「アハマド・ハムディ」を編集中

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ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。
 
ラ・ギアスに召喚された今でもイスラム教を信仰しており、厳格に戒律を守っているため、酒は飲まず豚肉も食べない。祈りの時間にメッカの方向がわからないのが悩みであるらしい。
  
『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に飲酒や食事等も含めて行動を制限する場面が見られ、周囲からは「少し扱いづらい人」のようにとらえられがち。たがこれがイスラム教徒への偏見につながるという配慮が働いたようで、リメイク版『魔装機神I』以降の作品では彼の行動をイスラム教を連想させる台詞とつなげて揶揄するような描写が軒並み削除された。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念<ref>あくまで主軸が個人の信念にあるだけでその信念が遠まわし的にイスラム教からも影響を受けている、という可能性はある。</ref>である描写となっている。なお、今の時代では物議をかますであろう'''「パレスチナ出身のテロリスト」'''という設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない<ref>ただし前半部分の'''「パレスチナ出身」'''という点においてはアハマドの行動理念の元になっているものとして描写されている。</ref>。『OGDP』において「'''反連邦主義者'''」だった事に触れられており、地上にいた頃の彼の経歴の一端を暗示している一方で、[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]については自身の信念上相容れないと考えたようで「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」と批判的である。
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『コンプリートボックス』までの作品では事あるごとに前述のイスラム教徒であることが描写され、信仰を理由に行動を制限する場面が見られ、周囲からは「少し扱いづらい人」のようにとらえられがち。たがこれがイスラム教徒への偏見につながるという配慮が働いたようで、リメイク版『魔装機神I』以降の作品では彼の行動をイスラム教を連想させる台詞とつなげて揶揄するような描写が軒並み削除された。ただし「裁きの刃を受けよ」「神の加護があらんことを」といったやや宗教的な台詞を吐いていることもあるほか、『魔装機神II』ではベッキーと精霊について話した際に精霊に興味を持てないことを明かし、ベッキーに信仰の問題かと問われると個人的な信念の問題であると答えている。このように設定そのものは消滅していないものの、信仰ではなくアハマド一個人の考えが行動理念である描写となっている。なお、今の時代では物議をかますであろう「パレスチナ出身のテロリスト」という設定については、そもそも触れられているのが『コンプリートボックス』のキャラクター事典のみで、ゲーム本編では取り上げられたことがないため、描写変更の影響は特に受けていない。
  
 
「アンティラス隊」結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる「アンティラス隊」の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
 
「アンティラス隊」結成に伴い参加するも、事あるごとにシュテドニアス軍と戦闘に陥る羽目になる「アンティラス隊」の現状を憂い、各地でコネを作る目的で離隊。別個の組織を結成して隊の情報部を支援している(一応、魔装機操者をやめたわけではない)。
  
リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるほか、近年ではムスリムに配慮してハラール処理された肉を提供する店やアルコールを使用せず作られた醤油が開発された事も踏まえての追加設定かもしれない。
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リメイク版では第二章の合流時に「すき焼きを食べたい」「ソイソース(醤油)が手放せない」と発言しており、意外にも日本かぶれであるらしい。ラングランに日本文化が流入していることも背景にあるのだろう。なお現実の日本で広く流通している醤油はアルコールが含まれているので、イスラム教徒が食べてはいけない調味料である。その為国外用の醤油はアルコールを除いているとか。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
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;[[スーパーロボット大戦EX]]
:初登場作品。マサキの章でもリューネの章でも、簒奪者カークスに組する悪役として登場。シュウの章では[[隠し要素/EX|隠し要素]]で、敗残の身だったアハマドにシュウが声をかけ、共に[[ヴォルクルス]]と戦った。『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では共に行動していないことから、その後シュウ達とは別れた模様(「強者と戦う」という目的を果たしたのと、地上に未練がないためと思われる)。
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:マサキの章でもリューネの章でも、簒奪者カークスに組する悪役として登場。シュウの章では[[隠し要素/EX|隠し要素]]で、敗残の身だったアハマドにシュウが声をかけ、共に[[ヴォルクルス]]と戦った。『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』では共に行動していないことから、その後シュウ達とは別れた模様(「強者と戦う」という目的を果たしたのと、地上に未練がないためと思われる)。
 
:リメイク版では具体的にシュウとの別れの理由が描写された他、別れた後に傭兵稼業とデモンゴーレム狩りに励んでいたことが判明した。
 
:リメイク版では具体的にシュウとの別れの理由が描写された他、別れた後に傭兵稼業とデモンゴーレム狩りに励んでいたことが判明した。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
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;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]
 
:音声を収録。イスラム教関連の台詞を音声有りで聞ける、今となっては貴重な作品。
 
:音声を収録。イスラム教関連の台詞を音声有りで聞ける、今となっては貴重な作品。
  
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
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;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:第一章では御前試合あたりで出てくるのみ。第二章の共通ルートでの出番は「メモリアル・デイ」でヴォルクルスに立ち向かうシュウに加勢する姿のみ。その後、王都ラングランに一時帰還するもセニアにシュウが起こしたヴォルクルスに対する反乱の一部始終を伝えた後、再び旅立ってしまう。二章本格参戦はラセツルート(ロドニー&エリス戦死ルート)のみ、シナリオ「ウェンディの悲劇」において仲間となる。ただし全味方操者の中で唯一経過ターン数を加入条件にしており、必殺技の修得にも別に条件が必要(とはいえ、習得シナリオが「ウェンディの秘密」なので、ウェンディを救うつもりなら確実に覚える)という…。お陰で非常に影の薄いキャラとなっている。
 
:第一章では御前試合あたりで出てくるのみ。第二章の共通ルートでの出番は「メモリアル・デイ」でヴォルクルスに立ち向かうシュウに加勢する姿のみ。その後、王都ラングランに一時帰還するもセニアにシュウが起こしたヴォルクルスに対する反乱の一部始終を伝えた後、再び旅立ってしまう。二章本格参戦はラセツルート(ロドニー&エリス戦死ルート)のみ、シナリオ「ウェンディの悲劇」において仲間となる。ただし全味方操者の中で唯一経過ターン数を加入条件にしており、必殺技の修得にも別に条件が必要(とはいえ、習得シナリオが「ウェンディの秘密」なので、ウェンディを救うつもりなら確実に覚える)という…。お陰で非常に影の薄いキャラとなっている。
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
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:;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
::前述のように、多数の台詞に改編が行われたキャラ。しかし、代わりなのかどうか、彼の加入時にシモーヌとベッキーがいると、なんと'''500万'''クレジットもの[[資金|大金]]を気前よくくれるというイベントが追加された。とはいえ終盤なので活かし切れない……と思いきや、今作の[[周回プレイ]]における「終了時の所持金(払い戻しなし)+100万クレジットを引き継ぎ」という仕様により、彼を仲間にしたクリアデータを引き継ぎ用に保存しておくと非常に役に立つ。そのため、一部のプレイヤーからは「アハマド神」と崇められることに。本作以降、数多くのマイナーキャラに埋もれていた彼の存在感が飛躍的に増したように思える。
 
::前述のように、多数の台詞に改編が行われたキャラ。しかし、代わりなのかどうか、彼の加入時にシモーヌとベッキーがいると、なんと'''500万'''クレジットもの[[資金|大金]]を気前よくくれるというイベントが追加された。とはいえ終盤なので活かし切れない……と思いきや、今作の[[周回プレイ]]における「終了時の所持金(払い戻しなし)+100万クレジットを引き継ぎ」という仕様により、彼を仲間にしたクリアデータを引き継ぎ用に保存しておくと非常に役に立つ。そのため、一部のプレイヤーからは「アハマド神」と崇められることに。本作以降、数多くのマイナーキャラに埋もれていた彼の存在感が飛躍的に増したように思える。
 
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD}}
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;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
:序盤で加入するが、前半の終わり頃にアンティラス隊の裏方に回るべく除隊する。今までの作品に比べて、バトルマニアの一面は見せているものの、周囲を気遣う発言やアンティラス隊のために敢えて裏方に回るなど、性格が丸くなった印象が強い。
 
:序盤で加入するが、前半の終わり頃にアンティラス隊の裏方に回るべく除隊する。今までの作品に比べて、バトルマニアの一面は見せているものの、周囲を気遣う発言やアンティラス隊のために敢えて裏方に回るなど、性格が丸くなった印象が強い。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE}}
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;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
 
:アンティラス隊支援組織を結成して西に東に忙しく飛び回っている。顔を出すのはシュテドニアスルートでカークスの娘であるレミアに気を遣っている。また資金難に悩むアンティラス隊にいい稼ぎ場を教えてくれる。
 
:アンティラス隊支援組織を結成して西に東に忙しく飛び回っている。顔を出すのはシュテドニアスルートでカークスの娘であるレミアに気を遣っている。また資金難に悩むアンティラス隊にいい稼ぎ場を教えてくれる。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END}}
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;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
 
:伝説の500万クレジット再び。特定シナリオまでにターン数が300以内でイベントが発生する。アハマド=お金と認識されている模様。ポン、と500万クレジット出すアハマドもアハマドだが……。ちなみに、シュウの依頼で資金集めに奔走していたとのこと。具体的にいつ資金集めをしていたかは語られないが、マグゥーキの混乱時にかき集めたとすれば驚異的な商才と言うほかない。
 
:伝説の500万クレジット再び。特定シナリオまでにターン数が300以内でイベントが発生する。アハマド=お金と認識されている模様。ポン、と500万クレジット出すアハマドもアハマドだが……。ちなみに、シュウの依頼で資金集めに奔走していたとのこと。具体的にいつ資金集めをしていたかは語られないが、マグゥーキの混乱時にかき集めたとすれば驚異的な商才と言うほかない。
 
:なお、シナリオ中では裏方要員としてシュウの依頼を受けて、ラングランの結界を突破するためのマスターキーを作成するために神官たちを護送するという仕事をやっていたため、何気にかなり重要な役割を果たしている。
 
:なお、シナリオ中では裏方要員としてシュウの依頼を受けて、ラングランの結界を突破するためのマスターキーを作成するために神官たちを護送するという仕事をやっていたため、何気にかなり重要な役割を果たしている。
  
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:マサキと対決している。出番はマサキルート「テリウス出奔」の一度のみ。しかも確実に倒す必要はない。本番はやはり『DP』である。
 
:マサキと対決している。出番はマサキルート「テリウス出奔」の一度のみ。しかも確実に倒す必要はない。本番はやはり『DP』である。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ダークプリズン}}
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;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
 
:「メモリアル・デイ」でシュウに帯同することが既に明かされているので特筆する事はあまりないが、公式サイトにあるソルガディ紹介画像で味方側からヴォルクルス(上)を「ジャハンナム」で攻撃する彼の勇姿を確認出来る。
 
:「メモリアル・デイ」でシュウに帯同することが既に明かされているので特筆する事はあまりないが、公式サイトにあるソルガディ紹介画像で味方側からヴォルクルス(上)を「ジャハンナム」で攻撃する彼の勇姿を確認出来る。
 
:本作は説得ではなく「敗者達の聖戦」クリア後で仲間になる。能力自体は『第2次OG』から大幅に調整がかけられている。地形適応は弱体化(陸海空A宙Bから陸空A海宙Bに)したが、ツイン精神コマンド欄を埋めた「闘志」がエースボーナスに移行。その代替として「不屈」がツイン精神側に移動するなど継戦能力を増強されたため、撃破数50を早々に超えれば華々しい活躍を見込めるだろう。
 
:本作は説得ではなく「敗者達の聖戦」クリア後で仲間になる。能力自体は『第2次OG』から大幅に調整がかけられている。地形適応は弱体化(陸海空A宙Bから陸空A海宙Bに)したが、ツイン精神コマンド欄を埋めた「闘志」がエースボーナスに移行。その代替として「不屈」がツイン精神側に移動するなど継戦能力を増強されたため、撃破数50を早々に超えれば華々しい活躍を見込めるだろう。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[マサキ・アンドー]]
 
;[[マサキ・アンドー]]
:「春秋戦争」ではお互い敵となって舌戦と格闘戦を繰り広げたが、『魔装機神』第一章の頃はデモンゴーレム狩りの際に仲が良い様子を見せている。一方両親を失った原因からテロリストを憎悪するマサキが[[旧シリーズ]]にてアハマドの過去をどう思っていたのかは不明。
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:「春秋戦争」ではお互い敵となって舌戦と格闘戦を繰り広げたが、『魔装機神』第一章の頃はデモンゴーレム狩りの際に仲が良い様子を見せている。テロリストを憎悪するマサキが[[旧シリーズ]]にてアハマドの過去をどう思っていたのかは不明。諸処の戦闘台詞を拝見するに、アハマドがこの日本人の少年に抱いていた悪感情は、ラングランの王都で行われた「御前試合」でマサキに敗北したことに起因するのではないかと思われる。あの敗戦で戦士としての誇りを幾分傷つけられたのか、「ダークプリズン」では「甘い正義感で方々に首を突っ込んでいるのだろう?」とやや手厳しいマサキ評をジェルバの面々に送っている。しかし、『魔装機神II』でアンティラス隊を脱退するときにはマサキを激励しており、わだかまりも解消したようである。
:諸処の戦闘台詞を拝見するに、アハマドがこの日本人の少年に抱いていた悪感情は、ラングランの王都で行われた「御前試合」でマサキに敗北したことに起因するのではないかと思われる。あの敗戦で戦士としての誇りを幾分傷つけられたのか、「ダークプリズン」では「甘い正義感で方々に首を突っ込んでいるのだろう?」とやや手厳しいマサキ評をジェルバの面々に送っている。しかし、『魔装機神II』でアンティラス隊を脱退するときにはマサキを激励しており、わだかまりも解消したようである。
 
 
;[[シュウ・シラカワ]]
 
;[[シュウ・シラカワ]]
:強敵と認める男。シュウの章(EX)で、「命をかけるにふさわしい相手と戦いたくはないか」と勧誘された際、アハマドは「カークスへの義理は果たした」としてシュウに力を貸す道を選んだ。
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:強敵と認める男。シュウの章(EX)で、「命をかけるにふさわしい相手と戦いたくはないか」と勧誘された際、アハマドは「カークスへの義理は果たした」としてシュウに力を貸す道を選んだ。いくら「力こそ全て」「強者こそが正義」というアハマドでも戦争そのものの拡大と継続は望んでいないうえ、世界の破壊を目論むヴォルクルス教団に手を貸すことが正義と判断するとは思えないため、シュウの本質を見抜いた上で仲間になった可能性が高い(加えてシュウがヴォルクルスを倒すと発言した際も大して驚いた様子も無かった)。ちなみに、『OGDP』では'''次の行動を聞いただけで即座に自分の戦うべき相手、即ちシュウの目的を察している(後述)'''。
:いくら「力こそ全て」「強者こそが正義」というアハマドでも戦争そのものの拡大と継続は望んでいないことと、「ラ・ギアスに何かしらの厄災が降りかかることが見込まれるときは全力でそれに立ち向かう」という魔装機操者の務めを放棄してまで世界の破壊を目論むヴォルクルス教団に手を貸すことが正義と判断するとは思えないこともあり、シュウの本質を見抜いた上で仲間になった可能性が高い(加えてシュウがヴォルクルスを倒すと発言した際も大して驚いた様子も無かった)。ちなみに『OGDP』では'''次の行動を聞いただけで即座にシュウが用意するという自分が戦うべき強敵を見抜き、シュウの目的を察している(後述)'''。
 
  
 
=== [[神聖ラングラン王国]] ===
 
=== [[神聖ラングラン王国]] ===
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:『魔装機神III』で彼とゲンナジーと偶然再会し、自分たちの身の上を語り合う。
 
:『魔装機神III』で彼とゲンナジーと偶然再会し、自分たちの身の上を語り合う。
 
;[[テリウス・グラン・ビルセイア]]
 
;[[テリウス・グラン・ビルセイア]]
:『OGDP』で仲間になった際「戦場で頼れるのは自分だけ」という言葉をかけられた際に「ついさっきまで敵だった人に言われても」という愚痴を漏らした。ただしアハマドはセニアにもほぼ同じことを言っているため、アハマドなりに「王族の人間が戦場に立つことへの警告」をしているともとれる。
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:『OGDP』で仲間になった際「戦場で頼れるのは自分だけ」という言葉をかけられた際に「ついさっきまで敵だった人に言われても」という愚痴を漏らした。ただしアハマドはセニアにもほぼ同じことを言っているため、アハマドなりに王族の人間が戦場に立つことへの警告ともとれる。
  
 
=== [[アンティラス隊]] ===
 
=== [[アンティラス隊]] ===
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;[[ミオ・サスガ]]、[[ツレイン・ザン・レカニバン]]
 
;[[ミオ・サスガ]]、[[ツレイン・ザン・レカニバン]]
 
:なぜか彼らに対して援護台詞が存在する。
 
:なぜか彼らに対して援護台詞が存在する。
=== 地上人 ===
 
;[[アルバーダ・バイラリン]] [[セレーナ・レシタール]]
 
:ヴォルクルスとの戦いで共闘。
 
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「それが悪い事だというのか、マサキ? 力のあるものが、より正当な地位を望む。これは当然の権利だと思うが?」
 
;「それが悪い事だというのか、マサキ? 力のあるものが、より正当な地位を望む。これは当然の権利だと思うが?」
 
:マサキの章(EX/第2次OG)にて。カークスが政権を簒奪しようとしているとマサキに非難された際の台詞。
 
:マサキの章(EX/第2次OG)にて。カークスが政権を簒奪しようとしているとマサキに非難された際の台詞。
;「いいか?オレはパレスチナの出身だ。戦争がどういうものなのかイヤというほど知っている。戦争は起こってしまった以上は、一刻も早く終わらせるのが一番なのだ。そのためには力のあるものを応援する」
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;「戦争は起こってしまった以上は、一刻も早く終わらせるのが一番なのだ。そのためには力のあるものを応援する」
 
:簒奪者カークスに協力した彼なりの理由。賛否はどうあれ戦争地帯の出身者が持つ思想としては完全に間違っているわけでもない。
 
:簒奪者カークスに協力した彼なりの理由。賛否はどうあれ戦争地帯の出身者が持つ思想としては完全に間違っているわけでもない。
:戦争狂のムスリムというイメージのあるアハマドだが、戦争を「一刻も早く終わらせるのは一番」と断じており戦争の本質を正しく認識していたほか、形がどうあれ「魔装機操者としてラ・ギアスの危機に立ち向かう」という姿勢もブレてはいない。
 
 
;「アッラーの前では、一人の悪意などはたかが知れている。それにカークスはさほど悪人とは言えんよ。貴様らの推すフェイル王子とて、オレから見れば到底善人とは思えん」
 
;「アッラーの前では、一人の悪意などはたかが知れている。それにカークスはさほど悪人とは言えんよ。貴様らの推すフェイル王子とて、オレから見れば到底善人とは思えん」
 
:「例えそれが悪であっても?」というテュッティの問いかけに対して。フェイルのその後の言動を考えるとこれまた的外れな見当ではなかったのかもしれない。
 
:「例えそれが悪であっても?」というテュッティの問いかけに対して。フェイルのその後の言動を考えるとこれまた的外れな見当ではなかったのかもしれない。
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;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」
 
;[[オレグ・ナザロフ|オレグ]]「貴様は反連邦主義者ではないのか」<br />アハマド「連邦の支配を良しとしないもの全てが、DCに好意的だと思わぬことだ」
 
:DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。
 
:DCの再興に興味がないと語った後の、オレグからの質問とその回答。地上世界時代のアハマドの思想の一部が垣間見える。
:…まぁ、DC再興も何も、'''アハマドはDC蜂起の数年前に召喚されている'''のでDCをよく知らない可能性も高いが、戦いを起こす事そのものを良しとしないアハマドからすれば、理由はどうあれ世界を戦火で包んだDCは相容れない存在だったのであろう。
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:…まぁ、DC再興も何も、'''アハマドはDC蜂起の数年前に召喚されている'''のでDCをよく知らない可能性も高いが。
 
;レスリー「これはクリストフという巨悪を駆逐するための戦い……正義執行の聖戦なのですから」<br/>アハマド「ふっ、神の十字軍を名乗る者達を伴っての……か」
 
;レスリー「これはクリストフという巨悪を駆逐するための戦い……正義執行の聖戦なのですから」<br/>アハマド「ふっ、神の十字軍を名乗る者達を伴っての……か」
 
:レスリーがデモンゴーレム召喚の準備を行う際の会話。己の正義を頑なに信じて戦う者、かつて[[ディバイン・クルセイダーズ|十字軍]]を名乗った者達が行う'''聖戦'''に対し、アハマドは一人皮肉を口にする。
 
:レスリーがデモンゴーレム召喚の準備を行う際の会話。己の正義を頑なに信じて戦う者、かつて[[ディバイン・クルセイダーズ|十字軍]]を名乗った者達が行う'''聖戦'''に対し、アハマドは一人皮肉を口にする。
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:『OGDP』におけるヴォルクルスとの戦闘前台詞。この台詞と前述のモノローグも合わせて、少なくともリメイク版では最初からシュウの目的を悟っていたことがわかる。
 
:『OGDP』におけるヴォルクルスとの戦闘前台詞。この台詞と前述のモノローグも合わせて、少なくともリメイク版では最初からシュウの目的を悟っていたことがわかる。
 
;「あの男との因縁の清算は容易ではないぞ。先に自分が命を落とさぬように気をつけるのだな」<br/>「……貴様は、早死にさせるには惜しい戦士だ。神の加護があらんことを」
 
;「あの男との因縁の清算は容易ではないぞ。先に自分が命を落とさぬように気をつけるのだな」<br/>「……貴様は、早死にさせるには惜しい戦士だ。神の加護があらんことを」
:『OGDP』で別れ際に[[アルバーダ・バイラリン|アルバーダ]]に送った台詞。アルバーダが内情を明かしている訳でもなく「因縁の清算」を口にしている辺り既にアハマドはシュウに続きアルバーダの目的も見抜いていたことを明かす。最後の言葉である「神の加護」の件は恐らく『EX』における「インシャラー」に変わる台詞だろう。
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:『OGDP』で別れ際に[[アルバーダ・バイラリン|アルバーダ]]に送った台詞。アルバーダが内情を明かしている訳でもなく「因縁の清算」を口にしている辺り既にアハマドはシュウに続きアルバーダの目的も見抜いていたことを明かす。恐らく最後の言葉は『EX』における「インシャラー」に変わる台詞だろう。
 
:多くのプレイヤーもアルバーダを早死にさせるには惜しい人物だと思っただろうが、結局アルバーダはシュウとの因縁こそ「割り切る」という形で清算したものの、シュウ達の与り知らぬところで命を落としてしまった…。
 
:多くのプレイヤーもアルバーダを早死にさせるには惜しい人物だと思っただろうが、結局アルバーダはシュウとの因縁こそ「割り切る」という形で清算したものの、シュウ達の与り知らぬところで命を落としてしまった…。
  
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==== 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL ====
 
==== 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL ====
 
;「セニア殿、それは違いますな。戦場で頼れるのは自分だけ。自分の身は自分で守りなさい」
 
;「セニア殿、それは違いますな。戦場で頼れるのは自分だけ。自分の身は自分で守りなさい」
:デモンゴーレム退治に無理矢理ついてきたセニアは「あたし一人守りきる自信がないわけ?」と駄々をこねるが、アハマドはこの台詞でセニアを戒めた。
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:デモンゴーレム退治に無理矢理ついてきたセニアへの戒め。後にテリウスに対しても同じことを言っている。どうやら王族へ対しての彼なりの姿勢である模様。
:上述の通り後にテリウスに対しても同じことを言っているため、この思想は王族へ対する彼なりの姿勢であるようだが、当のセニアは全く言い返せなかった。
 
 
;アハマド「ふむ、見た所、かなり新しいデモンゴーレムのようだな。まだ近くに召喚した術者がいるかも知れん」<br>マサキ「サフィーネか、それともルオゾールか…。ま、どっちでも構わねえけどよ」<br>アハマド「確かにな。誰が来ようと戦うのみ!アッラーフアクバル!!」
 
;アハマド「ふむ、見た所、かなり新しいデモンゴーレムのようだな。まだ近くに召喚した術者がいるかも知れん」<br>マサキ「サフィーネか、それともルオゾールか…。ま、どっちでも構わねえけどよ」<br>アハマド「確かにな。誰が来ようと戦うのみ!アッラーフアクバル!!」
 
:デモンゴーレム退治におけるマサキとのやり取り。リメイク版では「アッラーフアクバル」の一言が削除された。
 
:デモンゴーレム退治におけるマサキとのやり取り。リメイク版では「アッラーフアクバル」の一言が削除された。
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;アハマド「豚肉は入っておらんだろうな?」<br>マサキ「文句言うなら食うな!」
 
;アハマド「豚肉は入っておらんだろうな?」<br>マサキ「文句言うなら食うな!」
 
:すき焼きパーティでの1コマ。イスラム教徒であるアハマドにとって豚を食うことはタブーであるためである。
 
:すき焼きパーティでの1コマ。イスラム教徒であるアハマドにとって豚を食うことはタブーであるためである。
:リメイク版ではこのやり取りが削除されたため、黙々と食べていた模様。またコーラン(イスラム教の聖典)には、他人から食すことを迫られた、他に食料が無かった、空腹で餓死寸前であった、豚肉とは知らなかった等のやむを得なかった場合、若しくは本人の意図しない形で食べてしまった場合は問題視されないという記述があるため、アハマド自身も「(もし豚肉が入っていたとしても)知らずに食べたのなら問題視されない」と捉えていたのかもしれない。
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:リメイク版ではこのやり取りが削除されたため、黙々と食べていた模様。またコーラン(イスラム教の聖典)には、他人から食すことを迫られた、空腹で餓死寸前であった、豚肉とは知らなかった等のやむを得なかった場合、若しくは本人の意図しない形で食べてしまった場合は問題視されないという記述があるため、アハマド自身も「(もし豚肉が入っていたとしても)知らずに食べたのなら問題視されない」と捉えていたのかもしれない。
 
;「すべてはアラーの思し召し。インシャラー…」/「俺は全力を尽くすだけだ。あとは神のみぞ知る、だな」
 
;「すべてはアラーの思し召し。インシャラー…」/「俺は全力を尽くすだけだ。あとは神のみぞ知る、だな」
 
:御前試合での台詞。典型的なイスラム教徒の言葉である。リメイク版では後者の台詞に差し替えられたが、どちらもバトルマニアの彼にしては珍しく謙虚な台詞である。一応アハマドなりに「御前試合」という儀式の意味を重んじているのだろう。
 
:御前試合での台詞。典型的なイスラム教徒の言葉である。リメイク版では後者の台詞に差し替えられたが、どちらもバトルマニアの彼にしては珍しく謙虚な台詞である。一応アハマドなりに「御前試合」という儀式の意味を重んじているのだろう。
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;アハマド「もう少しソイソースを入れたほうが良くないか?」<br>ミオ「へえ。アハマドさん醤油の味わかるんだ」<br>アハマド「ああ。あれはいい。最近は手放せん」
 
;アハマド「もう少しソイソースを入れたほうが良くないか?」<br>ミオ「へえ。アハマドさん醤油の味わかるんだ」<br>アハマド「ああ。あれはいい。最近は手放せん」
 
:第2章でのすき焼きパーティでの1コマ。自分からすき焼きをリクエストした上で味付けにまでこだわるなど、すっかり気に入った模様。
 
:第2章でのすき焼きパーティでの1コマ。自分からすき焼きをリクエストした上で味付けにまでこだわるなど、すっかり気に入った模様。
:なお現実の日本で広く流通している醤油はアルコールが含まれているので、イスラム教徒が食べてはいけない調味料である。その為国外用の醤油はアルコールを除いているが、ラ・ギアスの場合はどう扱われてるのかは不明。アハマドが躊躇なく醤油の使用を提唱している事を踏まえると海外仕様なのか、あるいは知らずに摂取したのなら問題視されないと捉えたかのどちらかだろう。
 
  
 
==== 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD ====
 
==== 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD ====
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:資金難に悩むアンティラス隊に連絡して。この直前ベッキーがアハマドの話題を出していたため皆驚いていた。ミオはアハマドといえばお金というイメージらしい。
 
:資金難に悩むアンティラス隊に連絡して。この直前ベッキーがアハマドの話題を出していたため皆驚いていた。ミオはアハマドといえばお金というイメージらしい。
 
;「本来は、そういうところに目を配るのもリーダーであるマサキの仕事だが……ヤツもまだ若いからな。他人の世話に気を配る前に、まだまだ自分自身を磨かねばなるまい」
 
;「本来は、そういうところに目を配るのもリーダーであるマサキの仕事だが……ヤツもまだ若いからな。他人の世話に気を配る前に、まだまだ自分自身を磨かねばなるまい」
:ゲンナジーとデメクサと偶然再会した際、アンティラス隊の現状を聞いて。レミアに気をかけてたり今作の彼はさらに大人な男として描かれている。またマサキに対する人物評もそれなりに肯定的になっており、アハマド自身も大分人柄が丸くなった印象を受ける。
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:ゲンナジーとデメクサと偶然再会した際、アンティラス隊の現状を聞いて。レミアに気をかけてたり今作の彼はさらに大人な男として描かれている。
 
;「降魔弾テロが発生したと聞いて、慌てて駆けつけたのだ。もっとも、間に合わなかったがな」
 
;「降魔弾テロが発生したと聞いて、慌てて駆けつけたのだ。もっとも、間に合わなかったがな」
 
:DLC「アンティラス隊の名にかけて」で昔を懐かしんですき焼きを食べることになった際、デメクサと共に現れて。例えアンティラス隊に所属していなくても彼らは魔装機操者である事を忘れていなかった。
 
:DLC「アンティラス隊の名にかけて」で昔を懐かしんですき焼きを食べることになった際、デメクサと共に現れて。例えアンティラス隊に所属していなくても彼らは魔装機操者である事を忘れていなかった。
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**しかし、現実の世界情勢および実在する(過激派とは無関係な)ムスリムへの配慮等から、アハマドのキャラクター設定の変更が行われたものと思われる。
 
**しかし、現実の世界情勢および実在する(過激派とは無関係な)ムスリムへの配慮等から、アハマドのキャラクター設定の変更が行われたものと思われる。
 
**『EX』にてアハマドが仲間になるシナリオである「ジハード」はアラビア語で「聖戦」を意味するのだが、これについても『OGDP』ではタイトルの変更が行われている……のだが、日本語で普通に「聖戦」と使われている他、シナリオ中でも「聖戦」という用語が用いられている。もっとも、アハマドはそれを皮肉っている立場になっているのだが。
 
**『EX』にてアハマドが仲間になるシナリオである「ジハード」はアラビア語で「聖戦」を意味するのだが、これについても『OGDP』ではタイトルの変更が行われている……のだが、日本語で普通に「聖戦」と使われている他、シナリオ中でも「聖戦」という用語が用いられている。もっとも、アハマドはそれを皮肉っている立場になっているのだが。
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
{{魔装機神シリーズ}}
 
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