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| 据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]から[[Wii|Wii U]]、[[ゲームボーイ]]から[[ニンテンドー3DS]]までの任天堂ゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっており、任天堂がかつてより目標としていた「テレビに依存しない据え置きゲーム機」という理想を実現したハードと言える。 | | 据置・携帯・省電力・省スペース・体感コントローラー・タッチパネル等と、[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]から[[Wii|Wii U]]、[[ゲームボーイ]]から[[ニンテンドー3DS]]までの任天堂ゲーム機の特徴を多く内包した設計思想となっており、任天堂がかつてより目標としていた「テレビに依存しない据え置きゲーム機」という理想を実現したハードと言える。 |
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− | 任天堂の据え置きゲーム機としては初めて、NVIDIA社製アーキテクチャを採用している。省電力統合型プロセッサ「NVIDIA Tegra X1」が搭載されており<ref>モバイル型CPUで有りながら[[プレイステーション3]]や[[Xbox360]]の性能を上回る。</ref><ref>[[NINTENDO64]]、[[ゲームキューブ]]~Wii UまではAMD(ATI)社製のアーキテクチャを使用。</ref>、従来の任天堂ゲーム機と異なる仕様から、本機は「Wii Uや3DSの後継機ではない」と位置づけられており、それぞれのプラットフォームへの後方互換性はなく<ref>両ハードのソフトの移植版や完全版が発売される事はある。</ref>、Wiiから続いていたゲームアーカイブ配信サービス「『バーチャルコンソール』についても本機では非対応となった<ref>代替措置として、定額オンラインサービスである「Nintendo Switch ONLINE」にて、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン(2019年9月追加)、ゲームボーイ(2023年2月追加)用タイトルが加入者限定で無料配信されている。2021年10月からは[[NINTENDO64]]、メガドライブ、[[ゲームボーイアドバンス]](2023年2月追加)のタイトルを配信する有料の「追加パック」が加わっている。</ref>。
| + | 任天堂の据え置きゲーム機としては初めて、NVIDIA社製アーキテクチャを採用している。同社の省電力統合型プロセッサ「NVIDIA Tegra X1」が搭載されており<ref>モバイル型CPUで有りながら[[プレイステーション3]]や[[Xbox360]]の性能を上回る。</ref><ref>[[NINTENDO64]]、[[ゲームキューブ]]~Wii UまではAMD(旧ATI)社製のアーキテクチャを使用。</ref>、従来の任天堂ゲーム機と異なる仕様から、本機は「Wii Uや3DSの後継機ではない」と位置づけられており、それぞれのプラットフォームへの後方互換性はなく<ref>両ハードのソフトの移植版や完全版が発売される事はある。</ref>、Wiiから続いていたゲームアーカイブ配信サービス「『バーチャルコンソール』についても本機では非対応となった<ref>代替措置として、定額オンラインサービスである「Nintendo Switch ONLINE」にて、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン(2019年9月追加)、ゲームボーイ(2023年2月追加)用タイトルが加入者限定で無料配信されている。2021年10月からは[[NINTENDO64]]、メガドライブ、[[ゲームボーイアドバンス]](2023年2月追加)のタイトルを配信する有料の「追加パック」が加わっている。</ref>。 |
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− | クアッドコアのCPU<ref>スマートフォンのモバイルアーキテクチャと同じbig.LITTLEの各4+4コア構成なのでオクタコアなのだが、低消費電力側の4コアは使用せず高性能コアの内1コアをシステムで専有しているので3コアで稼働させている。</ref>、RAM容量4GB、HD~フルHD解像度の表示機能<ref>TVモードであればフルHD(1080p)まで、テーブルモード・携帯モードであればHD(720p)まで対応している。</ref>、6.2インチ液晶、静電容量式タッチパネル搭載の上、Wii Uや[[プレイステーション3]]を上回るスペックを持ち、更に携帯用モードであってもそれとほぼ遜色ない性能を発揮できるため、携帯用ゲーム機としては従来までの機種とは一線を画する性能を誇り、[[プレイステーション・ヴィータ]]生産終了後の新作の受け皿としても注目されている。スパロボシリーズにおいては2019年3月20日に『[[スーパーロボット大戦T]]』が[[プレイステーション4]]とのマルチタイトルとして発売された。
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− | ゲームソフト用メディアは任天堂の据え置き型ゲーム機では[[NINTENDO64]]以来となるカートリッジ方式となり、[[ニンテンドーDS]]シリーズから実装されていたフラッシュROMカードを採用、容量は8・16・32・64GB<ref>64GBは2019年以降に投入。最大容量128GBまで対応予定。</ref>で、本体保存メモリーの容量は32GBだが、拡張用の外部記録媒体はmicroSDカードが採用されている<ref>microSDXCカード2TBまで対応予定。</ref>為、ソフトのダウンロードにも対応している<ref>参考として『T』のプレミアムアニメソング&サウンドエディションであれば使用容量は5.5GB程度。</ref>。また、グラフィックAPIはDirectX12まで対応しているため、一部でプレイステーション4より効率化されたグラフィック処理を行う事が可能となった。
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− | 累計販売台数は2023年時点で国内3000万台・全世界1億3000万台を達成、2024年2月には3334万台を突破し[[ニンテンドーDS]]の国内販売記録(3299万台)を抜いて日本で最も売れたゲーム機となった。
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| + | クアッドコアのCPU<ref>スマートフォンのモバイルアーキテクチャと同じbig.LITTLEの各4+4コア構成なのでオクタコアなのだが、低消費電力のLITTLE4コアは使用せず、bigの高性能コアの内1コアをシステムで専有しているのでbig3コアで稼働させている。</ref>、RAM容量4GB、HD~フルHD解像度の表示機能<ref>TVモードであればフルHD(1080p)まで、テーブルモード・携帯モードであればHD(720p)まで対応している。</ref>、6.2インチ液晶、静電容量式タッチパネル搭載の上、Wii Uや[[プレイステーション3]]を上回るスペックを持ち、更に携帯用モードであってもそれとほぼ遜色ない性能を発揮できるため、携帯用ゲーム機としては従来までの機種とは一線を画する性能を誇り、[[プレイステーション・ヴィータ]]生産終了後の新作の受け皿としても注目されている。スパロボシリーズにおいては2019年3月20日に『[[スーパーロボット大戦T]]』が[[プレイステーション4]]とのマルチタイトルとして発売された。 |
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| + | ゲームソフト用メディアは任天堂の据え置き型ゲーム機では[[NINTENDO64]]以来となるカートリッジ方式となり、[[ニンテンドーDS]]シリーズから実装されていたフラッシュROMカードを採用、容量は8・16・32・64GB<ref>64GBは2019年以降に投入。最大容量128GBまで対応予定。</ref>で、本体保存メモリーの容量は32GBだが、拡張用の外部記録媒体はmicroSDカードが採用されている<ref>最大容量はmicroSDXCカード2TBまで対応予定。</ref>><ref>公式では読み込み速度(転送速度)はUHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応式か、読み込み速度 60~95MB/秒の物が推奨されている。</ref>為、ソフトのダウンロードにも対応している<ref>参考として『T』のプレミアムアニメソング&サウンドエディションであれば使用容量は5.5GB程度。</ref>。また、グラフィックAPIはDirectX12まで対応しているため、一部でプレイステーション4より効率化されたグラフィック処理を行う事が可能となった。 |
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| + | 累計販売台数は2024年2月には3334万台を突破し[[ニンテンドーDS]]の国内販売記録(3299万台)を抜いて日本で最も売れたゲーム機となった。2024年8月時点で国内3400万台・全世界1億4300万台を達成している。 |
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| == 機能 == | | == 機能 == |
| ;3形態のゲームモード | | ;3形態のゲームモード |
− | :Switch本体をNintendo Switchドックに装着し家庭用テレビと繋ぐ「TVモード」、本体のスタンドを立てて卓上などでプレイするための「テーブルモード」、本体にJoy-Conを装着して携帯機のように使用する「携帯モード」の3形態によるゲームプレイが可能。モードの切り替えは完全シームレスに行われ、切替スイッチのようなものはない。据え置きモードでのゲームプレイ中にドックから本体を抜けばゲームが一切中断されずに携帯モードに切り替わる(逆も同様)。 | + | :Switch本体をNintendo Switchドックに装着し家庭用テレビと繋ぐ「TVモード」、本体のスタンドを立てて卓上などでプレイするための「テーブルモード」、本体にJoy-Conを装着して携帯機のように使用する「携帯モード」の3形態によるゲームプレイが可能。モードの切り替えは完全シームレスで自動的に行われ、切替スイッチのようなものはない。据え置きモードでのゲームプレイ中にドックから本体を抜けばゲームが一切中断されずに携帯モードに切り替わる(逆も同様)。 |
| ;Nintendo Switchドック | | ;Nintendo Switchドック |
| :Switch本体をテレビと繋ぐための周辺機器で充電用クレードルも兼ねる。USB端子も3つ備えている。 | | :Switch本体をテレビと繋ぐための周辺機器で充電用クレードルも兼ねる。USB端子も3つ備えている。 |