ウルトラザウルス

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ウルトラザウルス
登場作品

ゾイドシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
SRWでの分類 機体
母艦
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スペック
分類 ウルトラサウルス型ゾイド
生産形態 発掘
型式番号 RZ-037
全長 555m[1]
全高 333m
動力 ゾイドコア
所属 ヘリック共和国
ガーディアンフォース
主な搭乗員 ロブ・ハーマン
ムンベイ
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ウルトラザウルスは『ゾイド -ZOIDS-』の登場メカ

概要

ヘリック共和国が古代遺跡から発掘した超大型ゾイドブレードライガーアイアンコングのような大型ゾイドを複数収容可能な格納庫や作戦用ブリッジを備えるという、さながら移動要塞とも形容出来るゾイドである。その巨体を稼働させるために7つの動力ブロックを有しており、それを全て起動させる事でゾイドコアを覚醒させる事が出来るが、発見以来一度も起動出来ずにいた。

発見以降「ウンディーヌレイク」と呼ばれる人工湖の底に沈めて保有していたが、ヒルツデススティンガーによって首都を始めとする主要施設をことごとく失った共和国軍が帝国と合同で策定した最終作戦プログラムに則り、臨時の司令部として使用するために稼働させた。その後、ドクター・ディの開発したグラビティカノンとそのパワージェネレーターを搭載し、ガーディアンフォースの旗艦及び対デススティンガー戦の切り札として運用された。完全復活したデスザウラーとの戦いではグラビティカノンを利用してブレードライガーを射出し、これを撃破した。

アニメ作中では単に「ウルトラザウルス」と呼称されているが、『ゾイドバトルカードゲーム』では他の個体との区別のため、「ウルトラザウルスMoS」と表記されている。「ムンベイスペシャル」の意味だが、作中ではムンベイが勝手に自分のものだと発言しただけでムンベイの所有物ではない。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。初登場ステージでは原作通り起動に時間がかかっており、動くことができない。さらにこのときは無改造となっているため、全方向から押し寄せてくる敵を相手に守らなければならない。
原作同様に母艦として運用されるが、陸上生物のゾイドであるため、基本的には惑星Zi(『ゾイド -ZOIDS-』原作再現ミッション)、アークシップ甲板上専用の母艦ユニット。加入が遅く使用できるミッション数も7つしかない(シミュレーター除く)が、戦闘力は比較的高く、改造段階も正式加入時は6段階と高い。ゾイドであっても母艦であるためか、他の母艦と同様移動時に向きが固定されたまま動く
メインパイロットはロブ・ハーマンで、ムンベイシュバルツ大佐サブパイロットとなる。出撃ユニットにグスタフMS又はアイアンコングMk-IIを編成している場合、各ユニットを出撃させている間は当然ながらそれぞれの精神コマンドは使用できない。また、他のサブパイロットと違い、メインパイロットとレベルも同期されない。
第8章で『ゾイド -ZOIDS-』原作再現が終了した後は宇宙へと打ち上げられ、対ミューカス最終作戦「Operation Extend」に用いられる。アークシップ上からミューカス・ジェネシス外殻の比較的薄い部分にグラビティカノンを撃ち、内部への突入口を作る役割となる。
ちなみに、原作同様グラビティカノンを利用してブレードライガーを射出する、戦闘アニメが存在するが、イベント専用で通常使用できない特殊技である。

装備・機能

武装・必殺武器

8連装ミサイルランチャー
胴体部に搭載されたミサイルランチャー。任務に応じて各種弾頭を装填可能。「対艦」特性付き。
パルスレーザーガン
格納庫側面に搭載された3連装レーザー砲。自機中心型のMAP兵器で「ビーム兵器」特性付き。
ハイパーキラーバイトファング
牙を使い相手に噛みつく。「押投」特性付き。SRWでは普通に使用しているが実はアニメでは未使用。
マニューバーミサイル
前脚部のミサイルポッドに搭載された高機動ミサイル。「対地」「曲射」特性付き。
グラビティカノン
ドクター・ディが開発した、超重力を発生させる砲弾を打ち出す兵器。内部重力を持つ超重金属プラネタルサイトに外部から圧力を加えることでブラックホールを発生させる。左舷にプラネタルサイト弾を発射する砲本体、右舷に稼働に必要なパワージェネレーターを搭載する。
プラネタルサイトが貴重な物質のため、劇中で用意された砲弾は試射用・実戦用・予備弾の3発のみ。最終決戦では艦内で製造された1発を使用している。
着弾点指定型のMAP兵器で「対地」特性付き。

特殊能力

ゾイドコア
母艦
重装甲

移動タイプ

サイズ

5Lまたは8

機体BGM

「Wild Flowers」
OP曲。基本の戦闘BGM
「挑発」
原作BGM。グラビティカノンのBGMに採用。

関連機体

アルティメットファランクス(SRW未登場)
ゲーム「ゾイドサーガシリーズ」に登場する改造機。リニアカノンが6門になり胸部のミサイルが3連装迫撃砲となっており火力が向上している。
ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤー(SRW未登場)
バトルストーリーに登場するウルトラザウルスの改造機。両舷のロングレンジキャノン(3門×2つの6門)に加え1200mウルトラキャノン(1200m砲)を装備している。
ニクシー基地への総攻撃の結果、1200m砲の砲身が焼けてしまった為に取り外され、甲板と艦橋とロングレンジキャノン(3門×3つの計9門)を装備した空母型のウルトラザウルス・ザ・キャリアに改造された。

余談

  • 後番組であり直接の続編でもある『ZOIDS新世紀/ZERO』の最終回では、グラビティカノンらしき装備を持つ朽ち果てたウルトラザウルスが登場した。
    • 『ZOIDS新世紀/ZERO』では、朽ちたウルトラザウルスとは別に、バトル連盟所有のウルトラザウルスがもう1機登場している。新たに発掘された機体か、ゾイドコアを移植した新造機と思われる。こちらはグラビティキャノンではなくリニアキャノン4門を搭載している。
  • この機体のモデルは史上最大の恐竜とされていた竜脚類・ウルトラサウロスから。ただ、現在ではこの恐竜は実在していないという説が有力(復元骨格が別種のキメラ状態であったため)。
  • 新バトストでは大災害グランドカタストロフの結果、野生体が絶滅。現存していた機体も老朽化した事から故障や解体が進んでおり、現在は大統領専用機として1機が残るのみである(野生体が存在しないため再生産できず、最後の1機のゾイドコアが停止した瞬間、絶滅する運命である)。
    • 一応、オーガノイドシステム(OS)を搭載[2]したり、ゾイドコアの培養を利用した再生産自体は可能だが、前者は性能向上と引き換えに狂暴化が後者は安定性は保てるが性能低下が起きる事や、共和国が人為的な個体数の増加に消極的なこともあり、今後新造される事は無いと思われる。[3]
  • ゾイドシリーズはゾイド本体の他に様々な武装をカスタムパーツとして発売している。その一環としてアニメでウルトラザウルスが装備したグラビティカノンもカスタムパーツとして販売する予定だったが、没になった経緯がある。
    • 理由としては、かなり巨大になる事と、結果販売価格が大型ゾイド並になり、販売したとしても売れないだろうとなり見送られた。
      グラビティカノンはその後、グラビティーキャノンと名を変え、『ゾイドワイルドZERO』のカスタムパーツとしてラインナップされた。こちらでは複数の武装を組み合わせる事で完成する大型武器となっている。

脚注

  1. バトルストーリーでは全長50.0m、全高27.5m、重量507.0tと設定されている。
  2. OSにはゾイドコアを活性化される機能があり、それをゾイドコアの増殖に応用して培養し数を増やすのである。なお、この方法で生産した機体はOS限定搭載機のメリットとデメリットを受け継ぐ(後述)。
  3. 逆に、帝国は人為的な個体数の増加に積極的だが、これは共和国が道徳・倫理観があるとかではなく、豊かな国力を背景に「戦争は数」を地で行き無理やり増やさなくても別に困らない共和国と、それに「高度な技術力」で対応する為に増やさないと頭数が自体が足りない帝国のお国柄・事情がある。

資料リンク