと、全武装を使うが故にそれぞれの欠点を合わせた結果(つまり、そういう状況でないと全武装が使えない)……というのは、'''スクエア・クレイモアを使わない『IMPACT』の切り札が移動後に使えない理由にならないので実はありえない'''。 |
− | + | :また、キョウスケの「切り札」のセリフに「全弾持っていけ」という台詞があるのだが、IMPACTではクレイモアを使わない為ステークを全弾持っていけという意味合いになる(リーゼ・OGシリーズのアルトからクレイモアも使うようになる)。 | |
− | |||
− | |||
− | : | ||
;リボルビング・ステーク(OS) | ;リボルビング・ステーク(OS) | ||
− | : | + | :『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「大推力バーニア・スラスター」で、移動力が増加する(効果は重複可能)。戦闘を行う敵ユニットとの距離が近いほど、攻撃力・命中率が増加する。アルトアイゼン装備時、かつフィールド上に味方のエクセレン・ブロウニングがいるとき、防御力、全ての攻撃の与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力アップIII」。アニメ『ジ・インスペクター』でのシーンを再現している。 |
− | + | :OSはオーバーショットの略称で、アニメ監督の大張氏の名前に引っ掛けている('''オオバリショット''')。 | |
=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
138行目: | 129行目: | ||
:GBA版『OG2』では、ヴァイスの3連ビームキャノンで牽制、背後に回ったアルトがヒートホーンで吹き飛ばし、前からヴァイスがEモードで飛ばし返し、背後からアルトのリボルビング・ステーク連打&前からヴァイスの零距離Bモードの挟み打ちで締め。なお、技術の限界なのかアルトのグラフィックは左右反転状態。 | :GBA版『OG2』では、ヴァイスの3連ビームキャノンで牽制、背後に回ったアルトがヒートホーンで吹き飛ばし、前からヴァイスがEモードで飛ばし返し、背後からアルトのリボルビング・ステーク連打&前からヴァイスの零距離Bモードの挟み打ちで締め。なお、技術の限界なのかアルトのグラフィックは左右反転状態。 | ||
:PS2版『OGs』では、まずクレイモア&Wモードをぶち込んで、前からアルトの3連マシンキャノン&背後に回ったヴァイスのBモードで挟み打ちしながら接近、そしてリボルビング・ステーク連打と零距離Eモードを完全に同タイミングで行なう。 | :PS2版『OGs』では、まずクレイモア&Wモードをぶち込んで、前からアルトの3連マシンキャノン&背後に回ったヴァイスのBモードで挟み打ちしながら接近、そしてリボルビング・ステーク連打と零距離Eモードを完全に同タイミングで行なう。 | ||
− | : | + | :『DD』では期間限定排出の特殊属性のSSR必殺技に採用。PS2版戦闘アニメをベースに更に発展させ、「OGsを参考にしつつ家庭版の戦闘アニメを超える」「現状のスマホアプリで出来る限界に挑戦」とスパロボスタッフの全力が注がれている<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1497868880488067072 寺田貴信の2022年2月27日のツイート]、Twitter</ref>。3連マシンキャノン&Bモード、続けてBモード単発<ref>アルトが確実に接近できるように撃ち込んでいる。</ref>からのヒートホーンで打ち上げ、クレイモア&Eモードの連携、更にジグザグに交差するように動き間合いを詰めながら3連マシンキャノン&3連ビームキャノンで追撃、背後に回ってBモード、最後は前からリボルビング・ステーク連打と背後から零距離Eモードでトドメ。なお、途中のヒートホーンが[[アルトアイゼン・リーゼ]]のプラズマホーンのような演出になっているが、これは「出力上げ過ぎなどの理由でああなっているという解釈です(本来なら、あの後で壊れる)」とのこと<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1497935104374894596 寺田貴信の2022年2月27日のツイート]Twitter</ref>。 |
− | : | + | :メインアビリティは「孤狼と堕天使」で、アルトアイゼン装備時、気力上限が増加し(他アビリティとは重複せず、最も高い効果が発動)、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が増加。また、実弾・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加、フィールド上に味方の[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]がいるときは戦闘時のみ敵ユニットの攻撃力・防御力を減少させる。ランページ・ゴースト命中時には自分に「[[覚醒]]」を発動する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。 |
=== [[特殊能力]] === | === [[特殊能力]] === | ||
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=== カスタムボーナス === | === カスタムボーナス === | ||
;固定武器の全地形適応S | ;固定武器の全地形適応S | ||
− | : | + | :GBA版OG2以後のOGシリーズで、機体性能の全項目をフル[[改造]]した際に選択可能な固有ボーナス。[[地形]]適応S化により、Aの時よりもダメージが実質的に10%アップする。合体攻撃にも有効だが、[[換装武器]]は対象外。後継機の[[アルトアイゼン・リーゼ]]も同様のカスタムボーナス。攻撃力の上昇は非常に有効な上、『切り札』の弱点を補えるのもポイントが高い。数あるカスタムボーナスの中でも、特に強力な部類である。 |
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== 機体BGM == | == 機体BGM == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *デザイン時の誕生秘話として、COMPACT2制作時に森住惣一郎氏が「R-1やサイバスターを登場させていいか」と寺田プロデューサーに相談した際に、OGに満を持して登場させる構想があったため断られ、たまたま旧シリーズ以降登場の機会がなかったゲシュペンストに目を付けた。ゲシュペンストならファンサービスになるだろう、と許可が得られたことでアルトアイゼンの設定が作られていった(生スパロボチャンネルより)。 |
**しかし、その際にじっぱひとからげ氏からもらったゲシュペンストの資料が決定稿の一つ前のデザインだったため、左腕の三本の突起に砲身のような穴が空いており、森住氏はこれを本来の設定であるプラズマカッターではなくマシンキャノンの類と勘違いしてしまった。このためゲシュペンストとは異なり、アルトアイゼンとヴァイスリッターの左腕には射撃武装が搭載されることになった。 | **しかし、その際にじっぱひとからげ氏からもらったゲシュペンストの資料が決定稿の一つ前のデザインだったため、左腕の三本の突起に砲身のような穴が空いており、森住氏はこれを本来の設定であるプラズマカッターではなくマシンキャノンの類と勘違いしてしまった。このためゲシュペンストとは異なり、アルトアイゼンとヴァイスリッターの左腕には射撃武装が搭載されることになった。 | ||
**森住氏は自分が命名したキャラ・メカの中で「アルトアイゼン」の名称は特に気に入っているとのこと。 | **森住氏は自分が命名したキャラ・メカの中で「アルトアイゼン」の名称は特に気に入っているとのこと。 | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == |