ゼンカイジュラン

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ゼンカイジュラン
登場作品 機界戦隊ゼンカイジャー
声優 浅沼晋太郎
俳優 竹内康博(スーツアクター)
高木勝也(人間態)
デザイン K-SuKe
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 サブパイロット
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スペック
(ゼンカイジュラン)
本名 ジュラン
種族 機械生命体(キカイノイド)
全長 195 cm
重量 340 ㎏
出力 1400馬力
最高速度 100km/h
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
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スペック
(ジュランティラノ)
全長 48.7 m
全高 32.7 m
全幅 21.0 m
重量 1300 t
出力 500万馬力
最高速度 250㎞/h
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
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ゼンカイジュラン / ジュランは『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場人物。

概要

人間界と融合した平行世界「キカイトピア」の原住民であるキカイノイドのジュランが、ギアトリンガーとゼンカイジュランギアを用いて変身する戦士。メインカラーは赤。

恐竜戦隊ジュウレンジャー』の大獣神をモチーフとしたデザイン[1]であり、頭部にはジュウレンジャーを示す「16」の番号が記載されている。

専用武器のジュランソード・ジュランシールドを用いた剣戟戦闘スタイルを取る。

シリーズ初となる初期メンバーながらセンターでもリーダーでもないレッドとなる[2]

ジュラン

アゲアゲ系キカイノイド。パーティー好きのおじさんで、事あるごとに軽快なステップを踏んでいる。「ノリのいいパリピないけおじ」を自称しているが、側から見ると「ちょいうざ頑固オヤジ」。一人称は「俺」。

著しく古いセンスをしているのが難点だが、実際のところは人情に篤い熱血漢。暴走しがちな五色田介人たちを大人の目線で導くなど、大人の冷静さも持ち合わせる。

ジュランティラノ

ゼンカイジュランが機界モードで機界変形した姿。巨大なティラノサウルスの形態となる。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。ゼンカイオージュラガオーンのサブパイロット扱い。

装備・機能

ジュランティラノ時の武装。

武装・必殺武器

格闘
噛みつき攻撃や突進などを行う。

武装

ジュランソード
人間形態で装備している剣。ティラノ時は尻尾を構成している。
ミサイルポッド
側面に装備。ティラノサウルスのマークがついている。

人間関係

ゼンカイジャー

五色田介人 / ゼンカイザー
ゼンカイジャー結成時のメンバーの片割れ。当初から介人の境遇を知って以降度々気に掛ける。ジュランにとっては戦友であると同時にほっとけない甥っ子のような存在。
ガオーン / ゼンカイガオーン
ガオーンの機械嫌いは同胞のキカイノイドも含まれているため、彼との折り合いはあまり良くないが、トウギュウワルドの一件で早とちりした時は、これまでの行いも加えて、ガオーンに何時もよりもキツく責めてしまい、後にフリント(SRW未登場)から事情を聞いた際に後悔した。最終的には謝罪したガオーンの方からも「意地を張っていた」と謝罪を受け、本当の仲間になった。因みにガオーンから「おじさん」と言われた際に「マジーヌは良いけどお前(ガオーン)から呼ばれるのはイヤ」と言っていた。
マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
マジーヌとはご近所同士であり、彼女の幼少時には面倒を見ていた事から、「おじちゃん」と慕われていた。
ブルーン / ゼンカイブルーン
仲間。彼の好奇心旺盛な部分に振り回されひどい目にあうことが多い。

介人の家族

五色田ヤツデ
介人の祖母。彼女の事は「ヤツデ」と呼び捨てにしている。ジュランがポカをやらかしその都度怒られるのもしばしば。
セッちゃん
仲間。他のゼンカイジャー同様彼のサポートを宛にしている。

トジテンド 

ステイシー/ステイシーザー
介人のライバル。介人ほど彼に対して情は無く、他のトジテンド同様激しく敵視している。

他作品との人間関係

ピッツァ
平行世界からゼンカイジャーを呼び寄せた張本人で、転移後成り行きで彼に協力する事になる。偶然か否か、機界四天王と機界戦隊の共演と相成ったが、元々不信感を持っていた事もあり人々に危害を成したことで早々に敵と見定め、戦う事になる。
超竜神炎竜氷竜
同じ左右合体繋がり。一時期合体が困難な状態に陥っていたが、ジュランとガオーンに影響されたことで再び合体可能な状態まで復調した。
その後、超竜神側はジュラン達の特訓相手となり、左右合体の分離戦法完成の為に助力してくれた。この繋がりで、超竜神のことは「超竜神ブラザー」と呼称している。
中でも炎竜とは、左右合体メカの赤、ということで意気投合する。

名台詞

「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!!」
名乗り口上。ゼンカイジャーの名乗り口上は、モチーフ由来の単語の後ろに「パワー!」をつける形となり、ジュランの場合は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』がモチーフのためこうなっている。
「父ちゃん母ちゃんよりなんてことあるか!自分のこと大事なのは当然だろ!1人でやらずにちゃんと巻き込めよ!」
第5カイ!より。行方不明の両親の手掛かり欲しさに暴走し、スシワルドの攻撃から周囲の人々を救えなかった事を悔やんだ介人に対して。
「あの頃…あの頃…って、どの頃!?」
4人「無い!!」
「違えわ違えわ!良かったあの頃なんて無かったわ俺達!」
第15カイ!より。レトロワルドの攻撃によって人々が「あの頃は良かった」と思う過去に囚われてしまう中、介人やゾックスも家族が健在だった頃を思い出して身動きが取れなくなってしまう。更にジュラン達も巻き込まれ…と思いきや、トジテンドの圧政に苦しんできたキカイトピア出身のキカイノイド達には懐かしいと思う様な過去など無かった為に能力が効か無かったのである。反撃の切っ掛けになったのは間違いないが、よくよく考えると非常に悲しい台詞である。
「俺らは今を生きる未来びとなんで、よろしこ!」
同上、タイムレンジャーギアを使用した際の台詞。『未来戦隊タイムレンジャー』(SRW未参戦)のOP「JIKU~未来戦隊タイムレンジャー」の歌詞が元ネタ。
尚、この台詞は浅沼氏のアドリブとのこと[3]
「なんか…イケる気がする!」
第20カイ!にて、仮面ライダージオウのライダーギアを使用した際の台詞。『仮面ライダージオウ』の主人公・常盤ソウゴの口癖が元ネタ。
上述の様な、使用したギアの戦隊を思わせる台詞や仕草がメンバーから出てくるのはよくあるコトだが、仮面ライダーシリーズとのコラボで生み出された特注品・ライダーギアにおいても例外では無かった。

迷台詞

「よろしこ」
「ぶっちゃけ」
「ちょ、待てよ!」
口癖。真ん中以外はほぼ死語と化している…。『DD』においても健在。
ジュラン「俺じゃダメか?俺じゃダメなのか?」
ガオーン「キュンです……」
第18カイ!。レンアイワルドの世界改変能力によって、お互いが好きで好きで堪らなくなったジュランとガオーン。
自らの同族嫌悪に悩むガオーンに、ジュランは後ろから抱きしめながら甘く囁くのであった……。
「このサイズ、翔さんもビックリだぜ!」
第19カイ!。カブトムシワルドの攻撃で、「周りの物全てがカブトムシに見える幻覚」の虜になってしまったゼンカイジャーの面々。
単身事態解決を図ろうとするツーカイザーをカブトムシと間違えて、虫取り網を被せてしまった際のセリフ。
ちなみに「翔さん」とは、カブトムシの飼育家として知られる俳優・哀川翔氏の事。
「ああ~腰がいい感じに伸びるねぇ~」
バンダイ公式チャンネルで公開されている、玩具を紹介する動画「ひみつ全開ファイル」の第2弾にて。キックボクシングワルドの手により小さくなってしまった(現実で発売される玩具になってしまった)ゼンカイジュランを手動で機界変形させる際に、腰を開いた時の台詞。実際の玩具が言ってきたら嫌な台詞である…。
「にじゅうよ…若っ!? 息子でもおかしくない…」
ブルーレイディスクの映像特典「ゼンカイ豆劇場」の第1回にて。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の面々が紹介された際、ティラノレンジャーの年齢が24歳であることに衝撃を受ける。が、この年齢は1億7千万年もの長い眠りを計上していないものと追加で説明を受け…。
「ティラノレンジャーパイセン…いや、ティラノレンジャー師匠! 俺、これまで以上に、きっちり恐竜パワー、継がせていただきまぁぁーす!!」
同話〆の台詞。軽率に年齢でマウントを取ろうとした自分の過ちを知り、夕陽に向かって走りながら叫ぶ。間接的にしか接点がないのに勝手に師匠呼ばわりしてしまっている。

スパロボシリーズの名台詞

凱「あの二体も君達みたいに、うまくやれればいいんだがな」
ガオーン「っていうか、僕達は介人が無理矢理くっつけちゃうんだけどね」
ジュラン「それもあるけどよ、意見が違っても一緒に戦っちまえばもう勢いだ勢い」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」にて。左右で意見が合わず超竜神が合体できないことでがジュラン達を引き合いに出した際の台詞。
「ま、目指すものが同じなら、ぶっちゃけ細けえことは関係ねえんじゃねえか?」
上記の台詞に炎竜氷竜が反応したため、続けて。この台詞が2機のAIに深く刻み込まれ、土壇場で炎竜と氷竜はシンメトリカルドッキングを決めることに成功した。さらっと口癖が入っているのもポイント。

スパロボシリーズの迷台詞

「そうこなくっちゃ! やっぱ赤い戦士ってのはセンター張るのが定番だからな!」
「俺達が他の色の連中を引っ張ってってやらなきゃなんねえのよ!」
炎竜「世界最高のAIを搭載している身としては当然の任務だぜ!」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」にて。特訓の最中、左右合体ロボットの赤つながりで炎竜と意気投合して。とりあえず、2機とも確実にセンターポジションではない。

搭乗機体・関連機体

ジュランティラノ形態を経由し、他メンバーと合体することでゼンカイオーとなる。ジュランの合体担当は左半身。

ゼンカイオージュラガオーン
ジュランティラノとガオーンライオンが合体した姿。接近戦を得意とする。必殺技は「ジュランソード円月クラッシュ」。
ゼンカイオージュラマジーン
ジュランティラノとマジンドラゴンが合体した姿。背中の翼「マジーヌウィング」による空中戦が可能。
スーパーゼンカイオージュラン
ジュランティラノがスーパーゼンカイザーと合体した姿。重武装、高火力ながら飛行も可能。
ゼンリョクゼンカイオー
ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプ、ゼンリョクイーグルが全力全開合体した最強形態。ジュランは右腕を担当し、同時に歴代の恐竜モチーフ戦隊の力を使うことができる。

余談

  • スピンオフ作品『ゼンカイレッド大紹介!』では人間態が登場する。
    • なおこの人間態の演者の高木勝也氏はかつて『仮面ライダーアマゾンズ』においてレギュラー出演を経験しており、またさらに『ゼンカイジャー』と同年に放送開始した『ウルトラマントリガー』では主人公が属する防衛組織の上司役でレギュラー出演と、仮面ライダー・スーパー戦隊・ウルトラマンの三シリーズへの出演を(『アマゾンズ』のみTVシリーズではないというやや変則的パターンではあるが)短期間で果たしている。
  • 年齢不詳だが、番外編では24歳のティラノレンジャーや31歳のドラゴンレンジャーに対して「若造」「息子でもおかしくない」と発言しており、50代の可能性がある。
  • ジュラン役の浅沼晋太郎氏があまりに作中でアドリブを行うため、脚本段階で先んじてアドリブを入れそうな場面に台詞を入れるなど、様々な先回りが行われてしまっている。通称「浅沼封じ」だが、結局コレを回避してアドリブが発生するため、ほぼ意味を成さない。

脚注

  1. 変身前の衣装は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のティラノレンジャー / ゲキをモチーフとしている。
  2. 設定上リーダーではないレッドは過去作にも存在するが、それでも作劇上はレッドが主人公であり、チームとしてもセンターであった。センターでもリーダーでもないレッドはジュランが初となる(追加戦士で2人目のレッドが登場するなどのケースは除く)。
  3. https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/story/1226316_3141.html