「ジャミトフ・ハイマン」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Jamitov Hymem]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Jamitov Hymem]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}} | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人 |
| 性別 = [[性別::男]] | | 性別 = [[性別::男]] | ||
| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0088年1月25日 | | 没年月日 = [[宇宙世紀]]0088年1月25日 | ||
| 年齢 = 老年 | | 年齢 = 老年 | ||
− | | 身長 = | + | | 身長 = 195cm |
| 所属 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}} | | 所属 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}} | ||
*{{所属 (人物)|ティターンズ}} | *{{所属 (人物)|ティターンズ}} | ||
− | + | | 階級 = 准将([[一年戦争]]時)<br/>大将([[グリプス戦役]]時) | |
− | | 階級 = | ||
}} | }} | ||
'''ジャミトフ・ハイマン'''は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の登場人物。 | '''ジャミトフ・ハイマン'''は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の登場人物。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ティターンズ]]の最高司令官。元は[[地球連邦軍]] | + | [[ティターンズ]]の最高司令官。元は[[地球連邦軍]]の財務部門を担当する高官であった。 |
[[宇宙世紀]]0083年の「[[デラーズ紛争]]」終了後、ジャミトフは[[ジオン]]残党狩りと[[地球]]圏の治安維持を名目にしたエリート部隊「ティターンズ」を結成した。しかし、腐敗した連邦の現体制を嫌っていたジャミトフの本当の目的は「ティターンズによる地球圏の支配」であり、事実上ティターンズは地球圏の支配とその権力を確立する為のジャミトフの私兵であった。 | [[宇宙世紀]]0083年の「[[デラーズ紛争]]」終了後、ジャミトフは[[ジオン]]残党狩りと[[地球]]圏の治安維持を名目にしたエリート部隊「ティターンズ」を結成した。しかし、腐敗した連邦の現体制を嫌っていたジャミトフの本当の目的は「ティターンズによる地球圏の支配」であり、事実上ティターンズは地球圏の支配とその権力を確立する為のジャミトフの私兵であった。 | ||
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=== キャラクターの総評 === | === キャラクターの総評 === | ||
− | ジャミトフは表面的には地球至上主義者であるが、実際には[[スペースノイド]]への憎悪や侮蔑を動機とするバスク等とは異なり、[[地球]]環境悪化の大きな要因である過大な人口を、戦争を利用して減少させ管理しようという意図があった。これはかつての[[ジオン公国]]の指導者[[ギレン・ザビ]] | + | ジャミトフは表面的には地球至上主義者であるが、実際には[[スペースノイド]]への憎悪や侮蔑を動機とするバスク等とは異なり、[[地球]]環境悪化の大きな要因である過大な人口を、戦争を利用して減少させ管理しようという意図があった。これはかつての[[ジオン公国]]の指導者[[ギレン・ザビ]]の思想に似ていると指摘されている。また、手段は異なっていたが、「地球環境の保護修復を目指す」という点では政敵のブレックスと大して変わらなかった。 |
− | + | [[ニュータイプ]]に関しては、多くの軍高官同様に「特殊能力を持つ単なるミュータント」程度の認識であったが、一方でニュータイプ思想そのものに対しては理解があったようであり、「人の意思と感性の狭隘さを突破するだけで、人はニュータイプになり得る」、すなわち「(いわゆる特殊能力を持たない)[[オールドタイプ]]であっても、意識の持ちよう次第で(本来の意味での)ニュータイプとなる事が可能だ、という信条を持っていた」事が、[[小説|小説版]]『機動戦士Ζガンダム』で描写されている。 | |
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− | [[ニュータイプ]]に関しては、多くの軍高官同様に「特殊能力を持つ単なるミュータント」程度の認識であったが、一方でニュータイプ思想そのものに対しては理解があったようであり、「人の意思と感性の狭隘さを突破するだけで、人はニュータイプになり得る」、すなわち「(いわゆる特殊能力を持たない)[[オールドタイプ]]であっても、意識の持ちよう次第で(本来の意味での)ニュータイプとなる事が可能だ、という信条を持っていた」事が、[[小説|小説版]] | ||
軍人や政治家としてはそれなりに有能な人物で、[[ジェリド・メサ]]の執念と強運を評価して自身の護衛に任命したり、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]脱出の際には、自身よりも部下たちの安否を心配するなど、部下思いの面も見せた。アニメ放映から時を置いたアナザーストーリー展開においては、地球「人」至上主義者であるバスクやジャマイカンらの動きにも警戒しており、「[[30バンチ事件]]」の様なコロニーへの毒ガス注入や、[[グラナダ]]への[[コロニー落とし]]、更にはグリプス2の住民を強制退去させて[[コロニーレーザー]]へ改造する等、明らかに世間の反感を増幅させかねない彼等の行動には難色を示している描写も描かれた。 | 軍人や政治家としてはそれなりに有能な人物で、[[ジェリド・メサ]]の執念と強運を評価して自身の護衛に任命したり、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]脱出の際には、自身よりも部下たちの安否を心配するなど、部下思いの面も見せた。アニメ放映から時を置いたアナザーストーリー展開においては、地球「人」至上主義者であるバスクやジャマイカンらの動きにも警戒しており、「[[30バンチ事件]]」の様なコロニーへの毒ガス注入や、[[グラナダ]]への[[コロニー落とし]]、更にはグリプス2の住民を強制退去させて[[コロニーレーザー]]へ改造する等、明らかに世間の反感を増幅させかねない彼等の行動には難色を示している描写も描かれた。 | ||
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なお、『GC(XO)』や『OE』等では'''「本編開始前に拘束されてティターンズ自体結成されない」'''という前代未聞の結末を迎えている。 | なお、『GC(XO)』や『OE』等では'''「本編開始前に拘束されてティターンズ自体結成されない」'''という前代未聞の結末を迎えている。 | ||
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=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
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:初登場作品。階級は准将であったが、元[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]のメンバーを集め、「DC残党狩り」と称して[[ティターンズ]]を組織し、中将となる。 | :初登場作品。階級は准将であったが、元[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]のメンバーを集め、「DC残党狩り」と称して[[ティターンズ]]を組織し、中将となる。 | ||
:中盤においてはドレイク軍と結託し、[[ジョン・コーウェン|コーウェン]]中将を[[暗殺]]したり[[ロンド・ベル]]の兵器を接収しようとしたりとするが、ダカールでのブレックス(またはシャア)の演説で野望を阻止された。その後は潜伏先のラサで再起を図ったが、原作と違いシロッコがいなかったためか、[[ハマーン・カーン|ハマーン]]の手によって最期の場面が無いままに[[暗殺]]されてしまう。 | :中盤においてはドレイク軍と結託し、[[ジョン・コーウェン|コーウェン]]中将を[[暗殺]]したり[[ロンド・ベル]]の兵器を接収しようとしたりとするが、ダカールでのブレックス(またはシャア)の演説で野望を阻止された。その後は潜伏先のラサで再起を図ったが、原作と違いシロッコがいなかったためか、[[ハマーン・カーン|ハマーン]]の手によって最期の場面が無いままに[[暗殺]]されてしまう。 | ||
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}} | ||
:おおまかな位置づけは『第4次』と一緒。傘下に[[OZ]]のメンバーも加わっている。西村知道氏によるボイスが付いたが、ユニットには乗らない。 | :おおまかな位置づけは『第4次』と一緒。傘下に[[OZ]]のメンバーも加わっている。西村知道氏によるボイスが付いたが、ユニットには乗らない。 | ||
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}} | ||
:前作後に衰退していたティターンズを復興させて連邦内部に置ける勢力を拡大し、連邦大統領就任を計ったが、プリベンターにより野望を阻止される。 | :前作後に衰退していたティターンズを復興させて連邦内部に置ける勢力を拡大し、連邦大統領就任を計ったが、プリベンターにより野望を阻止される。 | ||
− | :難ルートのみ9話「愚者の祭典」にて、自らティターンズの総指揮官として[[ドゴス・ギア]] | + | :難ルートのみ9話「愚者の祭典」にて、自らティターンズの総指揮官として[[ドゴス・ギア]]に搭乗し、指揮を執る事になる。ドゴス・ギアの耐久力は高めだが本人自体は気にかけるまでもない能力。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}} | ||
− | :ロームフェラ派の[[OZ]]重鎮。[[インターミッション]] | + | :ロームフェラ派の[[OZ]]重鎮。[[インターミッション]]での会話も多い。現時点では最も原作に近い扱いの作品であり、今作では単なる地球至上主義の人物ではない<ref>もっとも今作の世界観として、ストーリー開始前には地球が異星人に制圧されている上にその際の攻撃で地上の都市の70%が焼失した事、更に地球上では地底勢力が侵攻してきている上に地球に住まう人類でもその支配に従順な者と反発する者同士、即ち'''地球に住む人間同士で争い合っている上に人類自体が存亡の危機に瀕している'''など地球が原作以上に荒廃しており、ジャミトフは反帝国派を鎮圧しつつも裏では打倒異星人の準備を進めるという立場であったため、スペースノイド粛清までやっている余裕が無いという事も挙げられる。</ref>。また、地球圏の現状を語るモノローグではスパロボでは描かれなかった彼本来の思想を見せている(後述)など、同じOZ重鎮の[[デルマイユ]]とは対照的で、それなりの良識とある程度は共感出来る地球圏の将来像を持っており、特にデルマイユの思想や[[ロームフェラ財団]]については内心'''「古き良き伝統など無用なもの」「戦争を続ける事で経済に打撃を与えるだけの財団など過去の遺物」'''と断じるなど原作同様'''「敵対組織の人間だが根っからの悪人ではなくきちんと地球圏の事を考えている思慮深い人物」'''として描写されたのは今作くらいである。OZルートでは派閥抗争前に、互いに警戒しながらも[[マーチウィンド]]のメンバーと同志として会談を行う。しかし、どのようなルートを通っても、最終的に死ぬ事になる。 |
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}}) | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}}) | ||
:'''なんとバスク共々逮捕・拘束されている'''という凄い設定で原作を知るプレイヤーを驚愕させた。 | :'''なんとバスク共々逮捕・拘束されている'''という凄い設定で原作を知るプレイヤーを驚愕させた。 | ||
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
− | ;[[ヒーロー戦記 | + | ;[[ヒーロー戦記]] |
:シロッコがバスクを暗殺するシーンで名前だけ登場する。 | :シロッコがバスクを暗殺するシーンで名前だけ登場する。 | ||
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=== [[ティターンズ]] === | === [[ティターンズ]] === | ||
;[[バスク・オム]] | ;[[バスク・オム]] | ||
− | :[[ティターンズ]] | + | :[[ティターンズ]]のナンバー2で、実質的に部隊の総指揮をとる。軍人としては「戦術の天才」と呼ばれた事もある人物だが、毒ガスによる1500万人の虐殺を実行するなど過激な手段を平然と用いる彼の扱いには、ジャミトフも苦慮していたようである。 |
:もっとも、バスクも上司たるジャミトフに対して忠実だったわけではなく、時と共に増長していった。バスクは[[ティターンズ]]の悪名の多くを作った人物と言え、それらの責任はなし崩し的にジャミトフに押し付けられてしまっている。 | :もっとも、バスクも上司たるジャミトフに対して忠実だったわけではなく、時と共に増長していった。バスクは[[ティターンズ]]の悪名の多くを作った人物と言え、それらの責任はなし崩し的にジャミトフに押し付けられてしまっている。 | ||
;[[パプテマス・シロッコ]] | ;[[パプテマス・シロッコ]] | ||
− | :[[ティターンズ]] | + | :[[ティターンズ]]内での横暴が目立つようになったバスクを牽制するために登用。利用していたつもりだったが…。 |
;[[ジャマイカン・ダニンガン]] | ;[[ジャマイカン・ダニンガン]] | ||
:ティターンズのナンバー3にあたる軍人(シロッコが頭角を現してからはナンバー4へ格下げで、劇場版では元から)。 | :ティターンズのナンバー3にあたる軍人(シロッコが頭角を現してからはナンバー4へ格下げで、劇場版では元から)。 | ||
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:終盤、自身の護衛に選ぶ。 | :終盤、自身の護衛に選ぶ。 | ||
;[[フォウ・ムラサメ]] | ;[[フォウ・ムラサメ]] | ||
− | :TV版『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』では、[[キリマンジャロ]]基地で彼女が[[サイコミュ]] | + | :TV版『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』では、[[キリマンジャロ]]基地で彼女が[[サイコミュ]]のテストをしている様子を見ていた。 |
=== [[エゥーゴ]] === | === [[エゥーゴ]] === | ||
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;[[クワトロ・バジーナ]] | ;[[クワトロ・バジーナ]] | ||
:ブレックスと同様に原作でもSRWでも敵対する存在。 | :ブレックスと同様に原作でもSRWでも敵対する存在。 | ||
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;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
:原作では特に絡みは無いが、SRWではクワトロ同様に敵対関係にあり、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』と『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のデモでも対決している。 | :原作では特に絡みは無いが、SRWではクワトロ同様に敵対関係にあり、『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』と『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のデモでも対決している。 | ||
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:「戦争を利用して人類を衰退させ人口を抑制し、少数のエリートにより管理運営する」というギレンの思想には共感していたが、ダイクンの地盤を引き継いだにも拘わらずあからさまな独裁という手段を取った事は自ら敗因を抱えているようなものであったと評している。 | :「戦争を利用して人類を衰退させ人口を抑制し、少数のエリートにより管理運営する」というギレンの思想には共感していたが、ダイクンの地盤を引き継いだにも拘わらずあからさまな独裁という手段を取った事は自ら敗因を抱えているようなものであったと評している。 | ||
;[[ウォン・ユンファ]] | ;[[ウォン・ユンファ]] | ||
− | :[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]では、[[香港]]で彼の協力を得て[[宇宙]] | + | :[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]では、[[香港]]で彼の協力を得て[[宇宙]]へ上ろうとするが…。 |
;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ;[[トレーズ・クシュリナーダ]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦F|F]]』『[[スーパーロボット大戦α|α]]』『[[スーパーロボット大戦64|64]]』で競演。 | :『[[スーパーロボット大戦F|F]]』『[[スーパーロボット大戦α|α]]』『[[スーパーロボット大戦64|64]]』で競演。 | ||
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=== [[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]] === | === [[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]] === | ||
;「フ…。完璧な囲みは敵に死力を尽くさせますからな」 | ;「フ…。完璧な囲みは敵に死力を尽くさせますからな」 | ||
− | :コリニーが[[シーマ・ガラハウ]] | + | :コリニーが[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]と通信していた事にコーウェンが驚愕した際、側にいた[[ジョン・コーウェン|ジャミトフ]]が語った台詞。そして無言でコーウェンに銃を突き付け、コーウェンを追い落とす。 |
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=== [[機動戦士Ζガンダム|Ζ]] === | === [[機動戦士Ζガンダム|Ζ]] === | ||
;「月の裏側に拠点があるからといって、地球連邦政府を恫喝する材料にはならん。それがスペースノイドには分らんとみえる」 | ;「月の裏側に拠点があるからといって、地球連邦政府を恫喝する材料にはならん。それがスペースノイドには分らんとみえる」 | ||
− | : | + | :23話「ムーンアタック」よりシャトルからドゴス・ギアを眺めながらの初台詞。グラナダを中心に活動するエゥーゴに対する連邦政府の宇宙に対する無関心を知らないことを皮肉っていると思われる。 |
:なお、上記の台詞は西村知道氏ではなく、池田勝氏が担当していた時のものであり、物静かな印象を受ける。 | :なお、上記の台詞は西村知道氏ではなく、池田勝氏が担当していた時のものであり、物静かな印象を受ける。 | ||
;「[[パプテマス・シロッコ]]、危険かもしれん」 | ;「[[パプテマス・シロッコ]]、危険かもしれん」 | ||
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:また、この事実が地球連邦政府に知れれば、ティターンズの指揮権強奪に抵抗している残り30パーセントの票もティターンズ側へ流れると副官が分析している。 | :また、この事実が地球連邦政府に知れれば、ティターンズの指揮権強奪に抵抗している残り30パーセントの票もティターンズ側へ流れると副官が分析している。 | ||
:しかし、それを承知で反発していることから、地球至上主義という表面的には共通しながらも、本質的にジャミトフとバスクが求めているものが根本的に違うことを示している。 | :しかし、それを承知で反発していることから、地球至上主義という表面的には共通しながらも、本質的にジャミトフとバスクが求めているものが根本的に違うことを示している。 | ||
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;「頑冥な人々は、地球上で掃討し、無知無能な者は、コロニー開発に追いあげる。それが、地球上から人間を排除する方法なのだ。今となれば、地球に残りたがるエリート意識に凝り固まった選民は、危機に陥った地球に残して、飢えさせれば良いのだ」 | ;「頑冥な人々は、地球上で掃討し、無知無能な者は、コロニー開発に追いあげる。それが、地球上から人間を排除する方法なのだ。今となれば、地球に残りたがるエリート意識に凝り固まった選民は、危機に陥った地球に残して、飢えさせれば良いのだ」 | ||
:[[小説|小説版]]『Ζ』より。ジャミトフにとっては、[[エゥーゴ]]と[[ティターンズ]]の戦乱も「自らの思想を実現させるための道具」でしかない。 | :[[小説|小説版]]『Ζ』より。ジャミトフにとっては、[[エゥーゴ]]と[[ティターンズ]]の戦乱も「自らの思想を実現させるための道具」でしかない。 | ||
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;「歳だ。いつ死んでもよい。私の死ぬまでに、地球圏に対して必須のことをやってみせる」 | ;「歳だ。いつ死んでもよい。私の死ぬまでに、地球圏に対して必須のことをやってみせる」 | ||
:小説版『Ζ』より。[[理想]]の為とはいえ、自らの取ろうとする手段が傲慢かつ危険なものであることはジャミトフ自身も認めるところであり、ティターンズ結成にあたっては親類縁者に累が及ばぬよう、それら全てと訣別した。 | :小説版『Ζ』より。[[理想]]の為とはいえ、自らの取ろうとする手段が傲慢かつ危険なものであることはジャミトフ自身も認めるところであり、ティターンズ結成にあたっては親類縁者に累が及ばぬよう、それら全てと訣別した。 | ||
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;「スペースノイドごときが地球の大地を踏むなど、あってはならんのだ」 | ;「スペースノイドごときが地球の大地を踏むなど、あってはならんのだ」 | ||
:『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』にて一年戦争時のジャミトフが地上の[[ジオン公国軍]]を破った際に発した台詞で、側に居たバスクも同調する。 | :『ギレンの野望 ジオン独立戦争記』にて一年戦争時のジャミトフが地上の[[ジオン公国軍]]を破った際に発した台詞で、側に居たバスクも同調する。 | ||
− | :ジオンの侵攻による地球環境の悪化を憂慮した故の台詞ともとれるが、[[スペースノイド]]への蔑視は[[バスク・オム|バスク]] | + | :ジオンの侵攻による地球環境の悪化を憂慮した故の台詞ともとれるが、[[スペースノイド]]への蔑視は[[バスク・オム|バスク]]と変わりなく、そのスタンスはガンダム関連の[[コンピュータゲーム|ゲーム]]では共通している。 |
− | == | + | == スパロボシリーズの名台詞 == |
;(古き良き伝統など無用なものなのだがな。わしももう歳だ。死ぬ前に地球圏にとって必須のことをやって見せる。頑迷な者たちは地上で掃討し、無知無能な者はコロニー再建に追い上げる。それが地球から人間を排除し、地球環境を再生させる方法なのだ。だがそんな手段を講じている間に地球が疲弊しすぎる危機感がある。帝国の侵略により従来の秩序が崩壊した今となっては、戦争を続けるごとによって地球経済に打撃を与え、ついでに地球上のエリート意識にこり固まった選民も排除する財団など過去の遺物にすぎん。時代の要求なのだ。でなければジオンの旗揚げも帝国の侵略も無かった…。) | ;(古き良き伝統など無用なものなのだがな。わしももう歳だ。死ぬ前に地球圏にとって必須のことをやって見せる。頑迷な者たちは地上で掃討し、無知無能な者はコロニー再建に追い上げる。それが地球から人間を排除し、地球環境を再生させる方法なのだ。だがそんな手段を講じている間に地球が疲弊しすぎる危機感がある。帝国の侵略により従来の秩序が崩壊した今となっては、戦争を続けるごとによって地球経済に打撃を与え、ついでに地球上のエリート意識にこり固まった選民も排除する財団など過去の遺物にすぎん。時代の要求なのだ。でなければジオンの旗揚げも帝国の侵略も無かった…。) | ||
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』における[[デルマイユ]]とのやり取りの後、地球圏の現状とデルマイユ率いる[[ロームフェラ財団]]を皮肉るモノロ-グ。 | :『[[スーパーロボット大戦64|64]]』における[[デルマイユ]]とのやり取りの後、地球圏の現状とデルマイユ率いる[[ロームフェラ財団]]を皮肉るモノロ-グ。 | ||
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:重力波を招いたSDFを悪者扱いし、その後の治安維持を行ったティターンズを正当化した内容でこの時点では一応の支持を得たが、直後の[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の演説によって覆される事になる。そしてなにより、SDFが重力波を招いたのは事実であるにせよ'''その根本的原因である宇宙怪獣の始末については完全スルーである。'''果たしてジャミトフ率いるティターンズだけで宇宙怪獣の始末が出来たのだろうか? | :重力波を招いたSDFを悪者扱いし、その後の治安維持を行ったティターンズを正当化した内容でこの時点では一応の支持を得たが、直後の[[リン・ミンメイ|ミンメイ]]の演説によって覆される事になる。そしてなにより、SDFが重力波を招いたのは事実であるにせよ'''その根本的原因である宇宙怪獣の始末については完全スルーである。'''果たしてジャミトフ率いるティターンズだけで宇宙怪獣の始末が出来たのだろうか? | ||
;「私を倒したとて状況は変わらんぞ。いずれ、第二第三のティターンズが現れ、地球をより良い方向に導こうとするだろう」<br />「そして、何よりも地球の繁栄なくして人類に未来はありえん。ティターンズの真の目的はそれだ」 | ;「私を倒したとて状況は変わらんぞ。いずれ、第二第三のティターンズが現れ、地球をより良い方向に導こうとするだろう」<br />「そして、何よりも地球の繁栄なくして人類に未来はありえん。ティターンズの真の目的はそれだ」 | ||
− | :同上。[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]との[[戦闘前会話]]。[[αシリーズ]]におけるジャミトフが上記の台詞を言っても説得力は皆無であるが、皮肉にも後の『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で彼が言うような「[[ブルーコスモス| | + | :同上。[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]との[[戦闘前会話]]。[[αシリーズ]]におけるジャミトフが上記の台詞を言っても説得力は皆無であるが、皮肉にも後の『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で彼が言うような「[[ブルーコスモス|第二第三のティターンズ]]」が現れる事に…。 |
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== 脚注 == | == 脚注 == |