レド

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レド(Redo)

人類銀河同盟の軍人で階級は少尉。同盟のマザーコンピュータに見出された資質は「盾」。

1話冒頭の撤退時に転移事故に巻き込まれて地球に飛ばされ、海底に沈んだ乗機・チェインバーの中で冷凍睡眠する事になる。約半年後、ベローズにチェインバーごと引き上げられ、自分やチェインバーが起こす損害の賠償や自らの食い扶持を稼ぐためにガルガンティア船団で働く事になった。

管理社会である人類銀河同盟で育ったためか無口かつ感情の少ない性格だったが、船団の文化の違いに戸惑いながらも、人々と交流を経て徐々に感情豊かな性格へと変わってゆく。

当初はチェインバーの通訳を通してでしか地球の人々との会話を行えなかったが、学習して日常会話程度は出来るようになった。また顔だちは地球人から見ても整っているらしく、イケメンと呼ばれたり、オカマに気に入られ追い掛け回されたりすることもあった。地球の文化に馴染んで行くという演出は言語以外にも現れており、肌を見てみると話数が進むたびに徐々に日焼けしていく事が解る。

ヒディアーズの牙で笛をつくる習慣がある。これは元々、幼年学校での同級生であった少年・ロンドの趣味であったもの。 他の同級生が思い出されもしないことを考えれば、彼のレドに対する影響の大きさが伺える。実際、卒業試験での彼の行動がなければレドは防衛任務(平均寿命は2年未満、完全な消耗品扱い)に回されあっけなくその生涯を終えていただろう事が示唆されている。

『ぷちっと』ではかなり落ち込みやすい性格になっており、すぐカタコトになる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初登場作品。担当声優の石川界人氏はサキト・アサギ役を経て版権作品に初参加。
ミドリの星ルート第6話「漂流者」で参戦。銀河同盟語の部分は鍵括弧の部分が【】で表示されている。
原作よりも多くの交流を経験したためか、地球語の取得がかなり早い。また、日焼けは顔グラで再現されている。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

精神コマンド

第3次Z天獄篇
集中+、直感気合
精神コマンドの枠が当初は3つまでしかない。チェインバーの方は5つあることを考えると、原作の設定を反映したものだと思われる。
原作再現終了後(中盤に入ったあたり)は枠が5つに増加する。ちなみにコンプリートに必要なレベルは70。

特殊技能

第3次Z天獄篇
マルチターゲットサイズ差補正無視L1、戦術待機
チェインバーのサイズが小さいため、サイズ差補正無視はありがたい。デフォルトで戦術待機を持つ3人のうちの1人なので、MAP兵器の強力なユニットと組ませるといい。

固有エースボーナス

取得経験値1.2倍、撃墜数10機ごと、レベルアップ時にPP+5。
天獄篇。サラリーマンに似た特性のエースボーナス。

人間関係

クーゲル
上官。
チェインバー
乗機にしてパートナー、彼の助言を基に動いている。
エイミー
初めてレドと絡んだ地球人。初対面では驚きのあまり彼女を拉致するという行動に出るが、エイミーから踏み込んだことにより次第に打ち解けていく。そして、しだいに彼女への気持ちは恋心へと変わっていった。・・・実はレドも気づいていないだけで、初恋ではなかったりする。
ベベル
エイミーの弟。病弱な彼と交流する事で多くの事を学び成長する。
ピニオン
当初はレドのことを敵視していたが、チェインバーの力を見てからは彼とチェインバーを利用するようになる。
ベローズ
レドとチェインバーを引き上げた張本人。その事もあってか、レドを気にかける事が多い。
リジット
規律にうるさい彼女とは対立することが多い。
ロンド
SRW未登場。幼年学校時代の同級生。マザーコンピュータの見出した資質は「異端」。レドの命の恩人であり、同時に心を壊した少年。レドはベベルとの交流から彼が弟だったのでは、と考えている。作中ではベベルに彼を重ねていたが、その性格はベベルと大きく異なり、素行不良の目立つ飄々とした(同盟の価値基準においての)不良少年である(思想犯として粛清されかねない行為まで行っており、素行不良で済ませていいのかは怪しいが)。レドのために卒業試験で取った行動が決定打となり、その短い生涯を終えた。この一件はレドの心に影を落としただけでなく、レドとミリイカの決裂を招くことになるが、ロンドの行動がなければレドは理想的な使い捨ての兵士と化していただろうことが示唆されている。
ミリイカ
SRW未登場。前日談小説「少年と巨人」に登場する幼年学校時代の同級生。マザーコンピュータの見出した資質は「情熱」。レドのもう一人の命の恩人で、お互いに初恋の相手(同盟の体制故、その自覚はない)。所謂委員長属性で、実際に作中でもクラス委員を任される。優等生ではあるが、同時に同盟にとっての優等生でもある。そのためレドを異端へと引き寄せるロンドやジェンドには内心で嫉妬と怒りを抱いている(恋愛感情同様、自覚はない)。ロンドと共にジェンドを告発しレドを救ったが、卒業試験でのロンドの行動で遂に彼への嫉妬が爆発。レドとの初恋は気づかないままに終わりを迎えた。二人はただの同級生として離別し、彼女の存在はレドの中から薄れていった。
ジェンド
SRW未登場。前日談小説「少年と巨人」に登場するカウンセラーの女性。快楽殺人者的思考を持つ危険人物。カウンセリングを通じて幼年学校の生徒達に同盟に対する疑念を植え付け、やがては社会を破滅させることを望んでいる(実際、在学中に暴力事件を起こした生徒、粛清されてしまった生徒も存在する)。レドもその毒牙にかけようとしたが、それが原因でロンドとミリイカによって告発され、その日の内に「分解処理」されてしまった。逸材と見たロンドを禁制本を読ませるなど優遇していたが、それが文字通り命取りとなった。その正体は社会の硬直を防ぐためにマザーコンピュータに意図的に生み出された危険人物であり、その行動は最初から全て観察されてた。

他作品との人間関係

ヒビキ・カミシロ
ムッツリ的な意味での同類。放っておけない存在だったらしく度々絡みがある。
相良宗介
「幼い頃から軍属として戦ってきた」「人とのコミニュケーションが苦手」「クセのあるAIを積んだ機体が搭乗機」という共通点がある。本人同士も似た者同士であり、会話は弾んでいる模様。

名(迷)台詞

全体的に環境や価値観へのギャップによるものが多い。

「死骸!? どうしろと…!?」
「まさか、食えって言うんじゃ…!?」
「死骸だぞ!?」
第2話にて、エイミーが目の前で魚の干物を食べた際の反応。干物を見た事が無いせいか物凄く戸惑っていた。
「殲滅する」
第2話、海賊をチェインバーと共に攻撃。
その圧倒的な力は「蹂躙」とも呼べる程一方的なものだった。
レド「敵の排除に理由が必要なのか?」
ベローズ「…宇宙じゃどうだか知らないが、ここでは殺生は何よりも戒められている」
レド「生物を殺して食用とすることは、問題とされないのか?」
続く3話にて、海賊を皆殺しにした事をベローズに咎められた際の問答。レドと船団員との価値観と死生観の違いが現れている。
「…不思議な言葉だ」
エイミーから「ありがとう」と言われての反応。
「ある…あれが…ありが…」
「ありがとう」
地球に来て、チェインバーの通訳無しに初めて喋った地球の言葉。以後、カタコトであるが地球人とは地球の言葉で話すようになるが、感情が高ぶると宇宙言語を話す。天獄篇ではDVE。
ちなみに『ぷちっとがるがんてぃあ』では、この時点でのレドの言語習得率は1%にも満たず、チェインバーから「その程度である」と一蹴された。
「ひょっとして……! ひょっとして、俺は不当な量を受け取ったんじゃないのか…!?」
6話冒頭、受け取った給料の使い道に困惑し、あらぬ懸念も抱く。
一応、チェインバーから「食料の配給チケット」と同じものだと説明は受けていたが、それ以外の使い道が思いつかず結局エイミーに相談をした。
「わかめパン」
ピニオンに連れられて食事をする際の注文。この時のレドは生物を使用した料理を「死骸を食べること」という認識を強く持っていたこと、食事はもっぱらわかめパンだったためこう注文した。だがピニオンに呆れられ、他の料理を注文し、彼は始めて食べ物に対して「美味しい」という感情を知る事になる。
「ヒディアーズ!!」
「ヒディアーズ、人類の敵! 殲滅対象…!!」
祭りの最中に、タコ料理を見た時の反応。ヒディアーズの面影を見た事で驚愕し銃も向ける。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「ギルター!食い物の恨み、思い知れ!!」
DLCシナリオ「戦わざる者食うべからず」にて。上述のように最初は食事に抵抗を感じていたのだが、随分グルメになったものである。

搭乗機体

チェインバー
相棒。
作業用ユンボロイド
船団内で働く時に搭乗。当初は操縦に四苦八苦していた。

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