「デカルト・シャーマン」を編集中
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− | + | == デカルト・シャーマン(Descartes Shaman) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | |
− | * | + | **[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]] |
− | + | **機動戦士ガンダム00I 2314(未参戦) | |
− | + | *[[声優]]:勝地涼 | |
− | + | *種族:地球人([[イノベイター]]) | |
− | + | *性別:男 | |
+ | *所属:[[アロウズ]]→[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]] | ||
+ | *階級:大尉 | ||
+ | *キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳 | ||
− | + | [[刹那・F・セイエイ|刹那]]に続いて現れた2人目の[[イノベイター]]。公では刹那は存在しない人間として扱われているため、公式的には彼が「人類史上初のイノベイター」と認識されている。<br/> | |
− | + | かつては[[アロウズ]]に所属しており、2ndシーズンにおける最終決戦の際に[[ダブルオーライザー]]のトランザムバーストによる高濃度[[GN粒子]]を浴びた影響でイノベイターへと[[覚醒]]した(なお、覚醒時期はアロウズ解体後)。 | |
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− | かつては[[アロウズ]]に所属しており、2ndシーズンにおける最終決戦の際に[[ダブルオーライザー]] | ||
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+ | 覚醒後はイノベイターのサンプルとして軍の研究対象とされ、本人曰く「モルモットのような扱い」を受ける事となる。その状況を見た[[カティ・マネキン]]准将は担当官に待遇改善を指示している(将官がわざわざ指示しなければいけない状況であった点が酷さを物語っている)。この扱いの影響か、元々のものなのか[[性格]]は苛烈でプライドが高く、自分以外の人間を「劣等種」として見下している。一方で、[[ELS]]に取り込まれた仲間たちを撃墜する事を苦々しく思うなど「人類」としての仲間意識は少なからずあった。<br/> | ||
最終的には、[[火星]]圏付近にて大型ELSに捕捉され、動きを封じられた際に大量のELSに次々と機体を侵食されてしまう。そして、彼らの流し込む膨大な情報量を受け入れられず発狂。取り込まれてしまい死亡する。 | 最終的には、[[火星]]圏付近にて大型ELSに捕捉され、動きを封じられた際に大量のELSに次々と機体を侵食されてしまう。そして、彼らの流し込む膨大な情報量を受け入れられず発狂。取り込まれてしまい死亡する。 | ||
− | + | 漫画版ではELSが擬態したELSガデラーザが登場しており、内部にその姿が確認できる(恐らくELSが姿をコピーした存在)。 | |
− | 劇場公開前のアニメ雑誌等では「もう一人のイノベイター」などと刹那との対決を想起させるような情報も見られた。しかし、その本質としては'''「能力を持っていながら解り合う意思を持たなかった人間」'''であり、対決ではなく''' | + | 劇場公開前のアニメ雑誌等では「もう一人のイノベイター」などと刹那との対決を想起させるような情報も見られた。しかし、その本質としては'''「能力を持っていながら解り合う意思を持たなかった人間」'''であり、対決ではなく'''対比のための位置づけ'''であった。<br/>また、それはイノベイターの能力や資質と本人の意思は無関係であることの傍証でもあり、能力だけを重視する価値観への皮肉とも取れる。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | : | + | :'''非常に不遇。'''本作ではなんと出番は一言だけである。 |
− | : | + | :しかもその一言は'''ELSに取り込まれて死亡する時の断末魔'''というなんとも締まりのない内容。 |
+ | :…ただ死亡退場の再現が共通ルートなので、その一点のみはUXよりマシだったかもしれない。 | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | + | :初登場作品。原作での威厳が全く無いうえにボイスの収録も戦闘シーンもなく、原作通り[[ELS]]に取り込まれて死亡する。 | |
− | : | + | :死亡退場が分岐ルートで再現される都合上、プレイヤーによっては死に目に会わないまま居なくなってしまう場合も。 |
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
:イベント「君を見つめて」で登場し、原作同様ELSに[[ガデラーザ]]を取り込まれかけるが、[[ダブルオークアンタ]]を駆る刹那によって間一髪で助け出されて生存している。ELSとの戦いが佳境に差し掛かったころに、[[特攻]]しようとした[[グラハム・エーカー|グラハム]]を制止し、ELSとの直接対話を試みる刹那を援護する。 | :イベント「君を見つめて」で登場し、原作同様ELSに[[ガデラーザ]]を取り込まれかけるが、[[ダブルオークアンタ]]を駆る刹那によって間一髪で助け出されて生存している。ELSとの戦いが佳境に差し掛かったころに、[[特攻]]しようとした[[グラハム・エーカー|グラハム]]を制止し、ELSとの直接対話を試みる刹那を援護する。 | ||
− | : | + | :その後「宿命のクロス・ファイト!」にて再び登場し、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と対峙する。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
;[[カティ・マネキン]] | ;[[カティ・マネキン]] | ||
− | : | + | :中盤以降の上司。彼女の計らいにより、待遇がある程度改善されている。 |
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;[[ビリー・カタギリ]]、[[ミーナ・カーマイン]] | ;[[ビリー・カタギリ]]、[[ミーナ・カーマイン]] | ||
− | : | + | :科学者である彼等から[[ELS]]の目的について質問されたが、あまり協力的な態度を見せなかった。 |
− | ; | + | ;キム |
− | : | + | :彼の率いるELSの調査艦隊に同行する。独自の判断でELS迎撃に向かうデカルトを制止しなかった。SRW未登場。 |
;参謀議長 | ;参謀議長 | ||
:[[地球]]の市民を守るためとはいえ、強い脳量子波を発するデカルトを囮にし、ELSの進路を地球から逸らす作戦を立てた。SRW未登場。 | :[[地球]]の市民を守るためとはいえ、強い脳量子波を発するデカルトを囮にし、ELSの進路を地球から逸らす作戦を立てた。SRW未登場。 | ||
;[[第二代地球連邦大統領]] | ;[[第二代地球連邦大統領]] | ||
− | : | + | :報告のみでしか彼の存在を知らなかったが、参謀議長によるデカルトの犠牲を前提にした作戦内容を聞いた際には、険しい表情を浮かべた。 |
;[[刹那・F・セイエイ]] | ;[[刹那・F・セイエイ]] | ||
− | :同じ[[イノベイター]] | + | :同じ[[イノベイター]]であり、デカルトが覚醒した切っ掛けを生み出した人物だが、お互い共に存在を知らない。乗機の[[ガデラーザ]]がELSから侵食を受けた時、刹那から脱出を促されたことが、彼との唯一の関わりであった。 |
− | : | + | :UXではCBの立場が原作とは違い、直接対面する場面もあるが、お互いに影響を与えあうほどの交流は持てなかった。CCでは彼に命を救われ、ELSとの対話を試みようとする彼を援護する。 |
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;[[グラハム・エーカー]] | ;[[グラハム・エーカー]] | ||
− | : | + | :原作では特に関わらなかったが、CCではELSへの[[特攻]]に臨む彼を制止している。 |
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;[[リボンズ・アルマーク]] | ;[[リボンズ・アルマーク]] | ||
− | : | + | :原作では関わりがなかったが、CCにてリボンズと対峙している。 |
− | + | == 他作品の人間関係 == | |
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;[[早乙女アルト]] | ;[[早乙女アルト]] | ||
− | : | + | :CCでは、ランカから「バジュラにも心がある」という言葉を受けてか、彼に「分かり合うことが自分たちの戦い」と述べている。 |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
;「モルモットのようにされていれば、心も腐ります」 | ;「モルモットのようにされていれば、心も腐ります」 | ||
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;「脳量子波コントロールシステム、問題ない。ガデラーザ、デカルト・シャーマン、出撃をする」<br />「脳量子波同調、GNファング、射出をする」<br />「日頃の鬱憤…晴らさせていただく!」 | ;「脳量子波コントロールシステム、問題ない。ガデラーザ、デカルト・シャーマン、出撃をする」<br />「脳量子波同調、GNファング、射出をする」<br />「日頃の鬱憤…晴らさせていただく!」 | ||
:[[ガデラーザ]]に乗って出撃、[[ELS]]が同化していた木星探査船エウロパを破砕していく。 | :[[ガデラーザ]]に乗って出撃、[[ELS]]が同化していた木星探査船エウロパを破砕していく。 | ||
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;「変質した木星電波の解析…一介の兵士に無茶を頼む…」<br />「自分は、それほど万能ではありませんよ」 | ;「変質した木星電波の解析…一介の兵士に無茶を頼む…」<br />「自分は、それほど万能ではありませんよ」 | ||
:ELSに関する資料を送ってきた[[ミーナ・カーマイン|ミーナ]]への返答。 | :ELSに関する資料を送ってきた[[ミーナ・カーマイン|ミーナ]]への返答。 | ||
− | : | + | :一見、謙遜しているようであるが、イノベイターである自身に対し、過剰に期待する周囲への皮肉と反発心が感じられる台詞。 |
;「ならば、答えましょう。あれは“叫び”です」 | ;「ならば、答えましょう。あれは“叫び”です」 | ||
:ELSが発する謎の電波の正体について質問した[[ビリー・カタギリ|ビリー]]とミーナへの返答。 | :ELSが発する謎の電波の正体について質問した[[ビリー・カタギリ|ビリー]]とミーナへの返答。 | ||
103行目: | 73行目: | ||
;「劣等種が…」 | ;「劣等種が…」 | ||
:エレベーター内にて呟いた人間への明確な嫌悪。 | :エレベーター内にて呟いた人間への明確な嫌悪。 | ||
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;「この物の怪どもが!」<br />「頭に…響くんだよォ…! 叫んでばかりでぇ!!」 | ;「この物の怪どもが!」<br />「頭に…響くんだよォ…! 叫んでばかりでぇ!!」 | ||
:ELSとの交戦の際の台詞。ELSの叫びの意味を理解しようとせず、ただ敵として撃破していく。 | :ELSとの交戦の際の台詞。ELSの叫びの意味を理解しようとせず、ただ敵として撃破していく。 | ||
115行目: | 82行目: | ||
== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
;「オナニーだってできやしない」 | ;「オナニーだってできやしない」 | ||
− | : | + | :小説版での'''爆弾発言'''。その立場故24時間監視されている事に対する台詞だが、このおかげで一部界隈ではネタキャラとして扱われてしまう羽目に。 |
− | :また、『SDガンダム | + | :また、『SDガンダム GGENERETION OVERWORLD』でもこれを元にしたと思われる「ゴッドフィンガーさえ出来やしない!」という戦闘台詞が存在する。 |
==スパロボシリーズでの名台詞== | ==スパロボシリーズでの名台詞== | ||
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;「生きて未来を掴め…そう言ったのはお前達だ!」 | ;「生きて未来を掴め…そう言ったのはお前達だ!」 | ||
− | : | + | :CCにてELSとの対話の道を作るために[[グラハム・エーカー|グラハム]]が[[特攻]]しようとする際に。そこに現れたのは、この戦いで宇宙に散るはずだった「もう一人の革新者」…。 |
;デカルト「フッ…俺はお前のようには出来ない。 だが、その道を拓く事なら出来る! いけっ!」<br/>刹那「…了解した! ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ…」<br/>デカルト「ガデラーザ、デカルト・シャーマン大尉…」<br/>刹那「ミッションを開始する!」<br/>デカルト「状況に対応する!」 | ;デカルト「フッ…俺はお前のようには出来ない。 だが、その道を拓く事なら出来る! いけっ!」<br/>刹那「…了解した! ダブルオークアンタ、刹那・F・セイエイ…」<br/>デカルト「ガデラーザ、デカルト・シャーマン大尉…」<br/>刹那「ミッションを開始する!」<br/>デカルト「状況に対応する!」 | ||
− | : | + | :CCより。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と邂逅した事で変わることが出来たデカルト。刹那のようにELSと対話は出来なくとも、その手助けは出来る。人類の未来を掴むべく「二人の革新者」のミッションは始まった。 |
;「だとするなら、分かり合うために戦う」<br/>「それが私達の戦い方なのでしょう?」 | ;「だとするなら、分かり合うために戦う」<br/>「それが私達の戦い方なのでしょう?」 | ||
− | : | + | :CCのイベント「イツワリノセンジョウ」にて。ランカから「バジュラにも心がある」という言葉を聞いたデカルトは、かつてELSと対話に成功したことを踏まえてアルトに言った。 |
;「私と[[ハマーン・カーン|あなた]]のように、本来交わるはずのないもの達…」 | ;「私と[[ハマーン・カーン|あなた]]のように、本来交わるはずのないもの達…」 | ||
− | : | + | :CCのイベント「宇宙を守ってきた者達」にて、模擬戦で刹那達ガンダムと対峙して。まあ、スパロボではよくあることだが。 |
== 搭乗・関連機体 == | == 搭乗・関連機体 == | ||
;[[ガデラーザ]] | ;[[ガデラーザ]] | ||
− | :[[イノベイター]] | + | :[[イノベイター]]専用MAにして事実上の専用機。UXではアイコンのみ登場。 |
;ELSガデラーザ | ;ELSガデラーザ | ||
− | :[[ELS]] | + | :[[ELS]]が姿を模したガデラーザ。漫画版では全身が金属化した姿で刹那の前に立ちはだかる。 |
;[[GN-X III]] | ;[[GN-X III]] | ||
:[[アロウズ]]時代の乗機。 | :[[アロウズ]]時代の乗機。 | ||
;[[ダブルオーライザー]] | ;[[ダブルオーライザー]] | ||
− | : | + | :この機体のトランザムバーストを浴びた事がイノベイターへと覚醒した切っ掛けとなった。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *水島監督がデカルト役に声優が本業ではない勝地氏を起用したのは「異質な感じを出したかった」のが理由の一つとのことで、視聴者からは「意外とハマッてた」となど好意的な評価が多かった模様。 |
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