ラインバレル・アマガツ
ラインバレル・アマガツ | |
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登場作品 | 鉄のラインバレル (原作漫画版) |
デザイン | 清水栄一 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット(城崎天児参照) |
スペック | |
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分類 | マキナ |
頭頂高 | 19.1 m |
全高 | 21 m |
重量 | 51.27 t |
エネルギー | 電力 |
装甲材質 | ニューロカーボン・ナノセラミック |
意匠 | 左三つ巴 |
前形態 | ラインバレル |
ファクター | 城崎天児 |
ラインバレル・アマガツは『鉄のラインバレル (原作漫画版)』の登場メカであり、同作の主役メカの一形態。
概要[編集 | ソースを編集]
ラインバレルの真の姿。真のファクターたる城崎天児の意志に従うため、早瀬浩一には制御不可能。本形態では放熱のため頭部の各部が展開し、額の部分に隠されていた眼が現れ、一つ眼となる。
ラインバレルを制御しているのは他のマキナのような電脳ではなく、開発者にしてファクターである天児本人の脳、それを収めたユニット「R335 アーク」である。このユニットは額の一つ目の部分に収められている。ただ、これは他作品のようないわゆる「バイオ・コンピュータ」ではなく、天児本人の意識を保ったままとなっている。つまりラインバレルとは言い換えれば、マキナの体に脳を移植した天児本人であると見ることができる。その目的は全てのマキナの破壊であり、言わばこの形態は原作漫画版における「マキナ殺し」と言える。
全身が漆黒に染まり、戦闘力は浩一制御時に比べケタ違いにハネ上がっている。これは、天児が開発者であるがゆえにラインバレルの性能やスペック、成し得る行動を把握していたことと、ファクターとしての練度によるもの。 ある意味真のオーバードライブ状態ともいえ、転送フィールドで相手の攻撃を跳ね返すなどの芸当も可能。しかし、エネルギーの絶対量は変わらないため、継戦能力に限ってはノーマル形態よりも大幅に下回っている。
石神邦生と加藤久嵩、それぞれの思惑によるラインバレル破壊作戦にて覚醒、加藤機関の新型アルマを鏖殺した。その後、JUDAによって捕獲された本機は解体、頭部のみを特殊チャンバーに封印。また、この件で浩一は「あんな化け物にはもう乗らない」とラインバレルを忌避するようになり、新型迅雷で戦場に立つようになった。
その後、天児との対話によって「真のファクター」の資格は浩一へと託され、同時にアークも機能を停止。これにより、ラインバレル・アマガツは二度と起動しなくなった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。第34話「始まりへの加速」で第三軍として登場する。
- 原作漫画通りの無茶苦茶な暴れっぷりを披露してくれるが、エグゼキューターを6発撃たせれば射程3より遠くへの反撃手段を失う。また、太刀二刀流とオーバーライドも燃費が悪く、4発ずつ撃たせればEN切れに陥る。ある意味、原作を忠実に再現している。ただし、パイロットの天児が強力極まりないため、うかつに寄るとフル改造でも落とされかねない。また、HPは26500と低いが、活性率が160%と途方もない数値となっており、ダメージ後のリカバーでなんと与ダメージの80%を回復されてしまう。つまり、与えることの出来る実際のダメージは、算出値の2割となる。援護攻撃を駆使してリカバーを抑えながら削っていくか、出現直後に「熱血」+最強攻撃で一撃必殺するかとなる。ただ、この段階だと全滅プレイなどの手段を用いていない限り後者を実行できるのは2周目以降のアーニーのみとなる。
- 基本的に新型アルマを狙うが、全滅すると味方のマキナ(誰も出撃していない場合はヴァーダント)を狙うようになる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
どの武器も始動時に天児のカットインが入る。
- 太刀
- 両腕に装着された日本刀。原作漫画版では自身の太刀ではなく新型アルマの物を奪って使っている。
- 太刀二刀流
- 刀を両方抜き放ち、連続で斬りつけた後十文字に両断する。原作漫画版では二刀流を披露していないのでスパロボオリジナル技である。
- エグゼキューター(射撃)
- テールスタビライザーに搭載されたビーム砲。
- 圧縮転送フィールド
- 手のひらからフィールドを発生させ、掴んだ相手を強制的に転送する。単体武器ではなくオーバーライドの演出で登場。
- オーバーライド
- 連続転送によって攻撃する。格闘コンボの後つかみあげた相手を転送フィールドで空中に放逐、落下してくるところをエグゼキューターで撃ち抜く。原作で古橋を抹殺した際のコンボの再現。照準値低下の特殊効果を持つ。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
UXではファクターの効果で、ダメージを受けた時、ステータス画面の「活性率」に応じた割合で即座にHPが回復する。
- 銃装備
- エグゼキューターによって撃ち落としを発動。
- オーバーライド
- 転送機能によって確率40%の分身の効果。加えて移動コストが1で固定になる。
- HP回復L1
- 最大HPの10%を回復。
- オールキャンセラー
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
- 陸
- テールスタビライザーを展開しているのに空を飛べない。もっとも原作でも飛行を行っていないため原作再現であるが。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「Linebarrel」
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 覚醒
- 原作漫画版13巻~14巻より。キリヤマ重工のプラントに降り立ったラインバレルだが、その眼前に現れたのは加藤機関の開発した新型のアルマ。鎧武者を思わせる風貌のそれらを前に浩一は当惑するが、直後、ラインバレルにファクターアイが輝く。そして、コクピットに響く声。「マキナを――――殺せ」。
- 殺戮の鬼神
- オーバーライドモードを起動したラインバレルに異変が起きる。浩一の制御を全く受け付けず、眼前のアルマ三機を操縦者ごと容赦なく殲滅。そこに現れたのは、JUDA特務室の面々。森次の号令一下、ラインバレル破壊作戦が開始される。しかし、覚醒したラインバレルの力はまさに圧倒的の一語に尽きた。オーバーライドと転送フィールドを利用してかわし、撃ち返し、自滅を誘い、そして蹂躙する。
- 押される一方の戦況の中、エネルギーに限界が近づいたラインバレルは墜落したディスィーブを破壊しようと転送で詰め寄る。だが、それを一発の銃弾が制止する。海から現れた新型迅雷の攻撃で動きを止められたラインバレルの前に、絵美を同乗させたヴァーダントが降り立つ。
- だが、対するラインバレルは、コクピットの浩一を人質に無抵抗を迫る。ラインバレル―――それを操る者への怒りを爆発させた浩一はコクピットを破壊して飛び出し、額の部分にあったカメラアイを殴りつける。その直後、限界を迎えたラインバレルは停止、オーバーライドモードが解ける。迅雷に飛び移った浩一の見る前で、白に戻った鬼神はヴァーダントによって斬首された―――
関連人物[編集 | ソースを編集]
- 城崎天児
- ファクターにして本体。