「擬態獣」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
2行目: 2行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
作中では未知の巨大生物として扱われている。擬態「獣」との名の通り、多くの個体は基本形態が四足歩行のヤマアラシに似た獣のような姿をしており、知能や攻撃方法も基本的に獣のそれ。彼等は様々な生物・無生物を取り込んで、その能力を自分のものとして進化していく。したがって、作中での描写は擬態というよりも、むしろ[[同化]]に近い。擬態獣は街を破壊し人類に危害をもたらすため、駆逐の対象とされている。
+
作中では未知の巨大生物として扱われている。擬態「獣」との名の通り、多くの個体は基本形態が四足歩行のヤマアラシに似た獣のような姿をしており、知能や攻撃方法も基本的に獣のそれ。彼等は様々な生物・無生物を取り込んで、その能力を自分の物として進化していく。
  
また、「インサニアウイルス」という病原体を持つため、擬態獣に接触したものは[[ラビッドシンドローム]]という[[医療・病障害 #病障害|病気]]に罹る可能性もある。この病気に最もかかりやすいのは、擬態獣と戦うロボット乗り達である。
+
擬態獣は街を破壊し人類やその他全ての生物に危害をもたらす為、当然ながら駆逐の対象とされており、その対策として世界各地で[[ゴーダンナー]]を始めとする[[スーパーロボット]]や様々な機動兵器が開発される事になっている。しかし、その特性故に下手をするとそのスーパーロボットや機動兵器までもが取り込まれ、擬態獣側に強大な戦力を与えてしまう危険性もあり、実際に劇中では[[セレブレイダー]]やクラブマリナー、ファットボーイ、サンダーボーイといった兵器が擬態獣に寄生・あるいは取り込まれる形で戦力として運用。終盤にはゴーダンナーですらも餌食となってしまっている。
  
なお、擬態獣の行動目的は不明であり、作中では最後まで擬態獣の正体や出自について一切わからないまま、『SECOND SEASON』最終話で「最後の擬態獣」が倒された(これに関しては'''「『ゴーダンナー!!』の物語はラビッドシンドロームを主体にしたドラマこそが本筋であり、擬態獣はそのための道具立てに過ぎなかった」'''という見方もできる)。
+
そして、機動兵器をも寄生や取り込みによって利用出来るという特性以上に厄介なのは、擬態獣が持つ特有の病原体である「インサニアウイルス」にある。この病原体は擬態獣に接触した者が感染してしまう可能性が極めて高く、それによって「[[ラビッドシンドローム]]」という擬態獣に近い異形な存在に変質していきやがては暴走してしまう[[医療・病障害 #病障害|病気]]に罹る事になってしまう。この病気に最もかかりやすいのは、擬態獣と戦うロボット乗り達で、特に闘争心の強い男性の方は感染率が跳ね上がる事になる。また、ホルモンバランスによっては女性であっても高確率で感染し、ラピッドシンドロームを発症させてしまう(感染したのは[[シャドウ (ゴーダンナー)|シャドウ・ダラウェイ]])。したがって、作中での描写は擬態というよりも、むしろ[[同化]]に近いと言える。逆に[[光司鉄也]]、ナイト・ヴァレンタイン、クララチョフの様に擬態獣に関わった男性のロボット乗りであっても、発症どころか感染の兆候さえ見せない者もいる。
 +
 
 +
なお、擬態獣の行動目的は不明であり、作中では最後まで擬態獣の正体や出自について一切わからないまま<ref>劇中では宇宙でも擬態獣が活発に活動している事から、おそらくは[[宇宙怪獣|STMC]]や[[インベーダー]]、[[ELS]]の様に太陽系外宇宙から来た宇宙生命体の可能性が最も妥当と言える。その中でも特にインベーダーが近い立ち位置であるだろう。</ref>、『SECOND SEASON』最終話で「最後の擬態獣」が倒された(これに関しては'''「『ゴーダンナー!!』の物語はラビッドシンドロームを主体にしたドラマこそが本筋であり、擬態獣はそのための道具立てに過ぎなかった」'''という見方もできる)。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==

2021年2月17日 (水) 12:28時点における版

擬態獣(Mimetic Beast)とは、『神魂合体ゴーダンナー!!』及び『神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON』に登場する敵勢力。

概要

作中では未知の巨大生物として扱われている。擬態「獣」との名の通り、多くの個体は基本形態が四足歩行のヤマアラシに似た獣のような姿をしており、知能や攻撃方法も基本的に獣のそれ。彼等は様々な生物・無生物を取り込んで、その能力を自分の物として進化していく。

擬態獣は街を破壊し人類やその他全ての生物に危害をもたらす為、当然ながら駆逐の対象とされており、その対策として世界各地でゴーダンナーを始めとするスーパーロボットや様々な機動兵器が開発される事になっている。しかし、その特性故に下手をするとそのスーパーロボットや機動兵器までもが取り込まれ、擬態獣側に強大な戦力を与えてしまう危険性もあり、実際に劇中ではセレブレイダーやクラブマリナー、ファットボーイ、サンダーボーイといった兵器が擬態獣に寄生・あるいは取り込まれる形で戦力として運用。終盤にはゴーダンナーですらも餌食となってしまっている。

そして、機動兵器をも寄生や取り込みによって利用出来るという特性以上に厄介なのは、擬態獣が持つ特有の病原体である「インサニアウイルス」にある。この病原体は擬態獣に接触した者が感染してしまう可能性が極めて高く、それによって「ラビッドシンドローム」という擬態獣に近い異形な存在に変質していきやがては暴走してしまう病気に罹る事になってしまう。この病気に最もかかりやすいのは、擬態獣と戦うロボット乗り達で、特に闘争心の強い男性の方は感染率が跳ね上がる事になる。また、ホルモンバランスによっては女性であっても高確率で感染し、ラピッドシンドロームを発症させてしまう(感染したのはシャドウ・ダラウェイ)。したがって、作中での描写は擬態というよりも、むしろ同化に近いと言える。逆に光司鉄也、ナイト・ヴァレンタイン、クララチョフの様に擬態獣に関わった男性のロボット乗りであっても、発症どころか感染の兆候さえ見せない者もいる。

なお、擬態獣の行動目的は不明であり、作中では最後まで擬態獣の正体や出自について一切わからないまま[1]、『SECOND SEASON』最終話で「最後の擬態獣」が倒された(これに関しては「『ゴーダンナー!!』の物語はラビッドシンドロームを主体にしたドラマこそが本筋であり、擬態獣はそのための道具立てに過ぎなかった」という見方もできる)。

登場作品

全体的に地形適応に優れており、得意な地形はS、それ以外の地形もAであることがほとんど。加えて海戦も得意であり、海からの進軍でプレイヤーを苦しめることも多い。また、原作でボーイシリーズを乗っ取った設定からか、他作品の機体で出てくることもある。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
スーパーロボット大戦L
ユニウスセブン破砕作戦の際に早速登場。ゴーダンナー勢の敵として登場する他、ザフトのザラ派残党のテロリスト(とモビルドール)が妨害を仕掛けてくる際、コロニー内部に住み着いていた擬態獣が出てきて乱戦になると言ったシナリオもある。ウィンダムザムザザーなどのモビルスーツを乗っ取って現れることも多い。
原作よろしく行動目的は不明であるが、大まかに「種として危険であると認識した敵を駆逐するために攻撃を仕掛ける」と言う傾向が見られる。タンホイザーを撃とうとするミネルバのエネルギーに反応して同艦を囲む場面もあった。物語前半では強烈に敵と認識した存在がいなかったのか、縄張りに侵入した外敵と戦うかのような小競り合いを繰り返す程度で、擬態獣全体で纏まった行動を取る事は無かった。強いて言えばヤシマ作戦の最中に乱入してきて第6の使徒に襲い掛かる事があったが、それも規模で言えば小競り合いの範疇だった。しかし物語後半、人類(特にダンナーベース)を最大最強の敵と認めたのか、全世界の擬態獣が集結して超擬態獣を形成、ダンナーベースに殺到する。終盤、クトゥルフに復元されて再登場する。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd

スパロボに登場した擬態獣

擬態獣12号
1期第1話「戦場のウェディングベル」に登場。尾が巨大な尾ひれ状の器官に変化した人魚のような姿にもなる。クラブマリナーを取り込んでおり、その武器を攻撃に使う他、人魚型の時にクラブマリナーの胴体部分が露出してはっきりと分かるようになる。
擬態獣13号
擬態獣16号
地底獣
飛行獣
小型擬態獣
擬態獣突然変異体
トロイの木馬
超擬態獣
最強の擬態獣。

関連機体

以下の機体は擬態獣にコントロールを乗っ取られて敵として登場する。

ファットボーイ
アスカロン07A
グノーシス・モデル
トーラス
ウィンダムダガーL105スローターダガーザムザザーゲルズゲーデストロイガンダム
見た目はモビルスーツ(アーマー)そのままだが、擬態獣同様鳴き声をあげるので違和感がすごい(ただしザムザザーやゲルズゲーはむしろ合っているように見える)。また、モビルスーツ(アーマー)の特性上、海戦性能の高さを生かし切れない。
  1. 劇中では宇宙でも擬態獣が活発に活動している事から、おそらくはSTMCインベーダーELSの様に太陽系外宇宙から来た宇宙生命体の可能性が最も妥当と言える。その中でも特にインベーダーが近い立ち位置であるだろう。