モモカ・荻野目
モモカ・荻野目 | |
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外国語表記 | 英語表記:Momoka oginome |
登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
声優 | 上坂すみれ |
デザイン | 小野早香 |
種族 | 地球人(マナ人類) |
性別 | 女 |
髪色 | 黒に近いパープル |
髪型 | ショートヘア |
瞳の色 | ブラウン |
所属 | 神聖ミスルギ皇国⇒アルゼナル |
役職 | 筆頭侍女 |
概要
大きなリボンが特徴のアンジュの筆頭侍女。幼い頃にアンジュの護衛および彼女がノーマである事の機密保持の為に皇帝ジュライにより連れてこられた。アンジュがエアバイクに搭乗して行う球技「エアリア」(マナが使えないと行えない競技である)をする際には、彼女とコンビを組んでエアリアの大会に出場していた。応援したくなるほど健気な性格。幼少期に主であるアンジュに不手際をしてしまった際、それを優しく許してもらったのを機に、彼女に仕え続ける事を無上の喜びとするようになり、アンジュへの忠節の為ならば自らの身命を厭わない覚悟を持ち合わせている。
アンジュがノーマとしてアルゼナルへ搬送されてしまった後、それからしばらくして輸送機に密航する形でアルゼナルにまでやってくる。当初は真実を隠していたアンジュには拒絶され、またアンジュと同様にノーマに対して差別意識も持っていた[1]が、自身の処刑が決定した際に、アンジュがドラゴンとの戦闘で稼いだ大金で買い取る形で再び彼女に仕える事が出来るようになり、他のノーマ達とも普通に交流する様になった。
主の目的遂行を誰よりも応援しているのだが、実は自分でも気付かない内にアンジュを疎ましく思っていたジュリオとシルヴィアの二人に利用されてしまっており、自身のマナの力による通信能力を通してシルヴィアがアンジュに助けを求める事で、彼女がアルゼナルを脱走する覚悟でミスルギ皇国へ戻る為の協力をしてしまい、結果的にアンジュがシルヴィアの裏切りで処刑寸前にまで追い込んでしまう事になった。その後、駆け付けたタスクのおかげで何とか難を逃れた後、騙されたとは言えアンジュを危険に晒してしまった事を泣きながら後悔し、アンジュに謝罪している。
アルゼナルへの帰還後は、アンジュがヴィルキスで姿を消してしまった事で一時的に別れる事になり、ヒルダやロザリー達と共に行動していた。そして帰還したアンジュとの再会後は、ジルによって危険に晒された事もあって、再びアンジュと行動を共にするのだが、サリア率いるダイヤモンドローズ騎士団によってミスルギ皇国へ連行され脱出した際に、マナを介してエンブリヲの操り人形にされてしまう。しかし心の底からアンジュを敬愛していたモモカは、アンジュの叱咤により自我を取り戻し、最後の力を振り絞って一矢報いようと銃弾を受けながらもエンブリヲをサーベルで貫き、更にはマナの力で起動させたエアカーによってエンブリヲを道連れに跳ねられる形で崖下へ転落してしまう事になった。マナを持つホムンクルスでありながら強靭な自分の意志を見せたモモカの行動は、基本的に人間を道具としか見なさないエンブリヲでさえ感心させるほど。
しかし、のちにタスクと共に生還。懐に忍ばせていたフライパンで銃弾を無事防いでおり、タスクの暮らしていた孤島で再会する。その後はアンジュ達と行動を共にし、ラスト・リベルタスに給仕係として参加。全てが終わった後も、アンジュに仕え続けており、彼女が開いた喫茶アンジュで従業員をしている。ちなみに、オペレーターであったパメラ・ヒカル・オリビエの三人とは同僚になり、同じメイド服を着ている。
「下衆、曲者、ド変態」が揃っている『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』作中で白無垢のような清純さを持ち続け、なおかつ最初から最後まで主への忠節を持ち続け、忠義を全うした稀有なキャラクターである。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。概ね原作通りだがヒルダに銃を突きつけられて脱走の協力を強制されるシーンやジルに拘束される展開がカットされているため災難に遭う場面は少ない。また、今作におけるマナおよびドラグニウム全体がゲッター線とされているため、自軍では唯一のマナの使い手である彼女は、源泉ともいえる進化の力を間近で目にしていく。
人間関係
- アンジュ
- 主でアンジュが子供の頃から身の周りの世話をしていたためアンジュがノーマであることを最初から知っていた。正体が「ノーマ」であろうと、彼女を公私共に強く慕っている。
- アルゼナルに来た当初はアンジュから疎ましがられたが、外の世界に送還される寸前のモモカを自らの金で買い取る名目で傍にいることを許すなど、やはり放っておけない存在として見られている。そんなアンジュとは、深い絆で結ばれている。
- ヒルダ
- 個人的な絡みは少ないが、アルゼナルからの脱走を企てた彼女に半ば強引に協力させられたりしたが、まだ輸送機に乗れていないヒルダを気にしたり、反省房に入れられていた際は助けたりとアンジュを通して中盤以降はそれなりに良好な関係になっている。また、アンジュの消息が分からなかった時は、彼女と行動を共にしていた模様。
- タスク
- 初対面の時から「アンジュリーゼ様にもようやく春が訪れた」と感激しており、逆にアンジュがあっけにとられた。アンジュが本心ではタスクのことを気に入っていることを、アンジュ本人よりも先にわかっていた様子。最後まで二人の恋路を優しく見守っていた。
- ジル
- アルゼナルにやって来た当初、彼女にスパイと疑われて処刑されそうになる。後にミスルギ皇国の襲撃を受けた激戦の最中で一時的に行方不明になっていたアンジュが帰還した後、目的の為にドラゴンやノーマ達を使い捨てにしようとした彼女の思惑で拘束され、アンジュへの脅迫材料に利用されてしまう等、彼女からは酷い目に遭わされてばかりだった。
- パメラ、ヒカル、オリビエ
- ラスト・リベルタスまでは殆ど交流が無かったのだが、全てが終わった後、アンジュが開いた喫茶アンジュにて彼女達と同僚となっており、服装もお揃いのメイド服になっている。
- シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
- 皇族が処刑される、という茶番劇の釣り餌[2]として利用し、アンジュと共に公開処刑をしようとした。
- エンブリヲ
- 彼の洗脳を強い意思の力で跳ね除けた直後に銃撃されたが、彼を道連れに崖下にダイブするも次の話で何事もなかったかのように生還。ちなみに、銃弾は服の下に隠し持っていたフライパンで受け止めていた。
- リィザ・ランドック
- 囚われていた彼女を救出するが、その際にアンジュへ謝罪するよう咎めている。
他作品との人間関係
- オードリー・バーン
- 『V』では彼女の雰囲気や振る舞い、言動から高貴な身分の人間ではないかと薄々感じ取っていた。
- 流竜馬
- 直接的な関わりはないが、彼をはじめとするゲッターチームの発揮する力によって自分達の持つ力の本質を理解していく。
名(迷)台詞
本編
- 「アンジュリーゼ様~!」
- 本編中では何度もアンジュを本名で呼ぶ場面が多い。
- 「アンジュリーゼ様……傷ついておいでなのですね……おいたわしや、アンジュリーゼ様…」
「…お救いしなければっ!私が、アンジュリーゼ様を!」 - 第6話、再会したアンジュの荒れた態度を見て。
- 「アンジュリーゼ様といえば、ミスルギ皇国のファッションリーダー。あの頃のお気持ちを思い出して頂こうと…」
- 同話、ロッカールームに戻ってきたアンジュが見たモノは皇女時代に使っていたであろう豪華なクローゼットであった。上の台詞で胸を張るモモカだが当のアンジュは眉を吊り上げ、「戻して」とバッサリ。
- ちなみに傍らではサリアがどうしていいのかわからないといった感じに佇んでおり、どうやらロッカー撤去の犠牲者になってしまった模様。
- 「アン…、ペロリーナ様~!」
- 第8話、自分のことを気づかれずに行動したいとペロリーナの着ぐるみを着たアンジュに向けて。当然、ペロリーナが様付けで呼ばれるのは劇中では後にも先にもここだけである。
- 「やっぱり! そうでなければ、生命掛けで助けに来たりしませんよね! 男勝りのアンジュリーゼ様にも、ようやく春が…筆頭侍女としてこんなに嬉しいことはありません!」
- 第10話、ミスルギから脱出する中。アンジュとタスクの関係を聞き、タスクから「ただならぬ関係」と回答を貰って。どうやらアンジュの性格が男勝りなのは幼い頃からだったらしい。
- 「アンジュリーゼ…様…。タスクさん…姫様をお願いします…」
「逃げてください、姫様ッ!」
「光よ!マナの光よぉぉぉッ!!」 - 第22話。アンジュの叫びでエンブリヲの洗脳を振り切ったモモカ。タスクに後事を託すと、彼女はサーベルを構えエンブリヲに肉薄。銃弾を受けながらもエンブリヲを串刺しにし、マナの力で起動させたエアカーを突っ込ませ、エンブリヲと共に崖下に落ちていった………のだが、次の回でタスク共々何事もなかったように生存が判明する。
次回予告
- 「やっと会えましたね、 アンジュリーゼ様♪」
アンジュ「モモカ、絶対死んじゃうかと思ってた」
「いっきなり酷い!」
アンジュ「だってあの監督、最後はお風呂と裸出しとけばいいと思ってるし。あ、来週後に時間差で死ぬとか?」
「一番酷いのは姫様なのでは…」 - 第6話次回予告より。妙にエグい態度を取られたら、そう言いたくもなる。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「まだちょっとお腹が痛いですけどね」
- 『V』西暦世界ルート第38話にて、アンジュの窮地を救った際の台詞。台詞から察するにどうやらフライパンは入れていなかった様子(37話で原作同様エンブリヲに操られるものの跳ね除け、銃撃を受けている)。
- 「わかった! わかりました!」
- 『V』第51話にて。起こり続ける奇跡の中、ゲッター線の光を見た彼女は進化を促すゲッター線とは物理法則に干渉して力を行使するマナの光そのものであると理解するのであった。
- 台詞そのものが石川作品において、所謂「虚無る」展開の際に多く見られる台詞(ゲッターロボサーガだと漫画版『號』の一文字號や漫画版『真』の早乙女研究所の所員が発言)のノリそのままでもあるため、作品を知るユーザーは思わず強ばるシーンである。ましてやゲッター線そのものといえるマナの光を使っていたのだから尚更である。