オラシオ・コジャーソ

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オラシオ・コジャーソ
外国語表記 Horatio Kojass[1]
登場作品 ナイツ&マジック
声優 中村悠一
デザイン 黒銀(原案)
桂憲一郎(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦30
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プロフィール
種族 徒人
性別
年齢 30歳
所属 ジャロウデク王国
役職 技術者
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オラシオ・コジャーソは『ナイツ&マジック』の登場人物。

概要

ジャロウデク王国に所属する天才技術者

ぼさぼさの髪に眼鏡、一見するとふざけているような口調が特徴。一族の秘術を使いジャロウデクにて源素浮揚器を開発し、飛空船の大量配備による軍事力増強を実現。また、敵の技術を目視した際にはそれの再現や対策を即座に行うなど、その頭脳や技術力は本物。

空に強い拘りを持ち、エルネスティ・エチェバルリアが乗るイカルガを目撃して驚愕。以後、エルとはお互いをライバルとして意識するようになる。ただし、エル自身は「ロボット」に情熱を注いでいるのに対して、オラシオの方は「戦艦(飛空船)」に情熱を注いでいるため、エルとは自らの想いの向ける先・趣味が違うからこそ相容れない関係となっている。

後に飛竜戦艦の開発を行い、動力炉として竜血炉を組み込み、ドロテオ・マルドネスに自らも乗艦すると告げ、エルとの対決に備える。そしてイカルガとの戦闘では互いの自論を大いにぶつけ合い、飛竜戦艦の敗北を悟るとその場からこっそりと脱出。最後は自国に帰るエル達の様子を一人乗りの飛空艇から観察し、去って行った。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。パイロットではないが、音声が収録されており、ヴィーヴィルの掛け合いで登場する。また、単独のカットインまで用意されている。中断メッセージにも登場し、エルと主張をぶつけ合っている。
戦線ミッション「オセアニア戦線」初クリア時に、ドライクロイツの戦艦の活躍を見てヴィーヴィルの構想を考えており、その後サイドミッション「脅威の羽音」にて技術交換を目的にオートザムのNSXに同乗する形で登場。意気揚々と攻撃命令を出すが、直後にジェオ達にたしなめられる場面も。

人間関係

ジャロウデク王国

クリストバル・ハスロ・ジャロウデク
彼とエルの戦いを見物する。
ドロテオ・マルドネス
彼と飛竜戦艦に乗り、戦場へ出る。

銀鳳騎士団

エルネスティ・エチェバルリア
オラシオに並ぶ頭脳の持ち主でライバル的存在。技術革新を起こし、戦争を大きく変えたもう一人の人物。偏愛対象以外は似ているが、所属以上にその偏愛対象の違いにより激しく敵対する。

他作品との人間関係

スーパー系

イーグル・ビジョンジェオ・メトロザズ・トルク
『30』では同じ世界の人物。オートザムとドライクロイツの戦闘に際し、NSXに同乗する。

バンプレストオリジナル

リュウセイ・ダテ
エルの同類。『30』でオラシオがロボット不要論を唱えた際、エルだけでなく彼の怒りも買い一緒に反論される。

名台詞

ドロテオ「彼奴等めは必ずや東に向かうはず」
「たぁ~しかに!西にクシェペルカの残党なんていませんしぃ?」
「それとぉ、なんでしたっけぇ?死神騎士団?」
「今回の件と関係あるとすれば、そいつらが出没している東が、最有力でしょうねぇ」
第10話。王女のエレオノーラを奪還した者達が逃げた先を推理する。
「ハッ!後れを取るとしたら、飛空船の性能ではなくて、別の要因ですよぉ?」
「例えばぁ、指揮官の初動判断の誤り、とかね」
同話より。ドロテオから飛空船が後れを取らないかと疑問を呈され、即座に否定し、彼を挑発する。
「今日もエーテルが美味しゅうございますね」
同話より。手応えがある敵と巡り会えるのではないかと期待に胸を膨らませる。
「飛びましたか!?飛びましたよね!?今、あれは!」
「私以外に、それも私とは全く違う設計思想で、空を飛ぶ技術を編み出した者がいようとは!」
「是非、もっと見て見たい!」
同話より。空を飛び、飛空船に向かってきたエルのイカルガの姿に驚くこととなる。
「そんなぁ!もうちょっと見せて下さいよ!」
同話より。降下体勢の搭載機が全滅したため、撤退を決めたドロテオに憤る。
「いいですかぁ。空は僕の領分、なんですよ」
「それを犯すことが、いかに無謀かつ無礼なことか、次は必ず教えてあげましょう」
同話より。自らの領分へと立ち入ってきたエルへの怒りを露わにする。
「早く出てきて下さいよぉ?あなたを見るために私はここまで来たのですから」
第11話。クリストバルの随伴船に乗り込んで、エルが出てくるのを待つ。
「全く、全く馬鹿げている!冗談にも程がある!」
「あのような爆発力の反作用?で飛行するなんて、空を!土足で踏みにじるようなものですよ」
同話より。空中を自由に飛翔して動き回るエルのイカルガを見て愚痴を零す。
「お待ちなさい」
「今動かしては殿下のお邪魔になります。ここはぁ?今しばらくお待ちなさい」
同話より。転進したクリストバルの本陣船に続いて回頭しようとした際に待機を進言する。まるでクリストバルを囮にしたようにも思えるが、一隻だけ待機したところで効果があったのかは不明瞭ではある。
「今のうちに逃げましょう。殿下の犠牲を、無駄にしてはいけません」
同話より。クリストバル戦死後、心にもないような表情で戦場からの撤退を進言する。
「空の支配者は、私めでございますれば」
同話より。カタリーナに仇討ちのための新兵器開発を認めさせる。
エル「成る程、こちらがそちらの技術を学べば、そちらもまた然りということですね?オラシオ・コジャーソさん」
「エルネスティ・エチェバルリア。はぁ、なんて言いにくい名前なんでしょうねぇ」
「私の飛竜、ヴィーヴィルは、強いですよぉ~?」
同話より。エルへ完成した飛竜戦艦を差し向け、対決を望んでの台詞。名前の件については視聴者も思ったことであろうが、彼自身は頻繁にフルネームで呼ぶためなおのことであろう。
「実に残念です~。私の飛竜戦艦の活躍を、直接この目で見られないなんて」
「エルネスティ・エチェバルリア?はてさて、どう戦います?」
第12話。空を見上げながら、彼方で行われているであろう戦いを妄想して。
「その煙幕は金属片と硝石、それに硫黄の粉末を混ぜ合わせたものです」
「魔導噴流推進器でしたっけ?吸い込んだら、どうなると思います?」
「よしんば破壊できなくても、内部の紋章術式が傷つけば」
「鬼神の翼はぁ、失われます」
同話より。イカルガの魔導噴流推進器対策に特殊弾を開発し、手を打っていた。
「部下に任せるより私一人の方が早いものでして」
同話より。他人よりも自分一人でした方が良いとドロテオに艦の調整を説明する。
「あ、そうそう。次の戦いには、私も同行させてもらいますよ」
ドロテオ「何っ?」
「騎士が剣で語り合うように、技術師は技術で語り合うのです」
「はたして、どんな語り合いになるのか、楽しみですねぇ」
同話より。ドロテオに対し、次回は自分も艦に同乗すると告げる。
「なるほど、私の飛空船を剽窃したと」
同話より。戦場に現れた鹵獲改造艦の対空衝角艦ジルバヴェールの姿を見て。
「回頭ぉ?このタイミングでぇ?」
最終話。突撃してきたジルバヴェールが急に方向転換したことに不審を抱く。
「おおっと、これはぁ?」
ドロテオ「何が起こっている!?」
「油だ」
同話より。敵の内蔵式多連装投鎗器(ベスピアリ)に仕込まれていた策に気付いて。
「竜血炉?いよいよその時が来ましたかね~え?」
ドロテオ「…!」
「試して見ませんかぁ?鬼神をも凌駕する力、名付けて、最大化戦闘形態(マキシマ~イズ)」
同話より。そろそろ最大化戦闘形態を使うべきではないか?とドロテオを煽る。
「竜の血が、船体から離れて、迸っていますねぇ~!」
「がたいに対していささか心臓が、大きすぎましたかね~え?実に面白い!」
同話より。最大化戦闘形態発動後の飛竜戦艦の変化に興奮する姿にドロテオを唖然とさせる。
「空を飛ぶ幻晶騎士など、ただのおもちゃ!」
「おもちゃなど、現実の巨大な力の前には、為す術もなく押し潰されていくだけの存在!」
エル「僕のロボット魂に賭けて、絶対にそんなことはさせません!」
同話より。エルと互いに自論を激しくぶつけ合う。
「設計思想ではなく、即物的な戦いの技に関してだけは、認めますよ。エルネスティ・エチェバルリア」
同話より。飛竜戦艦の苦戦を悟った末、オラシオはいつの間にか艦橋から姿を消し…。
「ほほう、可変型魔導噴流推進器とは、実に、面白い」
「エルネスティ・エチェバルリア。あなたの美学がどこまで通用するものか、楽しみに拝見させてもらいますよ」
「もちろん、いずれまた私の理論も、骨身で学んで頂く所存ではありますがねぇ」
「さあて、次はどこの国に私の技術を売り込むとしますかねぇ」
同話より。帰国するエル達を覗き見し、次の技術の売り込み先を探して飛び去った。

スパロボシリーズの名台詞

「モビルスーツの機構を、利用できませんかねぇ?」
モビルスーツとの特殊戦闘台詞。
「異世界の飛空船と…目障りですね」
味方戦艦との特殊戦闘台詞。
ドロテオ「殿下の仇討ちだ!総員、生命を懸けて戦え!!」
(そうです。生命を懸けてぇ、私のヴィーヴィルの強さを知らしめるのです)
(そして、この世界のロボットなるオモチャを全て焼き尽くしてぇあげましょう!)
「Heaven&World」より。飛竜戦艦の戦闘開始時の心の声。ロボットに対する憎しみが窺える。

搭乗機体

飛空船(レビテートシップ)
ジャロウデク王国の航空戦力となる飛空船。
飛竜戦艦(飛竜戦艦)
ジャロウデク王国のドラゴン型の飛空戦艦。

余談

  • アニメでは積極的に前線に出ているが、原作小説では一切戦場に出ずに技術者に徹し、ライバルキャラクターではありながら主人公と対面しないという特異な立ち位置にあった。

脚注

  1. 『30』Steam英語版。