日本解放戦線

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日本解放戦線(にほんかいほうせんせん)とは、『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場する軍事組織。

概要

日本敗戦後に数多く結成されたエリア11の反ブリタニアレジスタンスの一つ。

戦後、神聖ブリタニア帝国への降伏を良しとしなかった旧日本軍の残党が中心となって結成された組織で、エリア11における武装組織の中でも最大勢力を誇った。 軍の残存勢力であるだけにメンバーは本格的な軍事教練が施され、実戦経験もある事からイレヴン達からも唯一の希望と見做すものを多く、キョウトからも最優先で支援を受けていたため、無頼などのブリタニア軍のKMFに対抗できる戦力をいち早く整えることに成功、更には戦時中ブリタニア軍に唯一黒星を付ける戦いを指揮した英雄・藤堂鏡志朗とその優秀な配下らがメンバーとして在籍している。他のレジスタンス組織を鬱陶しいハエ程度にしか思っていなかったブリタニア軍も、規格外の武力を有する日本解放戦線に対しては最大限の警戒を置いていた。

しかし、「ブリタニアの魔女」ことコーネリア・リ・ブリタニアがエリア11の総督に赴任してくると戦況を覆されるようになり、本腰を入れたブリタニアの前には日本解放戦線ですら敵わないという現実を突き付けられることとなる。ついには本拠地であるナリタ連山の地下要塞を発見されて大規模侵攻を受け、ゼロの策略によって完全な壊滅こそ免れたものの、この戦いによる損失で組織としての体を成せないほどに没落した。その後、残党の接収を図ったゼロの策略によって旧上層部が壊滅させられ、頭を失って行き場を失くしかけていた残党も黒の騎士団に全て吸収されたことにより、完全に消滅した。

小説版では規模は7000人、ナイトメアフレームは40~50台程、多数の戦闘用車両を保有。日本各地に要塞規模の設備を多数保有し、ブリタニアの侵入を阻むなどレジスタンス組織としてはかなりの実力を持つ。構成員が元軍人たちで実戦経験も有する為、文字通り他のレジスタンスとは威も格も違う。 ただし、ルルーシュからは「あの種の連中が政権を再奪取した例は少ない」「そもそも負けた戦前と同じ古い考えて活動して勝てる道理はない」として、「滅びるしかない連中」と酷評されている。

双頭のオズでは中華連邦モンゴル州に逃れた残党勢力が盗賊集団と化して現地軍閥と組んでいる姿が書かれている。そのため、保有兵器は日本製と中華連邦製が混ざった雑多な構成となっている。

漫画『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』では河口湖ホテルジャック事件をキョウトに独断で引き起こし、黒の騎士団がレジスタンス組織最大勢力になるとキョウトから見捨てられてしまい、襲撃の際には本拠地要塞周辺の監視装置が一斉に断線し、ナイトメア隊が出撃するとピンポイントにミサイルが直撃するなど要塞情報をブリタニア側に売られてしまう。 追い詰められて全ナイトメア部隊での自暴自棄の決戦を挑んだが、コーネリア軍に敗北し壊滅した。最後はコーネリアも武人として死地に赴いている日本解放戦線側の武人の心情を汲み取り、敢えてナイトメア部隊での決戦を繰り広げた。

登場作品

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。概ね原作に沿った立ち回りで、追い詰められてWLFと手を組んだりもした。
スーパーロボット大戦DD
ワールド3第3話にて登場。こちらもほぼ原作通りの流れ。

人物

片瀬帯刀
旧日本軍少将。日本解放戦線のリーダー。今一つ頼りない人物で、「奇跡の藤堂」の紡ぎ出す戦果に頼り切っている節があった。中華連邦への亡命を図るも、ゼロに謀殺される。
藤堂鏡志朗
旧日本軍中佐。日本解放戦線では客分だが、幹部待遇を受けている。ほぼ全ての戦闘指揮を一手に担っており、メンバーらの精神的支柱として組織に無くてはならない人物だった。
四聖剣
旧日本軍時代からの藤堂の配下。藤堂と共に日本解放戦線のトップエースとして活躍した。
草壁徐水
旧日本軍中佐。日本解放戦線の幹部。組織内でもきってのタカ派で、その中心人物でもあった。片瀬の惰弱と藤堂の慎重策に異を唱え、河口湖でのホテルジャック事件を引き起こした。
日本解放戦線兵
一般兵。

関連用語

キョウト
都の支援組織。当初は彼らの期待を一身に受け、その支援により急速に戦力を増大させた。
黒の騎士団
同じ反ブリタニアレジスタンス。彼らの台頭に注目したキョウトからの支援がおざなりとなり、衰退に拍車を掛ける原因の一つを作った。