「ニコル・アマルフィ」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 =Nicol | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Nicol Amalfi]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}} | ||
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| タイトル = プロフィール | | タイトル = プロフィール | ||
− | | 種族 = | + | | 種族 = 地球人([[コーディネイター]]) |
| 生年月日 = [[C.E.]]56年3月1日 | | 生年月日 = [[C.E.]]56年3月1日 | ||
| 没年月日 = [[C.E.]]71年4月15日 | | 没年月日 = [[C.E.]]71年4月15日 | ||
| 星座 = 魚座 | | 星座 = 魚座 | ||
− | | 性別 = | + | | 性別 = 男 |
− | | 年齢 = | + | | 年齢 = 15歳 |
− | | 所属組織 = | + | | 所属組織 = [[ザフト]] |
− | | 所属部隊 | + | | 所属部隊 = [[クルーゼ隊]] |
− | |||
| 趣味 = ピアノ演奏<ref name="piano">実際、『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』劇中において、ニコルは趣味兼特技であるピアノ演奏を[[アスラン・ザラ|アスラン]]達の前で披露している。</ref> | | 趣味 = ピアノ演奏<ref name="piano">実際、『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』劇中において、ニコルは趣味兼特技であるピアノ演奏を[[アスラン・ザラ|アスラン]]達の前で披露している。</ref> | ||
}} | }} | ||
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[[ザフト]]の[[クルーゼ隊]]所属の[[モビルスーツ]]パイロットで、[[ブリッツガンダム]]に搭乗する。 | [[ザフト]]の[[クルーゼ隊]]所属の[[モビルスーツ]]パイロットで、[[ブリッツガンダム]]に搭乗する。 | ||
− | + | 隊の中では温厚な[[性格]]で、血気盛んな[[イザーク・ジュール]]や[[ディアッカ・エルスマン]]に軽く見られる事もあるが、[[アスラン・ザラ]]とは良き親友同士である。 | |
− | しかし、中盤にて[[キラ・ヤマト]]の[[ストライクガンダム]]と交戦してアスランを庇い戦死、メンバーの連合初期[[GUNDAM|G]] | + | しかし、中盤にて[[キラ・ヤマト]]の[[ストライクガンダム]]と交戦してアスランを庇い戦死、メンバーの連合初期[[GUNDAM|G]]パイロットで唯一の戦死者となる。故に、アスランの怒りを招いて、[[トール・ケーニヒ]]の戦死へと繋がってしまう。また、ニコルの死によって、それまで反目していたアスランとイザーク、ディアッカの結束が深まり、強い友情関係で結ばれるようになったのは皮肉としか言いようがない。 |
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=== 戦闘能力面の評価 === | === 戦闘能力面の評価 === | ||
劇中ではイザークやディアッカがニコルの事を臆病者呼ばわりしているが、ブリッツの「[[ミラージュコロイド|面白い機能]]」を利用して単独でアルテミスの傘を突破し、敵軍への攻撃の隙を作った事実からしても、ニコルは決して臆病者ではない。また、対ストライク戦でも物怖じせずに戦闘を行っている。更に[[地球連合軍|敵]]の[[戦艦]]や[[モビルアーマー]]を数機撃墜し、[[アークエンジェル]]を後一歩の所で撃破可能な状態まで迫っている等々、ニコルは明らかにイザークやディアッカ以上に戦果を挙げている。 | 劇中ではイザークやディアッカがニコルの事を臆病者呼ばわりしているが、ブリッツの「[[ミラージュコロイド|面白い機能]]」を利用して単独でアルテミスの傘を突破し、敵軍への攻撃の隙を作った事実からしても、ニコルは決して臆病者ではない。また、対ストライク戦でも物怖じせずに戦闘を行っている。更に[[地球連合軍|敵]]の[[戦艦]]や[[モビルアーマー]]を数機撃墜し、[[アークエンジェル]]を後一歩の所で撃破可能な状態まで迫っている等々、ニコルは明らかにイザークやディアッカ以上に戦果を挙げている。 | ||
− | |||
− | |||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | + | 『第3次α』、『J』では生存イベントが無く、『W』でようやく生存が可能となった。 | |
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} | ||
− | : | + | :初登場作品。セレーナ編だと序盤で[[スポット参戦]]を果たし、以降は原作通りに死亡する(この時、主人公が[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]の場合は台詞が追加される)。 |
− | : | + | :最終話では名前のみだが、ラスティや他のザフトのメンバー達と共に[[αナンバーズ]]に力を貸している。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
55行目: | 50行目: | ||
:今回も原作に準じて途中で戦死。 | :今回も原作に準じて途中で戦死。 | ||
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}} | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}} | ||
− | :他の『SEED』メンバーに漏れず出番は激減し、更には一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされる。ただし、その代わりに初の[[隠し要素/W|生存フラグ]]が存在する(むしろ、ニコルやトールの生死を曖昧にするために死亡シーンをカットしたと言える)。生存した場合、[[トール・ケーニヒ|トール]]や[[キラ・ヤマト|キラ]] | + | :他の『SEED』メンバーに漏れず出番は激減し、更には一番目立つアスランを庇っての死亡シーンすらカットされる。ただし、その代わりに初の[[隠し要素/W|生存フラグ]]が存在する(むしろ、ニコルやトールの生死を曖昧にするために死亡シーンをカットしたと言える)。生存した場合、[[トール・ケーニヒ|トール]]や[[キラ・ヤマト|キラ]]と仲良くなる。 |
− | :[[ブリッツガンダム]] | + | :[[ブリッツガンダム]]の性能もあり、戦力的にも悪くは無いが、台詞のパターンが若干乏しく、[[PS装甲]]を持たない機体に乗っていても「フェイズシフトダウンを狙ったつもりでしょうが…」等と発言する。愛機であるブリッツの特性に反して、『SEED』メンバーの中では回避が低めで防御が高め。仲間にするにはかなり手間がかかるが。 |
− | : | + | :ちなみに[[オーブ連合首長国|オーブ]]ルートを経由する都合上、[[マジンガーZ]]の入手と二者択一になる。 |
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
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=== 家族 === | === 家族 === | ||
;ユーリ・アマルフィ(SRW未登場) | ;ユーリ・アマルフィ(SRW未登場) | ||
− | :父親。[[プラント]] | + | :父親。[[プラント]]最高評議会の一員。 |
− | + | :穏健派のクライン派だったが、息子の死を切っ掛けに[[ニュートロンジャマーキャンセラー|NJC]]を搭載した[[GUNDAM|ザフト製ガンダム]]を開発する等、ザラ派に転じた<ref>余談だが、ユーリ・アマルフィが開発した[[ニュートロンジャマーキャンセラー|NJC]]を搭載した[[フリーダムガンダム|フリーダム]]は、皮肉にも[[キラ・ヤマト]]によって奪取されている。</ref>。 | |
;ロミナ・アマルフィ(SRW未登場) | ;ロミナ・アマルフィ(SRW未登場) | ||
:母親。息子の訃報を聞いた時、ピアノの前で泣き崩れた。なお、ニコルは母親に似た容姿となっている。[[小説|小説版]]ではニコル戦死後はすっかり塞ぎ込んでしまった模様。 | :母親。息子の訃報を聞いた時、ピアノの前で泣き崩れた。なお、ニコルは母親に似た容姿となっている。[[小説|小説版]]ではニコル戦死後はすっかり塞ぎ込んでしまった模様。 | ||
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:上司。ニコルは[[死亡フラグ|彼の素顔が気になっていた]]。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』で生存した場合は直接対峙する機会があり、彼に[[説得]]を試みている。 | :上司。ニコルは[[死亡フラグ|彼の素顔が気になっていた]]。『[[スーパーロボット大戦W|W]]』で生存した場合は直接対峙する機会があり、彼に[[説得]]を試みている。 | ||
;[[アスラン・ザラ]] | ;[[アスラン・ザラ]] | ||
− | :[[クルーゼ隊]] | + | :[[クルーゼ隊]]の中で最も親しく、同時に慕っていた。ピアノのコンクール<ref name="piano" />や飛び魚の群れを一緒に見に行こう等と誘ったり、特に仲が良かった。 |
:一方、アスランはニコルの戦死に最も衝撃を受け、[[SEED]]覚醒への引き金ともなった。また、ニコルの死亡後もアスランの回想シーンで頻繁に登場する事から、ニコルの存在はアスランにとって如何に大切だったか良く分かる。 | :一方、アスランはニコルの戦死に最も衝撃を受け、[[SEED]]覚醒への引き金ともなった。また、ニコルの死亡後もアスランの回想シーンで頻繁に登場する事から、ニコルの存在はアスランにとって如何に大切だったか良く分かる。 | ||
;[[イザーク・ジュール]] | ;[[イザーク・ジュール]] | ||
− | : | + | :ニコル自身の温厚な性格故に当初は強気一辺倒な彼から軽んじられる場面もあったが、自身の死に激する等最終的には仲間と認めていた。 |
;[[ディアッカ・エルスマン]] | ;[[ディアッカ・エルスマン]] | ||
− | : | + | :イザーク同様に自身を軽んじていたが、やはり彼も仲間と認めていた。二コルの死後は、彼が部隊内の緩衝材としての役割を務めるシーンもある。 |
;[[ミゲル・アイマン]] | ;[[ミゲル・アイマン]] | ||
:先輩。クルーゼの素顔が気になったのはミゲルとのやり取りが原因である事が[[ドラマCD]]内にて明かされている。 | :先輩。クルーゼの素顔が気になったのはミゲルとのやり取りが原因である事が[[ドラマCD]]内にて明かされている。 | ||
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=== [[アークエンジェル隊]] === | === [[アークエンジェル隊]] === | ||
;[[トール・ケーニヒ]] | ;[[トール・ケーニヒ]] | ||
− | : | + | :原作では全く係わり合いがないが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では彼との出会いがニコルの考えを大きく変え、親しくなる。 |
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;[[キラ・ヤマト]] | ;[[キラ・ヤマト]] | ||
:原作では彼に討たれて命を落としてしまったが、『W』で生存した場合は彼と親しくなる。 | :原作では彼に討たれて命を落としてしまったが、『W』で生存した場合は彼と親しくなる。 | ||
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:第11話より。隠密行動を可能にする一方で[[PS装甲]]が使えなくなる弱点を持つ、[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]の武装「[[ミラージュコロイド]]」を使用時に、[[アークエンジェル|敵艦]]から弾幕を張られた際の発言。 | :第11話より。隠密行動を可能にする一方で[[PS装甲]]が使えなくなる弱点を持つ、[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]の武装「[[ミラージュコロイド]]」を使用時に、[[アークエンジェル|敵艦]]から弾幕を張られた際の発言。 | ||
:温厚な性格のニコルだが、戦闘中では意外と勇ましい発言が少なくない。 | :温厚な性格のニコルだが、戦闘中では意外と勇ましい発言が少なくない。 | ||
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;「向こうのほうに飛び魚の群れが観えますよ。一緒に行きませんか?」 | ;「向こうのほうに飛び魚の群れが観えますよ。一緒に行きませんか?」 | ||
:第29話より。台詞としては『[[機動戦士ガンダム|初代ガンダム]]』における[[ジャブロー]]を飛翔するフラミンゴの場面のオマージュと思われるが、ニコルが言うと、違和感が無い。 | :第29話より。台詞としては『[[機動戦士ガンダム|初代ガンダム]]』における[[ジャブロー]]を飛翔するフラミンゴの場面のオマージュと思われるが、ニコルが言うと、違和感が無い。 | ||
;「[[アスラン・ザラ|アスラン]]…逃げて…」<br />(…母さん…僕のピアノ…) | ;「[[アスラン・ザラ|アスラン]]…逃げて…」<br />(…母さん…僕のピアノ…) | ||
:同話。劇中でのニコルの最後の言葉。 | :同話。劇中でのニコルの最後の言葉。 | ||
− | :死に際までニコルが考えていたのは、親友アスランの無事と大好きな母親とピアノ<ref name="piano" />の事であり、自分を殺した[[キラ・ヤマト|敵パイロット]] | + | :死に際までニコルが考えていたのは、親友アスランの無事と大好きな母親とピアノ<ref name="piano" />の事であり、自分を殺した[[キラ・ヤマト|敵パイロット]]を恨む事は無く、ブリッツ諸共爆散。わずか15年という短い命を散らした…。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *TV版終了後に[[声優|演者]]の摩味氏が一時渡米して休業(現在は復帰)したため、総集編や一部[[コンピュータゲーム|ゲーム]]等では[[代役]] | + | *TV版終了後に[[声優|演者]]の摩味氏が一時渡米して休業(現在は復帰)したため、総集編や一部[[コンピュータゲーム|ゲーム]]等では[[代役]]として朴璐美氏が演じており、2017年現在では朴氏がニコル・アマルフィ役を演じている場合が多い。 |
**ちなみに、[[漫画]]雑誌『ガンダムエース』のインタビューにて朴氏はニコル役のオーディションに参加していた事が明かされている。 | **ちなみに、[[漫画]]雑誌『ガンダムエース』のインタビューにて朴氏はニコル役のオーディションに参加していた事が明かされている。 | ||
− | *ニコルは『SEED』の中盤で退場となるが、『SEED』終盤、さらには[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』でも回想シーンという形で何度も登場している…が、その回想シーンがニコルの[[バンクシーン|戦死場面の流用]] | + | *ニコルは『SEED』の中盤で退場となるが、『SEED』終盤、さらには[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』でも回想シーンという形で何度も登場している…が、その回想シーンがニコルの[[バンクシーン|戦死場面の流用]]であり、しかも頻繁に使用された事でも有名。一説には、物語の尺を稼ぐために多用したとも言われている。 |
− | ** | + | **そのため、「ニコルはいつになったら成仏できるのか?」とファンの間で話題になった。なお、熱心なファンがカウントした結果、'''TV放送版では『SEED』と『SEED DESTINY』の合計で28回もニコルは回想シーン内で死んでいるらしい'''。 |
− | + | ***また、2016年放送の『[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC RE:0096]]』の前期エンディングでは[[ロニ・ガーベイ|ロニ]]の死亡シーンがほぼ毎回流されており、ニコルの一件を思い出した視聴者もいたとか…。 | |
− | *** | ||
*ブリッツガンダムのHGプラモデルが発売されたのは、よりにもよって'''ニコル死亡回となる第29話「さだめの楔」の放映日(2003年4月26日)'''だったため、多くの[[ガンプラ]]ユーザーが唖然としたという。 | *ブリッツガンダムのHGプラモデルが発売されたのは、よりにもよって'''ニコル死亡回となる第29話「さだめの楔」の放映日(2003年4月26日)'''だったため、多くの[[ガンプラ]]ユーザーが唖然としたという。 | ||
*HDリマスター版ではニコルの死に方が少し変わった。旧バージョンでは、[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]]のシュベルトゲベールによる胴抜きを食らう、である。一方、新バージョンでは、突然姿を現したブリッツに慌てて引かれたソードストライクのシュベルトゲベール(しかも'''接触の寸前までブリッツに対しては「峰」が向いていた''')に勢い余ってコクピットから突っ込んだようになってしまっている。 | *HDリマスター版ではニコルの死に方が少し変わった。旧バージョンでは、[[ソードストライクガンダム|ソードストライク]]のシュベルトゲベールによる胴抜きを食らう、である。一方、新バージョンでは、突然姿を現したブリッツに慌てて引かれたソードストライクのシュベルトゲベール(しかも'''接触の寸前までブリッツに対しては「峰」が向いていた''')に勢い余ってコクピットから突っ込んだようになってしまっている。 |