翠星のガルガンティア

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概要

機神咆吼デモンベイン』の製作元であるニトロプラスの代表的なシナリオライター・虚淵玄氏が構成と脚本を手がけた初のオリジナルロボット作品。

手がけた作品の多くがハードな展開を迎える事で知られる氏ではあるが、本作は交流に趣を置いたライトタッチのジュブナイルストーリーであるなど比較的明るい「白淵」的な作品としても知られている(あくまで比較的であり、根幹の設定はシリアスではある)。

ストーリー

遠い未来。宇宙では異種生命体「ヒディアーズ」と統一政体「人類銀河同盟」に所属する人間たちとの激戦が繰り広げられていた。

同盟の少年兵士・レドは戦闘の際に時空の歪みへと落ち、見知らぬ大地へと誘われる。
そこは過去に滅びたとされていた人類発祥の地・地球であった。
戦うことしか知らなかったレドは海上船団都市「ガルガンティア船団」の乗組員たちと触れ合い、成長していく。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主要人物

レド
主人公。人類銀河同盟の少年兵。
エイミー
ヒロイン。船団で配達業を営む。

ガルガンティア船団

サーヤ、メルティ
エイミーの友人。3人共に行動していることが多い。
ベローズ
サルベージ業を営む少女。海底から転移したチェインバーを引き上げた張本人であり、レドを何かと気にかけている。
ピニオン
整備工の青年。
フェアロック
ガルガンティア船団長。
リジット
船団長補佐。
ベベル
エイミーの弟。病弱で日々の多くを自室のベッドで過ごしている。

ラケージ海賊団

ラケージ
大海賊の通り名を持つ女海賊。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

マシンキャリバー

人類銀河同盟が開発した対ヒディアーズ殲滅兵器。会話型支援AIを搭載しており、自立思考と稼働能力を持ち合わせている。

チェインバー
レドの相棒である量産型マシンキャリバー。
この作品の顔とも呼べる存在。

ユンボロイド

地球で使用されている作業用ロボット。戦闘用に改造された機体も存在する。

ラケージユンボロ
「波乗りロブスター」の異名を持つ戦闘用大型ユンボロ。

主題歌・楽曲

「この世界は僕らを待っていた」
オープニングテーマ。
「空とキミのメッセージ」
エンディングテーマ。

登場作と扱われ方

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初登場作品。新規参戦作品では唯一他作品と関わりのない作品であり、一番新しい作品となる。

組織

人類銀河同盟
ヒディアーズを殲滅するために組織された統一政体。
ガルガンティア船団
サルベージを生業とする海上船団都市。
複数のサルベージ船で構成されている。

用語

ヒディアーズ
極めて高い戦闘力を持つ宇宙生命体。水生生物に似た外見が特徴。
旧文明時代
かつて地球上に栄えていた文明。建造物の多くが海底遺跡として眠っている。

主要スタッフ

制作
Production I.G
監督
村田和也
シリーズ構成
虚淵玄
キャラクターデザイン
鳴子ハナハル(原案)
田代雅子
メカニックデザイン
石渡マコト
音楽
岩代太郎

商品情報

BD

余談

  • 本作品の地球は実際の地球の地図から海面を上げたものとなっている。
  • イラスト投稿SNS「Pixiv」とのコラボレーションが行われており、アニメに登場するキャラクターデザインコンテストを行なった事もあった。
    • 入賞したキャラクターはアニメ最終話においてカメオ出演した他、一部がブラウザゲーム『翠星のガルガンティア ONLINE FLEET』にメインキャラとして出演している。
  • 第3次Z天獄篇の発表特番でチェインバー役の杉田氏が言及した所によれば、本作のスタッフや出演者には存外スパロボ参戦を希望する声が多かったとの事。