スコープドッグ タイプ30
（スコープドッグ (30)から転送）
| スコープドッグ タイプ30 | |
|---|---|
| 別表記 | スコープドッグ |
| 登場作品 | |
| デザイン | 大河原邦男[1] |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 機種 | スコープドッグ |
| パイロット | キリコ・キュービィー |
スコープドッグ タイプ30は、『装甲騎兵ボトムズ』の設定を基にしたSRWオリジナル機体。
概要[編集 | ソースを編集]
『スーパーロボット大戦30』のダウンロードコンテンツ「エキスパンションパック」にて初登場した、スパロボオリジナル武器を装備したスコープドッグ。
通常仕様のスコープドッグ（もしくはそれに近い機体）を素体にフォールディングソリッドシューターとミサイルポッドを装備したミッションパックと左腕部にパイルバンカー一体型アイアンクロー等を装備している。また、肩とスカート部にギルガメス文字で「30」を意味するオレンジ色のマーキングがされている。重装備故に機動性はターボカスタムに劣るものの、その分火力はターボカスタムを上回っており、機体特性的にもキリコがウドの街で使った機体に近い。
本機は前述したとおりスパロボオリジナルで、「スパロボのスコープドッグにこんな装備があると嬉しいかも[2]」という発想の元デザインされた。
なお、本機の名称は初出である『30』時点では「スコープドッグ」のみで、この仕様の正式な名称は不明（換装パーツ名も「高火力装備」）であったが、『スーパーロボット大戦DD』での実装決定に際して「スコープドッグ タイプ30」の固有名称が設定された。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 4章Part2から登場。命中＆回避タイプ。今作より「スコープドッグ タイプ30」名義。SSR以上のユニットパーツはスコープドッグ・レッドショルダーカスタムと共有可能。
- 今作では雪之丞が、キリコからの依頼でギルガメス軍で運用されていた武装を地球の技術で再現した設定となっている。ターボカスタムが「タイプ20」なので「タイプ30」という名称もギルガメス軍で使われていた呼び名と思われる。作中ではマーキングの「30」の意を聞いた雪之丞が「30号」という仮称を付けようとした所、シモーヌがシノの事を持ち出して異を唱えたため、キリコ自身が正式名称を教える流れになっている。
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。DLC「エキスパンションパック」にて追加参戦。前述の通り「スコープドッグ」名義。
- DLCミッション「火種」にて登場。ブラジリアのテロリストの拠点にて大破したターボカスタムの代わりに拠点内の倉庫にて発見、現地調達した機体。ミッションクリア後はこの機体のスコープドッグをベースにして、ターボカスタムと本機の仕様の換装が出来るようになる。
- ターボカスタムと比べると運動性と移動力は低下しているが、武器威力・射程は伸びているうえ、運動性の低下も5と数値的にも機体サイズ的にも気にならないレベル。キリコの精密攻撃が極めて強力なため、好みで換装しても問題ないのだが、射程や攻撃力を考えると本機に軍配が上がる。
- ターボカスタム同様地形適応が最大のネックだが、加入ミッションのクリア報酬の「強化ミッションディスク」が本機の痒い所に手が届く優秀なパーツなのでこれを装備しない手はない。
- 上述の通り本来はテロリスト側の装備なので入手経路や運用目的等も不明で、テロリストの他の機体と異なり何故ギルガメス軍の標準カラーなのか、肩の『30』のマーキングは（メタ的な意味ではなく設定的に）どういった意味なのか等々、初登場ながら詳しい設定は本作では明かされることはなかった。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- アームパンチ
- カートリッジ式の炸薬で腕を高速伸縮させ、パンチの威力を高める固定兵装。スコープドッグの標準的な武装。
- 『30』では従来のアームパンチの演出と違い、攻撃後に一度ターンして後退する。
- ガトリングガン
- 左腰部の追加武装。形状はレッドショルダーカスタムが装備していたものに近い。
- 『30』では単体の使用はないが後述の「一斉射撃」の演出内で使用。
- SMM2連装ミサイル
- 右腰部の追加武装。
- こちらも『30』では単体の使用はないが後述の「一斉射撃」の演出内で使用。
- 『DD』では実弾属性のR必殺技。メインアビリティは「狙い撃ちI」。
- パイルバンカー一体型アイアンクロー
- 左腕部の追加武装。その名の通りクロー状の武器で、爪の中央部に小型のパイルバンカーを装備している。リーマン機の装備していたものと形状はかなり異なる。
- 『30』では急速接近後に閉じた状態のクローで1回攻撃後ターンピックを使った急速旋回を利用した攻撃で突き放し、展開したクローにて敵を挟み、クローをさらに食い込ませ固定した状態でパイルバンカーを打ち込む。パイルバンカーを打ち込むカットは機体上部からのカメラとなっている。
- 『DD』では打撃属性のSSR必殺技。キリコのカットインと敵を挟む前の動作が追加された部分以外は殆ど構成が変化していない。メインアビリティは「ミッションディスク（タイプ30）」。
- フォールディングソリッドシューター
- 背部バックパックの左右に2門装備。フォールディングの名の通り未使用時は銃身部分が折りたたまれ機体の稼働に干渉しない作りとなっている。
- 『30』では遠距離から2門同時の砲撃を行う。演出内にはオープニングを意識したものと思われるターレットレンズのカットがある。
- ミサイルポッド
- 背部バックパックの中央に装着された8連装のミサイルポッド。フォールディングソリッドシューター同様、未使用時には機体背部に収納されている。
- 『30』では単体の使用はないが後述の「一斉射撃」の演出内で使用。
- 『DD』では実弾属性のSR必殺技。メインアビリティは「アタッカーII」。
- ヘヴィマシンガン
- スコープドッグの標準的携帯火器。単射モードと連射モードを切り替え可能。
- 『30』では連射モードで攻撃する。
- 『DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「液体炸薬」。
必殺技[編集 | ソースを編集]
- 一斉射撃
- 『30』にて使用。本機が装備した複数の火器を一斉放つ。
- 演出は「背部武装を展開→ローラーダッシュにて移動しながらフォールディングソリッドシューターとミサイルポッド4発にて攻撃→ヘヴィマシンガンを連射しながら急接近→SMM2連装ミサイルを2発発射しながら離脱→ヘヴィマシンガン、ガトリングガン、フォールディングソリッドシューター、ミサイルポッドを全門撃ちながら再度突撃」という流れ。
- SRWにおけるスコープドッグお約束のアサルト・コンバットにあたる武装だが、それらと異なり演出内で格闘攻撃を行わない為か名称が「アサルト・コンバット」ではなくなっている。
- 『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「グランディング・ホイール」。
特殊能力[編集 | ソースを編集]
移動タイプ[編集 | ソースを編集]
サイズ[編集 | ソースを編集]
- S
カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]
- 移動力＋1。全ての武器のCRT＋30。
- 『30』で採用。
機体BGM[編集 | ソースを編集]
- 「炎のさだめ」
- 『30』で採用。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- スコープドッグ
- 本機はこの機体のカスタムメイドまたは改造バリエーションの一種である。
余談[編集 | ソースを編集]
- 『DD』では雪之丞が本機とほぼ同じ装備へのスコープドッグの改修プランを語っている台詞が『30』へ参戦する前から存在した。当時は『30』へのスペシャル参戦を踏まえた小ネタだったと思われるが、前述の通り後に『DD』にも参戦、実際に雪之丞の手により製作されている。