キトラルザス

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キトラルザスは『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』の登場組織。

概要[編集 | ソースを編集]

桜島の地底奥深くを拠点とする謎の長命種族で、『地の底より這い上がりし種族』という別称を持つ。体格やシルエットは人間と変わらないものの、黒曜石に浸食されている、平均身長が2mを超える、血色が悪いなど異種族であることは一目でわかる。

人間よりも聴覚が鋭く、テレパシーに近い能力によって同族を感知する、金属・鉱物に反応する知覚を以て捕縛フィールドを視認・出入りするなどの力を持つ。[1]

ブラックシンカリオンを走らせて発生させる黒い粒子「ルクスヴェテ」により巨大怪物体を発生させ、それらを操って人間を試している。

彼らの来歴に関しては明確な答えは出されていないが、断片的に窺い知れる情報によれば、元々は有史以前から存在する先住種族であり、ルクスヴェテや鉱物を利用しながら地下での生存圏拡大を続けた結果、現在の姿になった模様。 だが、急激な進化の加速が災いして物語開始の数万年前に種族としての限界に到達。さらに、恐竜期の大絶滅に始まる環境の激変に伴い地底世界の環境も変化、ルクスヴェテも減少したことで生存自体が徐々に困難になっていく。

このため、現在の指導者であるイザはキトラルザスの取るべき選択として、人類とその文明を消し去り地上を奪い取る「戦いの道」、今の環境に合わせてキトラルザス自身が変わる「変革の道」、宇宙に新天地を求める「移住の道」の三つを提示。当時のエージェントであるカイレン、トラメ、ソウギョクは「ファーストエネミー」と呼称される巨大怪物体で地上に侵攻したが失敗、宇宙の探索に移行。その後、ゲンブら新たなエージェントが地上への攻撃を行うようになった。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
初参戦作品。登場しているのはセイリュウのみだが、裏でキリンが暗躍しており、ブラックノワールを密かに蘇らせていたことが示唆されている。

主な人物[編集 | ソースを編集]

カイレン
種族としての長。ファーストエネミーを駆り地上侵攻を起こした旧世代エージェントの一人。新天地を探して宇宙に出ていた。
イザ/八代イサブロウ
地上に残ったメンバーの指導者で、超進化研究所初代所長。第1回超進化速度到達試験において実験車両ごと地底世界に転落、キトラルザスに救われた経緯がある。
ブラックシンカリオンはこの時彼が乗っていた実験車両を改造したものである。
ゲンブ
現代のエージェントの一人。全身が黒曜石で覆われた異形の姿をしている。
セイリュウ
現代のエージェントの一人。人間の少年に近い姿をしている。
スザク
現代のエージェントの一人。人間の女性に近い姿をしているが、体のあちこちが緑色の鉱石に置き換わっている。
人の情念を可視化させ、ルクスヴェテによって巨大怪物体に変換する方法を用いる。
ビャッコ
現代のエージェントの一人。灰色の外套を纏った青年の姿をしており、スザク同様体の各所が鉱石に侵蝕されている。
キリン
先行偵察に出ていた人物。地上移住を最初に提言した人物で、一人で地上に現れ情報収集を続けていた。
カイレンと異なり人類との共存自体は可能と考えているが、その方法は力による支配であり、ハヤトたちとは対立することになる。

関連用語[編集 | ソースを編集]

巨大怪物体

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 捕縛フィールドの存在を知りながらそれを発生させる人工衛星に注目しないのは、地下種族であり空の上まで意識が回っていないため。