「電脳戦機バーチャロンシリーズ」の版間の差分

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元々はセガの3Dロボット対戦格闘ゲームで、[[第3次α]]にはサプライズゲスト参戦。<br />
 
元々はセガの3Dロボット対戦格闘ゲームで、[[第3次α]]にはサプライズゲスト参戦。<br />
なお、ゲーセンで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。
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なお、ゲームセンターで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。
  
 
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。
 
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。

2013年7月29日 (月) 16:24時点における版

電脳戦機バーチャロンシリーズ(Cyber Troopers Virtual-On Series)

初参戦は『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』。

元々はセガの3Dロボット対戦格闘ゲームで、第3次αにはサプライズゲスト参戦。
なお、ゲームセンターで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。

スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。

シリーズの基本設定

従来型の政府に代わって企業国家が人類を支配する「電脳歴」と呼ばれる未来。この時代の人類は宇宙進出に失敗し、地球圏という限られた空間の中で生きることを受け入れ中世的停滞に陥っていた。

この時代は大規模な戦争は地球圏の限られた資源を潰し合う行為として忌避され、紛争解決の手段としては「限定戦争」というものが行われている。これはいわば「"ルールで管理された戦争"を行い、スポーツのような形で勝敗を決する」というもので、全てが商業ベースで進む電脳歴の世界では、この限定戦争は興行ビジネスとしても発展した。厳密なルールの元に行われる命の奪い合いを見世物として提供するわけである。

電脳暦90年代になると、企業国家のひとつであるDN社が限定戦争に新たなスタイルを提案した。それが「巨大ロボットを使って、ロボットアニメのようなカッコイイ戦争を行おう」というものであり、そこに用いられるロボットこそ「バーチャロイド」である。刺激に飢えていた地球人類はこの提案に熱狂した。

しかし、このバーチャロイドにはある秘密があった。実は人類はまだ巨大ロボットを作れるほどの技術を持てていなかった。バーチャロイドは、月で見つかった謎の先史文明の遺跡を解析して作られたもの、つまりはロストテクノロジーの産物なのである。そして、その技術にはいまだ未解明なブラックボックスな部分が多く、バーチャロイドは暴走の危険性があるロボット兵器だったのである…

スーパーロボット大戦シリーズでの扱われ方

スーパーロボット大戦シリーズに参戦する際は、上述の限定戦争の設定がネックになる。なにしろ、多くの参戦作品では興業で戦争をやってるわけではないためだ。

遊びでやってんじゃないんだよー!

今までのスパロボ参戦においては、バーチャロイドとそのパイロットたちが電脳暦の世界からスパロボの世界に転移してきて本物の戦争に巻き込まれる、という導入がとられている。ご都合主義なようだが、電脳暦の世界の月の遺失技術には「あらゆるものをデータ化して電脳虚数空間を経由して平行世界へと転送し、再度実体化させる技術」なるものが実在しており、バーチャロイドはこれを模倣することで作り出されている。そのため、バーチャロイドの動力機関が暴走して突然異世界に転送されることは設定上起こりうることなのである

パイロットについて

ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、プレイヤーが操ることができるバーチャロイドについてはパイロットの細かい設定がされていない。これは、「このロボットを操っているのはプレイヤーであるあなた自身だ」という演出のためである。

スパロボシリーズに参戦するにあたっては「パイロット」の設定が必要になり、終的にSEGAの開発スタッフによってパイロットの性格設定が作られることになった。しかし、パイロットたちの名前はあくまでコードネームにすぎず、パイロットの姿はグラフィックに映さないという形で、バーチャロンのプレイヤーたち各個人が持っているパイロットのイメージを壊さないようにしている。

なお、パイロットの姿をグラフィックに映さない方法は、バーチャロイドに搭乗しているシーンでしか彼らの会話が発生しないということで実現している。バーチャロイドに搭乗しているシーンでの顔グラフィックウィンドウは、バーチャロイドの顔で表現されている。

また、一部のバーチャロイドは自我をもっているため、本当にパイロットがいない機体も存在している。パイロットの顔グラフィックがバーチャロイドのものとして表現されるスパロボシリーズでは、プレイヤーへの配慮で顔グラフィックをロボットのものとしているのか、本当に「中の人」がいないから顔グラフィックがロボットのものとしているのかが判断がつかない場合がある。特にフェイ・イェンが「オリジナル」なのかどうかはファンの議論の種となっている。

シリーズ一覧

電脳戦機バーチャロン(SRW未参戦)
シリーズ第1作。1995年(平成7年)発表。地球圏の存亡をかけた月面遺跡破壊作戦『オペレーション・ムーンゲート』に挑む。
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
シリーズ第2作。1998年(平成10年)発表。タングラムへのアクセス権をかけた一大限定戦争『オラトリオ・タングラム』を戦い抜く。
電脳戦機バーチャロン フォース(SRW未参戦)
シリーズ第3作。2001年(平成13年)発表。火星を舞台に『木星継承戦争』と呼ばれる戦いの顛末が描かれる。
電脳戦機バーチャロン マーズ
シリーズ第4作。2003年(平成15年)発表。プレイヤーは特捜機動部隊マーズの一員として、限定戦争の裏にうごめく影に戦いを挑む。
「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD
VOCALOIDのキャラクターとして知られる「初音ミク」とフェイ・イェンのコラボレーション企画。バーチャロン誕生15周年記念のサプライズ企画として2010年に誕生した。イラストやフィギュアとして展開されていて、基本的にはバーチャロン本編とは無関係なセルフパロディのお遊び企画である。

余談

過去に、バーチャロンの版元のセガと旧バンダイが合併してセガバンダイとなる事がマスコミを通じて発表された際に話題となったものの結果的に白紙となったわけであるが、その後のセガの路線変更(複数のゲーム機へのソフト供給へシフト)を経て再びバンダイ(バンダイナムコゲームス)とスパロボを通じてめぐり会うという何とも不思議な縁である。

関連用語

バーチャロイド

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