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OGSの最序盤、イングラムの目覚めに際してほんのわずかだけ登場(OGSの内部データでは「仮面の男」表記になっている)。仮面のデザインや配色が微妙に変わっておりややこしくなっている。遠隔操作でイングラムに枷を与え、傀儡として操った。前述の通り、アウレフ・バルシェムに憑依したネフェシュ(=何処かの世界のイングラム・プリスケン)を以前から知っていたかのような台詞があり、また今作での彼は単独で神になるのではなく、ゴッツォの一員として霊帝を出し抜こうとしている節がある。しかし、OG外伝の終了までに以後の登場はなく、どうやら未だバルマー本星にいるらしい。ちなみに同じく顔を隠した形で登場したクォヴレーは内部データではクォヴレー・ゴードン名義になっており、登場が確認できる。
 
OGSの最序盤、イングラムの目覚めに際してほんのわずかだけ登場(OGSの内部データでは「仮面の男」表記になっている)。仮面のデザインや配色が微妙に変わっておりややこしくなっている。遠隔操作でイングラムに枷を与え、傀儡として操った。前述の通り、アウレフ・バルシェムに憑依したネフェシュ(=何処かの世界のイングラム・プリスケン)を以前から知っていたかのような台詞があり、また今作での彼は単独で神になるのではなく、ゴッツォの一員として霊帝を出し抜こうとしている節がある。しかし、OG外伝の終了までに以後の登場はなく、どうやら未だバルマー本星にいるらしい。ちなみに同じく顔を隠した形で登場したクォヴレーは内部データではクォヴレー・ゴードン名義になっており、登場が確認できる。
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<!--本作でもバルマー人で、[[アルテウル・シュタインベック]]の偽名をと名乗り、[[ニブハル・ムブハル]]と組んで暗躍。「α」同様、全能なる調停者となって己に待つ破滅の運命を変える事を目論んでいた。
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<!--本作でもバルマー人で、[[アルテウル・シュタインベック]](この名前は「ウルトラマン」のアナグラムである)の偽名を名乗り、[[ニブハル・ムブハル]]と組んで暗躍。「α」同様、全能なる調停者となって己に待つ破滅の運命を変える事を目論んでいた。なお、記憶の共有などではなく、「SHO」「α」を経てこちらの世界に転生した、というのが正しいようだ。
    
その一環として[[ツェントル・プロジェクト]]や[[フェリオ・ラドクリフ]]らリ・テクへ出資したり、異世界からの訪問者である[[アクセル・アルマー]]との接触を図っていた他、自らの手足となる連邦軍特殊部隊「[[ガイアセイバーズ]]」を編成して司令官となるなど、ストーリー初期から活発に活動していた。また、「α」シリーズでの記憶を持っているらしく、[[アストラナガン]]のデータをもとに[[ガリルナガン]]を開発、配下の[[アーマラ・バートン]]に与えて暗躍させた。
 
その一環として[[ツェントル・プロジェクト]]や[[フェリオ・ラドクリフ]]らリ・テクへ出資したり、異世界からの訪問者である[[アクセル・アルマー]]との接触を図っていた他、自らの手足となる連邦軍特殊部隊「[[ガイアセイバーズ]]」を編成して司令官となるなど、ストーリー初期から活発に活動していた。また、「α」シリーズでの記憶を持っているらしく、[[アストラナガン]]のデータをもとに[[ガリルナガン]]を開発、配下の[[アーマラ・バートン]]に与えて暗躍させた。
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なお、本作では通常素顔を見せているが、この素顔は「スーパーヒーロー作戦」でザブラ星人に整形される前の顔をリデザインしたものである。なので、SHOのファンの中にはアルテウルの顔を見た時点で「もしやこいつは?」と勘付いたユーザーも多い。
 
なお、本作では通常素顔を見せているが、この素顔は「スーパーヒーロー作戦」でザブラ星人に整形される前の顔をリデザインしたものである。なので、SHOのファンの中にはアルテウルの顔を見た時点で「もしやこいつは?」と勘付いたユーザーも多い。
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中盤で謀を巡らせ、用済みとなった[[グライエン・グラスマン]]を暗殺し、その罪を鋼龍戦隊に被せて連邦軍の実権を握る。以降は鋼龍戦隊を執拗に狙うが、悉く失敗する。また、配下の[[リー・リンジュン|カーリー・ナウマン]]や[[ミツコ・イスルギ]]など、次第に周囲から疑惑の眼差しを向けられるようになる。
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中盤で謀を巡らせ、用済みとなった[[グライエン・グラスマン]]を暗殺し、その罪を鋼龍戦隊に被せて連邦軍の実権を握る。以降は鋼龍戦隊を執拗に狙うが、悉く失敗する。また、表向きは地球連邦軍であったため(異星人である上、最終的な目的は個人的なものであるため当然だが)、叩けば埃が出てくるような面々を集めた事、捏造のスキャンダルを流されても根本的な対策を取らないなど、後先を考えていない行動や言動から、配下の[[リー・リンジュン|カーリー・ナウマン]]や[[ミツコ・イスルギ]]など、次第に周囲から疑惑の眼差しを向けられるようになる。
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最終局面で遂に正体を表し、鋼龍戦隊に敗北した[[ナシム・ガンエデン]]を乗っ取ると、[[AI1]]と[[ガリルナガン]]、更に[[イーグレット・イング]]と[[エグゼクスバイン]]を取り込み、異形の存在たるクロスゲート・パラダイム・システム「[[アダマトロン]]」へと変貌。目的を達成させようとするが、異星人としての正体を現した事で激昂したカーリーが[[エア・クリスマス]]で特攻。この際イングに脱出された事で形成が逆転し、鋼龍戦隊の総攻撃を受けて敗北。自身の結末を認めないまま消滅した。
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最終局面で遂に正体を表し、鋼龍戦隊に敗北した[[ナシム・ガンエデン]]を乗っ取ると、[[AI1]]と[[ガリルナガン]]、更に[[イーグレット・イング]]と[[エグゼクスバイン]]を取り込み、かつてのクロスゲート・パラダイム・システムに欠けていたアカシック・レコード変容因子を組み込んだ異形の存在・「[[アダマトロン]]」へと変貌。目的を達成させようとするが、異星人としての正体を現した事で、利用されていたことに激昂したカーリーが[[エア・クリスマス]]で特攻。この際イングに脱出された事で形成が逆転し、鋼龍戦隊の総攻撃を受けて敗北。その最期は己の結末を受け入れようとせず、己が絶対者であることを叫びながら散るというあまりにも無様なもので、SH作戦のどこか物悲しい結末や、αの最期まで超然とした絶対者たる彼の面影などどこにも存在しなかった。
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過去作に比べ、因果の鎖を断ち切らない限り運命を変えられない事や、イングラムが必要不可欠な存在である事を知らないなど、過去作に比べて知識が欠けている部分がある。
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α世界の記憶を持っているらしく、攻撃デモにはジュデッカ、アストラナガン、ディス・アストラナガン、そしてナシムとゲベルのシルエットが映る。ただ、肝心要の「因果の鎖」についてはイングラムやクォヴレー程の認識がなかったらしく、また暗躍の仕方も偽名を使う、素顔のまま行動するなど、αと比べると「黒幕」的な雰囲気に欠け、色々な意味で小物。
    
ちなみに、OGにおいてイングラムやエアロゲイターを操り、L5戦役を起こした黒幕であった事が判明する(要するに、L5戦役において収集した戦力を、霊帝やアインストとの戦いに使おうとしていた)。-->
 
ちなみに、OGにおいてイングラムやエアロゲイターを操り、L5戦役を起こした黒幕であった事が判明する(要するに、L5戦役において収集した戦力を、霊帝やアインストとの戦いに使おうとしていた)。-->
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== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
:追加ルートでは前述の通り粛清されるという末路をたどることに。
 
:追加ルートでは前述の通り粛清されるという末路をたどることに。
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
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:本作の黒幕にして真のラスボス。ただし、αやSHOに比べてそこかしこに詰めの甘さが散見され、黒幕としてはスケールダウンしている。どうも今まで出演していた作品(SH作戦~α)の記憶を共有しているらしく、因果の鎖(自分の末路)から解脱しようと目論んでいた。また、ある場面で「ゼスト」の名を口にする。本作でようやく念動力を所持。
    
== パイロットステータスの傾向 ==
 
== パイロットステータスの傾向 ==
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;[[天才]] [[底力]] [[切り払い]]L9
 
;[[天才]] [[底力]] [[切り払い]]L9
 
:高レベルの切り払いと底力、高い能力でスペックだけ見れば強いボスには違いないが、復帰した[[イングラム・プリスケン|イングラム]]と[[ロンド・ベル]]の敵ではない。当時の天才がレベルアップに必要な経験値が減少する効果のため、死に技能と化してる点も惜しい。何故か、[[念動力]]を習得していない。多数のイベントで自身の念を放つ等、能力があるように思わせる描写があったのだが。
 
:高レベルの切り払いと底力、高い能力でスペックだけ見れば強いボスには違いないが、復帰した[[イングラム・プリスケン|イングラム]]と[[ロンド・ベル]]の敵ではない。当時の天才がレベルアップに必要な経験値が減少する効果のため、死に技能と化してる点も惜しい。何故か、[[念動力]]を習得していない。多数のイベントで自身の念を放つ等、能力があるように思わせる描写があったのだが。
 +
;[[念動力]]L9 [[2回行動]] [[底力]]L8 [[気力+(ダメージ)]] [[気力限界突破]] [[リベンジ]]
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:第2次OG。ケイサル・エフェスを攻撃寄りにしたような構成。これだけならまだ何とかなるが、アダマトロンの能力が反則過ぎる。
 +
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=== エースボーナス ===
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;HP20%以下で、一度だけ精神コマンド「覚醒」がかかる
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:つまり、これが発動すると3回行動になる。加えて「監視の目」の効果で必中がかかるため、'''回避不能のMAP兵器が3回襲ってくる'''ことになる。この状態で手番を渡すとほぼ確実に全滅する(エデン・ゲルーシュには行動不能+精神禁止があるため、鉄壁や不屈が意味を成さない)ので、2、3機落とされてでもPPで仕留める事。
    
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
 
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
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;「THE ARROW OF DESTINY」
 
;「THE ARROW OF DESTINY」
 
:ユーゼスの搭乗する[[アンティノラ]]、[[ジュデッカ]]は全てこのBGM。[[アストラナガン]]の「虚空からの使者」より優先度が高い。
 
:ユーゼスの搭乗する[[アンティノラ]]、[[ジュデッカ]]は全てこのBGM。[[アストラナガン]]の「虚空からの使者」より優先度が高い。
 
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<!--;「ULTRA ONE」
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:アダマトロン搭乗時のBGM。「THE ARROW OF DESTINY」のアレンジ。シヴァーが「ZEST SEVEN」だったのに対する初代マン、というわけか。-->
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
;[[イングラム・プリスケン]]
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== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
 +
;ウルトラマン
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:「光の巨人」。虚構の世界が崩壊した後も形を変えて執着し続ける、ユーゼスにとってはイングラムやクォヴレーとは別の意味で因縁の存在。
 
;宇宙刑事ギャバン
 
;宇宙刑事ギャバン
 
:かつての相棒。後に袂を分かつことに。
 
:かつての相棒。後に袂を分かつことに。
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;「ふはははは! 見事だ!! だがこれで私の計画が終わったわけではない! ふははは!!」
 
;「ふはははは! 見事だ!! だがこれで私の計画が終わったわけではない! ふははは!!」
 
:撃墜時の台詞だが、戦闘中の台詞にしてはかなりの長さを誇り、大友氏のボイスもセットでプレイヤーの不安を煽る。さらにOGSで追加されたプロローグシーンでユーゼスが登場したため彼の言葉通り、今現在も何らかの形で彼の計画は続いているのだろうか…?<br />このαシリーズで彼は再登場する事は無かったが、DC版αでは普通に再登場するのでこの台詞も謎ではない扱いに。
 
:撃墜時の台詞だが、戦闘中の台詞にしてはかなりの長さを誇り、大友氏のボイスもセットでプレイヤーの不安を煽る。さらにOGSで追加されたプロローグシーンでユーゼスが登場したため彼の言葉通り、今現在も何らかの形で彼の計画は続いているのだろうか…?<br />このαシリーズで彼は再登場する事は無かったが、DC版αでは普通に再登場するのでこの台詞も謎ではない扱いに。
;「………」<br />「ク、ククク…やはり…この宇宙でも因果の鎖から逃れることはできなかったか…」<br />「だが…私が消滅しても…計画どおりに事が進む…」<br />「………」<br />「そして、私を倒すことにより、お前達はこの銀河系の危険分子として我が帝国に認識されることになる…」<br />「………」<br />「それに、ラオデキヤ艦隊は…ゼ=バリマリィ帝国のほんの一勢力に過ぎん」<br />「我が帝国は…お前達が考えている以上に…強大だ…」<br />「………」<br />「フ、フフフ…どうやらここまでのようだな…」<br />「…お前達が銀河の秩序を破壊する様を…因果地平の彼方から見させてもらうぞ…フ、フフフ…」<br />「フハハハハハ!!」
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;「………」<br />「ク、ククク…やはり…この宇宙でも因果の鎖から逃れることはできなかったか…」<br />「だが…私が消滅しても…計画どおりに事が進む…」<br />「………」<br />「そして、私を倒すことにより、お前達はこの銀河系の危険分子として我が帝国に認識されることになる…」<br />「………」<br />「それに、ラオデキヤ艦隊は…ゼ=バルマリィ帝国のほんの一勢力に過ぎん」<br />「我が帝国は…お前達が考えている以上に…強大だ…」<br />「………」<br />「フ、フフフ…どうやらここまでのようだな…」<br />「…お前達が銀河の秩序を破壊する様を…因果地平の彼方から見させてもらうぞ…フ、フフフ…」<br />「フハハハハハ!!」
:PS版αの最終話で倒された時の台詞。途中に入る沈黙、「'''この宇宙でも'''」という言葉の意味は……? αシリーズが完結を迎えた今、その真相を知る術はOGシリーズに託された。
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:PS版αの最終話で倒された時の台詞。途中に入る沈黙、「'''この宇宙でも'''」という言葉の意味は……? 第2次OGの動向を見る限り、全ての世界において「ユーゼス・ゴッツォ」は記憶の共有を行っているようだが、そこからすると、どうやらαのユーゼスは無駄と知りつつCPSを使い、調停者になろうとしていたらしい。ちなみに「計画」というのはケイサル・エフェス打倒のことで、調停者となれたなら自分が、叶わぬならばロンド・ベルがそれを果たすということになる。
    
==== DC版α ====
 
==== DC版α ====
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:因子を集めるというのがどういう意味なのか不明だが、直後にズフィルードに接近して放った最終地獄ジュデッカは回避され、反撃のジーベン・ゲバウトで直撃を受ける。どうやら因子が足りなかったようだ。
 
:因子を集めるというのがどういう意味なのか不明だが、直後にズフィルードに接近して放った最終地獄ジュデッカは回避され、反撃のジーベン・ゲバウトで直撃を受ける。どうやら因子が足りなかったようだ。
 
;「…ば、馬鹿な…この私が…全能なる調停者たる…このユーゼス・ゴッツォが…!」<br />「…このユーゼス・ゴッツォが…! 地球人や人造人間…ごときに…倒されるはずがない…!」<br />「わ、私は…全ての因果律を操作して……この宇…宙…を……」<br />「そ…して…今度…こそ…」<br />「今度こ…そ……我が……う…ん…めい……を……」
 
;「…ば、馬鹿な…この私が…全能なる調停者たる…このユーゼス・ゴッツォが…!」<br />「…このユーゼス・ゴッツォが…! 地球人や人造人間…ごときに…倒されるはずがない…!」<br />「わ、私は…全ての因果律を操作して……この宇…宙…を……」<br />「そ…して…今度…こそ…」<br />「今度こ…そ……我が……う…ん…めい……を……」
:上記の台詞の後、ラオデキヤに粛清されて。PS版αの面影など全くない。ある意味プレイヤーの溜飲が下がる瞬間かもしれない。こちらにも意味深なフレーズがあるが、やはり真相は闇の中である。ユーゼスもイングラム同様、何かに執念を燃やしてはその直前に散る、という結末を背負っているのだろうか。果たしてユーゼスの「運命」とは……。このあたりからSHOとの関連を指摘する声もある。少なくともSHOのユーゼスは野望が挫かれたことを良しとして散って行ったため、同一人物だとすると矛盾が起きる。ただしSHOのユーゼスは、別の歴史をたどったユーゼスの記憶をCPSによって得たりしていたので、αのユーゼスも人格は違えどCPSのおかげでSHOユーゼスの記憶はあったりするのかもしれない。
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:上記の台詞の後、ラオデキヤに粛清されて。PS版αの面影など全くない。ある意味プレイヤーの溜飲が下がる瞬間かもしれない。こちらにも意味深なフレーズがあるが、やはり真相は闇の中である。ユーゼスもイングラム同様、何かに執念を燃やしてはその直前に散る、という結末を背負っているのだろうか。果たしてユーゼスの「運命」とは……。
    
=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
 
;「今、この時に憑依したか……'''因縁だな'''……」<br />「だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。'''今度こそ、我の傀儡となるがいい'''」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」
 
;「今、この時に憑依したか……'''因縁だな'''……」<br />「だが、今なら取り込めるやも知れぬ……」<br />「お前に枷を与える。'''今度こそ、我の傀儡となるがいい'''」<br />「……禁断の地より出でし者がいる。彼らは、自ら結界を破ったのだ」<br />「これで我らはあの星に干渉出来る……」<br />「だが、愚帝や監察官共より先に手を打たねばならぬ。切り札を手に入れるのは、我らゴッツォであらねばならぬ」<br />「任務を遂行せよ、アウレフ・バルシェムよ。我は遠き地より、それを見守ろう……」
 
:機械的な部品(バルシェム調整チャンバーと思われる)が背景に立ち並んでいる「いずことも知れぬ場所(ネビーイーム内部)」で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。OGSで追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版OG1にはこのようなシーンはない)。<br />このシーンはOGS第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『Record of ATX』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]]がエアロゲイターと戦闘している様子が描かれているのでその後と思われる)。ヒリュウが太陽系の外、冥王星外宙域へと到達したことが結界を破ることに繋がったということだろうか。<br />前半の台詞からすると、憑依したネフェシュはα世界(そしてSH作戦)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。また『スーパーヒーロー作戦』やαシリーズとの関わりも感じさせる台詞だが、OG外伝の完結時点ではこのプロローグ以外ではユーゼスが登場しないどころか存在さえ全く語られない(唯一存在を知っていただろうイングラムは既にいない)ため、真相は第2次OGに持ち越された。「愚帝」は恐らく[[ケイサル・エフェス(人物)|霊帝]]、「監察官共」とは[[アインスト]]か帝国監察軍、もしくは[[インスペクター]]のことだろう。「切り札」が何かは不明だが、[[サイコドライバー]]か[[ガンエデン]]辺りと思われる。
 
:機械的な部品(バルシェム調整チャンバーと思われる)が背景に立ち並んでいる「いずことも知れぬ場所(ネビーイーム内部)」で、アウレフ・バルシェムに憑依した「何者か」に対して。OGSで追加されたプロローグシーンでの台詞(GBA版OG1にはこのようなシーンはない)。<br />このシーンはOGS第1話よりも前の時間軸であるらしいが、いつ頃なのかははっきりしていない(ただし『Record of ATX』では「彼らは自ら結界を破ったのだ」とユーゼスが発言した次のコマで[[ヒリュウ]]と[[ジガンスクード]]がエアロゲイターと戦闘している様子が描かれているのでその後と思われる)。ヒリュウが太陽系の外、冥王星外宙域へと到達したことが結界を破ることに繋がったということだろうか。<br />前半の台詞からすると、憑依したネフェシュはα世界(そしてSH作戦)の「イングラム・プリスケン」である可能性が高い。また『スーパーヒーロー作戦』やαシリーズとの関わりも感じさせる台詞だが、OG外伝の完結時点ではこのプロローグ以外ではユーゼスが登場しないどころか存在さえ全く語られない(唯一存在を知っていただろうイングラムは既にいない)ため、真相は第2次OGに持ち越された。「愚帝」は恐らく[[ケイサル・エフェス(人物)|霊帝]]、「監察官共」とは[[アインスト]]か帝国監察軍、もしくは[[インスペクター]]のことだろう。「切り札」が何かは不明だが、[[サイコドライバー]]か[[ガンエデン]]辺りと思われる。
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<!--;「テトラクテュス・グラマトン!」
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:追加ルートでガンエデンを奪った際に唱えた真言。まさかユーゼスがこの台詞を言う日が来るとは……。
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;「ゼルファート……ズフィルード……ゼスト……ジュデッカ……それらを経て……」
 +
:アダマトロンと化した直後。因縁の存在を経て辿りついた究極の姿、それは……。<br />ちなみに最初の「ゼルファート」に関しては詳細不明。諸々の要素を鑑みるに、恐らく今までの世界(語られていない世界含む)において、神となるためにCPSを使用した機体のことらしい。
 +
;「再有生の実感があれば、お前はその姿ではいられないはず……」
 +
:マサキに対して。この前後にシュウを引き合いに出している辺り、言いたいのは「一度死んで生まれ変わったという認識があれば、その度に因縁が引き継がれていき、そのままではいられない」ということだろう。……マサキに言った点からすると、本当に[[アサキム・ドーウィン|この男]]の事を言っているのかもしれない。OGのマサキが「ああなる」とはさすがに考えにくいが、少なくともまた一つ関係性が示唆されたことになる。なお、この台詞にまたもギリアムが反応している。本当にスフィアに関わっていたとでもいうのか?<br />なお、ユーゼス当人は、この引き継がれた、あるいは同位体同士で共有する記憶のことを「虚憶」と呼んでいる。これは、シュウ、リュウセイ、クスハ、ブリット、リョウトなど、「α」の登場キャラクターたちにも顕著。
 +
:「再有生」を行っている存在について問われて。「死してもなお別の世界に、同一人物として生まれ変わる」「それを成したのは『神』である」という、いかにも[[呪われし放浪者]]そのものの特徴を持つユーゼス。Zの世界観を採用すれば、CPSで因果律改変を目論んだ彼は、まさしく太極に対する「大罪人」であり、「烙印」を押されるだろう存在である。さらにガイオウが倒そうとした、恐らくZシリーズ最後の敵は「神」。ここまで来ると、本当にZシリーズとの関連を疑いたくなってくる。
 +
;「時間と空間が交錯し、お前は古の忌憶を垣間見る」<br />「これは[[ジュデッカ|黒き地獄]]」<br />「これは[[アストラナガン|黒き天使]]」<br />「これは[[ディス・アストラナガン|黒き銃神]]」<br />「これは[[ナシム・ガンエデン|古き]][[ゲベル・ガンエデン|人祖達]]」<br />「至高の知識が、お前の脳髄を焼滅させる……」<br />「エルヨゥン・イェダ・ドーマー!」
 +
:追加ルートでの戦闘時。クロスゲート・パラダイム・システムを完成させたことにより、因果律を支配できるようになったことで放つ力の一端。その中には、この世界には存在しないはずの「因果律の番人」達の剣が佇んでいる……。
 +
;「この流れはまさか……!」<br />「我の未来は変動するはずだ……!」
 +
:同じく戦闘時。本作のユーゼスはαの彼と違い、イングラムが己の分身だった事実も、因果の鎖に繋がれている限り未来が変えられないことも知らないようだ。今までとは異なるやり方を取らない限り、彼の願いは決して叶わないのだ。
 +
;「こ、こんな宿命ぇぇぇぇぇぇっ!!」
 +
:撃破台詞。超然としていた今までのイメージが崩壊した瞬間である。
 +
;「お、同じか……同じ結末なのか……!?」<br />「な、何故だ……何故だ……!? 因子が決定的に違うのだぞ……!? ガンエデンを……クロスゲートを手に入れたのだ……!」<br />「私の邪魔をする者など……いないはず……!」
 +
:撃破後。確かに、今までとは全く因子が異なっていた。だが、そこにCPSという破滅の鍵があり、イングラム・プリスケンという必須の因子を欠いたままでは、ユーゼスの未来は決して変わることはない……。
 +
;「クロスゲートもガンエデンも新たな世界も、私が造るはずだったのだよ!!」
 +
:自軍から敗因を突きつけられた中での一幕。世迷言と言いたいところだが、そもそもの始まりたる「SHO」の世界自体、別世界のユーゼスが造ったものである。これを考えると……。
 +
;「それも私だぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 +
:死に際、イングに「僕という因子を作ってしまったのは誰だ?」と問われて。もはやそこには、かつてのシリーズで絶対者として君臨した彼の面影はどこにもなかった……。<br />……断末魔にこの台詞を持ってくる辺り、スタッフが狙ったとしか思えない。-->
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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