アル

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アル

ARX-7 アーバレストに搭載されているAI

当初はM9等のAIと変わり無かったが、作中にで相良宗介との会話によって隠されていたフラグが立ち、常に自由会話モードとなった。
それ以降は、勝手にインターネット等で多様な知識を吸収し、他のAIよりも高度な擬似人格に成長し、独自のユーモアセンスまでも披露する。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
担当声優の室園丈裕氏はシュバル・レプテール役を経て、初の版権キャラクターでのスパロボ出演。ミスリルルート40話でサブパイロット化し、掛け合いも変化する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
NPC。宗介の掛け合い要員でありストーリーにはあまり関わらない。
スーパーロボット大戦W
NPC。J同様に掛け合い要員。
スパロボ学園
アーバレストのサブパイロット扱いとなっている。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

第3次Z時獄篇
偵察根性分析狙撃

人間関係

バニ・モラウタ
設計者。アルが人間的なAIとなるように設計し、最悪の事態も考え彼のプログラムに「フラグ」を用意していた。SRW未登場。
相良宗介
自身を搭載したASの操縦者。戦いの中でお互いを大切な相棒だと認識するようになる。
テレサ・テスタロッサ
設計者であるバニと親密であったこともあり、アルの通常のAIとは異なる特性をバニから聞かされていた。
アル個人としても自分の所属する部隊のボスという認識や会話したこともあり、アルがレーバテインという体を得て部隊に復帰した際は、彼女にも己の『復帰許可』を問う挨拶をしている。
ゲイツ
原作では関わりがないが、第3次Z時獄篇では彼のぶっ飛んだ台詞に「理解できない」と言われてしまう。
エドワード・サックス
アーバレストおよびレーバテインの整備中隊長。アルにとっては宗介に次いで馴染み深い人物であり、その死を「悲しんだ」。

名台詞

「私のせいでしょうか?」
「いいえ、サックス中尉のことです。先ほど私を起動するのに忙しくて彼が安全義務を怠ったと」
「私の起動に成功した以上整備要員であるサックス中尉を失ったことによる戦力低下は微々たるものです。憂慮すべき事態ではありません」
原作小説版最終章「ずっとスタンド・バイ・ミー」編(漫画版「Σ」18巻)より。アーバレスト、レーバテインの整備要員だったエドワード・サックスがアルの起動に掛かりきりになり、コンテナを固定しなかった結果艦体の揺れで動いたコンテナに激突されて死亡したことを受けて。宗介は「なら黙っていろ」と制止したが……。
「しかし――…私はもっと大きな損失を感じています」
「彼は<アーバレスト>の時代から私の面倒を見てくれた、私の<身体>をもっとも良く知る人間の一人でした」
「その彼が私を点検しない、私に話しかけない、二度と。これは戦略レベルを遥かに上回る喪失です」
「同時に私は私とこの機体の整備効率の悪さが彼を死に追いやったのではないかと懸念しています。『私のせい』とはそういう意味です」
アルの懸念は、自分が設計した自分の身体であるレーバテインの整備効率が悪く、それがサックスの死の遠因ではないか、というもの。同時にこの時、宗介の前のモニターにはアルが記録していたサックスの在りし日の姿が次々と映し出されていた。
宗介「……お前のせいではない。必要なことだっただけだ」
宗介「それにサックスは最後に言っていた。『誰も恨んでない』と」
アル「それは、私にとって高価値な情報です」
アルの自責めいた言葉に、それをなだめるようにかけた宗介の応えを受けて。
『高価値な情報』という、いかにも機械的な言い回しではあるが、宗介の一言に『いくらか救われた』様子が見て取れる。
AIとして生まれたアルに、ひとりの人格としての人間性がいかに育ったかを垣間見られるひとこと。

迷台詞

「では私を頼りにしないでください」
待機中の問答で、宗介にカンニングを拒否された際の返答。自分から話を振っておいてコレなので、宗介も怒った。

スパロボシリーズの名台詞

「軍曹…私には彼の言うことが理解できません」
「飛べ、宇宙へ」にてゲイツと対峙した際に。例のごとくブッ飛んだ言動を連発するゲイツに対してアルからも匙を投げられてしまう(そして宗介も同意した)。