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− 下半身はおそらくバビロニア神話の『上半身は人間で腰部もしくは下半身がサソリの怪物』であるギルタブリル(ギルタブルル)がデザインのモチーフと思われる。また上半身がドクロなのもギルタブリルの上半身は死神のような姿であるとされる説を採り入れたものとも推測できる。+
− また、ヴォルクルスの分身は戦闘映像等に映らないことがIIで明らかにされている(ただし『[[シュテドニアス南北戦争]]』でグリマール要塞に降臨した本質を備えた分身はこの限りではない)。+
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− === [[OGシリーズ]] ===
− ==== [[第2次スーパーロボット大戦OG]] ====
− ;「ココハ……ドコダ……ナゼ我ガココニ……」
− :最終話「古の忌憶」より。[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]が召喚したヴォルクルスは『OGDP』のヴォルクルスと違いがあるらしく、シュウの推測では「平行世界のヴォルクルス」だが、図鑑によると「ヴォルクルスとは別の存在」らしい。
− ==== [[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]] ====
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− :同列に位置する三邪神の一柱。ROEで分身体が登場。調和の為に争うものを滅ぼそうとするなど、本質的にはヴォルクルスと同様の邪神である。ヴォルクルスと契約した者には手を出さないなどの契約があると語る。+
− ;創造神ギゾース=グラギオス
− :同列に位置する三邪神の一柱。POJの時点では分身体すら出てきていない。作中では依然不明な点が多いが、三邪神は同一の存在で、三邪神全ての封印が解かれたときに完全に復活するのではないかと推測されている。
− === 関連機体 ===+
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**3200.0 t(下半身)
**3200.0 t(下半身)
**6540.0 t(合体)
**6540.0 t(合体)
*エネルギー:負の感情(特に信頼していた者に裏切られた想いを好む)
*[[エネルギー]]:負の感情(特に信頼していた者に裏切られた想いを好む)
「創造神ギゾース=グラギオス」、「[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]]の三邪神で破壊を司る。その姿は数々の怨念が凝り固まったもの(OGクルセイド)。正式名称は「サーヴァ=ヴォルクルス」。2億年前から7千万年前の[[ラ・ギアス]]に存在し、大異変により滅亡したとされる「巨人族」の怨念などが破壊神として実体化したとも言われているが、未だ実態は不明である。本人からは現実界と精霊界では力を発揮できないことので、本質は魂か、思念体の何れかと思われる。
「創造神ギゾース=グラギオス」、「[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]]の三邪神で破壊を司る。その姿は数々の怨念が凝り固まったもの(OGクルセイド)。2億年前から7千万年前の[[ラ・ギアス]]に存在し、大異変により滅亡したとされる「巨人族」の怨念などが破壊神として実体化したとも言われているが、未だ実態は不明である。本人からは現実界と精霊界では力を発揮できないことので、本質は魂か、思念体の何れかと思われる。
ラ・ギアスにはヴォルクルスを信仰の対象とし、その復活とそれによる世界の破滅を目論む宗教団体「[[ヴォルクルス教団]]」が存在する。その魔神官[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]はヴォルクルスを復活させるべく様々な謀略を練っていたが、[[シュウ・シラカワ]]の手によりルオゾールを生贄として復活。しかし、シュウがヴォルクルスを復活させたのは、契約により自らの自由を束縛していたヴォルクルスへ復讐するためであり、結局はシュウにより滅ぼされた。だが、しばらくしてルオゾールと共に復活したことで、ヴォルクルスが語ったとおり、その邪力は不滅である。そして、今度[[エルシーネ・テレジア|エルシーネ]]の手で三度の復活も果たすも、完全復活は阻止されている。
ラ・ギアスにはヴォルクルスを信仰の対象とし、その復活とそれによる世界の破滅を目論む宗教団体「[[ヴォルクルス教団]]」が存在する。その魔神官[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]はヴォルクルスを復活させるべく様々な謀略を練っていたが、[[シュウ・シラカワ]]の手によりルオゾールを生贄として復活。しかし、シュウがヴォルクルスを復活させたのは、契約により自らの自由を束縛していたヴォルクルスへ復讐するためであり、結局はシュウにより滅ぼされた。だが、しばらくしてルオゾールと共に復活したことで、ヴォルクルスが語ったとおり、その邪力は不滅である。そして、今度[[エルシーネ・テレジア|エルシーネ]]の手で三度の復活も果たすも、完全復活は阻止されている。
ちなみに[[ラ・ギアス]]の各地にはヴォルクルスの肉体の分身が存在し眠りについているが、これらには知性がないため復活するとひたすら破壊衝動に従って暴れることになる。また、ヴォルクルスの肉体は一欠片の肉片からも全身を復元できる自己修復機能を備えている。OGシリーズでの戦闘を見る限りでは、分身体の内上半身に当たる部分の方が若干意思のようなものを備えており、下半身に当たる方はほとんど怨念や本能で動いているようだ。
ちなみに[[ラ・ギアス]]の各地にはヴォルクルスの肉体の分身が存在し眠りについているが、これらには知性がないため復活するとひたすら破壊衝動に従って暴れることになる。また、ヴォルクルスの肉体は一欠片の肉片からも全身を復元できる自己修復機能を備えている。OGシリーズでの戦闘を見る限りでは、分身体の内上半身に当たる部分の方が若干意思のようなものを備えており、下半身に当たる方はほとんど怨念や本能で動いているようだ。
下半身はおそらくバビロニア神話の「上半身は人間で腰部もしくは下半身がサソリの怪物」であるギルタブリル(ギルタブルル)がデザインのモチーフと思われる。また上半身がドクロなのもギルタブリルの上半身は死神のような姿であるとされる説を採り入れたものとも推測できる。
また、ヴォルクルスの分身は戦闘映像等に映らないことがIIで明らかにされている(ただし「[[シュテドニアス南北戦争]]」でグリマール要塞に降臨した本質を備えた分身はこの限りではない)。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
;[[ビーム吸収]]
;[[ビーム吸収]]
:[[OGシリーズ]]と[[旧シリーズ]]で所有する特殊能力。
:[[OGシリーズ]]と[[旧シリーズ]]で所有する特殊能力。
;闇の領域
;[[闇の領域]]
:[[OGシリーズ]]で追加された合体形態の特殊能力。周囲8マスに存在する敵対ユニットのENを自軍フェイズ'''終了時'''に30下げる。開始時ではないのでENが少なくなっているときは反撃でとっととENを使ってしまったほうがいいかもしれない。
:[[OGシリーズ]]で追加された合体形態の特殊能力。周囲8マスに存在する敵対ユニットのENを自軍フェイズ'''終了時'''に30下げる。開始時ではないのでENが少なくなっているときは反撃でとっととENを使ってしまったほうがいいかもしれない。
:
:
== [[能力|能力値]] ==
== パイロットステータス設定の傾向 ==
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
:いずれの名義でも「精神コマンド」と「特殊技能」を保持していない。
:いずれの名義でも「精神コマンド」と「特殊技能」を保持していない。
<!-- === [[能力|能力値]] === -->
=== [[精神コマンド]] ===
=== [[精神コマンド]] ===
:[[気配察知]]、[[2回行動]]
:[[気配察知]]、[[2回行動]]
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|DP]]
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|DP]]
:[[底力]](L5)、[[援護攻撃]](L1)、[[援護防御]](L1)、[[カウンター]](L5)
:[[底力]]L5、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[カウンター]]L5
:※ヴォルクルス(上)(下)。
:※ヴォルクルス(上)(下)。
:[[2回行動]]、[[底力]](L7)、[[援護攻撃]](L2)、[[ガード]]、[[カウンター]](L7)
:[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[ガード]]、[[カウンター]]L7
:※ヴォルクルス(合体)。
:※ヴォルクルス(合体)。
=== エースボーナス ===
=== 固有[[エースボーナス]] ===
;「HP50%以下で、一度だけ「かく乱」を使用する」
;「HP50%以下で、一度だけ「かく乱」を使用する」
:[[OGシリーズ]]のエースボーナス。全形態共通。
:[[OGシリーズ]]のエースボーナス。全形態共通。
;「巨大な闇」
;「巨大な闇」
:『[[ROE]]』、および『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]](合体形態のみ)』での戦闘BGM。
:『[[ROE]]』、および『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]](合体形態のみ)』での戦闘BGM。
== 相対関係 ==
;[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]
:同列に位置する三邪神の一柱。ROEで分身体が登場。調和の為に争うものを滅ぼそうとするなど、本質的にはヴォルクルスと同様の邪神である。ヴォルクルスと契約した者には手を出さないなどの契約があると語る。
;創造神ギゾース=グラギオス
:同列に位置する三邪神の一柱。POJの時点では分身体すら出てきていない。作中では依然不明な点が多いが、三邪神は同一の存在で、三邪神全ての封印が解かれたときに完全に復活するのではないかと推測されている。
== 台詞 ==
== 台詞 ==
;「私ハ……死ナヌ……ワタシハ……オマエタチ……ダ……」<br />「オマエ……タチノ……ミ……ライ……」
;「私ハ……死ナヌ……ワタシハ……オマエタチ……ダ……」<br />「オマエ……タチノ……ミ……ライ……」
:最期の台詞だが…。
:最期の台詞だが…。
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
;「ぬう……精霊界と現実界の狭間では、我が力もまだ不完全……またしても後れをとるか……」
;「ぬう……精霊界と現実界の狭間では、我が力もまだ不完全……またしても後れをとるか……」
:最終話「終末の黙示」より。三度の復活を果たしたが、[[アンティラス隊]](魔装機神隊)の手によってまたも阻止された。
:[[ROE]]最終話「終末の黙示」より。三度の復活を果たしたが、[[アンティラス隊]](魔装機神隊)の手によってまたも阻止された。
== 相対関係 ==
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]
;「ココハ……ドコダ……ナゼ我ガココニ……」
:[[第2次OG]]最終話「古の忌憶」より。[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]が召喚したヴォルクルスは『OGDP』のヴォルクルスと違いがあるらしく、シュウの推測では「平行世界のヴォルクルス」だが、図鑑によると「ヴォルクルスとは別の存在」らしい。
== 関連機体 ==
;[[ネオ・グランゾン]]
;[[ネオ・グランゾン]]
:肩にある「ヴォルクルスの羈絏(きせつ)」を通じて束縛していたアーマードモジュール。羈絏とは手綱のこと。
:肩にある「ヴォルクルスの羈絏(きせつ)」を通じて束縛していたアーマードモジュール。羈絏とは手綱のこと。
== 余談 ==
== 余談 ==
*ヴォルクルスは[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の本名が「クリストフ・ゼオ・'''ヴォルクルス'''」であった事から設定された。
*ヴォルクルスは[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の本名が「クリストフ・ゼオ・'''ヴォルクルス'''」であった事から設定された。
*三邪神のモチーフとなっているのは、ヒンドゥー教の三大神である創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァである。作中でも「ヴォルクルスの又の名はシヴァ」とする表現も存在する。
*三邪神のモチーフとなっているのは、[[インド神話]]の三大神である創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァである。作中でも「ヴォルクルスの又の名はシヴァ」とする表現も存在する。
*ヴォルクルスに似た設定を持つそっくりさんとして[[アインストレジセイア]]がいる。また、第2次OGでの[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]の特殊セリフにはアインストの件について言及するものがある。さらにOGシリーズにおける合体形態のハイパーソニックウェーブの演出は[[イェッツトレジセイア]]の必殺技であるウアタイルスクラフトにも似ている。アインストと散々闘ってきた面々にとってはあまり珍しくもない印象の存在だったらしく、臆するどころか手慣れている様をラ・ギアスの人間に語る程。特に[[タスク・シングウジ|タスク]]に至ってはラ・ギアスの世界観にちなんでデモンゴーレムと並んで「らしくなってきた」と言い出す程。
*ヴォルクルスに似た設定を持つそっくりさんとして[[アインストレジセイア]]がいる。また、第2次OGでの[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]の特殊セリフにはアインストの件について言及するものがある。さらにOGシリーズにおける合体形態のハイパーソニックウェーブの演出は[[イェッツトレジセイア]]の必殺技であるウアタイルスクラフトにも似ている。アインストと散々闘ってきた面々にとってはあまり珍しくもない印象の存在だったらしく、臆するどころか手慣れている様をラ・ギアスの人間に語る程。特に[[タスク・シングウジ|タスク]]に至ってはラ・ギアスの世界観にちなんでデモンゴーレムと並んで「らしくなってきた」と言い出す程。
*ROEでは第一話から分身が出る上、魔装機操者達も何度も戦って慣れ始めている様子である。しかし、終盤に出てくる本体に限りなく近い分身は凄まじいプレッシャーを放っており、破滅の王相手にずれた反応をするサフィーネが気圧され、あのシュウすら警戒するほどであった。
*ROEでは第一話から分身が出る上、魔装機操者達も何度も戦って慣れ始めている様子である。しかし、終盤に出てくる本体に限りなく近い分身は凄まじいプレッシャーを放っており、破滅の王相手にずれた反応をするサフィーネが気圧され、あのシュウすら警戒するほどであった。