バイオゾイド
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バイオゾイドとは、『ゾイド ジェネシス』に登場する兵器。
概要
ディガルド武国軍が運用する特殊な恐竜型ゾイド[1]。ソラノヒトから提供された技術によって人工的に作り出されたゾイドであり、通常のゾイドが「金属の外皮を持つ獣」という外見なのに対し、バイオゾイドは「金属の骨格に生物的な肉をつけたゾンビ」のような不気味な外見をしている。このゾイドの力によってディガルド武国は周辺諸国を次々と制圧し、キダ藩も一度は戦わずに屈することになった。
最大の特徴として特殊な流体金属装甲「ヘルアーマー(バイオ装甲とも呼ばれる)」で全身を包んでおり、従来のゾイドに装備された火器ではまったくダメージを与えられない。ヘルアーマーの防御を破るにはリーオ(メタルZi)と呼ばれる金属で出来た武器で攻撃を行うか、口内などのヘルアーマーに被われていない部分を狙って攻撃する必要がある。また、量産タイプのヘルアーマーであれば強い熱や大きな質量で押しつぶす攻撃も有効である。
強力な反面、バイオゾイドは通常のゾイドが本来持っている治癒能力がほとんど失われており、強力な攻撃を受けるとたちまち命を失って燃え尽きてしまう。また、寿命も通常のゾイドより短い。高い戦闘能力を得るのと引き換えに生命力を犠牲にしているとも言え、生物としてみると非常に歪んだ存在である。加えて人間への適合率も通常のゾイドと比べて極めて低く、生身で乗りこなせる人間は非常に少ない。その為、ディガルドでは多数のバイオゾイドを運用する為に凄惨極まりない方法を用いている。
スパロボに登場したバイオゾイド
- バイオメガラプトル
- メガラプトル型。高性能の試作機だが操縦が難しい。
- 量産型バイオメガラプトル
- バイオメガラプトルの量産型。性能・外見は同一のまま扱いやすくなっている。
- バイオヴォルケーノ
- バイオメガラプトルの後継機。
- バイオラプター
- ラプトル型。バイオメガラプトルをデチューンした量産型で、性能が抑えられた反面扱いやすくなっている。
- バイオラプターグイ
- ミクロラプトル型。バイオラプターを飛行可能にした量産型戦闘爆撃バイオゾイド。
- バイオトリケラ
- トリケラトプス型。エネルギーフィールド発生器を備える。
- 量産型バイオトリケラ
- バイオトリケラの量産型。
- バイオプテラ
- プテラノドン型。飛行可能。
- バイオケントロ
- ケントロサウルス型。接近戦特化。
- 量産型バイオケントロ
- バイオケントロの量産型。
- バイオティラノ
- ティラノサウルス型。バイオゾイドの頂点に君臨するゾイド。
余談
- トミー(現タカラトミー)が発売した玩具は通常のゾイドとは異なりモーターやゼンマイといった動力を持たず、関節がボールジョイント等によって可動するモデルである。バイオラプター(グイ含む)以外はバイオ装甲がPVCパーツとなり、ゾイドコアの発光ギミックが備わっていた。
- 小説作品『ゾイドジェネレイションズ』(SRW未登場)では、バイオゾイドに埋め込まれているゾイドコアは他のゾイドのゾイドコアとは起源が異なる別種の金属生命であることがほのめかされており、玩具設定でも「バイオゾイドコア」と記載され、通常のゾイドコアとは別種であることが強調されている。
- 『ゾイドジェネレイションズ』ではディガルド武国によって開発された戦闘兵器ではなく、「バイオマザー」と呼ばれるバイオゾイドにより無尽蔵に生み出される存在として描かれており、RPGやファンタジー物における魔物のような存在となっている。『ジェネシス』とは違い個々のバイオゾイドが意思を持っているためパイロットはいない。リーオ(メタルZi)で作られた武器でなくては倒せないという設定はゾイドジェネシスと同様。
- また、『ゾイドジェネレイションズ』にはスピノサウルス型ゾイドのバイオスピノやティラノサウルス型の巨大ゾイドであるマザーバイオ等のオリジナルのバイオゾイドも登場する。また、ゲーム作品では恐竜ではなくライオンの姿を持つバイオゾイドのバイオライガーが登場する。
脚注
- ↑ バイオプテラは正確には翼竜で、恐竜とは異なる