「クロノクル・アシャー」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Cronicle Asher]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Cronicle Asher]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Vガンダム}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士Vガンダム}} | ||
− | | 声優 = {{声優|檀臣幸 | + | | 声優 = {{声優|檀臣幸}} |
− | | | + | | 種族 = 地球人([[スペースノイド]]) |
− | | | + | | 性別 = 男 |
− | | | + | | 年齢 = 20歳 |
+ | | 所属 = [[ザンスカール帝国]] | ||
+ | | 階級 = 大尉 | ||
+ | | 役職 = パイロット⇒モトラッド艦隊司令長官 | ||
+ | | キャラクターデザイン = 逢坂浩司 | ||
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ザンスカール帝国]]軍[[ベスパ]]の青年士官。 | + | [[ザンスカール帝国]]軍[[ベスパ]]の青年士官。 |
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− | + | ザンスカール帝国[[女王]]、[[マリア・ピァ・アーモニア]]の実弟であり、[[シャクティ・カリン]]の叔父にあたる人物。生粋の[[スペースノイド]]であり、[[地球]]の埃を嫌って[[キシリア・ザビ|白い防塵マスク]]を着用しているのが特徴。 | |
− | ザンスカール帝国[[女王]]、[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ||
− | + | 物語の序盤、カサレリアにて[[モビルスーツ]][[シャッコー]]のテストを行っていたが、[[ウッソ・エヴィン]]に自らの機体を奪われるという手痛い失態を犯し、以後彼との因縁が深まってゆく。 | |
− | + | その後[[リガ・ミリティア]]のアジトに乗り込んで[[オイ・ニュング]]伯爵の拉致に成功、女王マリアの実子であるシャクティを本国に連れ帰るなどの功績を立て、[[モトラッド]]艦隊の司令官に就任するなどの出世コースを歩み始めた。 | |
− | + | 本来は他人への気遣いができる優しい人間であり、また潔癖症とも言えるほどに真面目な人物であった。しかし、出世コースに進んでから野心が彼の性格を歪めてしまったようで、モトラッド艦の地ならしによる虐殺を容認しつつも人質作戦は認めないなど、司令官としての一貫性を欠く行動を取るようになる。 | |
− | + | 最終決戦の[[エンジェル・ハイロゥ]]戦においては[[リグ・コンティオ]]を駆りウッソと戦うも敗れ、姉の名を呼びながら最期を遂げる。その死に様はウッソの[[V2ガンダム]]に乗機リグ・コンティオを破壊された後、機体のコクピットから投げ出され、空中を浮遊するエンジェル・ハイロゥのユニットに頭部から激突して死亡するという悲惨なものだった。 | |
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− | + | 所謂“[[仮面キャラ]]”であることやその名前から、ウッソにとっての[[シャア・アズナブル]]のような[[ライバル]]的存在になるべく設定されていたはずであった……が、クロノクル自身の優柔不断さが災いし、また部下である[[カテジナ・ルース]]の強烈なキャラに完全に存在を食われてしまったこともあって、最終的にライバルとも呼べない「ただの敵」へと成り下がってしまった。 | |
+ | その役どころは『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[ジェリド・メサ]]に近いものがあると言えよう。 | ||
− | + | 『コミックボンボン』で連載された漫画版ではラスボス的存在として登場。終始ライバルとしての立ち位置を保っていたが、最終決戦では姉マリアの悲報を聞き、部下の前で子供のように号泣。血の涙を流す「復讐の竜」と化し、マリアの仇を討つために[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]]で出撃するものの、ウッソの秘策によって敗れる(そもそも、ウッソはマリアを殺していないので勘違いだったりするのだが)。だが完全に死んではおらず、死の間際までウッソを道連れにしようとする、原作と比べものにもならないほどの執念深さを見せた。 | |
+ | カテジナがいないこともあって、兎に角インパクトは強い。 | ||
− | + | 小説版では、マリアの死に気付かず分解しつつあるエンジェル・ハイロゥのリングのぶつかりあう中をカテジナと連携しウッソを追い詰める物の、ウッソに気を取られていたためリングに挟まれて死亡する。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦G]] |
− | : | + | :初参戦。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]所属。 |
:[[ファラ・グリフォン|ファラ]]やカテジナと違い、顔グラフィックはマスクを付けた1種類しか存在しない。故に[[宇宙]]でもマスク顔で登場する。 | :[[ファラ・グリフォン|ファラ]]やカテジナと違い、顔グラフィックはマスクを付けた1種類しか存在しない。故に[[宇宙]]でもマスク顔で登場する。 | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
:最序盤から[[コンティオ]]に搭乗。素人同然でいきなり戦うウッソのことを考えてほしいものである。 | :最序盤から[[コンティオ]]に搭乗。素人同然でいきなり戦うウッソのことを考えてほしいものである。 | ||
:その後は[[アドラステア]]、[[エンジェル・ハイロゥ]]落下後の最終戦では[[リグ・コンティオ]]に乗る。敵としては押しが弱いので、一撃で葬られることも。 | :その後は[[アドラステア]]、[[エンジェル・ハイロゥ]]落下後の最終戦では[[リグ・コンティオ]]に乗る。敵としては押しが弱いので、一撃で葬られることも。 | ||
:ちなみに、最終戦でカテジナ撃墜前にクロノクルを落とすと、カテジナに[[奇跡]]がかかる。 | :ちなみに、最終戦でカテジナ撃墜前にクロノクルを落とすと、カテジナに[[奇跡]]がかかる。 | ||
− | :; | + | :;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]] |
::[[オールドタイプ]]の中では一流と呼べる能力値だが、リグ・コンティオに乗るまで真価を発揮できないのが辛い。 | ::[[オールドタイプ]]の中では一流と呼べる能力値だが、リグ・コンティオに乗るまで真価を発揮できないのが辛い。 | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦D]] |
:地上ルートだと序盤から戦う機会が多い。 | :地上ルートだと序盤から戦う機会が多い。 | ||
− | :フラグを満たすと、なんと[[エンジェル・ハイロゥ]] | + | :フラグを満たすと、なんと[[エンジェル・ハイロゥ]]戦後にカテジナと共に仲間にできる(乗機は[[リグ・コンティオ]])。能力は決して悪くないものの、[[集中]]も[[必中]]も覚えないため、回避が高い後半の敵相手には苦戦を強いられ、さらに[[ニュータイプ]]パイロットが多い中で数少ないオールドタイプのためファンネル搭載機が使えない。 |
− | : | + | :「敵時と味方時の能力が一緒のパイロットは、敵時にもボーナスポイントを引き継ぐ」という今作の仕様上、序盤から戦う機会のある彼にボーナスポイントを振り分けると2周目以降がきつくなるという難点がある。とはいえ、仲間にできるという事実だけで快挙とも言えるので、カテジナ共々戦列に加えて活躍させてあげたい。 |
:なお、[[ルイーナ]]打倒後の地球において、地球で虐殺を繰り返したモトラッド艦隊の司令だったクロノクル(とカテジナ)は何らかの制裁を受けたのでは、と推測するユーザーは多く、アンソロジーでもその点を描いた作品がある(尤も、似たような立場の[[グラキエース]]は特にお咎めなしなので、その辺りを見逃してもらった可能性もある)。 | :なお、[[ルイーナ]]打倒後の地球において、地球で虐殺を繰り返したモトラッド艦隊の司令だったクロノクル(とカテジナ)は何らかの制裁を受けたのでは、と推測するユーザーは多く、アンソロジーでもその点を描いた作品がある(尤も、似たような立場の[[グラキエース]]は特にお咎めなしなので、その辺りを見逃してもらった可能性もある)。 | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[新スーパーロボット大戦]] |
:概ねシナリオは再現されているが、原作よりは扱いが優遇されている。 | :概ねシナリオは再現されているが、原作よりは扱いが優遇されている。 | ||
:[[リグ・コンティオ]]の強さと合わせて強敵の一人。[[ニュータイプ]]技能も持つ。シナリオ「狂気の力」では[[ゾンビ兵]]として蘇る。 | :[[リグ・コンティオ]]の強さと合わせて強敵の一人。[[ニュータイプ]]技能も持つ。シナリオ「狂気の力」では[[ゾンビ兵]]として蘇る。 | ||
− | + | :;[[新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク]] | |
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::フリーバトルに登場。 | ::フリーバトルに登場。 | ||
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=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ||
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;[[スーパーロボット大戦D|D]] | ;[[スーパーロボット大戦D|D]] | ||
:'''[[努力]]、[[不屈]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[気合]]''' | :'''[[努力]]、[[不屈]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[気合]]''' | ||
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
+ | ;[[新スーパーロボット大戦|新]] | ||
+ | :'''[[切り払い|切り払いL4]]、[[シールド防御|シールド防御L4]]、[[ニュータイプ]]''' | ||
;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ||
− | :'''[[シールド防御]] | + | :'''[[シールド防御|シールド防御L3]]、[[切り払い|切り払いL4]]''' |
;[[スーパーロボット大戦D|D]] | ;[[スーパーロボット大戦D|D]] | ||
− | :'''[[底力]] | + | :'''[[底力|底力L7]]、[[シールド防御]]、[[切り払い|斬り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[援護攻撃|援護攻撃L1]]、[[指揮官|指揮L2]]、[[コンボ|コンボL2]]''' |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
=== [[ザンスカール帝国]] === | === [[ザンスカール帝国]] === | ||
;[[カテジナ・ルース]] | ;[[カテジナ・ルース]] | ||
− | : | + | :拉致した後、恋人の関係になるが……出会いはお互いを不幸にしたようだ。 |
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;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ;[[マリア・ピァ・アーモニア]] | ||
− | : | + | :実の姉。クロノクルが軍に入ったのは彼女を守るためらしい。 |
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;[[アルベオ・ピピニーデン]] | ;[[アルベオ・ピピニーデン]] | ||
:士官学校時代の先輩だが、クロノクルの方が昇進が早く、部下に。彼の実行した人質作戦には「見下げ果てた先輩だ!」と怒りを隠せなかった。 | :士官学校時代の先輩だが、クロノクルの方が昇進が早く、部下に。彼の実行した人質作戦には「見下げ果てた先輩だ!」と怒りを隠せなかった。 | ||
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=== [[リガ・ミリティア]] === | === [[リガ・ミリティア]] === | ||
;[[ウッソ・エヴィン]] | ;[[ウッソ・エヴィン]] | ||
− | : | + | :何度も戦う。漫画版では最後は宿敵同士として激しい死闘を繰り広げ、彼を死の寸前にまで追い込んだ。 |
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;[[シャクティ・カリン]] | ;[[シャクティ・カリン]] | ||
:姪。姉と共に心配している。 | :姪。姉と共に心配している。 | ||
− | : | + | :クロノクルの彼女に対する思いやりや心配は本物だが、己の野心のための駒として見ている面もあることを見透かされ、歪んだ兄と思われてしまう。 |
;[[フランダース]] | ;[[フランダース]] | ||
− | : | + | :ウッソの愛犬。最初は吠えられていたが、手懐けてしまい、後に出会った時も声をかけていた。 |
;[[オイ・ニュング]] | ;[[オイ・ニュング]] | ||
− | : | + | :リガ・ミリティアのヨーロッパ抵抗組のリーダー。スパイとして侵入した際に捕虜にする。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
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:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では彼女に、女王の弟であることを嘲笑されてしまう。 | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では彼女に、女王の弟であることを嘲笑されてしまう。 | ||
;[[リリーナ・ドーリアン]] | ;[[リリーナ・ドーリアン]] | ||
− | : | + | :『D』ては彼女との交渉に応じ、彼女の心意気を認め、いくつかの条件を飲むが……。 |
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
=== TV版 === | === TV版 === | ||
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;「貴様らに地球を汚す権利はない!」 | ;「貴様らに地球を汚す権利はない!」 | ||
− | : | + | :2話、シャッコーのコックピットの中で、ウッソと初対決(?)した際に。 |
;「トイレはそこじゃないぞ」 | ;「トイレはそこじゃないぞ」 | ||
− | : | + | :第5話にて、寝ぼけた[[スージィ・リレーン|スージィ]]が通路で用を足そうとして、気遣って付き合う。スパイとして入り込んだ先でこんなことをしているあたり、人柄は良い。 |
;「ここから……早く逃げなさい」 | ;「ここから……早く逃げなさい」 | ||
− | : | + | :基地が攻撃され、瓦礫から[[シャクティ・カリン|シャクティ]]とスージィを庇った際の台詞。子供相手でも丁寧に言うところが、やはり人間性を感じさせる。 |
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;「地球上だ。ホコリは感じるな」 | ;「地球上だ。ホコリは感じるな」 | ||
:第34話より。 | :第34話より。 | ||
− | ; | + | ;「胸糞の悪い……! もうあの男を先輩などと思わん!」 |
− | + | :第36話で[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]の母である[[ミューラ・ミゲル|ミューラ]]が死亡した直後の台詞。ミューラを人質として盾にする作戦を[[アルベオ・ピピニーデン|ピピニーデン]]が実行したことに対して、怒りと失望を露わにしていた。 | |
− | :[[ | + | :卑劣な作戦とそのあんまりな結末に関する怒りでもあり、ここでも彼の人格の良さが表れていると言える。ただ、先輩後輩の関係を妬むことなく献身的に支えてくれていたピピニーデン側の事情を問いただすことなく絶縁すると言うのは、流石にあんまりである。というか、地球クリーン作戦というアドラステア級・リシテア級の'''タイヤ戦艦で地球の都市を住民ごと押し潰して虐殺する'''という人道も道徳もあったものではない作戦を指揮官として実施しているにも関わらず、人質作戦の卑劣さのみを嫌悪している時点でもはや彼の優しさは自分本位の潔癖さが空回りしているだけであることを示している。 |
− | : | + | ;「お前のような少年に何がわかる! 女王の弟にされてしまって、カガチなどとも戦わなければならなくなったこの私の苦しみが!」 |
− | + | :第51話より、「あなたの弱さがカテジナさんを迷わせた」とウッソに指摘された時の反論。 | |
− | + | :カテジナをはじめとする周囲に翻弄され続け、生来の優しさゆえにそれらを捨てることもできずに追い詰められたクロノクルの心情が伺える。 | |
− | + | ;「全てが分かった、ウッソ・エヴィン……キールームのシャクティと共に、我らを排除しようという魂胆! だから私にも見える!」 | |
− | ;「お前のような少年に何がわかる! | ||
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:ウッソとの最終決戦時に。 | :ウッソとの最終決戦時に。 | ||
− | ; | + | ;「姉さん、マリア姉さん……。助けてよ……マリア姉さん……」 |
− | : | + | :[[リグ・コンティオ]]が撃墜され、コクピットから投げ出された時のセリフ。そして、[[エンジェル・ハイロゥ]]のブロックに叩きつけられてしまうのであった。今際に助けを求めたのは愛したはずのカテジナではなく、実の姉であった。この事実は、クロノクルの死を感じ取ったカテジナの精神を更に不安定にさせていく。 |
− | + | :また、マリア当人は生前、「生者が死者に助けを求めてはならない」と口にしていたにも関わらず、その弟がこんな発言と共に死んでいったのは、皮肉としか言い様がない……。 | |
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=== 漫画版 === | === 漫画版 === | ||
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:直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。 | :直後、ウッソ達を救うべく乱入してきたマーベットが嬉々としてVガンダムのパイロットがウッソであるという事実をバラしてしまい、怒りの炎を燃え上がらせる。 | ||
:かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。 | :かくしてウッソの願いは見事に味方の手によって打ち砕かれ、クロノクルはこの時からウッソ打倒に心血を注ぐようになるのであった……。 | ||
− | ;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br /> | + | ;(ね‥ねえさんが‥‥)「‥‥死んだだと?」<br />「う‥うう‥‥」<br />「うわああああ」<br />「ワアアアア ヒイイイイ ウワアアアン」 |
:第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。 | :第10章「<ruby><rb>最終兵器</rb><rt>エンジェル・ハイロゥ</rt></ruby>光臨す!!」より。姉マリアの悲報を聞いて号泣。この直後、血の涙を流す'''「復讐の竜」'''と化し、戦場に飛び立った。 | ||
:あまりの有様に、部下もやや引き気味。 | :あまりの有様に、部下もやや引き気味。 | ||
233行目: | 161行目: | ||
:第11章(最終章)「新たなる<ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>」より。ウッソを救うべく突撃を敢行したハンゲルグを葬り、ウッソに襲いかかりながら。もはやウッソへの妄執のみで動くクロノクルは、エンジェル・ハイロゥが壊れるのも気にせず暴れ回る。 | :第11章(最終章)「新たなる<ruby><rb>出発</rb><rt>たびだち</rt></ruby>」より。ウッソを救うべく突撃を敢行したハンゲルグを葬り、ウッソに襲いかかりながら。もはやウッソへの妄執のみで動くクロノクルは、エンジェル・ハイロゥが壊れるのも気にせず暴れ回る。 | ||
;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」 | ;「このドッゴーラ改は全身をバリア・コーティングしているのだ どんな攻撃もうけつけん!」<br />「このドッゴーラ改は‥‥」<br />ウッソ「わっ!」<br />「全身がビームそのものなのだ!」 | ||
− | :[[V2アサルトガンダム]] | + | :[[V2アサルトガンダム]]の攻撃をものともせず、勝ち誇るように言い放った台詞なのだが……作者はガンダム世界のビームについて大変な思い違いをしているようだ。 |
− | ; | + | ;「オ‥レは‥もう‥‥ダメだ‥‥」「だが‥きさま‥‥‥も‥道連れ‥‥だ!!」<br />「バリア・エネルギーをすべて開放した‥‥いっしょに死ねええ!」 |
− | : | + | :「電子レンジに入れられたダイナマイト」になりながらも、クロノクルはまだ生きていた。もはや崩壊寸前のドッゴーラ改でV2を羽交い絞めにし、道連れにしようとするが……。 |
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
− | ;「まさか[[真ドラゴン]] | + | ;「まさか[[真ドラゴン]]などというものが、現存しているとはな。いや、OZやリガ・ミリティアがそちらに戦力をとられているからこそ、我々もやりようがあるということか…」 |
− | : | + | :『D』地上ルート「飛ばせ鉄拳!ダブルマジンガー!」より。本作では「早乙女の反乱」によって地上がゲッター線汚染で荒廃しているという設定のためか、世代外れかつ事件の影響を直接被ることはなかったコロニー育ちの彼にも、元凶となった真ドラゴンの名は知れ渡っていたようである。 |
;「…すまん、カテジナ。このような状況で生き残ったからには、私は、女王マリアの弟としてではなく、私個人として自らの有り様を、地球に対して、自分に対して、示さねばならん。君に対してもだ」<br />「そのために、たとえウッソ・エヴィンやブルー・スウェアと一緒であろうとも、地球圏を守るという戦いには、参加しなければならない。…つきあってもらえるか」 | ;「…すまん、カテジナ。このような状況で生き残ったからには、私は、女王マリアの弟としてではなく、私個人として自らの有り様を、地球に対して、自分に対して、示さねばならん。君に対してもだ」<br />「そのために、たとえウッソ・エヴィンやブルー・スウェアと一緒であろうとも、地球圏を守るという戦いには、参加しなければならない。…つきあってもらえるか」 | ||
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦D|D]]』の終盤、[[ブルー・スウェア]]に加わって戦う事を決意し、それをカテジナに打ち明けて。その姿に、ヘタれてしまった原作終盤の彼の面影はない。 |
;「私が散々苦しめられたこの攻撃を、貴様も味わうがいいっ!!」 | ;「私が散々苦しめられたこの攻撃を、貴様も味わうがいいっ!!」 | ||
− | :『D』における[[V2ガンダム]] | + | :『D』における[[V2ガンダム]]の光の翼使用時の台詞。しかしながら、原作では彼がV2と交戦したのは最終決戦時のみ。分離攻撃で苦しめられたのを思い出しているのであろうか。 |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
256行目: | 177行目: | ||
:テストパイロットとして搭乗していたが、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]に奪われてしまう。ここから二人の因縁が始まる。 | :テストパイロットとして搭乗していたが、[[ウッソ・エヴィン|ウッソ]]に奪われてしまう。ここから二人の因縁が始まる。 | ||
;[[ゾロ]] | ;[[ゾロ]] | ||
− | :[[シャア専用ザク|赤いカラーリングで塗装された]] | + | :[[シャア専用ザク|赤いカラーリングで塗装された]]クロノクル専用の機体。SRW未登場。 |
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;[[トムリアット]] | ;[[トムリアット]] | ||
:ジブラルタル戦で使用。 | :ジブラルタル戦で使用。 | ||
;[[ゾロアット]] | ;[[ゾロアット]] | ||
− | : | + | :宇宙に上がった[[リガ・ミリティア]]と交戦。 |
;[[コンティオ]] | ;[[コンティオ]] | ||
− | : | + | :試作の機体で放棄されたものを彼が完成させた。 |
− | : | + | :漫画版ではデザインこそ同じものの、「ビヒモス」という名前になっている。後の『ガンダムエース』では「ビヒモスというMSに乗ってシュラク隊を壊滅させたという説がある」と語られた事があるが、ビヒモスのパイロットはクロノクルではない。 |
;[[リグ・コンティオ]] | ;[[リグ・コンティオ]] | ||
:最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。 | :最終搭乗機。コンティオの後継機で、作中最強クラスのMS。 | ||
;[[アドラステア]] | ;[[アドラステア]] | ||
− | : | + | :姉から与えられた最新鋭艦。通称「バイク戦艦」。 |
;[[Vガンダム]] | ;[[Vガンダム]] | ||
:奪取した際に搭乗。 | :奪取した際に搭乗。 | ||
− | + | ;[[ドッゴーラ|ドッゴーラ改]] | |
− | + | :漫画版における最終搭乗機。 | |
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |