夜天光
- 外国語表記:Yatenko
- 登場作品:劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
- 分類:ジンシリーズ(小型発展機)
- 動力:電力バッテリー併用
- 開発者:火星の後継者
- 主な操縦者:北辰
概要
ジンシリーズの小型発展機。
映像作品中では赤い機体に北辰のみが搭乗しているが、基本的に指揮官に複数配備されており専用機という訳ではない。
回数制限はあるが、中距離のボソンジャンプも使用可能。主に機体各所のブースターを用いた変則的な機動「傀儡舞」と集団戦による攻撃を得意とする。
相転移エンジンを搭載したジンシリーズの発展機ではあるが、小型化できる技術はなく相転移エンジンは搭載していない。無人兵器のジェネレーターを改造したものを搭載しているため、出力不足でディストーションフィールドがコクピット周囲にしか張れない。
また、六連同様ネットワーク制御のため、本来ならばオモイカネにシステムをハッキングされた時点で行動不能になっているのだが、そうならなかったのは決着を望むテンカワ・アキトに配慮したホシノ・ルリが、あえて北辰衆のシステムをハックしなかったためである。
火星での決戦では、アキトのブラックサレナと激突。一騎打ちの末、捨て身の一撃によってコクピットを貫かれ敗北した。
特別版のドラマCDによると、夜天光の残骸からは北辰の遺体は見つからなかった。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 北辰の機体として登場。火星の後継者と戦う劇場版ナデシコルートと物語後半の木連との和平交渉で出現。火星の後継者としては原作通りの出現であるが、タイムスリップによる技術の前倒しによって蜥蜴戦争末期には既に完成してしまった。特に火星の後継者との戦いは序盤であるため味方は未熟であり、高い運動性・サイズ補正・高いパイロット能力・ディストーションフィールド・ボソンジャンプを持つ夜天光と真面に戦うと中々の強敵になる。ブラックサレナや精神コマンド、(特に何も思わなければ)ソフトリセットを効率的に用いて戦いたい。
- スーパーロボット大戦W
- 原作通り北辰の機体として登場。今作では蜥蜴戦争の時点ですでにロールアウトしていたらしく、遺跡周辺での決戦時にアキトを狙って顔出し。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 北辰が搭乗する。リアル系屈指の強敵としてプレイヤーの前に立ちはだかるが、原作通り火星でアキトに敗れる。イベント撃破なので、削りきる前にアキトに「応援」「祝福」を。
- スーパーロボット大戦V
- 第2弾PVにて参戦確定。
装備・機能
武装・必殺武器
- ミサイルランチャー
- ミサイルポッドから発射する。主にこちらの遠距離攻撃に対する反撃の際に使用する。
- 錫杖
- 高速で接近し、錫杖で連続斬りを見舞う。
- トドメにブラックサレナとの打ち合いで放った貫手を連打し、最後に蹴り飛ばす。
- 錫杖投げ
- 文字通り、錫杖を投擲する。
特殊能力
- 剣装備
- 『W』で所持。錫杖で斬り払いを行う。
- ディストーションフィールド
- 流石にコクピット周囲にしか展開できないという所まではSRWでは再現されていない。
- ボソンジャンプ
- こちらも回数制限は再現されていない。無理もないが。
- 『W』ではブラックサレナ同様ユニット能力にはないが、イベントでは使用しているので「回数制限があるので会戦中には使わずにいる」という解釈も出来なくはない。
- 状態変化耐性
- 『MX』で所持。
移動タイプ
サイズ
- S
対決・名場面
- 対ブラックサレナ
- 仲間達の支援を受けたアキトは北辰との一騎打ちを行う。北辰曰く「抜き打ちか…笑止!」。互いの機体がぶつかり合うが、夜天光の一撃はブラックサレナの増加装甲に阻まれ、逆にハンドカノンを離脱したブラックサレナ―――アキトのエステバリスの拳はコクピットを貫き、北辰を押しつぶしていた。直後、夜天光はそのまま崩れ落ち、勝敗は決した。
関連機体
- 積尸気
- 量産型。
余談
- ゲーム『機動戦艦ナデシコ NADESICO THE MISSION』では火星の後継者の残党・南雲義政の機体として登場している。