大宦官

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大宦官は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の役職。

概要

中華連邦政府内の為政者の集団で、天子の次位に位置し中華連邦政府の政治を行ういわば官僚のような者達。詳細な役職名等は不明だが、中華連邦政府を構成する各省のトップ達との事。 全員が『西遊記』の三蔵法師のような装束を身に付け、顔に赤い刺青を入れている。

メンバーは作中で確認出来るのは「高亥(ガオ・ハイ)」、「趙皓(ジャオ・ハオウ)」、「夏望(シャ・ワン)」、「程忠(チェン・ジョン)」、「項勝(シャン・シェン)」、「蔡力士(サイ・リ・シ)」、「童倫(トン・ルン)」、「黄遷(フアン・シェン)」の8人。

天子を傀儡として、長きに亘って強大な権力を盾に中華連邦国内で専横を極めるなど、揃いも揃って私腹を肥やすことと自己保身しか頭にない俗物たちであり、中華連邦の民たちのことを顧みることなどは皆無。あまつさえ主君であるはずの天子ですら政治と保身の道具として使うことも厭わないため、為政者としても人間としても腐りきった集団である。 世界三大勢力の一角である中華連邦を国力と経済を停滞させている元凶で、彼らの影響がどの程度まで及んでいるのかは不明だが、中華連邦は世界最大の人口を誇りながらも三大勢力内での国力は最低で神聖ブリタニア帝国とユーロピア共和国連合(E.U.)の後塵を拝している。

メンバーの一人である高亥は、星刻を伴ってエリア11に滞在した際、バベルタワー襲撃事件の混乱の中でゼロギアスをかけられ、彼や黒の騎士団に対する協力者に仕立て上げられてしまい、挙句これを天子への不忠とみなした星刻に逆賊として討たれた。

残るメンバーはシュナイゼルとの密約を交わし、天子の政略結婚と領土割譲をエサにしてブリタニアの爵位を得て保身を図る売国奴に成り下がっていたが、ゼロの策で本性が全ての中華連邦の人民に露呈したために大規模な暴動が発生。最後はシュナイゼルにも見捨てられ、反旗を翻した星刻によって尽く誅殺された(作中で星刻により明確に殺されたのは趙皓、程忠、童倫の三人のみだが、後に残りの四人も死亡が明言されている。ちなみに中華連邦全域での大暴動を報告された際に竜胆の艦橋にいる事が確認できるため、同タイミングで殺害もしくは捕縛・処刑されたと思われる)。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。上記の8人のうち、高亥、趙皓、程忠、童倫の4人が登場。
余談だが、「宦官」という設定のためか、アスキー・メディアワークス発行の本作の攻略本のパイロットデータによると、趙皓の性別は「なし」となっている。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
2章Part11に高亥が登場。
3章Part1では趙皓と程忠が登場。

名台詞

「ほう?直々に敗北を認めるのかな?しかしもう遅いわ」
ゼロ「どうしても攻撃を止めないつもりか?このままでは、天子も死ぬ!」
「天子など只のシステム、代わりなど幾らでも居る」
「取引材料にはならぬな」
ゼロ「貢物として、ブリタニアの爵位以上のものを用意しろと?」
「ほほ、耳聡い事……」
「安い見返りだったよ、実に」
ゼロ「領土の割譲と、不平等条約の締結がか?」
「我々には関係無い」
「そう、『ブリタニアの貴族』である我々には……」
ゼロ「残された人民はどうなる!?」
「ゼロ、君は道を歩く時、アリを踏まないよう気を付けて歩くのかい?」
「尻を拭いた紙は捨てるだろう?それと同じだよ」
ゼロ「国を売り、主を捨て、民を裏切り、その果てに何を掴むつもりか!?」
「驚きだな、ゼロがこんな理想主義者とは……」
「主や民など幾らでも湧いてくる、虫のようにな!ホ~ッホッホッホッホッホッ!」
『TURN 11 想い の 力』にて、大宦官とゼロの会話。まさに腐りきった俗物以外の何物でもない発言の数々に、さすがのゼロ「腐っている!」と激怒した。
しかし、この会話は中華連邦全土に生中継されており、散々虐げられてきた民衆は遂に爆発。暴動が同時多発するという非常事態に陥り、挙句頼みの綱のシュナイゼルすら大宦官を完全に見限り、最後は星刻に皆殺しにされた。まさしく因果応報な最期を遂げた。

メモ

  • 宦官とは去勢を施した男性官吏のことであり、元々は刑罰として宮刑に処せられた者や、権力者に献上する奴隷を去勢したのが始まりとされている。原作でも玉城が股間を指差してそれを茶化すシーンが存在する。時が経つにつれて時の権力者やその寵妃等に重用され、虎の威を借る形で権勢を誇る宦官が現れるようになると、後宮等通常の男性が立ち入れない場所に入る事が許されるため自ら去勢して宦官を志願する事例も出てくるようになった。その結果、弊害として強大な権力を手中に収めた宦官の専横は皇后一族や親族の「外戚」との対立が起き、その影響で国政が乱れ、現実でも本作同様その特権によって政治を専横したケースは数多くその滅亡した例も史実に数多い。

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