猿頭寺耕助

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猿頭寺耕助(Kousuke Entouji)

GGG諜報部の主任オペレーター。メインオーダールームのオペレーターチーフでもある。

IQ300以上の超人的頭脳を持ち、入浴中でもシステム端末を手放さないほどの研究マニアで、研究に没頭すると寝食を忘れて打ち込む驚異の集中力の持ち主。GGG全体のシステム制御プログラムの開発も彼が手がけている。…が、その外見は貧相にして不潔であり、周囲に悪臭とフケを撒き散らしている。また、ワーカーホリック気味であり、GGG基地の自分のデスクに寝泊まりしている。ジオイド・ガード時代ではの偽装工作を担当。

つかみどころのない性格に眠そうな目といった具合で頼りなげだが、有事の際には、その天才的な頭脳でGGGのピンチを救う。彼の父・猿頭寺耕市は、大河火麻とはID5時代の戦友であり、コンピューターシステムは彼と亡き父との合作である。

登場作品と役柄

第2次スーパーロボット大戦α
非戦闘キャラだが、声付き。
第3次スーパーロボット大戦α
今回はボイスは無い。

人間関係

牛山一男
同僚。
ボルフォッグ
勇者ロボの部下。彼のライバルであるペンチノンと信頼する上司が同じ声というのはある意味運命的。
犬吠埼実
ライバル関係にある科学者。猿頭寺への逆恨み感情を利用され、EI-15となってGGGを苦しめたが、浄解後はオービットベースの技術スタッフに加わった。
パピヨン・ノワール
彼女だったが、死に別れてしまう。

他作品との人間関係

テレサ・テスタロッサ
GGGベイタワー基地がEI-15に乗っ取られた際、たまたま基地に来訪しており、原因調査とシステム回復への助力を申し出る。ただし、やはり彼の不潔さには苦言を呈している。

名台詞

「犬吠埼、おまえは昔から肝心なことを忘れるなあ…。偽物にはなくて本物にはあるもの…それは、勇者の証だ!」
ガオガイガーEI-15のヘルアンドヘヴン勝負を見守りながらの一言。戦闘データと予備パーツを取り込むことでガオガイガーと互角の力を得たと思われたEI-15だが、データの数値や機体のスペックに頼るだけでは勇気という意志の力に勝つことはできないと猿頭寺は見抜いていた。
パピヨン「なにをするんです、耕助!」
「決まっとる! ゴルディオンハンマーの制御系をハッキングする!」
パピヨン「そんなことをしたら、地球が!」
「君を二度も失うより、マシだっ!」
「FINAL」小説版にて、ゴルディオンクラッシャーを手にピサ・ソールへ向かうジェネシックガオガイガーを応援する隊員たちの陰で、ピサ・ソールの消滅がレプリパピヨンの消失を意味すると知り、とっさに携帯端末からハッキングをかけてゴルディオンクラッシャーを停止させようとする。
常に穏やかな猿頭寺が激情を露わにした数少ない場面であり、彼にとって、レプリジンであれパピヨンという人物がいかにかけがえのない大切な存在であったかがわかる。この直後、すでに消失の運命を受け入れていたレプリパピヨンの言葉により、ハッキングは断念する。
「精霊達のもとへ…行くのかい?」
ソール11遊星主に勝利したGGGだったが、再生機能を司っていたピサ・ソールを撃破することはパピヨンを含めた全てのレプリジンの消滅も意味していた。パピヨンとの2度目の別れを迎えることになった猿頭寺は涙ぐみながら彼女にこう問いかけた。この一言はオリジナルのパピヨンが死の間際に精霊達の下へ帰ると言い遺したこととかけている。

スパロボシリーズの名台詞

「抵抗しても遅いよ、犬吠埼。お前は昔から肝心な事を忘れる……」
「完璧な人間やシステムなぞこの世には存在しない……」
「だからこそ、人は失敗や敗北を糧に努力して、改良して、常に上を目指すのさ」
「一度お前に破られたシステムの穴はテスタロッサ大佐と共に完全に修復した……」
「お前にはない困難に立ち向かう心……勇者の証で!」
W第6話、上記原作15話に相当するシーンでのセリフ。

余談

  • 猿頭寺の「耕助」という名前およびフケを撒き散らす特徴から、猿頭寺耕助は横溝正史の推理小説作品に登場する探偵・金田一耕助がモデルだと思われる。

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