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− 当初はアンジュと同様にノーマに対して差別意識を持っていた<ref>ただし、モモカのノーマに対する差別意識は他のミスルギ出身者達と比較して薄い方でもある。そもそも、アンジュがノーマである事を知られないように自身のマナで長年フォローしていたのだから、当然とも言えるが。</ref>が、共に[[アルゼナル]]で過ごしていくうちにそのような面は見られなくなっていった。また、アンジュへの忠節の為ならば自らの身命を厭わない覚悟を持ち合わせ、同時に主の目的遂行を誰よりも応援している。+
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== 概要 ==
== 概要 ==
大きなリボンが特徴の[[アンジュ]]の筆頭侍女。幼い頃にアンジュの護衛および彼女が[[ノーマ]]である事の機密保持の為に皇帝ジュライにより連れてこられた。アンジュがエアバイクに搭乗して行う球技「エアリア」(マナが使えないと行えない競技である)をする際には、彼女とコンビを組んでエアリアの大会に出場していた。応援したくなるほど健気な[[性格]]であり、主であるアンジュに仕える事を無上の喜びとしている。
大きなリボンが特徴の[[アンジュ]]の筆頭侍女。幼い頃にアンジュの護衛および彼女が[[ノーマ]]である事の機密保持の為に皇帝ジュライにより連れてこられた。アンジュがエアバイクに搭乗して行う球技「エアリア」([[マナ]]が使えないと行えない競技である)をする際には、彼女とコンビを組んでエアリアの大会に出場していた。応援したくなるほど健気な[[性格]]。幼少期に主であるアンジュに不手際をしてしまった際、それを優しく許してもらったのを機に、彼女に仕え続ける事を無上の喜びとするようになり、アンジュへの忠節の為ならば自らの身命を厭わない覚悟を持ち合わせている。
アンジュがノーマとして[[アルゼナル]]へ搬送されてしまった後、それからしばらくして輸送機に密航する形でアルゼナルにまでやってくる。当初は真実を隠していたアンジュには拒絶され、またアンジュと同様にノーマに対して差別意識も持っていた<ref>ただし、モモカのノーマに対する差別意識は他のミスルギ出身者達と比較して薄い方でもある。そもそも、アンジュがノーマである事を知られないように自身のマナで長年フォローしていたのだから、当然とも言えるが。</ref>が、自身の処刑が決定した際に、アンジュが[[ドラゴン]]との戦闘で稼いだ大金で買い取る形で再び彼女に仕える事が出来るようになり、他のノーマ達とも普通に交流する様になった。
'''「下衆、曲者、ド変態」が揃っている『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』作中で白無垢のような清純さを持ち続け'''、なおかつ最初から最後まで[[アンジュ|主]]への忠節を持ち続け、忠義を全うした<ref>主に対して心底から純粋に従った人間はモモカと[[サラマンディーネ]]のみ。あとは、男につけ込まれる形であった。</ref>稀有なキャラクターである。一度はエンブリヲの策謀によって追い詰められはしたものの、やはり主への想いを遂げるべく生還した。
主の目的遂行を誰よりも応援しているのだが、実は自分でも気付かない内にアンジュを疎ましく思っていた[[ジュリオ・飛鳥・ミスルギ]]と[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ]]の二人に利用されてしまっており、自身のマナの力による通信能力を通してシルヴィアがアンジュに助けを求める事で、彼女がアルゼナルを脱走する覚悟でミスルギ皇国へ戻る為の協力をしてしまい、結果的にアンジュがシルヴィアの裏切りで処刑寸前にまで追い込んでしまう事になった。その後、駆け付けた[[タスク]]のおかげで何とか難を逃れた後、騙されたとは言えアンジュを危険に晒してしまった事を泣きながら後悔し、アンジュに謝罪している。
アルゼナルへの帰還後は、アンジュが[[ヴィルキス]]で姿を消してしまった事で一時的に別れる事になり、[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]や[[ロザリー]]達と共に行動していた。そして帰還したアンジュとの再会後は、[[ジル]]によって危険に晒された事もあって、再びアンジュと行動を共にするのだが、[[サリア]]率いるダイヤモンドローズ騎士団によってミスルギ皇国へ連行され脱出した際に、マナを介して[[エンブリヲ]]の操り人形にされてしまう。しかし、心の底からアンジュを敬愛していたモモカは、アンジュの叱咤により自我を取り戻し、最後の力を振り絞ってエンブリヲに一矢報いようと、銃弾を受けながらもサーベルで貫き、更にはマナの力で起動させたエアカーによって、エンブリヲを道連れに跳ねられる形で崖下へ転落してしまう事になった。マナを持つホムンクルスでありながら、強靭なまでに自分の意志を見せた行動は、基本的に人間を道具としか見なさないエンブリヲでさえ、素直に感心させていた。
しかし、どう見ても即死した展開でありながら、タスクと共に'''何事も無かったのかの様に生還'''し、タスクの暮らしていた孤島で再会。しかもエンブリヲから胸に受けていた銃弾でさえ、'''懐にフライパンを忍ばせるという物理的に可能とは思えない方法'''で無傷となっており、アンジュどころか視聴者でさえ驚かせた。その後は、またアンジュに行動を共にし、ラスト・リベルタスに給仕係として参加。最後まで無事に生還する事となった。
全てが終わった後も、アンジュに仕え続けており、彼女が開いた喫茶アンジュで、従業員をしている。ちなみに、オペレーターであったパメラ・ヒカル・オリビエの三人とは同僚になり、モモカと同じメイド服を着ている。
'''「下衆、曲者、ド変態」が揃っている『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』作中で白無垢のような清純さを持ち続け'''、なおかつ最初から最後まで[[アンジュ|主]]への忠節を持ち続け、忠義を全うした<ref>主に対して心底から純粋に従った人間はモモカと[[サラマンディーネ]]のみ。あとは、男につけ込まれる形であった。</ref>稀有なキャラクターであり、本作における数少ない清涼剤と言える。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
:アルゼナルに来た当初はアンジュから疎ましがられたが、外の世界に送還される寸前のモモカを自らの金で買い取る名目で傍にいることを許すなど、やはり放っておけない存在として見られている。そんなアンジュとは、深い絆で結ばれている。
:アルゼナルに来た当初はアンジュから疎ましがられたが、外の世界に送還される寸前のモモカを自らの金で買い取る名目で傍にいることを許すなど、やはり放っておけない存在として見られている。そんなアンジュとは、深い絆で結ばれている。
;[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]
;[[ヒルダ (クロスアンジュ)|ヒルダ]]
:個人的な絡みは少ないが、アルゼナルからの脱走を企てた彼女に半ば強引に協力させられたりしたが、まだ輸送機に乗れていないヒルダを気にしたり、反省房に入れられていた際は助けたりとアンジュを通して中盤以降はそれなりに良好な関係になっている。
:個人的な絡みは少ないが、アルゼナルからの脱走を企てた彼女に半ば強引に協力させられたりしたが、まだ輸送機に乗れていないヒルダを気にしたり、反省房に入れられていた際は助けたりとアンジュを通して中盤以降はそれなりに良好な関係になっている。また、アンジュの消息が分からなかった時は、彼女と行動を共にしていた模様。
;[[タスク]]
;[[タスク]]
:アンジュの騎士。ラッキースケベ体質な彼のことをモモカはさぞ悪い虫のように嫌ってるだろう…と思いきや、初対面の時から「アンジュリーゼ様にもようやく春が訪れた」と感激しており、逆にアンジュがあっけにとられた。アンジュが本心ではタスクのことを気に入っていることを、アンジュ本人よりも先にわかっていた様子。最後まで二人の恋路を優しく見守っていた。
:アンジュの騎士。ラッキースケベ体質な彼のことをモモカはさぞ悪い虫のように嫌ってるだろう…と思いきや、初対面の時から「アンジュリーゼ様にもようやく春が訪れた」と感激しており、逆にアンジュがあっけにとられた。アンジュが本心ではタスクのことを気に入っていることを、アンジュ本人よりも先にわかっていた様子。最後まで二人の恋路を優しく見守っていた。
;[[ジル]]
;[[ジル]]
:アルゼナルにやって来た当初、彼女に[[スパイ]]と疑われて処刑されそうになる。
:アルゼナルにやって来た当初、彼女に[[スパイ]]と疑われて処刑されそうになる。後にミスルギ皇国の襲撃を受けた激戦の最中で一時的に行方不明になっていたアンジュが帰還した後、目的の為にドラゴンやノーマ達を使い捨てにしようとした彼女の思惑で拘束され、アンジュへの脅迫材料に利用されてしまう等、彼女からは酷い目に遭わされてばかりだった。
;[[パメラ]]、[[ヒカル]]、[[オリビエ]]
:ラスト・リベルタスまでは殆ど交流が無かったのだが、全てが終わった後、アンジュが開いた喫茶アンジュにて彼女達と同僚となっており、服装もお揃いのメイド服になっている。
;[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ]]
;[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ]]
:皇族が処刑される、という茶番劇の釣り餌<ref>初期案では、モモカもこの茶番劇に加担しており、'''このタイミングでモモカまでもアンジュを[[裏切りイベント|裏切る]]予定'''だったが、福田己津央クリエイティブプロデューサーによってキャラクター設定変更となった経緯が有る。</ref>として利用し、アンジュと共に公開処刑をしようとした。
:皇族が処刑される、という茶番劇の釣り餌<ref>初期案では、モモカもこの茶番劇に加担しており、'''このタイミングでモモカまでもアンジュを[[裏切りイベント|裏切る]]予定'''だったが、福田己津央クリエイティブプロデューサーによってキャラクター設定変更となった経緯が有る。さすがにモモカまでアンジュを裏切る腹黒い役にするのは、抵抗感があったのかもしれない。</ref>として利用し、アンジュと共に公開処刑をしようとした。
;[[エンブリヲ]]
;[[エンブリヲ]]
:彼の洗脳を強い意思の力で跳ね除けた。創造物に対してあらゆる行為を行使できる彼の洗脳すら、忠を尽くすモモカに届くことはなかった。モモカもまた、男の思い通りにはならないのである。<br>洗脳を跳ね除けた直後に銃撃されたが、'''彼を道連れに崖下にダイブするも次の話で何事もなかったかのように生還'''(爆死したようにしか見えなかったが)。ちなみに、銃弾は服の下に隠し持っていた'''フライパン'''で受け止めていた。
:彼の洗脳を強い意思の力で跳ね除けた。創造物に対してあらゆる行為を行使できる彼の洗脳すら、忠を尽くすモモカに届くことはなかった。モモカもまた、男の思い通りにはならないのである。<br>洗脳を跳ね除けた直後に銃撃されたが、'''彼を道連れに崖下にダイブするも次の話で何事もなかったかのように生還'''(爆死したようにしか見えなかったが)。ちなみに、銃弾は服の下に隠し持っていた'''フライパン'''で受け止めていた。