アラン・ゲイブリエル
アラン・ゲイブリエル | |
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外国語表記 | Alan Gabriel |
登場作品 | THE ビッグオー 2nd SEASON |
声優 | 二又一成 |
デザイン | さとうけいいち |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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分類 | 半機械人間(サイボーグ) |
性別 | 男 |
職業 | 秘書 |
所属 | ユニオン→パラダイム社 |
アラン・ゲイブリエルは『THE ビッグオー 2nd SEASON』の登場人物。
概要
仮面をつけ、常に薄笑いを浮かべる不気味な謎の男。身体能力及び体術はロジャー・スミスに匹敵する程。殺人、そしてアンドロイドの破壊に無上の喜びを見出す残忍な性格で、特にロジャーに対しては異常なまでの執着心を見せる。
反パラダイム社勢力「ユニオン」の諜報員であったが、パラダイム社側に寝返る。金色のワルサーP38を得物とするが、半機械人間の「ブーギー(お化け)」でもあり、右腕をドリルに変形・回転させる事が出来る。アレックス・ローズウォーターの命により暗躍。ユニオンでは271号と呼称される。この番号は『ウルトラマン』に登場するダダから。
人間でも機械でもないため、ドロシーを混乱させる。ロジャーが持っている腕時計と同じ型の腕時計を身に付けており、ロジャーと同じく、腕時計からワイヤーを発射可能。アレックスに「君は新しい人間だ」と言われ、ビッグデュオ・インフェルノを与えられる。正規のドミュナスでは無い為に、幾つものコードで全身の至る神経とコックピットを連結させる事で無理矢理動かしているが、仮面越しに血を流しながら狂喜乱舞する等、既にビッグデュオに取り込まれつつある状態であった。
ビッグオーを追い詰めるも、ビッグデュオ自身の意思によってドミュナスとしては承認はされず、"YE GUILTY"(汝、罪人なり)の表示と同時に、目の前に現れたシュバルツ・バルトの幻影に「真実に近づく者ではない」と告げられ、コックピットを埋め尽くした無数のケーブルに飲み込まれ圧死。
名前のゲイブリエルは、旧約聖書に登場する大天使の一人である「ガブリエル」から。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
- Z
- カウンターL8、見切り、気力+(ダメージ)、戦意高揚、精神耐性、気力限界突破
- 戦意高揚と気力+ダメージによって、殴られれば殴られるほど気力が急上昇していく。ガードは所持していないのでカウンターに気を付けつつとにかく速攻あるのみ。
隊長効果
- 小隊移動力+1/クリティカル率+20%
- 『Z』で採用。
人間関係
- アレックス・ローズウォーター
- 表向きアレックスの秘書として仕えるが、裏では彼のために汚れ仕事を引き受ける実行犯として動いていた。実はユニオンに送り込まれたスパイだったが、ビッグ・デュオのパイロットとなることを引き換えに寝返る。その後も隙があればアレックスを殺そうとしていたが、これはただ単にアランが人を殺すのが好きなためであって、他に深い意味は無い。
- ロジャー・スミス
- 仕事を邪魔されて以来、彼を幾度と無く殺そうとする。
- R・ドロシー・ウェインライト
- ある任務で喜々としながら執拗に命を狙う。美しいものを徹底的に破壊することを何よりも好むアランにとって、アンドロイドながら人間の美少女の容姿を限りなく精巧に再現したドロシーは格好の獲物だった。
- エンジェル
- 同じユニオンのメンバーであるが、アランは『雌猫』と見下している。一方で、その常軌を逸した残虐さから彼女の方からは札付きの危険人物として警戒されている。ユニオンでは34号と呼ばれる。
- ジェイソン・ベック
- Act:23で刑務所から雇い入れる。アランは『哀れな犯罪者』と見下しながらも、脳内にわずかに残されているインターフェイス復元方法に興味を持つアレックスの命を受け、彼をスカウトする。
- ヴェラ・ロンシュタット
- 同じユニオンのメンバーで、12号と呼ばれる。後にアランは彼女を見限る。
他作品との人間関係
- ランド・トラビス、セツコ・オハラ
- 二人のスフィア・リアクターを「御使い」と呼んでいる。詳細はスパロボシリーズの名台詞を参照。
名台詞
- 「フフフ…とんだ道化だな、パラダイムシティのネゴシエイター。アンドロイドしか客はいないのかい? フフフ…」
- Act:15より。ロジャーがロスコー・フィッツジェラルドとの依頼を果たした後、待ちかねたといわんばかりに金色のワルサーでアランはアンドロイドとして延命していたロスコーを射殺する。そして、彼のメモリーを強奪すると共にロジャーにこの台詞で嘲笑する。
- 「化けの皮が剥がれたな、雌猫!」
- アランという伏兵を察知できなかったエンジェル。彼女はダストンに発砲してでも彼を止めるように言うが、その様はアランを余計に愉快にさせるようなものでしかなかった。
- 「クヒャヒャヒャヒャヒャ! 招かれざる客でも客は客。もてなしてあげようか?」
- Act:16より。もぬけの空のパラダイム本社に向かったロジャーとエンジェル。電源が入り、電車とエスカレーターが動き出す。
「誰か、誰かいるのか!?」と呼ぶロジャーの声を嘲るかのように、アランが現れる。 - 「今更取り戻してどうする? ポンコツアンドロイドがクライアントだった事がそんなに恥ずかしいのかい、ネゴシエイター殿?」
- Act:15ラストで奪ったロスコーのメモリーを返すように言うロジャーに対し、アランは彼をこの台詞で挑発する。ロジャーはアランを追い社内電車へと走るが…
- 「お互いの血の色を、確かめ合おうぜ…?」
- Act:17、アレックスに詰み寄るロジャーに襲い掛かり、彼に「お前のそのにやけたマスクの下に流れているのがオイルか、血か、確かめるのも面白かろう」と言われたのを受けて。この時、ロジャーは鉄パイプでアランの腹部を突き、アランはロジャーの首を狙っていた。
- 「木偶人形を破壊するのは、いつだって楽しい。フフフフフフ… 特に、お前のような芸術品を破壊する快楽は、何物にも代え難い…!」
- Act:20より。ユニオンのアジトに偶然迷い込んだドロシーの右腕を銃で打ち抜いたアランは、愛用のワルサーの銃身を舐めながらサディスティックに微笑む。
- 「さて、開演といこう。お前の主にも、このショーを見てもらおうじゃないか! アハーッハハハハハ…ハッハッハッハッハッハ!!」
- ドロシーの右脚を撃ち抜いた後、アランは左腕の袖を上げ、ロジャーと同じ時計をこれみよがしに見せ、その光景を通してロジャーを苦しめてやろうと狂笑を響かせていく。
- 「フフフフフッ… お前を切り刻み、破壊しつくす事が一層楽しいのは、あいつをも苦しめる事ができるからなんだよ!」
- Act:21、ロジャーと同じ時計を通して、じわじわとドロシーを追い詰める様を彼に見せる際に。
- 「ウフフフッ…俺はブーギーさ!!」
- 追い詰められたドロシーから、彼が何者かと聞かれ返した台詞。あの薄笑いが画面いっぱいになり、一層不気味に写る演出が光る。
- 「フッフフフフフ… このアンドロイドを誰よりも大事に思っている男を辱める。我々の今後の活動に十分有効な手段だと君は思わないかね? エンジェル…」
- エンジェルに「貴方の欲望を満たすだけの行為こそ、ユニオンに不利益をもたらすものだわ!」と言われながらも、アランは薄笑いを絶やさずにこの台詞で反論する。
- 「お前の硬い体が細かく砕かれていく感覚を、じっくり味合わせてやろうと思っていたのに…人の思いやりを大事にしない奴だ!」
- ドロシーの思わぬ反撃に自身の欲望を満たせなかったアランは、薄笑いを浮かべながらも彼女を一気に破壊しようとするが、ロジャーとダストンの到着により、それは阻まれた。
- 「大使と呼んでほしいな」
- Act:22、ゴードン・ローズウォーターの別荘にて、アレックスに代えの食事とバッテリーを運んできた時に、ロジャーに「お前は異国のスパイだったはずだが?」と言われて。
- 「生きる希望を無くしたのだったら言ってくれよ。あのアンドロイドと一緒に、永遠の安楽を与えてやる… フフフフフフ、フッフッフッフッフッ…」
- Act:22、ゴードンの別荘にて。40年前のメモリーが浮かび上がり困惑するロジャーにお構いなく、『今か今かとお前を殺したくてたまらない』と言わんばかりにユニオンにしか咲かないというブルーベルを握りつぶし、その花弁を散らせながら不気味に微笑む。殺人衝動を満たせるのなら誰とでも組む、という意思の表れとも見られる。
- 「アレックスの首には、いつだってナイフを突き立てることができるさ」
- Act:23、ユニオンからアレックスに寝返った事を追求するヴェラに対してはぐらかす時に。もっとも、彼の場合はナイフではなく『鉄の爪』と言った方が正しいのだが…。
- 「哀れな犯罪者であるお前に、ほんのわずかに残されているメモリー…それは、お前が才能と呼ぶ物」
「それを有益な物だと考えるお方がいるのだよ」 - シティ刑務所にて、ベックと対面、釈放する際に。
- 「フフフフフ…ウフフフフ…ウヒヒヒヒ…アーハハハハ!アッハハハハ、アーッハッハッハッハ…ハッハッハッハッハ!!アハハハハ!! アハハハハハ…!!」
「フフフフフ、何て気分がいいんだ!こんなに気分がいいのは、人間である事を半分やめた時以来だよ!!」
「我が体、我が神経の全てはビッグデュオと結ばれた! このビッグデュオこそ我が体!!」 - ビッグデュオ・インフェルノのコックピット越しから狂気に震え哄笑するアランの台詞。二又一成氏の怪演が光る。
- 「フン、それはどっちの事だ? ユニオンか? ローズウォーターか? そんなものはどっちでもいいのさ、フフフフフ…!」
「ただ一つ、はっきりさせなきゃならない事がある。お前のその無根拠なる自信、機械を支配しきっているというその傲慢を、幻想だと思い知らせねばならない!地獄でね!!」
「ビッグデュオ!ショータイム!!」 - ロジャーは改造されても不完全なメガデウスに過ぎないビッグデュオを前に、ドロシーをさらったアレックスに利用されているに過ぎないと言うが、アランは『ロジャーとビッグオーを破壊できればどうでもいい』という異常なまでの執着心でそれを一蹴した。
- 「ハハハハハ、イヒヒヒヒ、アーッハハハハハ!! 怯えろ、ロジャー・スミス!!」
「この夢は、お前を殺すまで終わりはしないんだよォォォッ!!」 - Oサンダーのゼロ距離攻撃によりビッグデュオ・インフェルノは頭部を失い、コックピットがむき出しの状態になる。が、その状態のままでもアランの狂気は収まる事を知らない。むしろ余計に哄笑を響かせながらロジャーに襲い掛かり、ビッグオーの胴体に穴を開ける。しかし…
- 「な、何だ…どうして…!?」
「ヒィィィィッ!! ま、まだ奴を殺しちゃいないのにィィィッ!! がァァッ!?」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアア…!!」 - アランの耳に響いたシュバルツ・バルトの幻聴。やがてそれはビッグデュオ・インフェルノの操縦系統を支配し、コックピットから現れたコードはアランの肉体を取り込んでいく。やがて彼の姿が浮かび上がると、ディスプレイに"YE GUILTY"(汝、罪人なり)の文字が現れ、全てのコードはアランの肉体、そして断末魔の叫びすらも飲み込んでいった…。
- シティの「真実」を踏まえれば、アランは「主役」であるロジャーを倒してはならない。にもかかわらず「役柄」を外れて暴走したために、舞台装置に殺された……ということなのだろう。
スパロボシリーズの名台詞
- 「大いなる力の御使いか。お前も結界をくぐり抜けたようだな」
- IFルート第49話「幻想のメトロポリス」より、ランド、あるいはセツコに対して。
- 「御使いめ…! お前もここで始末してやろう!」
- 通常ルート第53話「歪んだ裁き」より、ランドorセツコとの戦闘前会話。両翅同様、この時点で御使いについて言及している数少ない台詞である。ただし、上の台詞からもわかるとおり、この時点では「大いなる力=太極の力=スフィアを使う者=御使い」という設定になっており、アドヴェントらの設定はこの時点では存在しない(至高神Zの構想は存在した)。
搭乗機体
- ビッグデュオ・インフェルノ
- 唯一の搭乗機体。アランはドミュナスではないため本来は乗れないが、半機械であることを活かし、プラグでコクピットからデュオの制御系と直接繋がり、無理やり動かしていた。