碇ユイ
碇ユイ(Yui Ikari)
碇シンジの母にして、碇ゲンドウの妻。かつてEVA初号機起動実験中に肉体が取り込まれ消失、現在は魂のみ初号機の中に取り込まれている。
一応、公式には実験による事故で死亡扱いとなっている為か、広大な墓地の中に彼女の墓があるが、単なる形だけの物である。
彼女の背後にはゼーレ、及びその関係組織が存在しているらしく、当初ゲンドウはそのバックボーンを目当てに彼女に近づいたらしい。が、結果としてゲンドウはユイ自身に強く惹かれていく事となる。なお、ユイとゼーレの関係性は作中では詳細が明らかにはなっておらず、終始不明のまま。
なお、漫画版においては兄(シンジの伯父)がいる事が判明している。
容姿は息子である碇シンジ、綾波レイと非常に似ている(特に後者)。研究者としても非常に優秀で、EVAの基礎理論と概念は彼女が構築したものである。加えて先述したように、ゼーレと繋がる程の家柄の出、周囲の男性を惹きつける魅力と、女性としての幸せや家庭に入る事も考えられる柔軟性を持ち合わせる。更に子供への強い母性を兼ね備えているなど、実は作中で最も理想的に描かれている人物であったりする。ただし本編ではその存在が既に失われているからこそ、大きく物語に影響を与えている人物でもある。
TV版最終話での平和な世界では似た者親子のゲンドウとシンジに頭を悩ませる、妻として母としての彼女が登場する。また、これを元にした関連作品でも同様に登場するが、年齢(恐らく30代半ば~後半)の割には27歳頃の姿である為に若々しく見える。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦MX PORTABLE
- 初登場作品にして現時点で唯一の登場作(NPC)。キャラクター事典には登録されない。
人間関係
- 碇シンジ
- 息子。シンジは彼女の顔すら知らない。冬月によると、シンジは顔立ちがユイに似ているらしい。
- 碇ゲンドウ
- 夫。彼女から見た彼はかわいい人…らしい。平和な世界を描いたパラレル作品ではある程度納得できる。
- 冬月コウゾウ
- 恩師。実はユイに何かしらの好意があった模様。
- 綾波レイ
- 肉体がユイのクローン。
名台詞
原作では皆無であるため、ここではパラレル作品のものを記載する。
- 「そういえばあなたあの事 シンジには話しておいてくれた?」
ゲンドウ「あ…ああ」
「………まだなのね?」
ゲンドウ「すまん…ユイ ぐはッ」 - 『碇シンジ育成計画』(漫画版)第1話にてシンジに「あの事」を話すのを忘れたゲンドウに、眉間にシワを寄せながら笑顔で彼に問い詰めた(ちなみに2行目と3行目の間に沈黙が走った)。
- この作品のユイはゲンドウを尻に敷いており、彼が不手際を起こした時はよく制裁をしていたりする(最下段の台詞から察するに、やはりゲンドウは制裁を食らったのだろうか…)。それ以外にも、ラッキースケベを炸裂させてリツコにセクハラをかました際なども制裁している(なお、リツコはゲンドウに恋する乙女状態なのでまんざらでもない)。