「ヤマト」の版間の差分

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*推進機関:核融合推進
 
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*所属:国連宇宙軍
 
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:[[木星]]での戦闘にて初めて使用した際には、[[オーストラリア]]大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力を見せた。
 
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:ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時の遣り取り<ref>特に、'''「エネルギー120%充填完了!」「対ショック・対閃光防御!」'''等の台詞が有名。</ref>もまた、有名である。
 
:ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時の遣り取り<ref>特に、'''「エネルギー120%充填完了!」「対ショック・対閃光防御!」'''等の台詞が有名。</ref>もまた、有名である。
:版権作品・[[バンプレストオリジナル]]を問わず、[[母艦]]や人型機動兵器等に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、後世の作品に多大な影響を与えた武装である。
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:版権作品・[[バンプレストオリジナル]]を問わず、[[母艦]]や人型機動兵器等に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、後世の作品に多大な影響を与えた武装である。とりわけ[[ハガネ|あの艦]]の主砲のトドメ演出はどこからどう見ても旧作ヤマトのオマージュである。
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:旧作の波動砲との最も大きな違いとして、本作では'''最終兵器'''という側面が特に強調されている。最終盤でこれが大きな問題を招くことになる。
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;ミサイル発射管
 
;ミサイル発射管
 
:実際の大和の煙突にあたる部分に八連装のものを1基、艦底部にも8門搭載。
 
:実際の大和の煙突にあたる部分に八連装のものを1基、艦底部にも8門搭載。
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*リメイク前の『宇宙戦艦ヤマト』では「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に[[改造]]した」という設定であった。…が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が三つに分断されており、'''極秘裏に[[修理]]することなど到底無理'''であった。
 
*リメイク前の『宇宙戦艦ヤマト』では「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に[[改造]]した」という設定であった。…が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が三つに分断されており、'''極秘裏に[[修理]]することなど到底無理'''であった。
 
**この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し、松本零士氏に至っては悔し泣きをする程であったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という無理のない設定となっている。
 
**この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し、松本零士氏に至っては悔し泣きをする程であったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という無理のない設定となっている。
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*艦の大きさも旧作のヤマトは史実における戦艦大和の263mに準じていた(265.8 m)が、BBY-01では333mとなっている。
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**この数字は現実における歴代米原子力空母と同程度(330~336m)であり、現実では「'''人類史上最大の軍艦'''」「'''移動可能な兵器として最大'''」と言った意味合いがある(厳密な意味での「戦艦」としては今でも戦艦大和が史上最大)。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2016年6月21日 (火) 00:04時点における版

同名の機体はヤマトシリーズ作品のいずれにも登場するが、当記事では『宇宙戦艦ヤマト2199』のものを解説する。

ヤマト(BBY-01 YAMATO)

  • 登場作品宇宙戦艦ヤマト2199
  • 分類:宇宙戦艦
  • 全長:333m
  • 全高:99.47m
  • 全幅:61.77m(安定翼展開時:87.72m)
  • 乗員:999名
  • 動力:ロ号艦本イ400式次元波動缶(波動エンジン)1基、艦本式コスモタービン改(74式推進機関)8基二軸
  • 推進機関:核融合推進
  • 所属:国連宇宙軍
  • 主な搭乗員:
    • 沖田十三【艦長】
    • 真田志郎【副長兼技術長】
    • 古代進【戦術長】
    • 南部康雄【砲雷長】
    • 加藤三郎【航空隊長】
    • 榎本勇【掌帆長】
    • 島大介【航海長】
    • 太田健二郎【気象長】
    • 新見薫【情報長】
    • 森雪【船務長】
    • 相原義一【通信長】
    • 徳川彦左衛門【機関長】
    • 山崎奨【応急長】
    • 平田一【主計長】
    • 佐渡酒造【衛生長】
    • 伊東真也【保安部長】
  • メカニックデザイン:玉盛順一朗

恒星間航行用超弩級宇宙戦艦。識別番号は「BBY-01」、計画名は「A201F5-E」。2199年進宙。

元は「イズモ計画」用の移民船として建造されていたが、物語開始の1年前にイスカンダルから「次元波動エンジン」の技術供与を受け、地球人類史上初の恒星間航行用宇宙船として建造された。

ガミラスによる発見を避けるため、遊星爆弾によってが干上がった日本の九州・坊ノ岬沖において第二次世界大戦末期の西暦1945年に沈没していた戦艦大和の残骸に偽装して建造が進められた。なお、偽装解除前に攻撃してきたガミラスのポルメリア級強襲航宙母艦を主砲(三式融合弾)で撃墜し、出航前に初戦果を上げている。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦V
パイロットは沖田十三真田士郎古代進島大介

装備・機能

武装・必殺武器

主砲(ショックカノン)
正式名称は「48サンチ三連装陽電子衝撃砲塔」。3基9門を搭載、波動エンジンからのエネルギー供給を受けて発射する陽電子砲。
三式融合弾
主砲及び副砲に装填可能な実体弾。射程距離は陽電子砲より短いものの、エンジン出力に関係無く使用でき、山越えの曲射や遅延信管を用いた重構造物の破壊など、実体弾ならではの利点を最大限に活用された。
副砲
正式名称は「20サンチ三連装副砲塔」。こちらも実体弾を搭載可能。
波動砲
正式名称は「次元波動爆縮放射機」。口径は200サンチ。波動エンジン内で生成された余剰次元を艦首から軸線上に展開、その際に生まれては消滅を繰り返すマイクロブラックホールの熱量が射線上のあらゆる物質を破壊する。
木星での戦闘にて初めて使用した際には、オーストラリア大陸級の浮遊大陸を一撃で消滅させるほどの威力を見せた。
ヤマトの艦体を丸ごと砲身として使用する『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』を代表する最終兵器。発射シークエンス時の遣り取り[1]もまた、有名である。
版権作品・バンプレストオリジナルを問わず、母艦や人型機動兵器等に同様の武装が取り入れられる事がしばしばあり、後世の作品に多大な影響を与えた武装である。とりわけあの艦の主砲のトドメ演出はどこからどう見ても旧作ヤマトのオマージュである。
旧作の波動砲との最も大きな違いとして、本作では最終兵器という側面が特に強調されている。最終盤でこれが大きな問題を招くことになる。
ミサイル発射管
実際の大和の煙突にあたる部分に八連装のものを1基、艦底部にも8門搭載。
魚雷発射管
艦首及び艦尾両舷に12門を搭載するほか、両舷側面に短魚雷発射管も16門を搭載。
94式爆雷投射機
マスト付け根に搭載。
対空砲
パルスレーザーを発射する対空砲台。艦体各所に多数搭載する。
波動防壁
正式名称は「次元波動振幅防御壁」。次元波動理論を応用したエネルギーフィールド。ガミラス側にも「ゲシュタムフィールド」という名称で存在する。
20分程度しか展開できず、耐圧限界点を超えると突破されてしまうといった弱点を持つが、ガミラス艦の陽電子ビームにも充分耐えることが可能。

関連機体

コスモゼロ
正式名称は「零式52型空間艦上戦闘機」。艦載機として2機を搭載。
コスモファルコン
正式名称は「99式空間戦闘攻撃機」。艦載機として予備機4機を含む36機を搭載。
戦艦大和
当艦のモデルとなった実在した大日本帝国海軍の超弩級戦艦西暦1945年4月7日、第二次世界大戦末期の「天一号作戦」の折に坊ノ岬沖にて奮戦虚しく沈没した。
戦艦大和が沈没して約250年後の世界を舞台にした『宇宙戦艦ヤマト』では、「遊星爆弾によってが干上がり露わになった戦艦大和の残骸を隠れ蓑に、宇宙戦艦として生まれ変わったヤマトが極秘裏に建造されていた」という設定になっている。

余談

  • リメイク前の『宇宙戦艦ヤマト』では「第二次世界大戦末期に沈没した戦艦大和の残骸を極秘裏に修復し、そのまま宇宙戦艦に改造した」という設定であった。…が、実際の戦艦大和の残骸は船体自体が三つに分断されており、極秘裏に修理することなど到底無理であった。
    • この事実を後に知った当時の制作スタッフは大いに落胆し、松本零士氏に至っては悔し泣きをする程であったという。そのため、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』では「戦艦大和の残骸に偽装して、宇宙戦艦ヤマトを新規建造した」という無理のない設定となっている。
  • 艦の大きさも旧作のヤマトは史実における戦艦大和の263mに準じていた(265.8 m)が、BBY-01では333mとなっている。
    • この数字は現実における歴代米原子力空母と同程度(330~336m)であり、現実では「人類史上最大の軍艦」「移動可能な兵器として最大」と言った意味合いがある(厳密な意味での「戦艦」としては今でも戦艦大和が史上最大)。

脚注

  1. 特に、「エネルギー120%充填完了!」「対ショック・対閃光防御!」等の台詞が有名。