薔薇の三姉妹

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薔薇の三姉妹は、『電脳戦機バーチャロンシリーズ』に登場する部隊。

概要[編集 | ソースを編集]

バーチャロイド運用組織・RNAに所属する部隊。…という名目だが、実際は電脳歴社会において影響力の高い存在・オーバーロードの一人であるディフューズ・アルフレート・ド・アンベルIV直属の部隊。血縁もなく、所属もバラバラだった3人の女性で構成される。

電脳歴世界の裏でアンベルIVの手足となり、様々な成果を挙げ、『電脳戦機バーチャロンフォース』(SRW未参戦)のプレイヤー軍となる打撃艦隊フォースの立ち上げに大きく貢献し、有能な人材を引き抜いてきた。

オーバーロード直属部隊であることを存分に悪用し、非常に強引な手法を取り続けたことから、被害者からの評判は非常に悪いが、電脳歴世界においては悪役としての人気を確立している。戦闘時の苛烈で執拗な三機による連携攻撃、それぞれの名前が蛇をイメージさせる(ファング=牙、バイト=咬む、ポイズン=毒)こと、また彼女らの全媒体の乗機が「バイパー(=毒蛇)」系列の機体[1]であることから、「毒蛇三姉妹」という異名を持つが、これは三姉妹にとって共通の逆鱗であり、『電脳戦機バーチャロン マーズ』にてハッター軍曹が、この異名を口走ったことで私刑に遭い撃沈する事態となった。

『マーズ』では主に敵役として登場し、それぞれマイザー・デルタのカスタム機に搭乗している。初登場時はアンベルIVの意向でMARZと接触するが、ハッター軍曹が居合わせた場合、上述の流れでアンベルIVの意向に逆らい、主人公の腕試しと禁句を言ったハッターに対する私刑目的で襲い掛かってくる[2]。もっとも、『マーズ』本編後のアンベルIVの動向を見るに、アンベルIV自体も完全に協力的な存在だったとは言えないが…。

その後も何度か敵として登場し、ダイモン・フラグメント争奪戦にも参戦してくる。

他、小説『FRAGMENTARY PASSAGE』でも三姉妹が登場している。

登場作品[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
初登場作品。基本的に原作同様敵として登場しているが、原作とは異なり終盤では第3軍NPCとして登場する。

人物[編集 | ソースを編集]

シルビー・ファング
三姉妹の筆頭。愛機共通のペットネームは「フェアービアンカ」。
デボラ・バイト
名目上、三姉妹の長姉とされる。愛機共通のペットネームは「エヴリン」。
ジェニファー・ポイズン
三姉妹の末妹だが、実質上の責任者。愛機共通のペットネームは「シャルロッテ」。

搭乗機 [編集 | ソースを編集]

マイザー・デルタIV タイプR 「フェアー・ビアンカ」
『マーズ』におけるシルビーの搭乗機。
マイザー・デルタI 「エヴリン」
『マーズ』におけるデボラの搭乗機。
マイザー・デルタI 「シャルロッテ」
『マーズ』におけるジェニファーの搭乗機。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 『マーズ』に登場するキャラクターとしては珍しく、薔薇の三姉妹にはいずれも外見設定が存在する。SRWでは現在のところ、電脳歴設定の作品でパイロットの顔出し参戦がないため、現在SRWで外見設定が拾われたことはない。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 小説『FRAGMENTARY PASSAGE』では「バイパー」或いは「サイファー」に搭乗しており、これらも全て同系統。
  2. ハッター救出に失敗し、その場にいない場合でも腕試しはされる