ブルース・カール・バーンステイン
ブルース・カール・バーンステイン | |
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外国語表記 | Blues Carl Bernstein |
登場作品 | |
声優 |
曽我部和行 置鮎龍太郎(SRW代役) |
SRWでの分類 | サブパイロット |
プロフィール | |
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異名 | I.C.ブルース |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | JJ9 |
ブルース・カール・バーンステインは『銀河疾風サスライガー』の主人公の一人。
概要
JJ9のリーダーにして、ブルー惑星海の高級カジノを荒らしまわっていた宇宙最強のギャンブラー。その勝負強さと電子回路の如き頭脳の冴えから「I.C.ブルース」の異名を持つ。
後述のアイザックやシュテッケンとは違った趣の台詞からも伺えるが、毎回違う色のスカーフを着用するなどオシャレに気を使う伊達男。ただし劇中では一度、マフィアの土饅頭でJJ9マークを描くというあまり趣味のよろしくないことをやっているが普段のブルースからすると非常に例外的な行為。
ブラディ・ゴッドが乗っ取ったJ9ランドのカジノで300億ボール(惑星すら買える天文学的値段)も勝ちまくった為、ブラディにビッグゲームを持ちかけられ、意気投合した仲間と共に総額1200億ボールの大勝負の旅に挑む事になる。
サスライガー搭乗時には指令を担当するが、大勝負に際して掛け金と個人資産の全てを凍結されて文無しとなった為、カジノで日銭を稼ぐ役割も担う。
クールで冷静だが、アイザックやシュテッケンとは異なりユーモアやロマンを愛するタイプであり、性格的にはむしろ温和で接しやすい。留守番を任せたジミーがスージーの誘いを断りきれず遊びに行ってしまった時も冗談めかして「今からその調子では先が思いやられるぞ、ジミー」と冷やかすようにたしなめている。また大の賭け事好きで、カジノでの路銀稼ぎはビッグゲーム上必要な費用の工面だが、単純にブルースとしてはカジノ通いが好きという側面もある。ちなみに頻繁にカジノに通っていながら負けている様子がまったくなく、また劇中でブルースが訪れるカジノの胴元はブラディシンジケートであることが多い。そのためJJ9の仲間からも「ブラディから金をせしめている」という認識のほうが強い様子。
娼婦に身を窶した初恋の人や兄の親友との死別などJJ9の中では不幸なエピソードを一身に背負っていた。その一方で当初は死んでいたと思われた兄・ヘルムートが、実は生存していたことが判明し、やむにやまれぬ事情から敢えてテロリストとなって巨悪と戦っている彼との再会も果たしている。
登場作品と役柄
単独作品
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
- ロック・アンロック、ビート・マッケンジー、バーディ・ショウ
- JJ9メンバー達。ビートに代わってサスライガーを操縦した事もあるが、もっぱら頭脳労働担当なため、仲間に向いてないと茶化される程度の腕前だった。
- オーガン警部
- ビッグゲームでの掛け金の額がたまたま追っていた事件での被害金額と一致していたため、何かあると判断してしつこくブルースを追っていた。後に真相が発覚し、真犯人も当初から自首するつもりであったことから和解。これまでの行動の詫びも兼ねてかかなり協力的になった。
- ステファニア・バルドンヌ
- 幼馴染であるトップモデルの女性。両想いだったのだが、両親の破産がきっかけで別れる事となる。再会した際には自身を汚れた女と自嘲するなど、人生に疲れた様子を見せていた。
- ヘルムート・バーンステイン
- 双子の兄。何らかの事情で生き別れになっており、その時の経緯からブルースは当初死別したと思っていた。が、実際は生きており終盤で再会している。活動資金確保のため本当に止む無く300億ボールを強奪したのだが、図らずもこれがブルースの足を引っ張る格好となった。ちなみにヘルムート当人は自分が関わっている事態が片付いたらこの件で自首するつもりであり、劇中でもオーガン警部に対して言及している。
他作品との人間関係
- カーメン・カーメン
- ブルースが尊敬する歴史上の偉人[1]。『GC/XO』では同じ時代に登場するため特にそういった様子はなく、単なる敵対者。
- シュテッケン・ラドクリフ
- 前作の同ポジションにあたる人物。初対面時に訝しげに見られてしまう。『XO』では「欲にまみれた博徒」と呼ばれたりとより手厳しいものに。
- デューク・スケード、バロン・カークス
- エドン国の存亡を賭けの対象にしたと知るや否や憤慨されてしまう。
名台詞
- 「テイク・サスライド・オン!」
- J9-Ⅲ号をサスライガーに変形させる際の掛け声。
- 「折角だが自分の夢の大きさは自分で決めたい。さあ、続けてくれたまえ」
- 第1話「世紀の大勝負(ビッグゲーム)」。ルーレットで大勝ちした彼に、暗に止めるよう迫るディーラーに対する返答。
- 「私達は行方定めぬ渡り鳥さ。積荷といえば、ここにいるクルーと少しばかりの冒険心だけだが」
- こういうキザな台詞を他人に臆面もなく言えるのがアイザックやシュテッケンとの違いである。
- 「イェーイ!」
- そしてこの台詞も言うのもアイザックやシュテッケンとの違い。
- 「そうだな。この先一年ブラディ・ゴッドの追っ手を交わしながら、どこへ流離うかわからない。このみんなの運命を乗せて『サスライガー』とでも命名するか」
- 第2話「快走J9III号」。初のビッグゲーム成功を祝して酒を酌み交わす中、バーディの提案でJ9III号に名前を付ける事となり、『サスライガー』の名を与える。
- ロック「こりゃダメだ。この手はラウラト砂漠に手厚く葬ってやるか」
バーディ「あーあ…ビートかわいそうに死んでしまって。1200億ボールの大金も見ずにあ~あ…」
「しかし、我々の分け前が増えることになるな、バーディ」 - 第7話「熱砂の群盗」。イタズラで死んだふりをしたビートに向けてロックとバーディ共々悪ノリ。当然ビートは突っ込んだ。
- 「分からず屋のオロ・ステファン!
君のグランプリの栄光見たさに、レミさんとイヨモンテロの決勝を楽しみにきた仲間がいる。
不幸にして座礁で君の晴れ姿を見ずに死んで行った人達がいる。
彼らにとって君は金に換え難い希望だ。その人達は君が八百長で稼いだ金で島が潤って喜ぶのか?
君の希望に誇りを託して死んで行った人間に、八百長のあぶく銭がはなむけになるとは思えない!
やってみたらどうだ?思いっきり!走れるだけ走ってみるんだ!」 - 8話「栄光のイヨモンテロ」より。故郷の家族に仕送りをするためにグレアム・シンジケートに雇われて八百長をしていたレーサー、オロ・ステファンに対して。この言葉と妹レミの涙で説得されたオロはイヨモンテロ・レースを本気で走り、見事グランプリを獲得した。
- 「私だって精一杯やってるんだ!」
- 13話「さすらいのエンブレム」より。ビートがクラッシュレースに参加するため別行動を取っていたため、代わりにJ9III号の操縦をしていたがビートのようにはいかず敵の猛攻に苦戦していた。これはその時に発したボヤきであり、ブルースには珍しく焦りが前面に出ている。
- 「ああ、綺麗になった」
- 14話「哀愁のベルナー湖」より。両親の破産から転落人生を歩んでいた幼馴染のステファニアの「変わったでしょう、あたし」という自嘲的なセリフに対して。男である。なおこの14話は非常に子供向けアニメとは思えないアダルトなムードをただよわせ、ブルースとステファニアの事後を連想させるシーンまである。
- 「私が殺したんだ…私と一緒にトレインに連れてくればよかった」
- 同話。ステファニアと再会後、サスライガーとブラディ・シンジケートとの戦いによる流れ弾の爆風でステファニアは湖へと吹き飛ばされてしまう。焼け跡を探してもステファニアは見つからず、ブルースはJ9III号へと連れて行かなかった事を後悔する。
- 「私だけを生かしておいてブラディに賞金をふっかけるんだよ」
- 第20話「オーガン警部の憂鬱」より、海賊たちに捕らえられブラディに引き渡されそうになるが「もっといい手がある」と仲間たちを見捨てる発言をする。当然、一同は怒るが半信半疑になりながらも何か策があるのだと思い、実際に海賊たちの隙を見て救援を呼ぶ作戦だった事が判明する。
- ビンチ博士「太陽系の正義の日を消してはならない。君たちも頑張ってくれ」
「ありがとうございます。50惑星を踏破するまで我々も戦います。 それがJJ9全員の青春の証です」 - 第28話「海王星のメリークリスマス」より、シンジケートに捕まっていたビンチ博士ら科学者グループを救助した後にJ9III号内にてクリスマスパーティを開いた際の誓い。バーディ曰く「スタイルも決まってるけど、言うことも決まってる」との事。
- 「では警部、グッドラック」
- 第31話「悪魔の湖」ラスト、自身を追い一度は捕まえるもさらにドクターハロインに捕まり、脱出するためにと一時共闘。JJ9に救出された後、警部の手錠を銃で撃ち壊した。
- 「これで追手の目を誤魔化せるといいんだが…」
- 第41話「恋人たちの星祭り」より、『不思議の国のアリス』のトランプの兵隊に変装して。「ハロウィンパーティー中の街中に隠れる」という設定の元、この回の登場人物の恰好はかなりぶっ飛んだものになっており、ロックとバーディは吸血鬼、ビートはロケットの着ぐるみ、ブラディの追手達もブタの仮装とシュールな光景になっていた。
- モブの恰好もスタッフのお遊びが全開であり、前作や前々作のメンバーから見覚えのある機体まで…。
- 「生きていたんですか」
- 第42話「グレイト・タッチダウン」より。兄・ヘルムートとのまさかの再会を果たし、彼が淹れてくれたコーヒーを受け取っての一言。淡々と言葉短いながらも、その語気にはもう会えないと思っていた肉親に再会できたことへの喜びが溢れている。幼馴染やヘルムートの親友との死別で傷ついていたブルースにとって、この再会が救いであったことは想像に難くない。
搭乗機体
余談
- 普段は眼鏡をかけているが、外した際に特に不自由した様子は見られていない。