シンクロン原理
シンクロン原理(Principle of Shincron)
J9シリーズに登場する架空の原理。
この宇宙の質量やエネルギーを多元宇宙に保存したり、取り出したりする事により、その投影像である物体のサイズを自在に変更する事を可能にするという原理である。
『銀河旋風ブライガー』の作中では「多元宇宙論に質量保存の法則を適用したもの」と説明されているが、「多元宇宙論で質量保存の法則を回避したもの」と考えた方が、表現方法としては適切だと思われる。ちなみに現実の宇宙空間でこの原理を実現しようとした場合、太陽に匹敵する量のエネルギーが必要とされるという。 つまり、多元宇宙で実現した事で必要なエネルギーを軽減したとも、太陽ほどではないにせよ、相当な量のエネルギーを用いているとも解釈できる。量産型バクシンガーが爆発した際にはエネルギーが解放されたのか、1体で敵艦隊を壊滅させた。
必要以上にシンクロン原理に頼らない事でエネルギーを軽減する為か、あるいは変形の際に稼動の妨げになるからか、ブライガーは補助程度の内蔵武器しか持たず、多元宇宙から転送する武器や、ブライキャリアから射出する外部兵装が主力武装であり、変形も「基地でエネルギーを溜めた状態から24時間以内」という制限があった。一方、バクシンガーはブライガーより600年後に製造されたロボットなので、シンクロン原理がより深く解析された事でエネルギーを軽減する事に成功したのか、あるいは変形機構が無い事で稼動がある程度自由なのか、全ての武器が予め機体に内蔵されており、時間制限の類も言及されていない。
なお、『銀河烈風バクシンガー』より更に200年後の物語である『銀河疾風サスライガー』の時代にはシンクロン原理を利用したロボットはほとんど使われておらず、わずかにタランチュラシンジゲートの構成員が潜伏・奇襲に用いていた程度であった。よってサスライガーにもシンクロン原理は用いられていないが、スパロボではJ9III号に変形するとサイズがMからLに変わる。これは機関車形態であるJ9III号にはロボット形態には無い客車が付いているからだと思われる(ロボット形態の時に客車がどこにいるのかは不明)。
使用している機体
関連する用語
- 次元力
- 既にある物体を全く別の物体に変換できる点が共通している。