エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ

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エムリス・イェイエル・フレメヴィーラ
登場作品 ナイツ&マジック
声優 小野大輔
デザイン 黒銀(原案)
桂憲一郎(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦30
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プロフィール
愛称 リース
種族 異世界人
性別
所属 フレメヴィーラ王国
所属部隊 銀鳳商会[1]
称号 王子
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エムリス・イェイエル・フレメヴィーラは『ナイツ&マジック』の登場人物。

概要

フレメヴィーラ王国の国王、アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラの孫。2m近い背丈が特徴。

王族らしからぬ荒々しい言動故に隣国のクシェペルカ王国に留学させられていたが、その言動については全く改善傾向が見られていない。言動そのまま、悪く言えば粗暴、良く言えば豪胆を絵に描いたようなキャラクター性をしているが、節々で王族であることを感じさせるカリスマ性や、騎操士としての卓越した技量が見える。

祖父アンブロシウスから父リオタムスへの王位継承の話がきっかけとなり、エルネスティ・エチェバルリア率いる銀鳳騎士団と国立機操開発研究工房の模擬試合の頃に帰還。その際、トイボックスやツェンドルグの形状・性能に興味を抱く。その後はエルとも友好関係を築き、彼の手で自分の専用機であるゴルドリーオを造ってもらうこととなる。

大西域戦争では「銀鳳商会」の若旦那という名目でエル達、銀鳳騎士団の面々とクシェペルカ王国救援に向かった。対ジャロウデク王国との戦闘ではゴルドリーオで奮戦し、敵軍を相手取って獅子奮迅の大活躍を見せている。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。キーミッション「決戦のセフィーロ」または「揺らぐ世界」で参戦。

パイロットステータス

精神コマンド

30
直感鉄壁突撃気合熱血気迫
まさにエムリスらしいラインナップ。
エースボーナスの起動には気力が150以上と厳しい要件が求められるため、最後に覚える気迫は非常に相性が良い。

特殊スキル

30
獅子のカリスマ、騎操士L8、底力L6、闘争心L2
「獅子のカリスマ」は「自軍フェイズ開始時に周囲3マス以内に居る味方の気力を+5する」専用スキル。
指揮官こそ持たないが、アニメで周囲を鼓舞・指揮する場面も多かったが故、彼流の指揮を再現したものだろうか。

エースボーナス

戦闘に参加すると気力+2。気力150以上で与ダメージ1.1倍、被ダメージ0.9倍。
『30』で採用。原作で見せた獅子奮迅の戦いぶりを再現した、彼らしいエースボーナス。戦闘に参加するたびに気力が上がるため、援護攻撃との相性が抜群。
気力150以上で追加効果が得られ、騎操士の効果との兼ね合いで、与ダメージ倍率が大幅に上昇する。気力限界突破がないと、その後の上がりやすい気力が無駄になりやすいため、同技能は必修クラス。ガードとの相性がよく、機体のサイズが小さいにも関わらず避けて耐えるしぶとい戦いができる。

人間関係

家族・親族

アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラ
祖父。フレメヴィーラの国王。曰く、性格や行動原理は彼の若い頃と全く一緒らしい。
リオタムス・ハールス・フレメヴィーラ
父親。後にアンブロシウスから王位を譲られ、その話がエムリス帰還のきっかけとなる。
ウーゼル
兄。アニメ本編には登場しない。
マルティナ・オルト・クシェペルカ
叔母。クシェペルカに嫁いでいたが、大西域戦争ではクシェペルカ王族の救出作戦にて、救出後の彼女と合流している。
イサドラ・アダリナ・クシェペルカ
従妹。エムリスを「リース兄」と呼び慕う。クシェペルカ王族の救出作戦では彼女を直接救出した。

銀鳳騎士団

エルネスティ・エチェバルリア
団長。彼を気に入り、専用機を造ってもらう。
アーキッド・オルターアデルトルート・オルター
エルやエムリスとエレオノーラ王女を救出する。
エドガー・C・ブランシュ、ディートリヒ・クーニッツ、ヘルヴィ・オーバーリ
団員達。エムリスと共にジャロウデク軍と戦う。
バトソン・テルモネンダーヴィド・ヘプケン
団員達。幻晶騎士の整備を担う。
ノーラ・フリュクバリ
諜報工作担当。クシェペルカに潜入した際、王女救出を手助けされる。

クシェペルカ王国

エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ
クシェペルカ王国の王女。クシェペルカ王族の救出作戦成功後は叔母や従妹と共に彼女を心配していた。

名台詞

「こいつはぶったまげた!しばらく留守にしてる間に、フレメヴィーラは凄いもんを造ったな」
第7話。自国に帰還し、模擬試合で目撃したツェンドルグの形状に感嘆する。
「すっげえな!幻晶騎士(シルエットナイト)が、法弾並のスピードで飛ぶかよ…!」
同話より。魔導噴流推進器(マギウスジェットスラスタ)で加速するエルのトイボックスを見て。
「そうだな、まずはなんと言っても重要なのはパワーだ」
エル「はい」
「そしてパワー!」
エル「はい」
「さらにパワーだ!!」
エル「…はあ」
同話より。エルに自分の機体の製作を望み、希望を聞かれて。アディから脳筋と言われてしまう。
Web版小説でもほぼ同様の流れはあるが、そちらは「パワー」の部分は「“力”」になっている。そしてエルは自分のメモ帳に脳筋とだけ記載していた。
「爺ちゃんから勝ち取ったこのゴルドリーオで、みっともない姿は見せられないなあ!」
同話より。アンブロシウスと決闘の末に念願の機体を手に入れ、アディから燃えてると評される。
「金獅子の初陣だ!」
「俺の新たな剣、その切れ味を見せてやろう!」
第8話。魔獣の殻獣(シェルケース)群を相手に初陣を飾る。
「滅んだと言うならば、貴様らと問答している暇などない!」
第9話。エル達とクシェペルカ王国救援に向かい、ジャロウデク軍が塞ぐ門を強引に突破する。
「うっし!我ら銀鳳騎士団、もとい、銀鳳商会は、商売と情報の収集に励むこととする」
同話より。国境制圧後、銀鳳商会としての今後の方針を述べる。
「俺がこの国の世話になっていた頃は、毎日祭りのような賑わいだったがな」
第10話。ジャロウデク占領下のクシェペルカの街、フォンタニエを散策しての台詞。
「ほお?なんの挨拶もなく押し入ろうってのか」
「やはりジャロウデクは、ならず者の集まりだなぁ!」
第11話。進軍するティラントー部隊に啖呵を切り、獣王轟咆(ブラストハウリング)で一掃する。
「そうだぞ?こいつに甘い顔見せるな」
「後でどんな無理難題をふっかけてくるか分からん」
第12話。エレオノーラとエルとの会話に割り込み、エルから人聞きの悪いことを言うなと叱られる。
「この四方楯要塞(シルダ・ネリャク)は、元々クシェペルカの物だ。返してもらうぞ!」
最終話。ジャロウデク軍が占領した四方楯要塞攻略部隊を指揮する。
「気合で凌げよエドガー! 獣王轟咆(ブラストハウリング)!!」
同話より。エドガーが身を挺して敵の動きを止めた際、エドガーの意思を汲み、好機と踏んで獣王轟咆(ブラストハウリング)を放つ。必殺の一撃は綺麗に敵機だけを巻き込み破壊した…と思いきや、実は単に魔力(マナ)残量の関係でちょうどよく吹き飛ばしただけだったという、あまりに脳筋なオチがついてしまっている。台詞からして、加減も調整もする意思がさらさら感じられないが。
なお、アニメでは最終話ということもあってか技名は全力で叫んでおり、そのまま文章で形容するなら「ブゥゥゥラストォォ!ハウゥゥゥリンンンングゥ!!」といった感じのシャウトである。
「もはや我が方の勝利は揺るぎない!」
「進め!新生クシェペルカ王国の騎士達よ、四方楯要塞(シルダ・ネリャク)を踏み越え、王都を取り戻すのだ!」
同話より。飛竜戦艦(ヴィーヴィル)撃破後の兵士達に対する鼓舞。
「……男爵領…が陥落したか…レトンマキ殿貴殿が稼いでくれた時間ひとかけらも無駄にはしない!!」
エル「はい「商品」の生産に皆死力を尽くしてくれています。ジャロウデク軍がミシリエにたどり着くまでに必ずや間に合いでしょう」
「ああっ、その暁には…奴らをぶっ倒すぞ!」
漫画版第76話において。「魔導飛槍」の完成が間に合わず更にクリストバルが指揮する軍勢が襲ってきたためレトンマキ男爵領は陥落、男爵も戦死してしまう。その時やってきた早馬の報告を受けエルとの会話。銀鳳商会最初の商談相手商談相手、そしてクシャペルカを護った人の1人の死を聞いた彼のショックは大きかったらしく新装備の完成の時間を作ってくれたため絶対に彼への無念を晴らす思いを見せた[2]

迷台詞

「ハハハハ、見たか…っておい!?マナプールが底を尽きかけてるぞ!?」
第8話。ゴルドリーオ必殺の魔導兵装「獣王轟咆(ブラストハウリング)」を放ってご満悦…まではいいが、調子に乗って薙ぎ払った一発で魔力残量は風前の灯火に。恰好が付かない。
「パワーだッ」
公式サイトに存在する、第10話のおまけイラストにおける台詞。エレオノーラ王女を元気付けるための作戦会議…が、アーキッド・オルターとの仲を進展させる話に成り代わっている…筈なのだが、どちらで解釈しても全く案になっていない。ただパワーと言いたかっただけなのでは。

スパロボシリーズの名台詞

「やるぜ、ゴルドリーオ!俺とお前のパワーを見せる時が来た!」
「力こそ、パワー!パワーこそ、力!全てを押し潰すぞ!」
『30』にて参戦シナリオでの戦闘前台詞。アディからは以前よりさらに脳筋になってると評される。

搭乗機体

ゴルドリーオ
エルが開発した自身の専用機。

余談

  • 大西域戦争では先述の通り「若旦那」を名乗っていたが、アニメの範囲外では若旦那ならぬ「バカ旦那」と呆れられてしまう展開があった。

脚注

  1. 大西域戦争時における銀鳳騎士団の隠れ蓑。
  2. なお、アニメ版では男爵領は墜としきっておらず男爵も戦死していない。